「子育て」って、自分以外の誰かを中心にして生きること。
独身時代は、
「●●がないとワタシ、ダメなの~」
「ワタシって、コレがあるから仕事もがんばれるのよね~」
「ワタシどうしてもコレがしたいのです!」
「今日は、ホント暑かったから、早めにビール飲んで、サッサと寝よ~」
これらが全部自由自在にできたのです。
ジブン中心に ジブンがしたいこと、好きなことを中心にして生きることができたのです。
この時のベクトルは、すべてジブンに向いています。
それが、子どもが生まれると いきなりベクトルの向きが変わります。
ジブン中心ベクトルが 、子ども中心ベクトルになります。
子どもがカゼをひいたから、残念だけれど、予定変更して看病をする。
本当は、早く寝たいけれど、子どもが昼寝したので、夜遅くまでつきあう。
本当は、外遊びなんてしたくないけれど、家にいても暴れるので公園に出かける。
すべて、お子様中心ですよね。
このベクトル変更作業がなかなか手強いのですよ。
いくら私のように学校の先生をしていて、いいクラスを作っていたとしても・・・
子どもの扱いがうまいとしても・・・ コレは仕事として上手なのです。
つまり、ベクトルは、ちゃっかりジブン向きです。
だから、ジブンの子育てとなると、結構ヘトヘトになったのです。
簡単にベクトルの向きが変わりませんでした。
でも、ジブン以外の人を中心に生きるってスゴイと思いません?
子どものために、 見返りを求めず、 ただ、子育てをするなんて
そこらのボランティアより、 よっぽど、100倍スゴイですわ。
少々のことでは、怒らず 、でも、必要なことはうまく伝え、 上手にNOを言いつつ、
ちゃっかりジブンのお楽しみはやっていく。(笑)
お母さんっていうオシゴトは、壮大ですよね。
きっと、 これがほどよくできたママのおうちでは
子どももスクスク、優しい子・強い子に伸びていくと思います。
よく、「自分が困ると勉強するようになる」
「自分から気がつくと勉強するようになる」と言います。
たしかに、自分が「これはマズイ」と気が付くと、心を入れ替えて自分から進んで勉強するでしょう。
ただ、それがいつなのかということですよね。
気が付くのが10年後だとしたら、、、、、子どもは大きくなってしまっています。
私は、そんな気が遠くなるようなことを期待するよりも、
今すぐにおうちの方がちょっと勉強をサポートしてはどうかと思うのです。
子どもはね、義務感では勉強をしません。
勉強するとうれしい、勉強すると楽しい、わかるとおもしろいと思えば、勉強をするようになります。
つまり、「快」を感じるとやるわけね。 じゃあ、どうするかですよね。
子どもが勉強している姿を見た時に、目に見えたことをそのまま言葉にします。
「おー、頑張っているね」
「今日は、計算ドリルが宿題なんだね」
「だんだん難しくなってくるね」
「半分終わったね」 「やる気があるね」
と目に見えたことをそのまま言葉にして伝えます。
これだけで、子どもの存在を承認したことになります。
承認されると子どもは、もう少し頑張ってやろうかな~と思うのです。
残念ながら、子どもは怒られてもやる気はでないのです。
子どもは、どれほどの勉強内容をどの時間配分でやるのか、わかっていません。
時間の使い方がわかるまでは、お母さんが質問をして、子どもに決めさせていきましょう。
このやり方で、うまく勉強ができる経験をしていくと、
しだいに自分一人でも集中して勉強する時間が長くなります。
勉強は、自分の部屋があっても、親のそばで勉強することがスタートです。
自分の部屋で勉強させる必要はありません。
むしろ、親の見ているところで、しっかりと勉強ができるようになってから
自分の部屋で勉強するほうが望ましいのです。
また、「そんな面倒なことをいつまでもできないわ」と思われるかもしれません。
でもね、子どもは、自分一人で勉強する前段階として、
うまく勉強ができたと実感する必要があるのです。
その最初の手助けが、お母さんのちょっとした一言なのです。
そして、そのやり方で勉強がうまく軌道にのっていくると、
しだいに自分一人で学習する時間が長くなり、さらに集中して取り組むようになります。
そうなれが、親も安心して子どもを見守ることができるようになります。
まずは、そこまでのサポート係として、一日五分でも、お子さんに時間を使ってくださいね。
勉強しない子どもを五分怒るのであれば、
その五分をお母さんがコントロールできる行動に使っていくのです!
今回は、夫についてイライラして
しょうがないというお話です。
夫が子育てがうまいかどうか、結婚するまでわかりません。
これはくじ引きではないですが、
お子さんが生まれた後にしかわからないのです。
お母さんは出産すると、もれなく母親になります。
お父さんはと言うと
戸籍上は父になっても、
実生活のうえでお父さんになれた
かと言われるとなかなか難しくて、
すくなくとも1年はお母さんとは差があります。
子育てをするなかで、夫との価値観
大事にしているものの違いが
子どもを介して表面化してきます。
「夫婦の意見は、一緒がいいよね」とよく言います。
でも、夫婦でもお互い育ってきた環境が違いますよね。
これがいい!というものが全くちがう訳ですよね。
なので、子育てを通して
お互いに「それ、ちがうよね」ということが
でてきます。
お子さんを育てる中で
夫がストレスです、というのはよくあります。
ただ、なかなかお父さんも、お母さんがいろいろ
言ったところで変わらないんですよ。
子育てをしているお母さんは、子どもの面倒をみることに
精一杯で、キャパオーバーになってしまいます。
夫のことを考える余裕がないのですね。
なので、
夫を変えようと、エネルギーを注ぐよりは
お母さんが今日一日できることをやっていく方が
ベターなんじゃないのかなと思います。
圧倒的にお母さんの方が子どもと関わる時間が長いので
お母さんが子どものココロ貯金を貯めていくと
お子さんの変化もでてきます。
結果、夫が、このやり方もアリなんだいう事が
わかってくるんですよね。
結論をいうと、
子どもがうまく成長すれば一番いいわけです。
なので、夫がストレスという場合、
夫を変えようとするのは、非常に疲れます。
なかなか、変わりません。
それよりもお子さんのココロ貯金を貯めてください。
その結果、お子さんがうまく成長していくと
夫が「お前が悪いんだ」と言わなくなります。
夫がお母さんに「お前が悪い」という場合、
お子さんの、何かしらの不適切な言動があり、それを見たのならば、
お母さんがお子さんのココロ貯金を着々と貯めていくチャンスです。
お父さんにお母さんの子育てのやり方を見せおく、
ということです。
夫を変えようと、お母さん自身の
エネルギーを使うのではなく
まずは子どものココロ貯金を貯めていきましょう!