私の子育て相談では、
「うちの子は、宿題の取りかかりが遅いです」
「遅くからやっているのに、
わからないところがあるとキレます」
「だから~、早くやればいの
にって言うのですが・・・・・・・」
というお声が多いです。
まあね、取り掛かりをスムーズにする
言葉かけは確かにあります。
「今日の宿題は、何があるの?」
「何からだったら、出来そう?」
「一番最初に何の宿題をやる?」
って感じで「何」を入れ込んで
質問をしてみます。
「何」と言われると、脳みそは答えを探し出します。
「なんで~!!」はNGなのね。
さて、それでも子どもが
どうしても宿題をやらないとしたらどうしますか?
そんな時にはね、、、、
そのまま黙っておきましょう。
後から子どもが
「お母さんが言わなかったから出来なかった」
って言うかもしれませんね。
そのため、2回くらいまでは
上の質問を淡々と言っておきます。
でね、、、あとは子どもにお任せです。
親が子どものためと思ってたくさん言うと
「お母さん、うるさい!」と思います。
黙って、そのままにしておくと・・・
多くの子どもはブツブツ言いながらやります。
ひとりで悩まないで、お気軽に相談してください。
私たちは、毎日生きていると次々と難問がやってきます。
ママだったら、子どものこと、親のこと、夫のこと、
兄弟のこと、親戚のこと、職場の人のこと・・・
といろんな人のお困りごとに関係が出てきます。
「もう、どーーしたらいいの?」
って時には、私はこんなことを考えます。
物事には、「できること」と「できないこと」があります。
一方、「もうすでにやっていること」と「まだやっていないこと」があります。
困った時に取り組むことは、
「できること」で「まだ、やっていないこと」は何かを考えます。
あれもこれも大変と思わず、この部分を取り組むと物事は前進します。
たとえば、子どもが不登校の場合に、
「できないこと」は、子どものかわりに学校に行くこと。
でも、家庭で子どもの話をよーーく聞いたり、
スキンシップをしたりは「できること」です。
もしも、
「子どもの話を聞いたり、スキンシップが足りていないかな」
と思った時には、その部分を取り組みます。
あえて、子どもを変えようとはしません。
ココは、冷たいようですが「できないこと」です。
でもね、ママが「できること」を取り組んでいくことで、
結果として子どもの自己肯定感が高まり、
意欲的な姿が見られるようになります。
そうなれば、学校復帰も見えてくることでしょう。
フォーカスする所は、「できること」で
「まだやっていないこと」を探して取り組んでみることです。
それが現実を大きく動かすきっかけになりますし、
あなたが受けるストレスがぐぐっと減ってきます。
人間は、「できないこと」を取りくもうと
すればするほど、ストレス度が大きくなります。
動かない大きな岩を全力で押しているようなものです。
腕も足も疲れてしまい疲労困憊した割には、
何も変化が見られません。
でも、その岩を細かく砕くことができるのであれば、
結果として岩を移動させることもできるでしょう。
ハンマーをもってきたり、他人に助けを求めたり、
できることにフォーカスします。
ラクになりますよ。
子どもは、家庭で、基本的なことを学びます。
子どもにかまうこと、接すること、話すこと、
抱っこすること、ご飯を食べること、笑うこと、
楽しいことをすること、喜ぶこと、添い寝すること、
無視すること、たたくこと、けること、虐待すること、・・・
いろいろあります。
でも、プラスのストロークやマイナスのストロークなら、
ココロ貯金が貯まるのでいいのですが、ディスカウントは、
子どものココロ貯金に最悪の傷で穴としていっぱいもれます、
しばらくその傷を残してしまいます。
親の真似をいつの間にかしていることは、
さらに、その子の子ども、そして、・・と引き継がれていってしまうのです。
その連鎖を断ち切るのは、今のあなたです。