中学生でも、プラスのふれあいは効果があります。
もっと言うと、これは成人だって、老人だって同じです。
心理学の交流分析に基づいた確かな理論です。
ただ、赤ちゃんのように抱っこやおんぶはできません。
だから、そのかわりにデキルことを試してみましょう。
いくら中学生とはいえ、自分を認めてほしい気持ちは同じ。
でも、照れくさくて自分の気持ちに正直になれない。
あえて、親を罵倒することを言ったりします。(コレ、本心ではありません)
そこで!
中学生におすすめのプラスのふれあいは・・・
1 話を全面的に味方になって聴く
2 上から目線ではなく横から目線で話をする
3 やんちゃをしても見放さない
【番外編】美味いご飯を作る
まだまだあるけどね。
人間とは、自分の存在を認めてほしい生き物です。
●認めてもらうと、もくもくと自信がわいてきます。
●図太くなります。
●少々では凹まなくなります。
●親が安心して見ていられるようになります。
そして、子育てがラクになります。
「子育て」って、自分以外の誰かを中心にして生きること。
独身時代は、
「●●がないとワタシ、ダメなの~」
「ワタシって、コレがあるから仕事もがんばれるのよね~」
「ワタシどうしてもコレがしたいのです!」
「今日は、ホント暑かったから、早めにビール飲んで、サッサと寝よ~」
これらが全部自由自在にできたのです。
ジブン中心に ジブンがしたいこと、好きなことを中心にして生きることができたのです。
この時のベクトルは、すべてジブンに向いています。
それが、子どもが生まれると いきなりベクトルの向きが変わります。
ジブン中心ベクトルが 、子ども中心ベクトルになります。
子どもがカゼをひいたから、残念だけれど、予定変更して看病をする。
本当は、早く寝たいけれど、子どもが昼寝したので、夜遅くまでつきあう。
本当は、外遊びなんてしたくないけれど、家にいても暴れるので公園に出かける。
すべて、お子様中心ですよね。
このベクトル変更作業がなかなか手強いのですよ。
いくら私のように学校の先生をしていて、いいクラスを作っていたとしても・・・
子どもの扱いがうまいとしても・・・ コレは仕事として上手なのです。
つまり、ベクトルは、ちゃっかりジブン向きです。
だから、ジブンの子育てとなると、結構ヘトヘトになったのです。
簡単にベクトルの向きが変わりませんでした。
でも、ジブン以外の人を中心に生きるってスゴイと思いません?
子どものために、 見返りを求めず、 ただ、子育てをするなんて
そこらのボランティアより、 よっぽど、100倍スゴイですわ。
少々のことでは、怒らず 、でも、必要なことはうまく伝え、 上手にNOを言いつつ、
ちゃっかりジブンのお楽しみはやっていく。(笑)
お母さんっていうオシゴトは、壮大ですよね。
きっと、 これがほどよくできたママのおうちでは
子どももスクスク、優しい子・強い子に伸びていくと思います。
よく、「自分が困ると勉強するようになる」
「自分から気がつくと勉強するようになる」と言います。
たしかに、自分が「これはマズイ」と気が付くと、心を入れ替えて自分から進んで勉強するでしょう。
ただ、それがいつなのかということですよね。
気が付くのが10年後だとしたら、、、、、子どもは大きくなってしまっています。
私は、そんな気が遠くなるようなことを期待するよりも、
今すぐにおうちの方がちょっと勉強をサポートしてはどうかと思うのです。
子どもはね、義務感では勉強をしません。
勉強するとうれしい、勉強すると楽しい、わかるとおもしろいと思えば、勉強をするようになります。
つまり、「快」を感じるとやるわけね。 じゃあ、どうするかですよね。
子どもが勉強している姿を見た時に、目に見えたことをそのまま言葉にします。
「おー、頑張っているね」
「今日は、計算ドリルが宿題なんだね」
「だんだん難しくなってくるね」
「半分終わったね」 「やる気があるね」
と目に見えたことをそのまま言葉にして伝えます。
これだけで、子どもの存在を承認したことになります。
承認されると子どもは、もう少し頑張ってやろうかな~と思うのです。
残念ながら、子どもは怒られてもやる気はでないのです。
子どもは、どれほどの勉強内容をどの時間配分でやるのか、わかっていません。
時間の使い方がわかるまでは、お母さんが質問をして、子どもに決めさせていきましょう。
このやり方で、うまく勉強ができる経験をしていくと、
しだいに自分一人でも集中して勉強する時間が長くなります。
勉強は、自分の部屋があっても、親のそばで勉強することがスタートです。
自分の部屋で勉強させる必要はありません。
むしろ、親の見ているところで、しっかりと勉強ができるようになってから
自分の部屋で勉強するほうが望ましいのです。
また、「そんな面倒なことをいつまでもできないわ」と思われるかもしれません。
でもね、子どもは、自分一人で勉強する前段階として、
うまく勉強ができたと実感する必要があるのです。
その最初の手助けが、お母さんのちょっとした一言なのです。
そして、そのやり方で勉強がうまく軌道にのっていくると、
しだいに自分一人で学習する時間が長くなり、さらに集中して取り組むようになります。
そうなれが、親も安心して子どもを見守ることができるようになります。
まずは、そこまでのサポート係として、一日五分でも、お子さんに時間を使ってくださいね。
勉強しない子どもを五分怒るのであれば、
その五分をお母さんがコントロールできる行動に使っていくのです!