「なんで、こんなこともわからないの?」
「なんで、こんなこともできないの?」
と思うことはないでしょうか?
たとえば、小学校2年生の宿題があるとしましょう。
ママにとったら、超簡単な内容ですよね。
でも、子どもは「学年相当」の内容を勉強しています。
ママが思うように、子どもが『この宿題は超カンタン』なんて思ったら、
学校に行く必要はないですよね。
つまり、小2の子供にとったら、小2の勉強は、自分の実力相当の内容です。
だから、そこそこ骨がある勉強なんです。
それをわからずに
「なんで、こんなこともわからないの?」
「なんで、こんなこともできないの?」
と言うと、子どもには酷なことなんです。・°・(ノД`)・°・
もしも、
「わが子の勉強はちっとも進まない!」
「こんなこともわからないの?」
と思ったら、解決策は1つだけ。
そ
れ
は
!
「子どもと一緒に宿題をする」です。
つまり、子どもの勉強が進んでいないところは、ママがわかりやすく
教えてあげるわけです。
「いつかはやる気になる?」
「自分が困ったらやるようになる」
なんて考えない方がいいです。
もちろん自分から勉強をする子もいます。
でも、その出現率は極めて低いです。
およそ、10分の1の確率です。
大事なわが子をそんな低い確率で勝負しない方が得策です。
ただし、ママがガミガミ口調で怒って勉強を教えると、子供は一気に
勉強熱が下がるんです。
親子は心理的距離が近いです。
そのため、お互いに言いたい放題になりがちです。
だから、「子どもといっしょに勉強すること」は「修行」なんですね。
子どもから暴言を吐かれても、怒らないママになる修行です。
※うちの講座を継続受講していると、怒らないママも継続しますよ。
ママの意識が変わってきますからね。
人は低きに流れます。
どんな時に「宿題忘れ」が多いでしょうか?
親としては、宿題は早く終わらせてほしいと願います。
が、子どもはそうとは思っていないのです。
その「親子の温度差」については、別の記事で書きました。
では、一体どんな時に、子どもの宿題忘れが多いと思われるでしょうか?
【1】時間がないとき
【2】疲れているとき
【3】時間がたくさんあるとき
ここを知っているママと知っていないママの違いは大きいです。
でないと、「うちの子だけ、宿題をやらない!」と思いますからね。
案外子どもはこんな時に宿題忘れをするのです。
私の子育て相談では、
「うちの子は、宿題の取りかかりが遅いです」
「遅くからやっているのに、わからないところがあるとキレます」
「だから~、早くやればいいのにって言うのですが・・・・・・・」
というお声が多いです。
まあね、取り掛かりをスムーズにする言葉かけは確かにあります。
「今日の宿題は、何があるの?」
「何からだったら、出来そう?」
「一番最初に何の宿題をやる?」
って感じで「何」を入れ込んで質問をしてみます。
「何」と言われると、脳みそは答えを探し出します。
「なんで~!!」はNGなのね。
さて、それでも子どもがどうしても宿題をやらないとしたらどうしますか?
そんな時にはね、、、、そのまま黙っておきましょう。
後から子どもが「ママが言わなかったから出来なかった」って
言うかもしれませんね。
そのため、2回くらいまでは上の質問を淡々と言っておきます。
でね、、、あとは子どもにお任せです。
親が子どものためと思ってたくさん言うと「ママ、うるさい!」と思います。
黙って、そのままにしておくと・・・
多くの子どもはブツブツ言いながらやります。
小学生の親御さんとしたら、休みの日数が多いとそれだけたくさんの
勉強が出来る気がしますよね。
それが、じつは、本当は・・・
子どもは時間がたくさんあるとかえって宿題をやらないです。
今回のような連休、短縮日課で早く家に帰るときなどです。
昔、小学校の教員をしていた時に、ついつい多めに宿題を出したら、
そのあとが大変でございました。
連休前にたくさんの宿題を出すと、やってこない子どもの数が多いのです。
子どもは、時間がたくさんあると、まだなんとかなると思ってしまい、結果として宿題忘れが多くなります。
第一子が小学校1年生になれば
ほとんどのママが考えること!
1「家庭学習をクセづけさせたい」
2「帰宅後、宿題をしてから遊ばせたい」
この2つです。
私もそうでした・・・(遠い目)
なんでも最初が肝心ってね。
これは、決して悪いことではありません・・・・・
が
■学年と共に挫折する可能性が高いです。
理由は、他の家の子が
宿題をしないで遊びにくるようになる
冬は帰宅後に先に遊んでいないと
4時ごろから薄暗くなる
そして、
高学年になると帰宅が5時近くになり
宿題をやって遊ばせようと思うと
宿題やったら、5時でした~
となるわけです。
そのため、だんだん親も妥協するようになります。
まあ、小1は帰宅時間も早いし、
他の家も同様に宿題を先にする場合は大丈夫ですが・・・
宿題の仕方にも、過渡期があり
その時期に親がイライラするのです。
小学生が自分から勉強を始める、基本のキです。
子どもが小学校に入ると
親の一大関心事が「勉強」になります。
「勉強さえできればいいとは思いません」
「普通でいいんです」
とよくおっしゃいますがその「普通」が結構難しい。
この「普通」という言葉の中には、
□学校の宿題だけはちゃんとやってほしい
□親がガミガミ言わなくてもやってほしい
□早く取りかかってほしい
□ダラダラとやらないでほしい
□公文の宿題も出されたものはやってほしい
という気持ちがあるようです。
まず、勉強はこの3つがあると子どもは自分から勉強を始めます。
1.子どもの心が安定している
2.勉強するとママから認められる
3.何をしたらいいのかがわかる
1.子どもの心が安定していること
子どもの心が不安感や怒りでいっぱいのときには
勉強にエネルギーをまわすことが出来ません。
「早くやりなさい!」
と言う前に、子どものココロ貯金を貯めていきましょう。
この貯金が貯まった延長線上に「子どもが自分から勉強する」
というゴール があります。
ココロ貯金は、
●帰宅後に子どもの話を聴く、
●「目に見えたこと」「ちょっとした変化」を言葉にして伝える
●いっしょにおやつを食べる
そんなことで貯まります。
2.勉強するとママから認められる
子どもが宿題をするのは当たり前と思い何も言わないとしたら・・・
残念ながら子どものモチベーションはいつまでたっても上がりません。
子どもが勉強をしているそばで
「まあ、3年生になって難しい漢字習うのね」
「すごい筆算できるのね」
「ママは、この文字好きだな~」
と当たり前のことを認めていきましょう。
子どもの勉強エネルギーがどんどん上がりますよ。
3.何をしたらいいのかがわかること
たとえ毎日やっている宿題だとしても帰宅後から寝るまでの長い時間の中で
いつ、何をやったらいいのか?そんな時間の段取りがまだまだ上手ではありません。
だから、
「今日の宿題何かあるの?」
(あるのがわかってあえて聞く)
「夕飯までに○○だけやっとく?」
(いつまでに、何をやるとよいのかを伝える)
「今日は、あとは、公文が残っているの?」
「寝る前に終わらせておく?」
(怒らずに、やることを具体的に伝える)
指示・命令ではなく、「○○やる?」と疑問形で伝えた方がよいでしょう。
その方が、長い目で見て、自主的な子どもに育ちます。
興味深いことに、こんなやりとりを重ねていくと・・・
子どもは、自分ひとりでも学習する時間がだんだんと長くなるのです。
↑
学校で実践済みです!
別に、一生こんな声かけをするわけではありません。
子どもは、一度、ちゃんと「できる経験」をした後に
自分ひとりでもできるようになっていきます。
それまでに、ちょっとお手間がかかります。
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