あなたのお子さんはどのタイプ?反抗期の4つのタイプ

 

反抗期の4つのタイプ

 

わたしは、お母さんから子育ての相談を受ける時

最初の五分ほどで

「このお子さんは、どんなタイプの子どもだろうか」

という見立てを立てます。

 

そして、そのタイプに合わせたアプローチ方法をお伝えします。

すると、たった一回、お母さんにアドバイスをするだけで、

子どもがみるみる変わることがよくあります!

 

見立ての目安は二つです。

①エネルギーがあふれる子ども(暴走型)なのか?

 おとなしいタイプの子ども(無気力型)なのか?

②口達者なタイプなのか?

 口べたなタイプなのか?

 

なんで、この分け方をするかというとね

子どもは、もともと持っているエネルギーの量によって

反抗の表し方に違いがあるからです。

 

一見すると、親を困らせているように見える

「うるせえ」「ババア」などの攻撃的な言動で

反抗をするのは、その子どもにエネルギーが

たくさんあるためにそのような犯行をすると考えられます。

 

一方、おとなしいタイプの子どもは

だらだらとやる気がないような無気力な態度として表します。

 

「口達者タイプ」か「口べたタイプ」かという分類は、

子どもがもっている「話しをする力」を目安にして分けています。

 

他にも分け方はあるのですが、「話をする力」は

見た目にわかりやすいので、お母さんにもやりやすい分け方ですよ。

 

 

暴走型のアプローチ方法

 

タイプ1《暴走+口達者タイプ》

・エネルギーがあふれて元気いっぱい

・自分の感情(喜怒哀楽)を表に出す

・上から目線で言われると激しく反発する

(自分が攻撃されたと感じたるため)

・いい訳、文句、へりくつが多い

・物を壊す、家を飛び出す、万引き、喫煙など反社会的な行動をしやすい

 

 

《暴走+口達者タイプ》の子どもは、

一見すると対応するのが大変そう・・・

と感じますが、対応の仕方がわかると、

実は扱いやすいという特徴がありますよ!

 

アプローチ①高圧的な言い方をせず、私メッセージで伝える

OK対応「お母さんは、そろそろゲームをやめたほうがいいと思うよ」

NG対応「あんたゲームばかりやっているんじゃない!ゲームを捨てるからね!」

 

アプローチ②愛情を言葉で伝える

OK対応「さすがだね」「助かるわ」「たいしたものね」

NG対応「ちょっと図に乗ってない?」「それくらいできて当たり前でしょ」

 

アプローチ③子どもの話をよく聞く

OK対応「ほ~」「なるほどね」とあいづちを入れながら傾聴する。

NG対応 子どもの話にあいづちを打たずに無視をする。

 

タイプ2《暴走+口ベタタイプ》

・エネルギーがあふれて元気いっぱい

・自分の言いたいことをうまく言えないため、先に手や足が出やすい

・誤解を受けやすい

・物を壊す、家を飛び出す、万引き、喫煙など反社会的な行動をしやすい。

 

《暴走+口ベタタイプ》の子どもは、

自分の気持ちをうまく言葉に表現できないので

「別に」「関係ない」などのそっけない表現をします。

でも、有効なアプローチ方法はありますよ。

 

アプローチ①子どもの気持ちをていねいに聞く

OK対応「そうか・・・」と、あいづちを打つ

NG対応「いつもあなたは、『別に』ばかりね」とダメ出しをする

 

アプローチ②わかりやすい言葉で、するべきことを具体的に伝える

OK対応「夕飯までにドリルの宿題だけでもやっておくと、あとが楽よ」

NG対応 子どもに任せておきながら、宿題ができていないと怒る

 

アプローチ③聞きやすい言葉で、子どもに近づいて伝える

OK対応(子どもに近づいて)「そろそろ六時三十分だよ。時間大丈夫?」

NG対応(遠くのほうから)「起きなさ~い!何時だと思っているの?」

 

アプローチ④愛情を行動で伝える

OK対応 おいしい食事を作っていっしょに食べる。

    いっしょに遊ぶ。マッサージをする

NG対応 「もう大きいから」といって、かかわりをもとうとしない

 

 

無気力タイプのアプローチ方法

 

タイプ3《無気力+口達者タイプ》

・親が何を言っても、適当にへりくつ、いい訳、文句を並べる

・マイペース

・口先ばかりで行動が伴わない

 

《無気力+口達者タイプ》の子どもは、4つのタイプの中で一番やっかいです。

親の言うことに対して「はい」「わかった」と言わなくても

親の話を聞いています。

ひざを交えてお説教をするのではなく

こちらの気持ちだけを伝えておくといいですよ。

 

アプローチ①私メッセージで伝える

OK対応「お母さんは〇〇だと思うよ」

NG対応「どうせ、この子はダメな子だ」と思い、何も言わない

 

アプローチ②できていないことを認める

OK対応「さすがだね」「助かるわ」「たいしたものよ」

NG対応 できていることについては当たり前と思って認めず、

悪いところを隙なく指摘する

 

アプローチ③味方になって話をよく聞く

OK対応「なるほどね」「うんうん」「へ~」と、あいづつを打ちながら

    全面的に子どもの味方になって聞く

NG対応 「お前は、どうしようもないやつだ!」と否定して怒る

 

タイプ4《無気力+口ベタタイプ》

・激しい反抗的態度をとりにくい

・だらしがない、やる気がないように見える

・だらだらと自分のペースで何も考えずに行動する

・不平不満が多い

・「わかっているはず」と思っても、何もわかっていない

 

《無気力+口ベタタイプ》の子どもは、

できていないことを叱ると、叱れば叱るほど自信を失い

より無気力に、より口数が少なくなります。

そのため、絶えず寄り添って、

愛情が伝わるアプローチをする必要があります。

 

アプローチ①具体的にわかりやすい言葉を使って用件を伝える

OK対応「明日はゴミの日だから、捨てるものはこの袋に入れておいてね」

NG対応「ちゃんとしなさい!」などあいまいな言い方をする

 

アプローチ②忘れそうなことは、メモを渡すなど忘れない工夫をする

OK対応「明日の面談は三時からだよ。紙に書いたから渡すね」

NG対応「遅刻しないでよ」「しっかりしてよ」など、抽象的に指示をする。

 

ぜひ、試してみてくださいね。子どもがみるみる変わってきますよ。

 

 

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