私たちは、毎日生きていると次々と難問がやってきます。
ママだったら、子どものこと、親のこと、夫のこと、
兄弟のこと、親戚のこと、職場の人のこと・・・
といろんな人のお困りごとに関係が出てきます。
「もう、どーーしたらいいの?」
って時には、私はこんなことを考えます。
物事には、「できること」と「できないこと」があります。
一方、「もうすでにやっていること」と「まだやっていないこと」があります。
困った時に取り組むことは、
「できること」で「まだ、やっていないこと」は何かを考えます。
あれもこれも大変と思わず、この部分を取り組むと物事は前進します。
たとえば、子どもが不登校の場合に、
「できないこと」は、子どものかわりに学校に行くこと。
でも、家庭で子どもの話をよーーく聞いたり、
スキンシップをしたりは「できること」です。
もしも、
「子どもの話を聞いたり、スキンシップが足りていないかな」
と思った時には、その部分を取り組みます。
あえて、子どもを変えようとはしません。
ココは、冷たいようですが「できないこと」です。
でもね、ママが「できること」を取り組んでいくことで、
結果として子どもの自己肯定感が高まり、
意欲的な姿が見られるようになります。
そうなれば、学校復帰も見えてくることでしょう。
フォーカスする所は、「できること」で
「まだやっていないこと」を探して取り組んでみることです。
それが現実を大きく動かすきっかけになりますし、
あなたが受けるストレスがぐぐっと減ってきます。
人間は、「できないこと」を取りくもうと
すればするほど、ストレス度が大きくなります。
動かない大きな岩を全力で押しているようなものです。
腕も足も疲れてしまい疲労困憊した割には、
何も変化が見られません。
でも、その岩を細かく砕くことができるのであれば、
結果として岩を移動させることもできるでしょう。
ハンマーをもってきたり、他人に助けを求めたり、
できることにフォーカスします。
ラクになりますよ。
お子さんがいるとどのご家庭でも
1つや2つは習い事をしていることと思います。
習い事をはじめる前に多くのお母さんは「ちゃんと続けられるの?」
「練習もがんばることができるの?」と念を押します。
すると、ほとんどの子どもは「うん、大丈夫」と言います。
でもね、子どもは先の見通しが出来ません。
たしかに子どもはお母さんに「ちゃーんと練習する」とも言いました。
その時の気持ちには嘘いつわりはありません。
でも・・・・・友達と遊ぶ時間が減るって・・・・
「し・ら・な・か・っ・た」ということです。
練習も「やりたいとき」だけではなく、「やりたくないとき」
「大好きなテレビを見たいとき」「面倒くさくなったとき」も
練習をするという実感がないのですね。
まあ、子どもの見通しってそんなものです。
だから、「ちゃんと練習するってウソをついた」
と言っても仕方がありません。
おこちゃまですからね。何事も未熟です。
では、習い事をどう考えるといいのでしょうか?
まずは、「続かないことがあるかもしれない」ことを想定しておきます。
どんな習い事も特に最初はお金がかかりますからね、
親としてはそんなに簡単にやめられるともったいないです。
しかも、あっさりやめると根気がない子どもになりそうですしね。
まずは、あっさりとやめない防止として、
習い事に行っていること自体をきっちりと認めていきます。
「お疲れさん、学校が終わってからのスイミングなのによく頑張ったね」
「寒くなるとピアノの練習って指が動きにくいよね」
とちょっとねぎらう気持ちを伝えていきましょう。
何事も「当たり前」ではありません。
そして、スイミングだったら、まったくやっていない子どもに比べたら
寒い冬場も泳いでいるわけですから、体力作りにはなるはずです。
ピアノだったら、まったくやっていない子どもにくらべたら、
楽譜を読むことは上達するでしょう。
それくらいに気長に見守る方がいいですね。
習い事は、学校の勉強とくらべて、他の子どもとのレベルや
級の違いがわかりやすいです。
その分、お母さんが子どもを怒ってしまいやすいと言えます。
それでは、何をしているのかわからなくなってしまいますね。
ほどよい加減が大切です。そして、援護射撃として
「応援だけ」はしておきます。
子どもは親が何もしないのに、勝手にどんどん頑張ることは・・・・
かなり稀でございます。
つい、子どもや職場の人にイライラしてしまうことはありませんか?
「なんで!さっさとやらないの!?」
「何回同じことを言わせるの?」 って感じです。
こんな場合、子どもや職場の人がまったく
自分の気持ちが落ち着ている時には、
「まあ、そんなこともあるよね~」とやさしい対応ができます。
一方、自分がイラついていたら、「なんでそんなことするの!!」
じつは、人間は、自分の心が満たされていると人にもやさしくできるのです。
そして、「やさしさ」は、おすそ分けしか出来ないようになっています。
自分が持っていないものは、人に出すことはできません。
どんなに心がやさしい人でも、自分自身が疲労困憊して、
では、「今、そんな余裕がない」と思っている時に、
どうやって心の余裕、やさしさを手に入るといいのでしょうか?
その対処法は、いくつもありますが、今回お伝えする方法は、
「自分の時間を確保」することと「学びの時間」を作ることです。
自分を大事にしていることになります。
理由は、大事な時間とお金を自分のために使うからです。
とかくお母さんは、自分のことを後回しにしがちです。
私は意識的に自分の時間を確保することが大事だと思うのです。
それがあるからこそ、子どもにも職場の人にもやさしくできるわけです。
ちょっと厳しいことを言うようですが、
「心の余裕がないから出来ない」と言っていると、この先10年立っても同じことを言います。
はい!子どもが20歳になっても同じことを言います。
そして、お母さんが心のエネルギー充電ができたら、
その次に子どもや職場の人にも充電ができます。
だから、今、「余裕とやさしさがない」と思うのであれば、
また、お母さんが「学び」をしているとしたら、、、
それは、間違いなく子どもにいい影響を与えることになります。
百万回「勉強しなさい!」と怒るよりも、