新学期は、ママの気持ちが不安になりやすいのです。
特に第一子で男の子ママは、
「ここで失敗させてはいけない」
「ここが肝心」
「最初が大事」
と思い入れが強い傾向があります。
不思議なことに、これは学年を重ねるにしたがって
どんどんゆる~くなるんですね。
子どもが小さい時は、
まだ親が子どもに期待をしているから・・・
という話も聞いたことがありますが(笑)
でもね、まずは
「この子は大丈夫」
と心の中で念じてみます。
不安感は、不安な現実を引き寄せますから。
一番キケンなのは、
母の思い入れが強すぎて、
子どもが間違った時に頭が真っ白になることです。
それじゃあ、子どものチカラは発揮できません。
現実的には、ずっと間違いをしないということは
ありえません。
だからこそ、それであなたの価値に変わりはないと
信じるチカラが大切です。
それだけで、子どもは安心します。
母のチカラは大きいです。
私は、男の子は、おとなしい女の子の3倍は
親のエネルギーが必要だと思っています。
もちろん、男の子にもおとなしい子と元気いっぱいの子がいますけどね。
「ものすごく元気な女の子」と「おとなしい男の子」をくらべると、
ちょっとだけ「元気な女の子」の方が賑やかかな~ってところです。
さて、男子は「うるさい」「汚い」「危ない」生き物です。
ママは女子なので、そんな男子を見ると理解不能になってしまうかもしれません。
ご自分がひとりっこだったり、女のきょうだいだけだとさらに、理解不能に陥ります。
そんな男の子ママによく相談されるのが、「靴下の脱ぎっぱなし」。
靴下を脱ぎっぱなしで困っているのはママさんで、
お子さんは困っていないのでしょうね。
「困っていない人」(子ども)に
「困っている人」(ママ)がリクエストをする方法をお伝えします。
こんな場合は、大きな声で子どもを怒鳴っても変わりません。
今後、子どもの靴下を見つけたら、
「コレどこに置くんだったけ?」と質問してくださいね。
強く怒鳴ると、その時の子どもはは「マズイ!」と思う可能性がありますが、
でも、その方法は、
その場限りに終わってしまい、その後の継続性は低いです。
子育ては長期戦ですからね。
ただ、ママがずっとこだわっていることは、
子どもに浸透する可能性は高いです。
なので、何度でもその都度
「靴下、どうするといいんだったけ?」
と聞いてあげてくださいね。
怒鳴ると疲れますからね。
淡々と「気づかせ作戦」でやってください。
一見遠回りのように思われるかもしれませんが、
じわじわと効いてきますよ。
うちはこの手でやりました。
今では、ちゃーんと自分で何でもやります。大学生ですけどね。
「男の子は泣いてはダメ」
こんなことを言うことはないでしょうか?
これは、
「男の子は強くあるべき」⇒「男の子は泣いてはダメ」
と昔から、固定概念があるんですね。
親としたら、「強い男の子」「たくましい男の子」
になって欲しい、そんな気持ちが見え隠れします。
だから、「男は泣いてはダメ」ってよく言うんですよね。
おじいちゃん、おばあちゃんの方がよく言うかもしれません。
昔の人の方が、「男は強くあるべき」、という気持ちが強いのですね。
でもね、これを言うとどうなるでしょうか?
心を入れ替えて男の子がたくましくなるでしょうか?
答えは、、、、、
自分の性を損だと思います。
自分の性を損だと思うということは、「自分は損」だと思うこと。
「自分は損」だと思うってことは、「自分に自信が持てない」ってこと。
自分に自信が持てないってことは、
自己否定感が低くなり、やる気も自信も生まれてきません。
つまり!親が期待している子どもの姿にはならないのですね。
さらに!
「男は泣いてはダメ」と言われると、弱音を吐けない子どもになります。
そんな男の子は、ダメな自分を大人に見せると損をすると思います。
だから、嫌なことも、困ったことも人に言えない子どもになります。
すると、ストレスを自分ひとりで抱えることになってしまい、
ますます意欲的に行動しないんですね。
だからね、男の子が泣いた時には、
「つらかったね」
「泣きたくなったんだね」
と子どもの気持ちをわかるが勝ちなんです。
じつは!
自分の気持ちを親にわかってもらえた男の子は・・・・
結果的に強く、たくましくなるんです。
ダメな自分をママに認めてもらった子どもは、自分の後ろだてがあると感じます。
その方が、強い子、たくましい子になりますよ。
子育ては、【急がば回れ】なんです。
息子を大事に思うのは当然のこと。
でも、
「この子に彼女が出来たらショック」
「私がOKだという彼女しかダメ」
「結婚は許せない」
とまでいくといかがなものでしょうか?
さらに、その息子を育てる時に
「甘やかし」や「溺愛」ということでは、この先心配です。
「甘やかしママ」は子どもから、「要求されていないこと」
も先回りして、どんどん親がやってしまいます。
それでは、子どもが自立するチャンスを奪うんです。
子どもにたくさん触れて、たくさん話を聞くことは、
子どもを「甘えさせ」ています。
これは、子どものメンタルが安定します。
たとえば、きょうだいが3人(男の子がひとり、女の子がふたり)
がいるとしましょう。
そんな時、女の子ふたりは問題なく安定して育つけれど、
なぜだか男の子は不安定だったりすることがあるんです。
するとね、多くのママは「男の子は乱暴だから仕方がない」とか言います。
つまり!
ママは女性ですから、男の子そのものの生態がわからないし、
「世の中の、男の子はみんなこんなものか!?」と思います。
さらに、誰かさんから「男の子はみんな暴ん坊よ」と言われると、
それを100%鵜呑みしちゃいます。
じつは、その誰かさんも少ないサンプル(自分の子ども)
が暴れん坊だったということを、「世の中のすべての男の子が暴れん坊」
と拡大解釈していることもあるんです。
まず、「暴れん坊」と「強くて活発な子」は違います。
その違いは、子どものメンタル安定度なんですね。
「暴れん坊」な子は、心の根っこが不安定。
だから、ちょっと誰かに何かを言われただけで、すぐにカッとなり怒りだす。
小さいわんこがよく吠えるのは、怖いからなんですね。
ということは、不安定な子どもほどよく怒ります。
一方、「強くて活発な子」は、メンタル安定路線。
心の軸が安定している子どもなんですね。
「強い子」と「やさしい子」って、
真逆なような気がするかもしれませんが、
じつは、メンタルが安定した男の子は「強くて、やさしい子」なんですね。
自分が安定しているから、人にも優しくできるんです。
「もっているもの」は、人におすそ分けができるわけ。
ということで、
強くて活発な男の子を育てる方法は、
子どもに「もっと強くなりなさい!」ということとは違う。
また、子どものお尻を叩くことでもないんです。
そんな時にはね、しっかりと子どもの味方になって
話を聴くといいんです。
まるで繁盛している飲み屋のママのように。
自分の話をしっかりと聴いてもらった子どもは、
間違いなく自分に自信をもちます。
自信があると、心のブレが少ないので、強くて活発な子どもに育ちます。
ついつい、子どもにあれこれ言いたくはなるでしょうが、
ママがたくさんおしゃべりすると、子どもが暴走したり、無気力になりますよ。
「え~、そんなになんでも子どもの話を聞いていたら、図に乗りませんか?」
と言われそうですが、大丈夫!
メンタルが安定した子どもは、図にも乗らないし、
強くて、たくましい子、そしてやさしい子になりますよ。
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