「あなたは、本当にだらしがない」
「あなたは、いい加減」
「あなたは、嘘つき」
「あなたは、いつも遅い」
と子どものマイナス部分を言葉にしないほうがよいです。
それは、子どもがマイナスの言葉を意識するからです。
それよりも、具体的に子どもがどうしたらいいのか、
お母さんがどうしてほしいのかを伝えた方がいいですね。
子どものことを一番よく知っているお母さんが言うと・・・説得力ありすぎます。
子どもが約束を破ったとき、親はどんな対応をしたらいいのでしょうか。
まず、私はあまり子どもと約束はしませんでした。
というか、子どもと約束をした記憶は1回もないです。
実は、
約束をするから、破るという行為も生まれます。
結果的に必要以上にしかることになります。
まず、子どもは今一番楽しいと思えることを優先するという特徴があります。
だから、約束を破ろうと思っていなくても
結果的に「約束を破ってしまった」ということになります。
楽しいことを優先させちゃったわけですね。
私は、その都度派です。
●「ひとつだけでも宿題しておいた方がいいと思うけどね。」
(お得感を出す)
●「ランドセル、部屋に行くならば、持って行ってほしいでーす」
(具体的に、子どもが行動しはじめる時に言う)
●「弁当箱、出した??」
(出していないのを知っていて、質問する)
親に必要な約束でも、子どもには必要感がありません。
だから、平気で忘れます。
でも、「その都度質問」を根気よく続けていると、だんだんと習慣化されてきますよ。
そして、いずれは自分で考えて行動できる子どもになっていきます。
親との約束がなくってもね。
私が自分の子育てでいつも考えていることは・・・
「この子は、何をしたら元気になるのだろうか」
ということです。
一応、子どもを変えようとは思っていません。
元気がないなと思えば、おいしい食べ物で心を癒そうと考えます。
がんばりすぎて、へこたれているなと思えば、遊びに連れ出したり、
こちらもやっぱり気晴らしができるおいしいものを作ります。
ははは・・・
高1男子にできることは、食べ物で心を癒すことみたいですね。
●好きな飲み物
●好きなアイス
●好きな料理
胃袋へのアプローチでした(汗)
そうそう!
もうひとつあったわ。
●何があっても全面的に肯定して子どもの話を聴く
でした。
ぐち・武勇伝も想定内です♪♪
何事も、うるさいところ、汚いところ、が目立ちますよね。
子どもが泣き叫んだり、おもちゃを出しっぱなしだと、その部分が目立ちます。
【1】「音がなく静か」「整然」
【2】「音がうるさい」「乱雑」
このふたつは、どう考えても後者の方が目立ちます。
それは、極めて「ふ・つ・う」のことです。
でもね、「子どもの能力をもっと伸ばしたい」と思ったら・・・
【2】に意識を向けすぎず、【1】をしっかりと、「探して」、それを「言葉」にしていきます。
一見カミワザのようなことですが、これは私が先生時代、そして現在の家庭で常に心がけていることです。
子どもは一日中うるさいわけでも汚すわけでもありません。
【普通】に過ごしているときに
「落ち着いているね」
「さすが、○○くん」
「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね」
と【言葉】をつかって子どもを認めていきましょう。
それが子どものエネルギーになります。
子どもはお母さんの投影です。
私は子育てには表課題と裏課題があると思っています。
…
表課題は、産んだ子どもを育てること。
裏課題は、自分が触れたくないトラウマの消去です。
未解決、未完了の課題に向き合い解消していくと、、
結果として子どものこと、夫のこと、両親のことも解決してきます。
子育ては頭を下げて、恥をかいてするものです。
自分だけのことならばいくらでも取り繕うことが出来ますが、
子どもは親がコントロール出来ませんからね。
でも、子どもはその親の姿から多くを学んでいます。
親って痛いシゴトです。ふーーー( ̄_ ̄ i)
今できる一番いいと思うことをやりましょう。
過去は、古新聞です。
いつまでも過去を握りしめていると手が汚れます。
過去を後悔したり、まだ来ない未来を思いわずらうエネルギーがあるのなら、
「今、ここ」でできることをやりましょう。
その延長線上に明るい未来が待っています。
お子さんがうまくできないことは「不得手な部分」です。
でもね、この不得手(弱点)克服だけに邁進すると、労が多い割には、芽が出にくいです。
多くの場合は、疲労困憊してしまします。><
不得手部分は、あえて片目をつむって子育てしましょうか。。。
時には両目をつむることも必要です。
ちなみにわたしの子育ての歴史は、あきらめの歴史です(笑)
こちらが望んだように、子どもは大きくなりません。
でもね、きっちりとココロ貯金を貯めておくと、想定外のところが出来るようになります。
私が出来ないPC操作を息子が出来たり、安定思考の母に似ず、自由奔放な娘になったり・・・
まあ、こちらが望んだようにはちっともなりませんねえ(汗)
子供をチューリップに例えましょう。
あなたは赤色が好きだとします。
だから、子供は赤色のチューリップに育ってほしいと切望します。
でもね、わが子が赤色の球根かどうかはわかりません。
たとえば、想定外の「黄色」の球根ってことがよくあります。
オレンジだったりピンクだったり紫や白もありますね。
つまり色の種類は選べないわけ。
でね、親ができることは、その球根を土に埋めて、水と太陽の光を当てることだけなんです。
そうするとわが子は春になるとスクスクとチューリップの花を咲かせてくれます。
黄色のね。
でね、じつは!
もっと残念なことがあるのです。
花によっては最後まで咲かずに終わる花がありますよね。
つぼみはつけたけれど、花は開いていかない、、、
親としてはソコだけは避けたいところなのです。
親ができることは、セッセとわが子に水と太陽の光を当てること。
ちょっと切ないけれど、自分もそうして大きくなったわけですね。
どんな色のチューリップが咲くかはお楽しみ♪
案外、自分とは違って、新種のチューリップかもしれませんよ。八重もあるしね。
色だって、自分の想定外の色なんてこともあるわけね。
赤色でも黄色でもないということもアリです。
どちらかに決めるという思考そのものが固いわけ。
子どもへの愛情は、大事です。
でも、それをうまく伝えることは、もっと大事です。
つまり、いくらママが心の中で、子どものことを大切な子と思っていても、
口につく言葉が悪かったら・・・
子どもは、言われた言葉を信じます。
心の中は、目には見えませんからね。
言われた言葉の方が、ずっと説得力があります。
じゃあ、一体どうすればいいのでしょうか?
自分の子どもは、やる気があって、自信があって、つよく、やさしい子どもに育ってほしいと思いませんか?
私は、思います。
そんな姿の子どもを育てたいと思ったら、
自己肯定感といって、自分を自分で認めることができる子、自分が好きな子に育てるといいのです。
ただ、体が大きくなるだけでは、心までは成長しません。コレ、本当ですよ。