子どもが保育園・幼稚園・学校・学童等から帰ってきて、
「あ~疲れた・・・」
なんていうことはないでしょうか?
親としては、
「子どもが疲れるなんておかしい・・・」
「みんな、がんばっているよ」
「お母さんが子どもの頃は、もっと長い距離を歩いていた・・・・・・・」
なんてつい言いたくなるかもしれません。
でも、子どもはママに自分の 気持ち をわかってほしいだけなのです。
そんな時、ママに「しっかりしなさい!」と正論で言われると・・・
かえって心のシャッターをガラガラと下ろしたくなりそうです。
心の中で・・・・・
「言わなければよかった・・・・・」
と感じるかもしれません。
人は弱音を否定すると、だんだんその人に弱音をはかなくなります。
だって、弱い部分を話して、それを否定されたら思いっきり傷つきますもん!
子どもだって、傷つきたくないのです。
大切なことは、
子どもは、弱音をはくと、弱い子どもになるわけではありません。
弱い心を認めてもらった方が、保育園・幼稚園・学校・学童などで
強くなれます。
弱い自分もママが、
「大丈夫!ホントよくやっているよ」(飲み屋のママがうまい★)
と認めてくれたと感じると、強い自分を認めてもらった時よりもず~っと、
強くなれます。
ダメな自分でさえも、それでOKといわれれば結果的に、
早く心も体も回復するのです。
大好きなママに言われるとしたら、こんな心強いことはありません!!
他の誰がダメだと言っても、ママがミカタだと思うと、それだけで外で
強くなれます。
そして、家で甘えた姿を見せたとしても、外で同じ行動をするわけでは
ありません。
子どもだって、使い分けています。
人は、弱音をはいても、それを聞いてくれると思う人にしか弱音は
はきません。
まずは弱音をはいてくれてよかったのです。
「ぐちゃぐちゃな気持ちは、受け止めると小さくなります!」
子どもって、
「○○ちゃんが、意地悪をした!!」
「仲間外れにした!」
とぐちゃぐちゃの気持ちをママに伝えることがあります。
そんな時には、
「あなたは、不満ばっかり!」
「あなたも悪い!」
は【禁句】です。
子どもにネガティブな感情がある時は、一度それを吐き出してしまいましょう。
おなかの中にたまっていては、イライラと落ち着かない姿か
ダラダラとやる気がない姿になってしまいます。
だって、心の中がネガティブ感情いっぱいなので
それと似たネガティブな行動しかできないのです。
吐き出す方法は、ママが全面的に味方になって子どもの話を聴いてあげます。
「ふ~ん、それは嫌だよね」
「仲間に入れてほしいよね」
と味方になります。
そんなことしたら、子どもが助長するのでは??
と考える必要はありませせん。
幼稚園も学校も、先生は全員の子どもを平等に見ます。
だから、ママだけなんです、自分の味方になってくれる人は。
少々のことは、だまされて、子どもの言い分を尊重します。
十分に自分の気持をわかってもらえたと感じると
子どもは、強くなれます。
そして、ぐちゃぐちゃの気持ちをわかってもらえると
それだけで、そのネガティブな気持ちは小さくなります。
ネガティブな気持ちが減少すると、
子どもはまた元気に過ごすようになります。
ママのチカラは、スゴイのです!
子どもと毎日過ごしていると
「子どもって、好きなことを言うわね・・・」
ということはないでしょうか?
「幼稚園疲れた~~」
「(本当は軽いのに)カバンが重い~~」
なんて具合です。
子どもが疲れたなんて言うのはおかしい!
この程度のカバンで重いなんておかしい!
そんな気持ちになるでしょう。
でもね、そんな時は、
お子さんのココロ貯金が目減りしているサインかもしれません。
急がば回れ!
ここは、いっちょ!役者になってください!
「正しさ」は脇に置いて
「そうか、お疲れさんなんだね★」
「ホント、このカバンなかなか重たいね~」
『母はあなたの頑張りを知っているよ』といったスタンスで
子どもが言った「疲れた」「重い」という言葉をそのまま
オウム返し していきます。
それだけのことで子どもは自分の気持ちをわかってもらえたと感じます。
「気持ち」はわかってもらえたと感じると一気に落ち着きをみせてきます。
逆に
話をしようと思った時その気持ちを否定されたと感じると
かえって火に油状態です。
さらにネガティブな感情は大きくなっていきます。
おもしろい構造になっています。
まあ、ココロから言えると一番いいですがね
とっても言う気持ちになれない時には
気持ちが変わるまで待っていないで
とりあえず
言葉だけでもオウム返してみてください。
そのうち、おこさんの様子が落ち着きますから
いずれはあなたの気持ちも言葉どおりになってきます。
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ココロよりも行動を変える方がずっと簡単です。
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たった1秒であなたの子どもが変わります!
と言われたら
うそ~???と思うでしょうか。
実は、本当ですよ。
子どもが話しかけてきたら
きちんと
「うん」「ふん」「へ~」とあいづちを打ちます。
「うん」も「ふん」も「へ~」も1秒です。
言っているつもりは、NGです。
人は、自分の話をしっかりと聴いてもらえるとそれだけで、自分を肯定的に
みてもらえたと感じます。
ココロ貯金もきっちり貯まるので自然と自信がある子どもに変わりますよ。
子育ては、シンプルです。
私たちは、み~んな、自分のことをわかってほしいと思っています。
だから、子どもが話しかけてきたらよほど法律にふれるような内容でなければ
「ふ~ん」
「へ~」
「ほ~」
「なるほどね」
とあいづちをうちながら話を聴いてあげましょう。
たとえ、それが武勇伝でもいいのです。
家でたくさん自分の話を聴いてもらえた子どもは学校で自慢話をしなくても済みます。
聴いたからといって図に乗ることもありません。
大丈夫です!
私は、以前大人の電話相談機関にいました。
詳細は言えないのですが、全面的に傾聴するだけで、人の命も救えました。
本当です。
聴くって本当にスゴイ効果があるんです。
自分の話を肯定的に聴いてもらうということは、「自分の存在そのもの」を
肯定的に見てもらえていると感じます。
だから、か~さんに聴いてもらえた子どもは強くなります。
子どもとはいえ、「ママのバカ!!」なんで言われたら腹が立ちますよね。
それは普通のことです。
でもね、子どもが言うことは全て本心とは限りません。
子どもの語彙は少ないもの。
だから、子どもなりに知っている言葉を並べることがあります。
また、一番大好きなママに、イヤな言葉を言うのは
ママには、それほど自分の思いをわかってほしいということ。
そして、
それまでも受容と共感はできなくてもよいのです。
オウム返しで「ママのことをバカって思っているのですね・・・」
な~んて言わなくていいです。(汗)
そんな時は
「ママのバカは、ないよね~~」
「ママも傷つくわ・・・・」
とその言い方スキではありませんと伝えます。
そして、子どもに「もう二度と言いません」と約束させたり
ココロが入れ替わるまで説教はしません。
淡々とママの気持ちを言っていきます。
これは思春期も同じです。
子どもをやりこめたり攻撃はしないで
ママがイヤだと感じているということを淡々と伝えます。
子どもって結構、ママの言葉を聞いています。
ハンドルを自分が持つがごとく自分ができることに焦点をあわせましょう。
子どもとはいえ、相手を変えることはものすごいエネルギーが必要です。
それよりも、
自分ができることは、何があるだろうかと視点を変えてみます。
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