こんにちは、
子育て心理学協会 東ちひろです。
不登校はどんな時期から
なりやすいのかについてですが、
この答えは1つではありませんが、
確かに不登校が始まりやすい時期の
目安はあります。
1つめは、長期休暇明けです
たとえば、
1学期の始め頃、2学期の始め頃、
3学期の始め頃、
さらには
ゴールデンウイークが終わった直後、
もしくは新型コロナウイルスの関係で、
学校が非常事態宣言で休校になった後が
不登校・登校渋りが起きやすいです。
この理由は、
学校を長期に休むということは、
車で言うと一度エンジンを切った状態です。
あらためてエンジンをかけようと思ったら、
ずっと走り続けていた車よりも
負荷がかかります。
その負荷をかけようと思ったら、
そこまでのエネルギーはなかった
という場合です。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの関係で
学校が休校になった後も同じです。
この休みがいつまで続くのか
わからないと思うと人は、
エネルギーを全開にしなくなり、
省エネモードになります。
すると学校が再開になった後も、
動き出すことができずに
お休みが続くことがあります。
さらには、
新型コロナウイルスという
目に見えないウイルスを怖い
と感じる場合は、
家の外に出たくないと思うことがあります。
一般的に子どもは小さければ小さいほど、
目に見えないものを認知する力は弱いです。
目に見えるものは意識できるけれど、
目に見えないものは意識できないのです。
しかしながら、
デリケートな子どもは目に見えないものを
他の人よりも察知する力が高いです。
すると
必要以上に新型コロナウイルスを怖がり、
家の外に出たくないと思います。
以下は、
不登校になりやすい時期ではありませんが、
こんなことをきっかけで
登校渋りをすることがあります。
学級の雰囲気がよくない時
学級が楽しい雰囲気であれば
子どもは居心地がいいものです。
しかし、
残念ながら高圧的な先生の学級の場合は、
教室に入りにくいことがあります。
担任の先生が変わる新年度早々に
お休みが始まることもありますが、
徐々に教室がつらくなっていき、
何か嫌なことがあるという負荷が
かかった時に、
それをきっかけに
お休みをすることがあります。
私は、カウンセラー講座で
いかにしてお母さんが
お子さんにココロ貯金を貯めているか
をお伝えしています。
子どものタイプは様々ですが、
子どもにココロ貯金が貯まると
「自分はこれでOK」と
感じる自己肯定感が高まります。
すると
様々なトラブルがあったとしても
その状況が好転していきます。
(だから、
私はカウンセラー講座を開催しています)
じつは、ココロ貯金は、
先生も貯めることができるのです。
そして、真逆のことですが
ココロ貯金を漏らすこともできます。
不必要に声を荒げて
子どもを怒鳴る先生の声を
聞くだけでもツラくなる子どももいます。
この場合、
先生は他に指導しないといけない生徒が
いるので大声をあげています。
どちらかというと、
不登校になるお子さんは
先生に怒鳴られることは少なく、
特段悪いことはしていません。
でも、
同じ教室の中で先生の怒鳴り声を
目の当たりにする日々が続くと、
自分まで怒られているような
気持ちになることがあります。
もちろん
先生は不適切な行動を取る生徒を
指導しないといけませんから、
大きな声を出すことはよくあります。
ただ、
それまで生徒にココロ貯金を
貯めているのかがポイントになります。
ココロ貯金を貯めることなく、
大声を出して
漏らすだけ漏らすとしたら・・・
学級全体の雰囲気は悪くなりますよね。
さらに、
このような先生の場合は、
他の生徒も先生にココロ貯金を
貯めてもらうことができません。
となると・・・
子どもは不適切な言動や
トラブルが多くなるのです。
つまり、
ココロ貯金が貯まっていない子どもは、
他の子どもに優しくすることが
できないのです。
その学級で毎日6時間授業を
受けるとしたら、
子どもの負担感は大きいです。
行事の練習が負担
これも何月というわけではありませんが、
行事の練習が負担になり、
それをきっかけに
お休みが続くことがあります。
よくあるのは運動会、学習発表会の練習が
負担になることがあります。
これも先ほどの
「ココロ貯金は先生も貯められます」
でお伝えしたように、
練習そのものが負担になるだけではなく、
その練習を支えている先生に
不信感、負担感を感じると
さらに登校渋りになりやすいです。
これらは不登校のきっかけにすぎません
学童期の子どもが学校に
行かなくなると言うことは
親の大きな悩みになります。
そのため、
不登校の原因探しを
したくなるかもしれません。
ただ、
不登校の原因がわかったとしても
それが改善へのステップになるとは
言えません。
それよりも
「今」子どもに「何」をするかの方が
大事です。
もちろん、
不登校にならないに
越したことはありませんが、
今現在お休みが続いているとしたら・・・
それは子どもへのココロ貯金チャンス
とも言えます。
ココロ貯金は、親や先生の愛情が
子どもに具体的に伝わると、
子どものやる気と自信のおおもとである
自己肯定感が高くなります。
自分のことを自分でOKと思える
自己肯定感が高まると人と
少々嫌なことがあったとしても
気になり方が雲泥の差になります。
自信があるので
他の子どもと比べる必要もなくなります。
今回のテーマは、
不登校になりやすい時期について
お伝えしました。
これはあくまで
不登校になりやすい時期のことで、
そもそも不登校にならずにいられれば
それに越したことはありません。
つまり、
不登校になりやすい時期を
知るだけではなく、
子どもに何をすると
不登校にならずに済むのか
ということが何倍も重要です。
子育てのお役に立つと幸いです。
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