さて、お子さんの様子はいかがでしょうか?
登校時に行き渋ることはありませんか?
自転車だって、一度止まると、この次に、動き始めるときには、
パワーが必要です。
だから、この時期は行き渋ぶりが多くなります。
こんな時、どうしますか?
無理に登校をさせる?
すんなり休ませる?
悩みますよね・・・
これこそ、ケースバイケースです。
いつも、これで大丈夫というものではありません。
一度や二度成功体験があったとしてもそれがいつも通じるとも限りません。
これには、正解がないのですが・・・
まず、今日は押してもいいパターンについておつたえしますね。
まず、言葉でしっかりと
「ホント暑いよね~」
「○日学校に行ったら、お休みだよ」
と伝えていきます。
そして、それでも動かないようであればわたしだったら自分が車で
送っていきます。
少々遅れてでも、ママが送っていくことで登校できるのであれば送ります。
「休むとくせになりませんか?」とよく聞かれますが
その答えは、「はい」でも「いいえ」でもあります。
くせになるかといわれると、絶対にならないとは言えません。
やっぱり休みグセはあります。
でも、子どもは本来子どもどうしの関わりが好きなので
ココロが元気になったら、自然と動きだすともいえます。
だから、その次にすることは
「帰宅後」と「週末」にしっかりと子ども中心の時間を過ごします。
そこで、子どものエネルギー値を上げていきます。
夕飯やおやつも子どもが好きな物を用意しても大丈夫です。
それがクセになることを心配するよりは今の子どもの状況をよくすることが
先決です。
そして、登校したとしても先生にもうまく朝の様子を伝えておきます。
「いつもお世話になります。9月からも宜しくお願いします。
じつは・・・・・・・」
とあいさつをした後、具体的な状況だけ端的に伝えます。
電話の時には、手短に!(新学期、先生は多忙です)
そして、くわしいことは後から連絡しましょう。
わかりやすくいうと・・・
無理にでも登校させることが出来そうであれば・・・・
なだめながらプッシュします。
そして、ただ行けばいいのではなく
エネルギーの補充を、ママの言葉がけと行動でしていきます。
「大事な子だよ!」
「応援しているよ!」
と言葉をかけて添い寝などのスキンシップや
じっくりと時間をとって子どもの言いたいことを聴いていきます。
そうすると子どもの「ココロ貯金」の預金が増えていきます!
「ココロ貯金」の預金がたまっていくと、自然と子どもの様子が変わって
きます。
【小6までにやっておくといい3つのこと】
・子どもの話を味方になって聞く
・家庭で子どもの弱音を聞く
・怒らずに済む方法を実行する
小6までに、たくさん子どもの話を聞いていると、中学生になっても子どもは
親の話を聞くようになります。
全員の子どもが中学生で反社会的な行動に出るわけではありません。
一方、話を聞いていないと、「親に言っても聞いてくれない」
「親は怒るだけ」「親はうるさい」と思ってしまいます。
また、困ったことや大事な話もしなくなります。
そして、さらに中学校に入ってから、子どもに手を焼くようになるんです。
子育ては、どこかでエネルギーを使うようになっているんですね。
できれば、9歳までにガッツリココロ貯金を貯めておくと・・・
あとで少し楽になります。
現在、わたしの不登校学校復帰率は75%
そして、子どもの状況改善率は93%です。
不登校児童・生徒さんは、長期の全欠になると学校復帰に
時間がかかりやすいのですが・・・
私がきっちりカウンセリングをしたケースでは五月雨登校ではなく、
完全学校復帰率が高いのです。
でもね、特別なワザはありません。
いかにして、子どもを認めるか
これ1点だけをやっています。
そして、現状維持をした時は、あえて、
「今のこの子は、これでよし!」と認めていきます。
同じ欠席状況でも
「なんで、週に1回しか登校しないの!」
「なんで、3時間目から登校するの?」
と思うことは、普通のことですがこれは、子どもを認めてはいません。
そこを、あえて
「今のこの子は、これでよし!」と
心の中で思うと子どものココロ貯金が貯まっていくと思うのです。
「もう、どうしちゃったの?」っていうくらいに学校復帰されるんです。
大事なことは、とてもシンプルです。
この週末、美容院に行きました。
ハハ・・・、カラーというか白髪染め。。。
この美容院、驚くことに!
すぐお隣に別の美容院が建ったのです。
本当に、すぐ隣です~
当初は、ちょっとお気の毒な気もしたのですが
お客様、減っていないのですよ。
このお店は、子育てにも通じるお客さんとの関係を密にする方法を
とっています。
・いつも笑顔
・「東さん、ありがとうございます・・・」と常に【名前】を呼ぶ
そして、先日発見
触れるんですよ~
髪の毛を乾かす時
襟足をそる時
など担当者が変わる時には
かならず、そっと肩に手を触れます。
「東さん、ここから担当が変わりますね」と声をかけながら
触れるか触れないかがわからないような触れ方。
じつは、私は、これを、中学校でも使っています。
当然、ベタベタはしませんが、
「どう、最近?夕べも暑かったよね~」
「どう?体育大会の練習?キツイ?」
と聞きながらそっと肩や背中に手を触れます。
特に男子君は、触れるか触れないかわからないくらいの指タッチです。
しかも、前からではなく後ろ
つまり背中ですね。
「うるせ~、さわんな~!」と言われたことは、かつて一回もありません。
なんか、関係性が近くなるようです。
これは、肌へのふれあいですね。
立派な「ココロ貯金」です。
ココロの取り扱いについてです。
私たちのココロには、いろんなクセ・パターンがあります。
■思考グセ
「私ってダメだわ・・・」
「どうせ・・・」
■感情パターン
「すぐに怒り出す」
「すぐにすねる」
でもね、
コレを変えることは、そんなに簡単なことではありません。
長年自分がつちかった?クセ・パターンだからです。
子育て中の今、すべてを変えようと思っていると・・・
どんどん子どもが大きくなってしまいます。
コレを努力と根性と意志で変えようと思うと・・・
残念ながらかなりの確率で挫折します。
でもね、それは、あなたが悪いのではありません。
変えるとことが 違う のです。
思考・感情よりももっと変えやすいものは行動です。
あなたの行動です。
※子どもの行動でもありません。。。
ココロが伴わなくても
コトバだけでも
「だ~いスキ」と言ってみましょう。
清水の舞台から飛び降りてください。
1回だけ。
だんだん、そのうち慣れてきます。
言っているうちに、子どもの心が安定します。
そうなれば、さらに言いやすくなってきます。
これがハッピースパイラル
大切なことは、もう1回。
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ココロを変えようと思うと挫折します。
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行動だけ、まずは変えてみる。
それがコツです。
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もちろん、心が伴うのが一番いいです。
でもね、ココロが伴うまで待っていたら・・・
すぐに5年、10年たっちゃいますよ~
子どもだって、大きくなってしまいます。
子どもを他の子とくらべてはいけないといいますよね。
もちろん、そのとおりです。
私たちだって、
夫や子ども達に
・「お隣のお母さんの方がやさしいよね・・・」
・「お隣の奥さんは、いつもキレイに家の前を掃除しているね」
・「Aくんのママって、お料理が上手なんだって!」
な~んて言われたらどうでしょうか。
むっとしますよね。
でもね、こんなくらべ方は大丈夫です。
子どもの、いい変化 について、前の状態とくらべることです。
たとえば、
・「入園した時とくらべたら、たくさん歩けるようになったね。」
・「1年生の時とくらべたら、たくさんご飯を食べるようになったね」
・「小学生のときとくらべたら、運動量が格段に多いよね」
などなどです。
こんなくらべ方をされたときには、
自分でも気がついていない「よさ」「成長の足跡」を気がついてもらえたと
感じます。
これは、子どものことをよく見ていないと言えない言葉でもありますから、
すごくいいのです。
2学期のはじめとくらべたら・・・
今年の初めとくらべたら・・・
今がくらべ時です。