この頃の子どもは、 自分のことを棚に上げるのがうまい!
自分のことは、棚に上げながら 親や先生は指摘する天才?なのです。
しかも、 まだまだ論理的に「つっこみどころ満載」のことしか言えず
あ~言えば、こ~言う星人宇宙人になります。
どうぞ、 なが~い目と ひろ~い心をお持ちください。
この時期は、親を踏み倒す 乗り越える過程ですから、親をバカにした言い方が多発します。
それに加えて、 「どう考えてもあんた間違っているよ」 ってことを平気で言ったり、
親の神経をかき乱す行為に走ります。
・法律を犯すこと
・他人に大きな迷惑をかけないこと
・本人に大きな損失があること
・キケンなこと
これ以外であれば、片目をつぶりましょう。 時には、両目も。
いちいち、とがめたり、厳しく怒らなくてもいいのです。
子どもの挑発にのりません! でもね そのまま、何をやってもいいわけ?
そんな声がどこからか聞こえてきます。
そんな時の必殺ワザは、 「お母さんは、〇〇してほしいんだけどな。」
とお母さんを主語にして、あなたの気持ちを伝えます。
たとえば 靴下を脱いだままにしているとしましょう。
そんな時に 「いつも言っているでしょ」 「いい加減にしなさい!」
ではなく、 「お母さんは、靴下を、カゴに入れておいてほしいんだけどな~」
とあなたが思った、その気持ちをそのまま伝えてみます。
毎日毎日、お子さんの様子が同じであっても 淡々と 伝えていきます。
そんな、なまぬるい! とお感じの方もあるかもしれませんが
他のやり方がありますでしょうか。
この時期、 大きなカミナリ作戦は、ちょっと休憩です。 あえて、大人に言う言い方をしてみます。
これは、甘やかすことでも ご機嫌をとることでもありません。
大人になっていない子どもに あえて、大人として扱っていくのです。
その方が、早くこの時期を脱出できます。
関係をこじらせずに終わらせます。 こじらせると、思春期が長引きます。
そして、 かならず、この時期は終わります!
反抗期の子どもたちのなかには、激しい反抗がない子どもたちもいます。
激しい反抗がないパターンには、二つの場合があります。
一つ目は、親が子どもの反抗にうまく付き合い、威圧的な言い方をしないので
子どもが激しい反抗をしなくてもすむという場合です。
適切な子育てによって、子どもの本来の成長が伸ばされているので、
心配することはありませんよ。
二つ目は、親が威圧的な態度で子育てをしたり、子育てそのものを放棄したりしている場合です。
その場合、親への反抗は強まります。しかし、その反抗を表現することで
親から見捨てられたり、心が傷ついたりする可能性が高いと感じた場合は
反抗をあえて表現しようとしなくなります。
自分の心を守ろうとするのです。
そして、その反抗を自分の身近にあるインターネットや携帯電話を使った犯罪や
親が見ていないところで弱い者いじめをすることで表現します。
屈折した反社会的な行動や非社会的な行動に出ることで
心のバランスをとろうとするのです。
高圧的な子育てをしている多くの親は、
「正しいことを言って何が悪い!」
「いまのうちにわからせておかないと、あとが大変」
と感じて、思い切り強く叱責をします。
アクセル全開の状態なので、子どもの心のダメージはとても大きくなります・・・
親は子どもに「ダメなところについて、早く気づいて直してほしい」と思いますが
子どもは、「どうせ僕(私)の気持ちをわかってくれない」と感じてしまいます。
そのために親に対して、敵意ともいえる内なる反抗を強めたり
逆にますます無気力になってしまいます。
子どもがたとえどんな状態になろうとも、
子どものやる気と自信を引き出す源はプラスのふれあいだけです。
いくら「しっかりしろ!」「頑張れ!」と言っても
子どもは「しっかり」も「頑張る」こともしません。
自己肯定感が高まり、心が安定しなくては、しっかり頑張ることもできないのです。
プラスのふれあいをたっぷり受けた子どもは、心の免疫力をつけますので
他の子どもとのトラブルなども回避しやすくなり、ダメージも受けにくくなりますよ。
お母さんが子どもを怒る理由のほとんどは、正当な理由です。
ですが、正論は、時として子どもの心を傷つけます。
そう! 「正論を言わない」です。
「正論」は、文字どおり「「正しいこと」ですから、誰も悪いこととは思いません。
でもね、それを毎日毎日
「この先、自分が困るのよ」
「怒られないようにしなさい」
「気をつけなさい」
などとガミガミ口調で言うと、、、 ココロ貯金ダダ漏れです。
子どもは『なにも話さないのが得策』『どうせ誰もわかってくれない』
と思ってしまうでしょう・・・
子どもと話をするときは、子ども8割、親2割を意識してくださいね。
そして、子どもの話を聞くときは、聞き役に徹しましょう。
二週間ほどの期間、家庭内カウンセリングをするつもりで聞き役に
徹していくと、どんどん子どもの変化を感じられるようになります。
子どもがいままで言わなかった愚痴や不満、学校での出来事などを
話してくれるようになります。
私たちは自分のことが一番よくわかりません。
だから、つい「よかれ」と思ってわが子に言いすぎてしまうんですね。
親子一緒の時間が長い時期はそれだけ親の影響力があるんです。
お母さんの聴き方次第で子どもは、どこまでも伸びますよ。
お母さんのチカラは、それほどすごいのです!