よく「子どもを見守りましょう」と言います。
でも、その見守り方は、長期的な視点に立った、正しい見立てにおいての
ものであれば、それはいいことです。
でも、一体何をしたらいいのかわからないから・・・
とりあえず「見守りましょう」というのはいけません。
厳しい言い方ですが、それは、見守るのではなく、正確には、
何もしていないことと同じになります。
子どもにとって、一日、一日は貴重です。それをどんな風に過ごすのかは、
とても大事です。
私は、その過ごし方を具体的にお伝えしています。
ただ待っている時間はもったいないです。
とくに子どもの時間は、大人の一日よりも貴重です。
40歳と41歳の1年間よりも、4歳と5歳の1年間は価値が大きいです。
ウチの子、全然わたしの言うことをきかない!
あまりにも宿題をしない!
いつまでたっても、片づけをしない!
そんな時、あなたはどんな言葉をかけますか?
コーチング的に言うと
「あなたは、どうしたらいいと思う?」
「何時から宿題できそう?」
「ママは、片づけてほしいんだけどな・・・」
[なぜ]ではなく、[何]で質問したり
[わたしメッセージ]を伝えたり・・・・
それでも、
どうしても
お子様が行動してくれない時には・・・
「いい加減にしなさ~~い!」
「何回言ったらわかるの!!」
「ホントにいつもダメなんだから!」
と言いたくなるかもしれません。
わたしだったら・・・
「やる時は、やる子だからね・・・」
と少々苦しまぎれに言っておきます。(汗)
この言葉を言うときは、今すぐ打つ手はない!
罵声を浴びせたい気持ち
そんな時によく使います。
この言葉
今まで何回中学校勤務でつかったことか・・・・
この言葉を言うとおやんちゃくんもまんざら悪い顔はしません。
そして「うん、そうだよ!」という表情をします。
(わたしからのメッセージが伝わっている気がします!)
今すぐどうにもならない時には、
罵声よりも
「やる時は、やる子だからね」
といっておきます。
これは、即効性はありませんが
じつは、かなり後から効いてきます!
何度も何度も繰り返し言われていると
「自分は、きっと やる時はやる子なんだ・・・」
とすり込まれていくのです。
本人がやる気になったとき、
根拠のない自信がわき起こってきます!!
どうせ、行動しないのであれば先への投資もおすすめです。
子育ては、なが~~~い。
子どもは、親の思ったとおりには動かないもの。
とはいえ、いくらなんでも
「なんとかしてほしい!!!」
そんなことはないでしょうか?
子どもが落ち着いている時には、いくらでも
子どもを認める言葉がけができます。
問題は・・・・
子ども状態が悪い時です。
いつまでもハミガミをしない
手を洗わない
宿題が遅い
忘れ物が多い
いくらでもありますよね。
そんな「子育ての困った」に直面した時
ママの言葉力が試されます。
大きなカミナリは、中学校に入ったらみごとに通用しなくなります。
わたしの子育てでは、そんな困った状態の時
わたしができることは何があるのだろうか??
こればかり考えてきました。
たとえば、ハミガキを子どもがしないとしましょう。
そんな時の声かけはどうしますか?
「ハミガキやったの??」
が多いでしょうか。
人は、「・・・・やったの?」と言われると
確認されている
または、
「出来ていない子」として扱われていると
感じます。
私たちは、大人も子どもも自分にとって、利益があると思う情報にしか
耳を傾けません。
だから、自分が聞きたくない情報だと判断すると
子どもは、ココロのシャッターを下ろしてしまいます。
わたしだったら・・・そんな時
「ハミガキOK??」
ときいちゃいます。
もちろん、磨いていないとわかっていてもです。
「OK?」と言う時には
「ハミガキがデキル子」として扱って声をかけます。
すると
できていないときには
「あっ、まだだった・・・」とハミガキをすることでしょう。
そこで「いつも言っているでしょう」は禁句です。
この一言を言ったとしてもまず、子どもはな~んにも変わりませんから。
子育ては、知恵比べです。
子どもをもつと親心から
早めに子どもの失敗を回避させたいと思うようになります。
友達にやさしくしなさい
忘れ物に気をつけなさい
うるさくしていけません
どれも大切なことですが、
私は、子どもが小さいときに小さい失敗はさせた方がいいと思っています。
子どもが石につまづかないように
ママがキレイに道を掃いてしまうと
子どもは、ケガをする経験をしないまま大きくなります。
でも、
石を避けて通る力
つまずいて転けても、手をつくこと
痛い時に、誰かにSOSを言うこと
こんなことは、とっても大切な能力です。
石をママが避けてばかりでは身に付きません。
小さい頃に小さい失敗をたくさんする
そして、
転け方
避け方
謝り方も
学んだ方がいいのです。
大きい失敗になった時
困るよりはずっと大切。
親がフォローできる間にやっておきましょう。
お子さんが幼稚園・学校でイヤなことはイヤだと言える子どもにしたいと
思いませんか?
集団の前でも、しっかりと話ができたり
イヤなことをイヤといえるためには・・・・
家庭でママに、しっかりと話を聴いてもらい自信がある子どもに
しておくことが大切です。
だって、「集団の前」や「イヤという」ことってかなり普段の会話よりも
ハードルが高いのです。
その普段の会話ができていないとまず、次のステップには行きにくい。
いくらあなたが
「しっかりしなさい!」
「強くなりなさい!」と
言ったとしても
子どもは「しっかり」も「強く」もなりません。
ママから「プラスのふれあい」をたくさんしてもらい
自信がある子どもにしておくと放っておいても、友達や集団と
コミュニケーションが取れるようになりますよ。
- 「ふ~ん」
- 「へ~」
- 「ほ~」
- 「それで?」
この4つを繰り返して、ただただ聴きます。
アドバイスは、求められない限り必要ありません!
この4つで、子どもがもっているネガティブな感情を溶かしていくことが
できます!
心がスッキリすれば、多くの場合お子さんの行動がよくなっていきます。
子育ては急がばまわれ!
お試しください。
ココロとカラダは、連携プレーが得意です。
ココロから笑顔のママになれればそれが一番いいのですが
そうも言っておれない時が多いことでしょう。
特に朝から暑く、夏休みのお子さんが家庭にいれば忙しくないわけが
ありません。
イライラしても、普通です♪
そんな時は、ココロを変えようと思ってはいけません。
汗を流しながら、片づけが出来ていない部屋に掃除機をかける時なんか
とてもやさしいキモチにはなれません。
また、、そんな自分を責めてもいけません。
責めれば責めるだけ、自分のエネルギーが枯れてしまいます。
さきほど、ココロとカラダは、連携プレーが得意と言いましたよね。
だから
ココロは変えないで
口元だけ、
3ミリ上に上げます。
口角のすぐ上には幸せを感じるツボがあります!
つまり、口角を3ミリでもあげておくと勝手に幸せな気分に変わって
しまいます。
シアワセスイッチが勝手に入るのです★
ココロが伴っていなくても形から入ればやがては、ココロが影響されて
いきほっこり幸せな気分になるのです。
科学的にも証明されています。
脳って、案外だまされやすいのですわ。
口角が上がると
「この人、今たのしいのね」
と勘違いしてしまい
そこから、本当に幸せな気分に変わっていきます。