中学校は、子どもも含めた三者懇談がメインです。
この頃の、お子様は親の対応に敏感です。
お子さんにもよりますが 、先生にわが子の欠点を暴露することは
もっとも嫌がり、 先生にほめられるネタを話すことも嫌がったり ・・・
まあ、面倒くさいお年頃。 なので、わたしは先生の話の聞き役に徹します。
先生側にしたら 「この子、家でコミュニケーションが取れているのかな?」
ということに興味があるので、 少々親が知らないことがあったとしても
「家では全然話をしません!!」 と正直に言わなくてよろしい!
知らない話題を振られたら 「そうですか・・・・」
とテキトーに 当たり障りがない反応をしておきます。
そして、 子どもが聞かない方がよさそうな学校での困ったことについては
別の時に直接先生にお願いした方が いいかと思います。
個人懇談のお作法は・・・
「いつもお世話になっております」
「先生のおかげで喜んで行くことができています」 (喜んで行っている場合)
「学校での様子はいかがですか?」 ってすすめます。
そして、基本的には子どもの欠点・短所は伝えなくて大丈夫です。
なぜなら、先生にいい印象を残しません。
子どもを一番よく知っているお母さんが言うと説得力ありすぎです。
そして、だいたい先生はわかっています(汗) どっちも子どものいい話だけして終わりましょう。
私たちは、生まれつき心の中に貯金箱をもっています。
自分のことをほめてもらうと、貯金が貯まるシステムになっています。
これをココロ貯金箱と言うんです。
実は、その貯金残高と、子どもにやる気や自信をもたせることには、とても深い関係があります。
ココロ貯金の残高を増やしていくと、「自分はできる子だ」「なんとかなりそう」
「きっと大丈夫」「もう少しトライしてみよう」と、前向きな意欲が高まります。
これを、私は、「ぶれない自信」と呼んでいます。
人間には、他人のことはよくわかるけど、自分のことはよくわからないという性質があります。
周囲の人から「すばらしいね」「やさしい人ね」と言われるから
自分はすばらしいとか、やさしい人なんだなと感じられます。
逆に、どれほど能力が高くても、周囲の人から声をかけられず
認められることがないとしたら、
どこまでいっても自分のことを能力がある人と認められないのです。
「ぶれない自信」があると、勉強でも、部活動でも、友人関係でも、
あらゆることに「なんだかうまくいきそう」と感じることができるのです!
すると、人の脳は、不安感が少ないとてもよい状態になります。
私たちは、「失敗したらいけない」「絶対に失敗してはいけない」
と失敗を意識すればするほど、失敗しやすくなると言われています。
つまり、不安感が少ない状態であればあるほど、何事もうまく成功する可能性が高くなり
結果的に成功体験も増えていきます。
成功体験が増えると、さらに「なんだかうまくいきそう」と思えるようになるので
ますます、よい結果が生まれ、「子育てハッピースパイラル」に入っていきます。
逆に、失敗したらどうしようと不安になればなるほど、
脳は不安感で覆われてしまい、自分の能力を発揮できなくなってしまいます。
その結果、成功体験を重ねにくく、「子育てアンハッピースパイラル」に入ってしまいます。
【子育てハッピースパイラル】
ココロ貯金の残高が高い→自己評価が高い→自信がある→不安感が少ない→自信がもてる
→成功体験が増える→何事も身に付きやすい
【子育てアンハッピースパイラル】
ココロ貯金の残高が低い→自己評価が低い→自信がない→不安感が多い→自信がもてない
→成功体験が少ない→何事も身に付きにくい
そうならないためにも、子どものココロ貯金を貯めてあげてくださいね。
ちなみに、医者の診察を受けさせるのも、ココロ貯金が貯まるプラスの行動ですよ。
子どもって、昨日までの経験をもとに生きています。
だから、「昨日が暑ければ、今日も同じだろう」と思っています^^
「もう、大変!」 「兄弟が順番に風邪をひく」 ということがあります。
私は、これも子どもの自信のおおもとになっていると知ってから、ずいぶん気持ちが変わりました。
とはいえ、1回泣くと1時間でも泣き叫ぶ子供はパワフル男子、パワフル女子と言えます。
俗に言う「かんしゃくもち」とも言えます。
私は、このパワフル男子、パワフル女子は大好きなんです。 まあ、愛すべき子って感じです。
ただ、若干トリセツが難しい^^; 気に入らないとすぐに泣き叫びますからね。
親の心の軸を上手にブラしてくれます。 親の心に火をつけるのがうまいです。
私たち人間は動物の一種です。 だから、全員防衛本能があります。
で、このパワフル男子、パワフル女子がひとりで勝手に
泣き叫ぶかというとそうではありません。
「結果」には必ず「原因」があります。
その1つが、親から否定的な言葉を言われた時です。 たとえば・・・
「そんなことしたら置いていくよ」 「もう、知らないよ」 「勝手にしなさい」
と見放し系の言葉を言われた時。 子供はひとりでは生きていけません。
だから、親は(無意識レベルで)子供がわがままを言う時、
この見放し系の言葉を言うことで、親の言うことを聞かそうとします。
無意識レベルというのは、コレを言うと子供が困ることがわかっていて言います。
どうせひとりで生きていけないでしょ・・・ふふふって感じ。