子どもが思春期に差しかかると、親に生意気なことを言うようになります。
ただね、反抗も少々練習中ってところで、親にしたら「ツッコミどころ満載」です。
よく聞いていると、どう考えても子どもがおかしいってことのオンパレードです。
そんな時期ですが、親に認めてほしい気持ちは人一倍ですからややこしい、、、
だから、「目に見えたこと」「ちょっとした変化」「ねぎらい」
を言葉にして伝えてあげてくださいね。
「ごはん、終わったね」
「お風呂出た?」
「今日は寒かったね」
「荷物重そうだね」
「なんだかお疲れモードね」
「ゆうべは、よく寝た?」
こんな一見当たり前のような言葉ですが、子どもを見ていないと言えません。
おもいっきりほめなくても大丈夫です。
ひょっとしたら、反抗期女子も男子も、平気で「見るな」「来るな」と言うかもしれません。
でも、その言葉の背後にある感情は「自分の存在を認めて欲しい」です。
だから、親は「目に見えたこと」「ちょっとした変化」「ねぎらい」を言葉にして投げておきましょう。
反応が返ってこなくても、ちゃんと子どもは聞いています。
反応がないからと言って、無視をするとかえって関係が悪化しますよ。
このあたり、「お年頃」の子どもは難しいです。
自分としては【子どもを怒らずに育てたい!】と思っていたとしても、
1夫が 2祖父母が 「そんなことでいいと思っているの!!!」
「だからアンタはダメなのよ」 「今のうちにしっかりとしなさい!」
って子どもに言うことは、よ~~~くあります。
ママが、子どもの様子をみているあいだに すかさず! 速攻で!
ダメだしする家族がいる時、どうしますか?
その人には、その人なりの考え方があります。
今までの人生、ずっとそれでやってきているわけですから
それを全面否定してもバトルになります。
そして、残念ながら、自分以外の人(夫・祖父母)の思考回路まで
こちらがコントロールはできません。 そこを頭の片隅において・・・
子どもが何も悪いことをしていない時 、子どもがそばで聞いていない時に
「ウチの息子だけどね、パパ(おばあちゃん)が言うことは確かなことだとは思うのよ」
「間違いはないと思うのだけれどね、【→相手をフォロー】
大きな声で言われたり、否定語をつかって 「ダメ」「バカ」と言われると
【→具体的に伝える】 言われたことに腹が立つみたいなのよ」
「最近私は、子どもの様子をよく見てから、【→私メッセージ】
大きな声を出さずに、【→具体的】 子どもがわかるような言葉で話をしているんだよね~」
「そうしたら、ちょっと子どもの反応がいいのよ!」【→成果】
「素直になる感じがするわ~」 って事前に伝えておきます。
【注意①】
「あなたもこうしなさい」という「上から目線」は禁止です!
【注意②】
「だから、お前は甘いんだ」と否定されたら、それに食いつかずに
「そうかしらね~」 「そうかもしれないけれどね~」 とかわしていきます。
もちろん、いくら事前に言っても大人も瞬時の判断は変わりません。
でも、夫が祖父母が爆発した時に、いくらママが言っても聞き入れてもらうことはできません。
(子どももカッとなった時には聞いていません!)
まずは、じわじわと「私は」を主語にして伝えていきましょう。
子どもにとったらみんな大切な家族です。
今後も関係はつながるので、あきらめてはいけません。
あきらめても、何も改善されません。
ちなみに、これは「エンロール」といって自分がうまくいっている様子を
他の人に見せて巻き込んでいく方法です。
私たちは、成功している人の方法にはみんな興味・関心があります。
ちょっと気になるわけです。 すぐに怒り出すタイプの人は頭から、
指示・命令されるとすごく嫌なので成功している人の方法として
巻き込んでいくのです。 すぐにカッとなる人は、ある意味、そんなタイプの人です。
(コーチングでいう、コントローラーさん)
だから、その人を変えようと思わずに自分ができることをただただやっていきましょう!
家族って、おもしろいもので巻き込まれていきますよ。じわじわと。
子どもを育てるときに、心が不安になったり、怒りでいっぱいになったり
心が折れそうになることはありませんか?
親の思う通りに子どもを育てたいと思っていないつもりでも
ふと気がつくと、親の器の中で子どもを育てようとしてしまいます・・・
そして、子どもは親の器が小さいからといって、
自らを親の器の大きさに合わせてはくれません。
そのため、親が自分の器を大きくしない限り
子どもはいつまでたっても、親の器の中には入ってこないのです。
お産と同じで、親の器を大きくするときには心の痛みを伴います。
その痛みとは、子育てに悩み、それを克服することです。
お母さんの話の聞き方、気持ちの伝え方、愛情の伝え方などが
うまくできるようになれば、自然と子どもの心が安定しますよ。
子どもは自分の心が安定すれば、自然と意欲的な行動ができるようになります!
少々のことでは心の軸がぶれないので、本当の意味で親が安心して
子どもの成長を見守ることができるのです。
子育ては、これからも続きます。
子どものことがいつも気がかりで仕方がない状態では、
親は安心した老後を送ることはできません。
きょうだいの仲が悪いのも、子育てのやり残しを感じることでしょう。
親としては、子どもにはいろいろとできるようになってほしいと願うことでしょうが
それだけを求めた子育ては、親子の関係をどんどん悪化させます。
子どもが成人したあとでも、本当に困ったときに
親に相談をもちかける関係性が保たれれば、
おおむね子育ても卒業といったところではないでしょうか。