子どもが小さい頃と違って、この時期の対応は難しい。
ホント家の中に移動しない台風がいるみたい。
もしくは、家の中になんとジェットコースターが走っているみたいです。
非常にキケンで、予想がつかなく、落ち着かない状態です。
子どもが小さい時には、公園へ出かけてしゃべる話題も
ウチはまだオムツが取れないだの、最近赤ちゃん返りが激しいだの
なかなか夜寝ないだの、人様に言っても大丈夫なネタなのです。
それが、思春期になると
「ウチの子、わたしにババア、死ね、消えろっていうんです・・・」
「最近、携帯料金が〇〇万です」
「最近、うちの子、家に帰ってません・・・」
「高校やめました・・・」
さすがにちょっと言いにくい話なのです。子育て本も幼児期は多いけれど
この時期、ババアと言われた対応の本って、ホントすくないですよ。みなさん!
そんな思春期対応のコツがありますよ。
早めに脱出方法があるので、ぜひ実践してみてくださいね。
①正しさで迫らない
この時期子どもは、かなり理不尽な態度をとりがちです。
「いくらなんでも・・・」 「あまりにも・・・」 「言わずにおれない・・・」
そんな声が聞こえてきそうです。
でも ここで正しさを訴えても、子どもには響きません。
むしろ親子関係が悪化してしまいます。
②勝手に言わせておく
この時期の子どもは、どう考えても 「オマエが悪い!」 という事を言います。
親の肩をもつわけではありませんが 、たいていの場合、親の言い分が正しいのです。
子どもの口からは 「うるさいな~」 「ウザイ!」 「キモイ」
「マジ、ヤバイ」 「うるせーババア」 も出てくるかもしれません。
ここで、親力が試されます。 ここで、親の威厳をわからせようと
強気にでてはいけません。 こんな時は、言わせておきます。
押さえ込めば、押さえ込むほど 反抗期が長引きます。
反抗期は、親を乗り越える作業でしたね。
③ママの気持ちは、アイメッセージで伝える
とはいえ、反抗期も1日や2日で終わるわけではありません。 長期戦です。
ママのガマンばかりでは、続きません。
たとえば 「うるせ~、ババア」 といわれたらどうしますか?
こんな時は 「ババアは、ないよな~」 と子どもを追いつめずに、自分の気持ちを伝えます。
「お母さん、ババアだけは嫌だわ~」 もいいです。 子どもの挑発にのってはいけません。
何もいい結果は生まれません。 そして 、どうしてもなんとかしてほしいと思うことだけ
アイメッセージでうまく伝えてみます。 訓練です。 きっとできます。
何を言われても、イライラしない訓練です。 そして、相手が落ち着いている時に
うまく自分の気持ちを伝える訓練です。 そうやっているあいだに 人間の器も広がりそうですよね。
そして、反抗期は必ず落ち着きます。 そして、うまく親を乗り越えたあとは
少々、ほったらかしておいても大丈夫なたくましい大人になります
子育てって、なんと壮大な作業でしょうか。
台風に巻き込まれたり、吹き飛ばされる前にご覧ください。
私に子育ての電話相談をするお母さんは、子どもが学校や家庭で起こすトラブルや
わがまま放題の状態など、悪い態度を改めてほしいと願っています。
そのため、「どうしたらいいですか?」と私のところに駆け込んできます。
ます私は、お母さんが困っている状況・悲しんでいる気持ちをひたすら聞きます。
そして、子どもがなぜそんな態度をとるのかをお伝えするようにしています。
お子さんの多くが、ココロ貯金が焦げ付いた状態にあります。
だから、どうやったら子どもが変わるのかではなく、
その問題行動とはまったく別次元の手立てをとります。
つまり、いまからでもいいので、子どものココロ貯金を貯めてもらいます。
そして、目に余る問題行動については、できるだけ怒らずにすむ方法をお伝えしています。
ただ、それだけのことなのですよ。
一般的には、思春期の子どもは変わりにくいと言われています。
しかし興味深いことに、以上のことを進めていくと
子どもの言動や表情がよい方向に向かっていきます。
今までだったら、反抗しかしない子どもが、
「下の子にやさしくなった」「いき渋りが改善された」
「親子のコミュニケーションがとれるようになった」「勉強をするようになった」
となることは、本当によくあるんですよ。
「学校が休みの時に、子どもが宿題をちっともやらない!」ということはないでしょうか?
親としては、宿題は早く終わらせてほしいと願います。
が、子どもはそうとは思っていないのです。
大人は、今までの経験からおおよその予想をして、
「いま宿題をしないと、あとで困るよ」
と言いますが、親にいくら言われたからといっても、
子どもは経験が少ないために、親の言っていることが
実感できず、よくわからないのです。
子どもは、「今がよければそれでいい。自分は困っていない」
と感じることが多いので、親子で温度差が生じるところです。
では、一体どんな時に、子どもの宿題忘れが多いと思われるでしょうか?
①時間がないとき
②疲れているとき
③時間がたくさんあるとき
ここを知っているお母さんと知っていないお母さんの違いは大きいです。
でないと、「うちの子だけ宿題をやらない!」と思いますからね。
案外子どもはこんな時に宿題忘れをするのです。