さて、今日はとっても大事なお話。
子どものほめるところがない時どうするか・・・です。
題して「オセロの法則」
お子さんの状態が100点満点の80点レベルだとしましょう。
そんな時は、80点分が目立ちますから、
あれも出来ている、これも出来ていると ほめるこ とができます。
しかし、今20点だとしたら・・・ 出来ていない80点が目立ちますから
あれも出来ていない、これもいい加減 、とになります。
これは、普通の感覚です。
なぜならば・・・何事も分量が多い方が目立つのです。 オセロも同じ。
黒が勝っている時は、 「わ~、黒ばっかり」 「真っ黒」 と感じます。
そこをあえて 「白あるよね~」 「2個もあるよね~」
「白ってきれいよね~」 「白好きだわ~」 と白のよさをみつけてつぶやいていくのです。
つまり、白色にフォーカスします。
人は、フォーカスしたところの分量がさらに増えていくのです。
白のよさをつぶやいていたら、だんだん白色のコマの量が増えていくのですよ。
たとえばね、 「片づけ下手ね」と言えばいうほど片づけ下手になるんです。
「あら、片づけやる気あるね」 「自分で片付けてエライネ」 「片づけ天才だね」
と早目に声をかけることなんです。
先手必勝! 子どもが頓挫する前に言葉をかけていきます。
すると、じわじわ白色オセロのごとく出来る分量が増えていきますよ。
このテは、小さいお子さんにも使えます!
子どもって、昨日よりもびっくりする
くらいの成果を上げることって・・・
ほとんど、滅多に、まず、ありません。。。
そのわりに、時間通りにやるべきことをやらずに
怒ってしまいがちではないでしょうか。
そう!
子どもってほめようと思っていても
すぐに気になる行動をはじめてしまい
やっぱり、最後は
怒っちゃう。。。
これは、ホント多い子育てパターンです。
コーチングでは、ほめることも含めて
「承認」をしていきます。
たとえば
ちょっとした変化をコトバにして伝える
これも「承認」です。
「汗、かいたよね~」
「日焼けしたんじゃない?」
「今日の荷物重たかったでしょ~」
これもOKです。
これは、「存在承認」というもので
相手の存在そのものを見ています
関心をもっています
というメッセージを伝えることです。
これって、子どもをよく
見ていないとできないのです。
関心を寄せていないと言えないのです。
人間は、無視がいちばんコワイ。
中学校は、これから夏休みまでハードです。
部活の大会はあるし、学校によってはテストもあるし
土日も忙しいことでしょう。
そして、学校って、かなり暑いです。
だから子ども達は
親が思っているよりも、
ず~~~とハードにがんばっています。
ママが代わりに学校に行くことはできませんが
家に帰った時に、承認のコトバをかけていくと
切れかけた携帯電話の充電ができます。
「承認」は、子どもへのエネルギー補給です。
「中学生が疲れるというなんて、おかしい!」
「昔はもっと大変だった」
「みんながんばっている」
と言われても元気はでません。
たとえば、自分にいいかえるとわかりやすい。
「お母さんが疲れるなんて言うのは、おかしい!」
「昔はもっと大変だった」
「他のお母さんもみんながんばっている」
どれもイヤですよね~
あなたは子どもに何とコトバをかけますか?
大事なことは、【コトバの使い方】ですよ。
私は、今までずーーーーっと考えていたことがあるのです。
それは
どうしたら
「やる気がある子が育つのか」
「自信がある子が育つのか」
ということです。
私は、元小学校の先生です。
そうすると、学校には非常に優れた子どもがいるんです。
・やる気がある子
・自信がある子
・しっかりしている子
・頑張り屋の子
・人に親切な子
・荒れた子に振り回されない子
・心の軸がぶれない子
・負けん気がある子
・思いやりがある子
・努力家の子
・まじめな子
こんな子っていいと思いませんか?
で、私はどうしたら、こんな子が育つのかを研究していました。
うまく育っている生徒を見つけては、
その子の親がどんなことをしているのかを観察していたんですね。
するとある法則に気がつきました。
【1】ママが自分の人生を楽しんでいること、やりたいことをやっていること
【2】そして、【1】で得たエネルギーを子どもに与えているのです。
ママがただ遊んでいるだけ、楽しんでいるだけではダメです。
これは私の中の学校経験から感じたことです。
さらに、もっと詳しい理論を知りたいと思いました。
私が最初に執筆した本『魔法のコーチング』を書き上げる時に、
ただ大事なことを羅列する本はイヤでした。
だれでも書ける寄せ集め的な本にはしたくありませんでした。
本は一回出版されると著者の手を離れてひとり歩きします。
だから、責任がもてる本、子育てに困っている人が役に立つ本、
買ってよかったと思える価値がある本を作りたいと思いました。
そしたらね、「ココロ貯金」という方法を思いつきました。
子どもは「ココロ貯金」が貯まるとやる気と自信がある子どもに育ちます。
でもね、ココロ貯金がダダもれになる時があるんです。
それは、ママが子どもに感情をぶちまける言い方をする時です。
それでは子どもは、自分が大事にされているとは感じません。
とはいえ、子どもを怒鳴らないママはいませんよね。
じゃあいったいどうしたらいいのでしょうか???
そこをクリアしないと、子どもは変わっていきませんからね。
怒ることをガマンするだけではいけません。
ガマンは必ずいつか爆発します。
そして、ガマンは体に悪いです^^
じゃあ、悟りを開く。
これも無理ですよね。
子育て中は、悟りを開いている場合じゃない。