「うちの子は、屁理屈が多いです~」という場合、
そのお子さんは言語能力が高いと言えます。
人間は、誰かに不満を持つときに、自分のお得意分野で攻めようと思います。
屁理屈が多いお子さんは、言葉の力が高いので、そこで勝負しようと思うのです。
まあ、あまりにも屁理屈が多いと大人はイライラしますけどね。
そんなお子さんは、たくさん話を聞いてあげてくださいね。
それをやっていて、子どもの心が安定してきたら、次第に屁理屈が減ってきます。
ココロ貯金の法則はとってもシンプルです。
「入り」が多くて、「出」が少なければ、
子どもは必ず落ち着いてきます!
さて、東ちひろの子育て相談
を受けられたママさんからのうれしい小ワザ報告です。
ジャンケンやボードゲームなど、
なぜか勝負ごとに負けそうになると大騒ぎのお子さんがいます。
現実的には、「勝負に負けた」という事実だけなのですが、
その裏側に
「損をする」
「不利益を被る」
「自分が全面的に否定された」
「相手はズルイ」
「おもしろくない」
などの感情が加わることで、いわゆる「大げさ系」に発展します。
「事実」+「ネガティブ感情」⇒「おおげさ系」の法則です。
さらに一日3回「ココロ貯金」をすることで、
お子さんのメンタルが安定してきています。
以下、成功ママ(小1男の子ママ)からの報告です。
■子育て相談を受ける前のお子さんの様子はいかがでしたか?
負けず嫌いで、ジャンケンに負けたり、
遊びのルールが守れないことがありました。
そんな時は、「ボクはもうやらない!」
と大泣きしてしまい、困っていました。
■どんなことを試してみましたか?
ジャンケンを30回~50回子どもと自分がやってみました。
するとほぼ50%の確率で、
どちらも勝ったり負けたりすることを発見しました。
そこで、
「ジャンケンはくじと同じだね」
「負けたからといって、弱い人じゃないんだね」
「たまたま連続で負けることもあるんだね」
とわかりやすく子どもに伝えました。
それ以外にも「ココロ貯金」として、
朝:やさしく起こす、
昼:家の外に出て帰宅を迎える、
夜:背中をさすって添い寝をしています。
■お子さんはどう変化しましたか?
ジャンケンに負けてもぐずって泣くことがなくなりました。
1学期も終わりましたが、めだったトラブルもなく、子どもが安定し始めました。
その他にも『ルールを守る対策』を試みた結果、
子どもが日頃知らない人の中でしたがフットサルをやることができました。
今までだったら、知らない人の中だし、新しいゲームだし、
大声で泣き出すところでしょうが、
事前に「ちょっとした工夫」をすることで子どもが安定していました。
(小1男の子、年中男の子、1歳女の子ママ)
いかがですか?
子どもだって、「泣かずに済むこと」ができれば、本人の負担が軽減します。
それには、ただ「泣くもんじゃない!」と怒るのではなく、
事前の「ちょっとした工夫」が大事なんですね。
やっぱり・・・ 「ココロ貯金」+「怒らずに済む仕組み」です。
とはいえ、いくらなんでも
「なんとかしてほしい!!!」
そんなことはないでしょうか?
子どもが落ち着いている時には、いくらでも
子どもを認める言葉がけができます。
問題は・・・・
子どもの状態が悪い時です。
いつまでもハミガミをしない
手を洗わない
宿題が遅い
忘れ物が多い
いくらでもありますよね。
そんな「子育ての困った」に直面した時
ママの言葉力が試されます。
大きなカミナリは、中学校に入ったらみごとに通用しなくなります。
わたしの子育てでは、そんな困った状態の時
わたしができることは何があるのだろうか??
こればかり考えてきました。
たとえば、ハミガキを子どもがしないとしましょう。
そんな時の声かけはどうしますか?
「ハミガキやったの??」
が多いでしょうか。
人は、「・・・・やったの?」と言われると
確認されている
または、
「出来ていない子」として扱われていると
感じます。
私たちは、大人も子どもも自分にとって、
利益があると思う情報にしか耳を傾けません。
だから、自分が聞きたくない情報だと判断すると
子どもは、ココロのシャッターを下ろしてしまいます。
わたしだったら・・・そんな時
「ハミガキOK??」
ときいちゃいます。
もちろん、磨いていないとわかっていてもです。
「OK?」と言う時には
「ハミガキがデキル子」として扱って声をかけます。
すると
できていないときには
「あっ、まだだった・・・」とハミガキをすることでしょう。
そこで「いつも言っているでしょう」は禁句です。
この一言を言ったとしてもまず、子どもはな~んにも変わりませんから。
子育ては、知恵比べです。
子育てって、「怒らないレッスン♪」だと思う。
子どもは、間違いなく!
ママのガミガミがなくなると
ぐんぐん伸びる子に変わっていきます!
自分から行動デキル子
やさしい子
ねばり強い子
多くのママが望むタイプの子どもに育ちます。
だから、子どもの変え方を思案するよりも
ど~やったら、子どもを怒らずに済むのかを
考えた方がよいのです。
「怒らない」と言っても
お母さんがガマンするわけではありません。
「やるべきこと」を「やる」ので
怒らずに済んだ・・・というのが正解です。
私も昔は、ホントによく怒るお母さんでした。
その頃は、自分のやりたいことが何もできず
子どもではなく
自分自身が不安定でした。
すると、エネルギーを爆発的につかう子育てに
向かっていけなくなります。
当然、子どもの「ココロ貯金」は貯まらずに、
どんどんもれている状態ですから、
ますます、子どもの気になる行動が出てきます。
でもね~、
今は本当に怒りません。
1年に2~3回くらい怒るかなっていうくらいです。
なんでって、
片目をつむって大きくしているのと
子どもをまったく変えようとしていないから。
子どもに
「あちゃ~・・・」と思うことがあっても、
「私がデキルことは、何があったのだろうか?」
といつも考えています。
そうするとね!!!!!
子どもは、どんどん伸びる子になっていきました。
私の子どもではないくらいに
よ~く、、頑張る子になりました。
人をまとめるチカラも出てきました。
私がやったことは、花や実に栄養をやったのではなく、
地面の下の根っこに
水と肥料と日光をやりました。
そうしたら、時間差攻撃で
立派な花が咲くようになりましたよ。