子どもをもつとほとんどの人は、大なり、小なり、
子どもに感情をぶつけて怒りながら育てています。 それは、私も含めてです。
仮に、その割合が世の中の99.99%のお母さんだとしましょう。
そんなに高い割合なのに、声高らかに「子どもは、ほめて育てましょう」
と言っても・・・・・ねえ。
多くのお母さんは、
「わかっているけれど、ついガミガミと感情を爆発させて怒ってしまうのです」
と言うことでしょう。 だから、私はあえて
「子どもを感情で怒ることをゼロにしようとしなくてもいいですよー」と言います。
でもね、、、「あまりにも言いすぎたな」と思った時には、
「お母さんちょっと言いすぎたわ。ごめんね」と子どもにも、ひとこと謝っておきましょう。
そうすると、子どもは「そうかーー、お母さん言いすぎたんだ」とわかります。
そして、自分を嫌っているわけではないとよくわかります。
ココを子どもが勘違いすると面倒くさくなります。
そして、お母さんが子どもに謝ると、案に世の中には、
間違いをした時に「謝る」という手段があると教えることもできますし、
お母さんも完璧ではないと早々と伝えることもできるのです。
ただし、子どもに謝った場合に、子どもが「ホント!!お母さんは怒ってばっかりだよね」とか
「いつも謝るだけだよねー」とか言っても、くれぐれも反撃をしませんように。
ひくーくしゃがんで、頭の上を台風が過ぎ去るのを待っていてください。
そこで文句を言うとまた長引きます。
「ココロ貯金」が貯まっていない子は、反抗期としての反抗だけでなく
親やきょうだいに対して、もともともっている不満勘定を直接吐き出したりします。
また、自分への自信のなさが見え隠れします。
一方、「ココロ貯金」が貯まっているというだけで、子どもは自然とぐんぐん伸びていきます。
「どんな言い方をしたら勉強をする子どもになりますか?」
「友達関係の悩みが多く困っています」
「少しは親の話を聞いてほしいです」
など、お母さんはさまざまな子育ての悩みをもっていることでしょう。
しかし、悩んだり、解決策を頑張って考えて、それを一つひとつ解決していくよりも
子どもの自己肯定感を高めるために、ココロ貯金を貯めることに力を注いだほうが
効果的にやる気のある子どもに変わっていきますよ。
子どもの能力全体を底上げすることにつながるので
結果的にあれもこれもできるようになります。
枝葉末節のことに一喜一憂するよりも、優先させることは、
子どものココロ貯金を貯めることなのです。
【「ココロ貯金」が貯まっている子は、ぐんぐん伸びる】
・やる気と自信がある
・きょうだい・友達にやさしい
・心が安定している
・傷つきにくく、立ち直りが早い
・親のしつけを受け入れられる
・我慢する力があり、何事も集中できる
・のびのびとしていて心が自由
・完全燃焼ができる
・自分が好き(自分はいいところがあると知っている)
・自分がやりたいこと、好きなこと、面白かった話をたくさんする
【「ココロ貯金」がたまらず赤字状態の子は、伸び悩む】
・やる気も自信もない
・きょうだい・友達をいじめたり、友達からいじめられたりする
・心がいつも不安感でいっぱい
・傷つきやすく、立ち直りに時間がかかる
・親のしつけを反発して受け入れられない
・我慢する力がなく、何事も集中できない
・不完全燃焼になる
・自分の欠点に敏感で、自分が嫌い
・口ぐせが「どうぜ・・・」「なんで自分ばっかり」
「〇〇(きょうだいの名前)はいいな」「ずるい」
子どもが小さい頃の悩みは、「寝ない」「食べない」悩みが圧倒的に多いです。
特に、子どもが小さい頃は、「食のマイブーム」があるように思います。
気に入ったものばっかり食べるのです。
我が家もありました。牛乳、ポカリスエット、お菓子でした。
ここでママが困ることは、「食のマイブーム」ばかりを食べてしまい、
食事をたくさん食べなくなることです。 子どもは胃が小さいですからね。
当然入らなくなります。
でもね、大きくなればなるほど・・・・おやつを食べても
夕飯をきっちりと食べるようになります。
むしろ、おやつでは間に合わず、がっつりと炭水化物を欲しがるようになりました。
ちなみに、毎週金曜日にわがやの息子は・・
学校帰りに「うどん」を食べて帰っていました(汗)定番です。
でも、夕飯は絶対に食べますね。
さすがに、高校生ともなれば、小さい子どものように手間はかかりませんが、
食事の用意だけは手が抜けません。 ホント、冷蔵庫は2日で空っぽになります。
と、言うように小さい時は、その事について悩んでいたけれど、
大きくなると、自然に解消してしまう悩みは、たくさんあります。
お母さんの中では、今その悩みが、大問題となっているのもわかります。
しかし、頭を抱えて、お子さんを怒るよりも、
大きくなったらきっとなくなるだろうと思う事は、片目をつぶって対処した方がいいですね。
ずっと、寝ない子もいません。 大きくなり、運動量が増えると「寝るな!」と、
言っても寝るようになりますよ。 子どもにとっての一番は、 お母さんが、心穏やかでいる事です。