反抗期の子どもは、手のかかるお年頃です。
反抗期はなんともならないのか、と言うとそういう訳ではなく、
やることをきっちりやっていただくと
お子さんの変化がでてきます。
よく書物では「反抗期はあっていいものです」「子どもを見守りましょう」と言いますよね。
それはごもっとものことですが、、、
抽象的ですよね。これだとお母さんが何をやったらいいかわかりません。
小学生であれば宿題をやらないこと、
中学生であれば試験勉強をまったくしないことについて
親の悩みが深くなります。
本来であれば、子どもは、
何かができなくても存在そのものを認めることが大切です。
幼い子どもであれば、「お母さんはあなたがだ~い好き」と言葉で
伝えたり、抱っこやおんぶをすることも、心の安定に必要です。
そんなことが子どもの自己肯定感につながり、意欲的に勉強に挑戦する子どもになっていきます。
では、子どもがなかなか勉強しないときは、お母さんはどうしたらいいのでしょうか。
ここは、あえて勉強をさせることに全力をあげず、ココロ貯金を貯めていきます。
勉強には、親が思っている以上にエネルギーが必要です。
そのうえ、不安感、怒りで頭の中がいっぱいの状態では、思考力も記憶力も鈍くなります。
お母さんができることは、車にガソリンを満タンに入れてあげることだけです。
給油後すぐに走りださなくても、しだいに心が安定して前向きな気持ちになれば
自然と勉強にも意欲的になります。
興味深いことに、親の思い通りに子どもを動かそうとしても
反発されて終わっていたのに、子どもの心が安定してくると、
自然と一番望ましい行動をとるようになります。
とりわけ、プラスのふれあいのなかで効果がある三つの方法は、
「子どもの話を聞くこと」
「正しさを振りかざさないこと」
「ガミガミ口調をやめること」
です。この三つに集中して取り組んだ結果、
お母さんがガミガミ言わなくても、子どもが
自分から勉強を始めた例がたくさんあります。
お母さんに、「最近の僕、落ち着いているでしょう」と言ったお子さんもいました。
心の安定と勉強への意欲は大いに関係しているわけです。
日頃の会話を大切にして自己肯定感を高めることが、最大のポイントです。
反抗期は、小学校高学年から中学校、高校にかけて自我が芽生える時に、
親への教育の見直しが始まると言われています。
もちろん、反抗期はあっていいものです。
ですが、あまりにも行き過ぎた反抗、親への暴言や暴力、部屋から全く出てこなくなったり
などすると、子ども自身もダメージが大きくなりますし、
お母さんへのダメージもとても大きくなるんですよね。
で、私はこの反抗期っていうのは親が止められないもの、どうしようもないものなのかな?と
思っていたのですが、実はあることを試みていくと、この反抗・反発が落ち着いてくるんですよ。
暴言が多くなるのと、落ち着いてくるのでは雲泥の差です。
学校へ行くことに反発する・・・
学校へ行っても突っ伏して寝てしまっている・・・
家でも勉強しない・・・
という子どもが
お母さんと仲良くコミュニケーションが取れたり、
朝起こすときに体を触ってもイヤがらない
となると、親もラクになりますし、全然変わってきますよね。
子どものメンタルヘルスも整ってきている、という事なんです。
この時期に子どもが反抗・反発すると、やはり勉強しなくなります。
小学校・中学校は義務教育ですよね。なので、学校をお休みしたからといって、
退学にはなりません。留年にもなりません。それで、悩ましいのは高校です。
高校以上になると、義務教育ではありませんね。なので、もう登校日数が足りないと、
どれだけ先生がフォローしようと思っても、お母さんがフォローしようと思っても
厳しい現実として、退学になります。
学校によって日数は違いますが、全日制でよくあるパターンは、一年間の三分の一が
欠席になると、退学になります。もっと厳しいところになると、
四分の一が欠席になると、退学というふうになっていきます。
なので、もしも高校に入ってすぐ、入学初日から学校をお休みするとしたら、
そうですね・・・だいたい夏休みの声が聞こえてくる六月後半、七月くらいには
イエローカードが突きつけられてしまいます。と言うことがあるんですよね。
なので、反抗期があってもいいのですが、やはりあまりにも荒れると
子どもの人生にもダメージがきますし、お母さんの心配や負担も大きくなってきます。
でも、この反抗期というものは、成すすべがないのではなく、やることがあるのです。
多くの本は、見守りましょうとかって書いてあります、
でも、私は「見守りましょう」という言葉は
どうなのかな?と疑問に思っています。
適切な行動をやらないで、時間だけ経っても子どもは変わっていきません。
子育ての最終目標は子どもの自立です。
とはいえ、あまりにもお子さんが反抗すると、
兄弟・親へ暴言を言ったり、ゲーム三昧だったり、
勉強しなかったり、登校を渋ったり・・・
親を悩ませることになり、自立とは無縁になってしまいます。
子どもが自立しないと、親は子どもがいくつになっても子どもが心配の種になります。
もちろん、自分ひとり何とかなれば幸いですが、
子育てはそんな簡単に上手くはいかないシロモノです。
「なんとかしたい」けれど、「できないです・・・」と言っていると、
1年でも2年でもあっという間に過ぎてしまいます。
そんな時は、子育ての専門家とタッグを組むとお母さんが最強になります。
子育て心理学講座では、子どもが何をやったらいいのか、
具体的にお伝えする仕組みと方法があります。
私は、第二次反抗期は止められないもの、なすすべがないものと思っていました。
でもね、第二次反抗期のお子さんの荒れ方が収まり、さらに「やる気」になる方法があるのです。
子育て心理学は、反抗期で荒れたお子さんの
『自己肯定感を高める仕組み』と『超具体的なやり方』があります。