昔から、「お母さんは子どもを愛することができる」という神話があります。
子どもは可愛い。
でもね、子どもによっては親に立てついて、
反抗して、暴言を吐いて、困らせる子もいるんです。
するとね・・・・
お母さんもだんだん子どもを可愛いと感じなくなるんです。
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(そんなお母さんはおかしいというご批判は受付していません)
お母さんも人間です。
だから、「感情」ってものがあります。
「お母さーーん、だーーい好き♡」と言われるとその子は可愛いと思います。
一方「お母さん、キライ!あっち行ってよ!!!」
と言われるとムカムカします。
でね、多くのお母さんは「いい人」
だから、子どもにムカムカした自分を責めるんです。
日本人は昔から、悪いことをした時には、
「反省しなさい」と言われて育っています。
「反省文」なんてものを学校で書かすこともありますし。
だから、「反省癖」があるんです。
ただね、「反省は1秒だけ」でいいんです。
いっぱい自分を責めると、自分のメンタルが弱くなります。
そして、お母さんのメンタルが弱くなると、
元気いっぱいの子どもに振り回されるこことになります。
それでは、無事子育てが出来ません。
反省は1秒だけでいいんです。
お母さんはメンタルを弱くしている暇はないんですね。
お母さんが子どもを怒る理由のほとんどは正当な理由です。
「いま勉強をしないと、あとで困るよ、どんどんみんなと差ができるよ」
「部屋を片付けなさい。こんなことではだらしない大人になってしまうよ」
このような言葉のなかには
「子どものことを思って言っている」という気持ちが見え隠れします。
大人は、いままでの経験からおおよその予想をして
このような発言をするのですが・・・
親にいくら怒られたからといっても
子どもは経験が少ないために
親の言っていることが実感できず、よくわからないのですよね。
子どもは
「いまがよければそれでいい。自分は困っていない!」
と感じることが多いので、
親子で温度差が生じるところです。
こんなときは、
「私メッセージ」+「理由」で伝えてみてくださいね。
「お母さんは、早めにお風呂に入ってほしいんだよね。
あとに入る人が遅くなってしまうから」
「お母さんは、そろそろゲームをやめたほうがいいと思うんだよね。
目が疲れると視力が下がるからね」
このように、お母さんがなぜ困っているのか、
理由もいっしょに話をします。
すると、本当に何が言いたいのかが、まっすぐに子どもに伝わります。
お母さんが正しいと思って言うことは
時として子どもの心を傷つけます。
とくに思春期・反抗期の子どもは、かなり理不尽な態度をとりがちです。
「いくらなんでも・・・」
「あまりにも・・・」
「言わずにおれない・・・」
そんな声が聞こえてきそうです。
でもここで正しさを訴えても、子どもには響きません。
むしろ親子関係が悪化してしまいます。
いくらお母さんであっても、子どもの心を傷つけることは罪です。
どうしてもそれがやめられないという場合は
お母さん自信の心が不安定になっている可能性があります。
実は、お母さんの心が安定していないと、
子育てはうまくできないのですよ。
24時間、365日、休みなく続くのがお母さん業ですから
適当に取り繕うことができず、自分の悪い言い方や
悪いものの考え方を子育てにもダイレクトに影響させてしまいます。
私は、過去に一万件以上の子育て相談を受けていますが
実は、このあたりがお母さんの心を最も締めつけていると感じています。
子どもをほめて、認めたいと思うけど、つい投げやりな言い方や
罵倒するような言い方をしてしまうのです。
子育ては、子どもを育てながら同時に、
自分の欠点や短所に向かい合う作業ともいえます。
自分のことで精いっぱいになると、
膨大なエネルギーを必要とする子育てには向かえません。
私は、子育て相談の一方で、セラピストとしてお母さんが
不都合と感じている気持ちをいやすインナーチャイルドセラピーや
運気アップヒーリングを行っていますよ。
ぜひ、この機会にお母さん自身の心を見つめ直してみてくださいね。
多くのママは、一生懸命に何が一番の悩みかを考えられます。
兄弟げんか!
文句が多い!
自分勝手!
宿題をしない!
幼稚園を行き渋る!
でもね、ここでも多くのママがおっしゃることに
一番困っていることは、ジブンのこと、と言われます。
頭では、子どもにするべきことがわかっているけれど、
それができないジブンがいる。
「わかる」と「できる」は違う。
そんな自分に嫌気がさす。
無力感でいっぱいになる。
自信がもてない。
つまり、子育ての悩みは、母自身の悩みとも言えるのですね。
子どもをもつと、時間の余裕がなくなります。
体力の余裕もなくなります。
頑張る気力もなくなります。
リフレッシュも時間もなくなります。
はっきり言って!
「ない、ない」づくめです。
となると、ひとりの人間としてかなり素がでるわけです。
かなり、悪い状態が露出します。
今まであまり怒らなかったひとが、怒ってばかりになるわけです。
そのあたりが、母にとって、もっともつらいことなのです。
コレ!「お母さん」をやっていない人には、わかりにくいところなんですね。
だから、「お母さんが、そんなことだからダメ」って簡単に言うのです。
母親の悩みは、コーチングだけでは解決できません。
ママの自信を回復させ、心の余裕を取り戻さなくては、
「聞き方」「話し方」のレッスンだけでは追いつきません。
ちなみに、私は
ママ自身の自信回復を心がけています。
あの手、この手、奥の手。