子どもに「~しなさい」と指示命令が多くなると、
子どもは「指示がある」⇒だから「行動する」というパターンに陥ります。
ということは、指示・命令がないときは、ちっとも行動しなくなってしまいます。
そんな時は、「どうしたらいいと思う?」って聞いてあげてくださいね。
「なんで?」を「何?」を使った言い方に変えるのも効果的ですよ。
「なんであなたはできないの」と、「なんで」と言われると
子どもは単にお母さんに責められたと感じてしまい、
とっさに言いわけを考えたり、反発をしようとします。
指示・命令を「〇〇できる?」に変えるのもおすすめです。
「洋服を片付けなさい」を「洋服片付けられる?」に変えるだけで
案外「できません」とは言いにくく、子どもは自然と望ましい行動をとるようになります。
でもね、ほとんどの子どもは「どうしたらいいと思う?」と
言われたら・・・・・ 「わからない」と言います。
それは、自分の頭で考える習慣が少ないのかもしれません。
子どもは、一気に自分の考えを言えるようにはなりませんが、
少しずつ子育てに取り入れてみてくださいね。
2~3か月でだんだん言えるようになります。
子育ての最終ゴールは、子どもの自立です。
私は過去2万件以上の子育て相談を行ってきました。
その中で90%の悩みが長男・長女、そしてひとりっ子のことなんです。
つまり!
みーんな「第一子」のことで悩んでいるのです。
第一子は、何事も最初の子ですから、親の関心が向きます。
それが、二人目、三人目ともなると・・・親も手慣れてきます。
でね、最初の子どものにはどうしてもガミガミ言いがちです。
きちんとして欲しいという想いが強いですからね。
一方、下の子は、何歳になっても「下の子」です。
「下の子」は、親側に「小さい子」「まだできない子」
「できなくても仕方がない子」という前提があるんです。
よく考えたら・・・
上の子と下の子の同じ年齢の時を比べたら・・・・
上の子の方が厳しく育てているのではないでしょうか?
まあ、通常厳しく育てるというと・・・ガミガミ・クドクド・ネチネチが多くなります。
そうなると、ココロの貯金が貯まりにくくなりますね。
その結果・・・子どものグズグズ・ダラダラが増えるのです。
一方で、長男・長女が落ち着くと、家庭安泰になっていきます。
下の子にも優しくなりますからね。
家庭が平和になっていきますよ^^