子どもが小さい時の対応については、
このブログでも出版物でもいろいろ媒体があります。
でも、中学生の反抗期対策って本少ないですよね~
子どもによっても反抗の出し方も違います。
男女でもかなり違うでしょう。
この頃子ども達は、ヤクザな状態です。
つまり「あ~言えば、こ~言う」状態なのです。
ほめても 「ウザイ!」
ちょっと話を聞き漏らしても、「無視した!」
あきらかに自分が悪くても、
その否を認めず他(親・先生)のせいにする。
お天気が悪いのも、毎日暑いのも、
堂々と他人のせいにしていくのです。
彼らは。
この時期の反抗は、大人・社会・親を乗り越えていく作業なので
とりあえず、なんでも反抗したり、文句を言います。
だから・・・
「その言い方はダメでしょ!」
「お母さんに向かってなんて事を言うの!!」
「どう見ても、あなたが悪い」
といくら言っても 聞く耳を彼らは持ち合わせていません。
じゃあ、子どもに
「うるせ~!クソババア!」と言われたらどうしますか?
今まで大切に育てたわが子にいわれたら
悲しいやら、情けないやら、腹が立つやら。
ではないでしょうか。
こんな時は、
「クソババアはないよね~」
と言います。
売られたケンカは買いません!
今、機嫌が悪いんだな~と
子どもからの投げかけを受け取らないようにします。
子どもから話しかけてきたら、
なんでも受け止めていくのがよいのですが
この場合、あえて受け取らないという選択もあります。
その際、無言でなく、↑こんな言い方を返していきます。
私が中学校勤務の際に
もしも、「オバサン!」と子どもに言われたとしたら・・・
「オジサンじゃないけどさ~」と返します(笑)
売られたケンカは買わなくていいのです。
第二次反抗期についてです。
この時期は、必要な時期とはいえ
かなり親も消耗します。
でも、その時期をこじらせず
早めに脱出する方法が実はあるのです。
それは
①正しさで迫らない
②勝手に言わせておく
③ママの気持ちは、アイメッセージで伝える
①正しさで迫らない
この時期子どもは、かなり理不尽な態度をとりがちです。
「いくらなんでも・・・」
「あまりにも・・・」
「言わずにおれない・・・」
そんな声が聞こえてきそうです。
でも
ここで正しさを訴えても、子どもには響きません。
むしろ親子関係が悪化してしまいます。
②勝手に言わせておく
この時期の子どもは、どう考えても
「オマエが悪い!」
という事を言います。
親の肩をもつわけではありませんが
たいていの場合、親の言い分が正しいのです。
子どもの口からは
「うるさいな~」
「ウザイ!」
「キモイ」
「マジ、ヤバイ」
「うるせーババア」
も出てくるかもしれません。
ここで、親力が試されます。
ここで、親の威厳をわからせようと
強気にでてはいけません。
こんな時は、言わせておきます。
押さえ込めば、押さえ込むほど
反抗期が長引きます。
反抗期は、親を乗り越える作業でしたね。
③ママの気持ちはアイメッセージで伝える
とはいえ、反抗期も1日や2日で終わるわけではありません。
長期戦です。
ママのガマンばかりでは、続きません。
たとえば
「うるせ~、ババア」
といわれたらどうしますか?
こんな時は
「ババアは、ないよな~」
と子どもを追いつめずに、自分の気持ちを伝えます。
「お母さん、ババアだけは嫌だわ~」
もいいです。
子どもの挑発にのってはいけません。
何もいい結果は生まれません。
そして
どうしてもなんとかしてほしいと思うことだけ
アイメッセージでうまく伝えてみます。
訓練です。
きっとできます。
何を言われても、イライラしない訓練です。
そして、相手が落ち着いている時に
うまく自分の気持ちを伝える訓練です。
2~3才のイヤイヤ期。
ウチもありましたよ~
でもね、
このころの反抗は絶対にあった方がいいですよ。
2~3才のイヤイヤ期にあった反抗は
よく覚えていない方もあるくらいです。
ホントに困っていたら、
絶対に覚えてますよね。
その分、中学生でど~んと出すのですね。
倍返し って感じ。
でもね、
まだこの時期に出すお子さんはいいのです。
家庭内はめちゃ荒れますが・・・
ここで、反抗していなかったら
いつするんでしょうか?
20才になってから
30才になってから
40才になってもまだ反抗しきれていない
大人・子どもになってしまうと
結構大変です。
子育ての最終ゴールは
子どもの自立です。
裏ゴールは、
税金を払う人になることです。
中学生~20才くらいまでのお子さんのママが
テキストを購入されたり、子育て心理学講座を
受講してくださることも、とっても多いんです。
子育てって、これで終わりという感覚がないですからね。
私は、
子育てに遅すぎるということはないと思っています。
確かに、小さい時の方が、子どもの反応は早いです。
1回のお試し体験で、お子さんの変化を実感される方も
よくよくよ~くあります。
子どものかかわりは、幼いころのほうが
子どもの変化が早く現れると
感じています。
例えば、家をつくるときに
基礎工事をしたうえに家を建てなくては、
いくら鉄骨の家を建てたからといって
すぐに傾くのが目み見えていきます。
でもね、
子育てには遅すぎることはないのです。
書店には、「子育ては三歳までは大切」
「十歳までに子育ては決まる」という
本が並んでいます。しかし、子どもが
思春期になってからでは手遅れだとしたら
小学校の高学年の先生や、中学校の先生は
すでに手遅れの子どもの相手ばかりをしていることになります。
いくら、がんばっても子どもは変わらず
無駄なことをすることになってしまいます。
また、大人が自分を変えたいと思って
コーチングやカウンセリングを受けても
何も変わらないということに
なってしまいます。
しかし、そんなことはありません。
大人だって、コーチングを受けることで
コーチにモチベーションを上げてもらったり
やる気を引き出してもらいます。
カウンセラーにカウンセリングを受けることで、
自分に自信を感じることができるのです。
だから、決して
人が変わるのに遅すぎることはないと思っています。
遅すぎるのであれば・・・
大人のコーチングもカウンセリングも
やってもムダだということですから。
過去の子育てを悔やむよりは、
いまできる一番いいと思うことを
やっていきましょう。
親子関係は人間関係の一つのかたちです。
人間関係は、こちらのかかわり方が変われば
必然的に相手の反応も変わってきます。
むしろ、何も変わらないほうが難しいです。
子育ては、
気づいた時が、
一番いい日です。
今から、ここから。