私が、心理学・コーチング・セラピーを試行錯誤で学んで 10年以上になります。
子どもをもつとほとんどの人は、大なり、小なり、
子どもに感情をぶつけて怒りながら育てています。 それは、私も含めてです。
仮に、その割合が世の中の99.99%のお母さんだとしましょう。
そんなに高い割合なのに、声高らかに「子どもは、ほめて育てましょう」
と言っても・・・・・ねえ。
多くのお母さんは、
「わかっているけれど、ついガミガミと感情を爆発させて怒ってしまうのです」
と言うことでしょう。 だから、私はあえて
「子どもを感情で怒ることをゼロにしようとしなくてもいいですよー」と言います。
でもね、、、「あまりにも言いすぎたな」と思った時には、
「お母さんちょっと言いすぎたわ。ごめんね」と子どもにも、ひとこと謝っておきましょう。
そうすると、子どもは「そうかーー、お母さん言いすぎたんだ」とわかります。
そして、自分を嫌っているわけではないとよくわかります。
ココを子どもが勘違いすると面倒くさくなります。
そして、お母さんが子どもに謝ると、案に世の中には、
間違いをした時に「謝る」という手段があると教えることもできますし、
お母さんも完璧ではないと早々と伝えることもできるのです。
ただし、子どもに謝った場合に、子どもが「ホント!!お母さんは怒ってばっかりだよね」とか
「いつも謝るだけだよねー」とか言っても、くれぐれも反撃をしませんように。
ひくーくしゃがんで、頭の上を台風が過ぎ去るのを待っていてください。
そこで文句を言うとまた長引きます。
「ココロ貯金」が貯まっていない子は、反抗期としての反抗だけでなく
親やきょうだいに対して、元々もっている不満勘定を直接吐き出したりします。
また、自分への自信のなさが見え隠れします。
一方、「ココロ貯金」が貯まっているというだけで、子どもは自然とぐんぐん伸びていきます。
「どんな言い方をしたら勉強をする子どもになりますか?」
「友達関係の悩みが多く困っています」
「少しは親の話を聞いてほしいです」
など、お母さんはさまざまな子育ての悩みをもっていることでしょう。
しかし、悩んだり、解決策を頑張って考えて、それを一つひとつ解決していくよりも
子どもの自己肯定感を高めるために、ココロ貯金を貯めることに力を注いだほうが
効果的にやる気のある子どもに変わっていきますよ。
子どもの能力全体を底上げすることにつながるので
結果的にあれもこれもできるようになります。
枝葉末節のことに一喜一憂するよりも、優先させることは、
子どものココロ貯金を貯めることなのです。
【「ココロ貯金」が貯まっている子は、ぐんぐん伸びる】
・やる気と自信がある
・きょうだい・友達にやさしい
・心が安定している
・傷つきにくく、立ち直りが早い
・親のしつけを受け入れられる
・我慢する力があり、何事も集中できる
・のびのびとしていて心が自由
・完全燃焼ができる
・自分が好き(自分はいいところがあると知っている)
・自分がやりたいこと、好きなこと、面白かった話をたくさんする
【「ココロ貯金」がたまらず赤字状態の子は、伸び悩む】
・やる気も自信もない
・きょうだい・友達をいじめたり、友達からいじめられたりする
・心がいつも不安感でいっぱい
・傷つきやすく、立ち直りに時間がかかる
・親のしつけを反発して受け入れられない
・我慢する力がなく、何事も集中できない
・不完全燃焼になる
・自分の欠点に敏感で、自分が嫌い
・口ぐせが「どうぜ・・・」「なんで自分ばっかり」
「〇〇(きょうだいの名前)はいいな」「ずるい」
子どもは間違いなく大切です。そして、可愛いです(寝顔が)
ひょっとしたら、わたしは、今現在このような仕事をしているので、
と言っていますが、自分の子育てはそんなに楽ではありませんでした。
子どもが生まれた時には、みんながみんな口を揃えて「おめでとう~♪」と言いますよね。
でも、その後に「これから苦労するよ」なんてだーれも言わないのです。
おめでたい席で、誰もそんな水をさすようなこと言いません。
だからね、母親は、
そんなイメージをもっているとエライことになります。
朝から晩までベビーが泣き続けたとしたら、
ゆっくりとごはんを食べるなんて夢のまた夢。
立って食べることが最高の特等席の時期もあります。
わたしの子どもが小さい時の切なる願いは、心ゆくまでゆっくりと眠りたいでしたね。
そんな子育ての城壁は、すぐに崩されるのだけれど、
そのあたりから、子育てはストレスになります。
勝手に描いた子育ての理想と、
朝から歯を磨いたかどうかわからない自分へのギャップに苦しみます。
どうも、子育ては8割は大変で、残り2割がちょっとシアワセだったりする。
それをはっきりと言うひとが少なすぎるんですよね。
だからね、他のママはみーーんなシアワセママに思えるのです。
「隣の家の芝生が青い理論」で、よそのママは苦労が皆無に思えます。
公園で子どもを怒鳴るママの方がダントツ少ないですからね。
「子どもを怒鳴っているのは私ばかり」とこれまた勘違いをしてしまう。
これも違う。
自分が子どもにしていることの多くのことは、よその家庭でもやっています。
「子育てが大変」なんて言うと、
でもね、、、子育ては8割が大変で、シアワセやお楽しみは2割くらいだと思うのです。
これを言っておかないと、「自分だけ大変だと思っていた・・・」
あ~、もしも子育てに100%シアワセしか
否定しません。素晴らしい。
ただ、、、私が言えるのは、子育てが大変だと感じたから、本も書けました。
下の子が幼稚園に入るまでの時期は、
人生でもっとも怒りの感情が多くなります。
理由は、24時間、365日いつも子育てを休みなくやっているからです。
この時期に比較的子どもを怒らずに済む人は、
快く子育てをサポートしてくれる人が複数いる場合です。
お母さんの負担が小さくなるのですね。
とはいえ、私も実家から離れた場所で子育てをしましたので、
そんなにたくさんのサポーターさんはいませんでした。
ただ、そんな時期だと知っていないと「わたしってダメな母親」と
思ってしまうといけないので・・・
この時期は、子どもを連れて行くことができる場所をひとつでも増やし、
子どもを快く預かってくれる人を有料・無料の別はありますが、
増やしていくことは大切です。
子どもが泣くと、多くのお母さんは子どもを預けることを
躊躇しますけどね、、、
それよりもお母さんのメンタルへルスを維持する方が大切だとは思うのです。
お母さんがハッピーならば、子どもはもっとハッピーです。
ぜひ、ご自愛くださいね。