今日は、小学生のお子さん向けにおうちでママが出来ることについてです。
この頃、私がいつもやっていたことの1つは、今学期に使ったドリルの片付けです。
たくさんの物があると3学期以降に子どもが間違って学校に持っていくことがあります。
そこで、使わないドリルは、ひとまとめにして、いつも使っている教科書とは違う場所にお引越しします。
これを子どもに「片付けなさいね」と言うだけでは、子どもは何をどのように片づけたらいいのかわかりません。
そこで、
【1】使用済みのドリルの置き場を子どもと一緒に決める
【2】子どもがドリルを移動したら、「オッケーです!」と声をかける
【3】低学年は、頭に手を置いたり、グーサインをしたり、頭の上で丸を作る
【4】高学年はハイタッチがおススメ
出来たことを承認するには、「言葉」と「動作」のセットがわかりやすいです。
ママの表情がニコってするだけでは子どもはわかりにくいです。
子どもは、なんでも許してくれる人には、自分の悪い面を露骨に出します。
逆に本音を出すと厳しく怒られる場合、または無視をされる場合はその本音をそっとかくします。
傷つきたくないからです。
どちらがいいのかというと・・・・
悪い面を出されると親としては、たまったものではありませんが、前者の方がいいのです。
「私ばかりに子どもが悪態をつくわ」という方は、お子さんはお母さんに本音を出すことが出来るよい状態だとも言えます。
私にはふたりの子どもがいます。上の子は社会人(女)、下の子は大学生(男)です。
今では、どちらも親もとを離れて自活しています。
じつは、私は今までに自分の子どもに、さほどしつけらしいしつけをしていません。
それよりも私が心がけていたことはこれです。
1)子どもの話を聴く
2)否定語は言わない
「そんなことしたら将来困るよ」「グズだね」とも言いませんでした。
言うとかえってそのようになると思うからです。
言葉には力がありますからね。
さほどしつけはしていませんが、自分の「言葉のチョイス」だけは気をつけました。
「それでちゃんとした大人になれるの?」と思われるかもしれませんが・・・
おかげ様でちゃんとした大人になりました。
今では、安心して見ていることが出来る感じです。
人は、言われたような人になります。
一般的には、子育ては、万人に通じる正解はないと言います。
それは、そうかもしれませんが、これほどまでのエネルギーを費やしてしている子育てですから、もう少し頼りになるものがほしいと思いました。
「スキンシップは、大事よー」と言うけれど、
「いつまでなの?」
「今のやり方で大丈夫なの?」
「甘えさせることは大事って言うけれど、ずっとやっていて、子どもがひ弱にならないの?」
「巨人の星の星一徹(古っ!)みたいに、厳しくした方が、強くなるのと違うの?」
とまあ、あれこれと考えたものでした。
その後、結婚後に採用試験を受けて採用された小学校の教員をすっぱりやめて、私は、子育てをしながら、心理学やコーチングを学びました。
もう少し頼りになるものを探し求めて・・・。
実は、それがあったのです!あったのですよ!(大事なことは、2回言いました)
私は、その方法がわかると、本当に子育てがラクになりました。
もちろん、怒りすぎてしまうこと(今はないけどね)もありましたが、そんな時、何を行うといいのかがわかるようになりました。
現在は、学校勤務をしていませんが、手を焼く子どもと接する時も、さほど迷わないのですね。
ダラダラ長くなりましたが、私は、その大事な子育て術を1冊のテキストにまとめました。
●「子どものやる気がぐんぐん伸びる!ハッピーママの子育て心理学」
基礎編という感じで子育てに大事なことを体系的にまとめています。
子どもをもつとほとんどの人は、大なり大なり、小なり、
子どもに感情をぶつけて怒りながら育てています。
それは、私も含めてです。
仮に、その割合が世の中の99.99%のお母さんだとしましょう。
そんなに高い割合なのに、声高らかに「子どもは、ほめて育てましょう」と言っても・・・・・ねえ。
多くのお母さんは、「わかっているけれど、ついガミガミと感情を爆発させて怒ってしまうのです」と言うことでしょう。
だから、私はあえて「子どもを感情で怒ることをゼロにしようとしなくてもいいですよー」と言います。
でもね、、、「あまりにも言いすぎたな」と思った時には、
「お母さんちょっと言いすぎたわ。ごめんね」と子どもにも、ひとこと謝っておきましょう。
そうすると、子どもは「そうかーー、お母さん言いすぎたんだ」とわかります。
そして、自分を嫌っているわけではないとよくわかります。
ココを子どもが勘違いすると面倒くさくなります。
そして、お母さんが子どもに謝ると、案に世の中には、
間違いをした時に「謝る」という手段があると教えることもできますし、
お母さんも完璧ではないと早々と伝えることもできるのです。
ただし、子どもに謝った場合に、子どもが「ホント!!お母さんは怒ってばっかりだよね」とか「いつも謝るだけだよねー」とか言っても、くれぐれも反撃をしませんように。
ひくーくしゃがんで、頭の上を台風が過ぎ去るのを待っていてください。
そこで文句を言うとまた長引きます。
暑い日のグダグダ~家庭は、それだけ本音を出しやすい場所っていうことです。
幼稚園も小学校も親が思っている以上に「あ・つ・い」所です。
そんな気温の変化が激しいときは、子どもが家でぐだぐだしやすいです。
でも、家でぐだぐだしていても、その状態は「家の中」だけのことが多いです。
家庭は、それだけ本音を出しやすい場所っていうことです。
母子ともに、イライラしやすい時期ですが、まずは子どもに冷たい飲み物を飲ませてあげてくださいね。
冷たい飲み物は、ヒートアップした子どもの心をクルールダウンさせてくれます。
ちなみに、学校へクレーマーのお母さんが来た時には、
熱い飲み物ではなく冷たい飲み物を出す方がいいと言われています。
これも冷たい飲み物でヒートアップした心が落ち着いてくることをねらっています。
今日もお子さんが帰ってきたら、まずは親子でクールダウン。
応援していますね。
子どもは、子育ての道しるべ。
子育ての方向性が間違っていたら、きっちりと「違いますよーーー」とサインを出します。
そのサインが、かんしゃくや兄弟けんかなど、子どもの気になる行動として表されます。
子どもがお母さんを育ててくれております。
うれしいような、うれしくないような・・・。