子どもが誕生した時、どれほどの人から
「おめでとう!」とお祝いをされたことでしょうか。
「女の子?男の子?」とどの人もほほえみながら
お祝いの言葉を言っていれるものです。
でも、
子育てがこんなに大変なものとは誰も言わなかったかもしれません。
病院を退院したその日から、「子育てストレス」(>_<)は始まっているのです。
田中ウルヴェ京さんは子育てストレスを以下の6つと言っています。
1,誰も自分のつらさをわかってくれないという「孤独感」
2、どんなにつらくても子どもに八つ当たりはできない
「ストレス発散の場の欠如」
3,自分だけで勝手に時間を使う事ができなくなった
「時間的喪失」
4,子どもを育てるならば、ちゃんと頑張りたい、自分がしっかりとしなきゃという「責任」
5,なんでもこなせるはずだったのに育児なんて初めてという
「自信喪失」
6,寝たい時に寝られない「心身疲労」
そして、私は
7,子育てにお金がかかり、自分の欲しい物を後回しにする
「金銭喪失」をプラスしたいと思います。
まずは「7つの子育てストレス」があって普通ということを知っておくことが大切です。
●子育てママならば、大なり小なり誰もが感じることなのです。
●あなたひとりが感じているわけではありません。
あこがれの子育てをイメージしていたら、自分だけ子育てで疲れている気がしたり、
そんな自分を責めたりしてしまいます。
心はどれくらい疲れているのか、傷ついているのかが目には見えません。
手や脚を折った時には「どうしたの?大丈夫?やることがあったら言って!」
と誰もが声をかけられます。
でも、心が疲れている時、傷ついている時は本人も周りの人も目には見えないのです。
ココロはとっても傷つきやすい生き物です。
子どもを怒り過ぎると・・・
「ママは、自分のことを嫌っている」と勘違いをしたり
「どうせ、ダメな子」と自信をなくしたり
しがちです。
とはいえ、お怒りをゼロにするのは、ちょっと待ってください。
一気になくそうとしても、なかなかゼロにならないために
結果的に爆発しやすいです。
まずは、
1日 10回雷を落としているとしたら・・・・
それを7回にしませんか?
そして、
3回も減らせた自分に、大きなマルをあげます!!
↑
これがコツです。自分をほめます。
まだ、「できていない部分」は、そのままにしておきます。
そこをあえて、意識しないんです。
そうすると、「できない部分」にエサをやらないことになるので
いつかは枯れて、弱っていきます。
意識すると
エサをやることになるので、そこが太ります、大きくなります。
ますます、変わりません。
7回に減れば、いつかは5回になります。
5回になれば、そのうち3回になります。
3回になれば、気がつくと・・・・
1日 1回だったりします。
【スモールステップ】が怒らないママへの一番の近道です。
下の子が幼稚園に入るまでの時期は、人生でもっとも怒りの感情が多くなります。
理由は、24時間、365日いつも子育てを休みなくやっているからです。
この時期に比較的子どもを怒らずに済む人は、快く子育てをサポートしてくれる人が複数いる場合です。
お母さんの負担が小さくなるのですね。
とはいえ、私も実家から離れた場所で子育てをしましたので、そんなにたくさんの
サポーターさんはいませんでした。
ただ、そんな時期だと知っていないと「わたしってダメな母親」と思ってしまうといけないので・・・
この時期は、子ども連れて行くことができる場所をひとつでも増やし、
子どもを快く預かってくれる人を有料・無料の別はありますが、増やしていくことは大切です。
子どもが泣くと、多くのお母さんは子どもを預けることを躊躇しますけどね、、、
それよりもお母さんのメンタルへルスを維持する方が大切だとは思うのです。
お母さんがハッピーならば、子どもはもっとハッピーです。
ぜひ、ご自愛くださいね。
子育てをしているとこんな気持ちになることはありませんか?
・子どもがいじめられたらかわいそう
・子どもが受験に失敗したらかわいそう
・子どもが勉強についていけなくなったらかわいそう
この「かわいそう」は、ママの心模様が大きく影響しています。
じつは、ママと子どもは見えない糸でつながっています。
だから、ママは、子どもがつらい経験をしているのを見ておれなくなります。
特に自分が小さい頃にいじめられたり、受験で失敗したり、
勉強が分からない経験がある場合は、それと同じ感情を子どもに味合わせたくないと思います。
そして、子どもの「かわいそう感情」に敏感になります。
実際にはまだ何も起きていないのに、予期不安として早めに
「こうなったらどうしよう・・・」と思うのです。
ママが子供に「かわいそう」と思う時は、その気持ちは「ママの課題」とも言えます。
じつは、この「かわいそう感情」、パパの感じ方とママの感じ方は違います。
それは、パパとママが今までに傷ついた経験が違うからです。
人は、過去に自分が傷ついた経験については、超敏感なんです。
無意識に、これ以上心が傷つきたくないので、早めに予防線を張りたくなります。
だから、ママは「子どもがいじめられるとかわいそう」と思っても、
パパは「自分で乗り越えないといけない」というように考え方が違います。
ということは、あまりにも子どもに関することで「かわいそう」と思うことは、
ママ自身が未消化で終わっていないってことなんです。
未消化で終わっていない感情があると、いつまでも子どもがかわいそうと感じます。
その場合は、大事なわが子に「かわいそう」と思う出来事が続くことがあります。
だから、私は定期的に自分の心メンテナンスとしてセラピーを受けるようにしています。
「今日は、このテーマで・・・と決めておかずに受けると、あら、
知らぬ間に傷ついていました私」となります。
じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?
2つの方法があります!
1つは、子どもをかわいそうと感じる自分を味わいます。
「あ~、私はいじめられるでき子どもをかわいそうと思っているんだ~」と味わいます。
味わい尽くします。
それが十分できると、少し自分を客観視できます。
客観視できるようになると、その「かわいそう感情」に飲み込まれなくなります。
もう1つの方法は、過去に傷ついたママの心を修復することです。
ママがその心の傷を癒しておかないと、さらに子どもをかわいそうと思う出来事が増えてしまいます。
子どもは体を張って、ママのトラウマを解消しようとしています。
子どもってじつはスゴイのです。
過去のトラウマ解消は、私の子育て相談でも大きなテーマなんです。
そこをしっかりとやっていかないと、「子どもの話を聴きましょう」とお伝えしても、
「でもね、怒鳴っちゃうんです」となります。
だから、いつまでたっても根本的に子どもが変わっていきません。
(セラピーは魔法ではないので、何で傷ついているかをみつめそれを癒すことをします)
そんな私も何度も何度も自分の心メンテナンスとしてインナーチャイルドセラピーを
お金を払って受けたり、自分自身で行ったりしてきました。
私のような対人援助職は、自分のメンタルが不安定で心配事が多いと、
お母さんの話を十分聴くことができません。
子育て心理学マスター講座1日目では、「心の仕組み」「インナーチャイルドセラピー」と
丸1日かけて行います。
講座を開くインストラクターは、自分で自分のメンタルヘルスをいい状態にできないといけませんからね。
私は、自分の経験からも、子育てまっさかりの頃って、
自分の最もみにくい部分が露出すると思っています。
・今までこんなに怒ったことがなかった、という位に怒ってしまう人
・子どもや、夫にやさしくなれない人
・やさしい言葉をかけられても、すねてとってしまう人
・かたくなに、周囲の協力を拒否したり、人の意見を聞きたくない人
・「もうダメ、助けてほしい」って言うと、迷惑をかけた気になったり、負けた気になる人
私が分析するのには・・・
子どもが生まれる前も、仕事で大変なことはあったはずです。
でも、その頃は、時間もお金も余裕がありますから、【気晴らし】ができるのですね。
ごまかしやすいわけです。
それが、子どもを持つと、時間ナイ、お金ナイ、自由ナイ、発言権ナイ、自信ナイ、
のナイナイづくしになるわけです。
さらに、人間が一番手っ取り早く、ストレス解消をする「ゆっくりとお風呂に入る」
「おいしい食事をする」「ぐっすり眠る」の三拍子が、見事に奪われてしまいます。
つまり、「癒しタイム」が「戦場」と化します。
そのため、子育てママは、恒常的に、イライラしっぱなしになります。
子育てママには、労働基準法も、人権もないのです。それでも、
「ママは笑顔が一番よ」って言っても・・・ねえ・・・・無理ですわ。
あっ、無理と決めるとますます、「無理を証明する事実」がでてくるので、
特に下の子が、幼稚園に入園する前の時期は、過酷な状況になります。
だから、ここは、何が正しいとか、理想論とか言っている場合ではありません。
ママが、何をしたらラクなのか、心が燃え尽きずに済むのかだけ考えてもいいですよ。
ママがイライラしているのに、顔は笑顔はあり得ません。
もしも、神様がいるとしたら、「図々しい善人」になるチャンスよーって言っています。きっと。
ここで、身に着けた処世術は、必ずや今後の人生に役に立つことと思います。
女の人生は忙しいですからねー。仕事も介護も出てきます。ふー。
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