勉強って、親のフォローが必要なんです。
もちろん、親がなーんにも言わなくても、
ひとりで勝手に勉強をスイスイとする子はいいんです。
そのまま見守っていれば。
でもね、「ちっともうちの子勉強しません」と思うのであれば・・・
親が子どもの勉強をフォローする必要があります。
これは、自転車の練習と同じ。
自転車の練習をする時に、最初は親がうしろにまわって自転車が転ばない
ようにサポートをする。
それがうまくいったら、親が手を離しても大丈夫なんですよね。
で、多くのママは子どもがひとりで勉強ができるようになっていない間に
子どもから手を離すのね。
そして、「うちの子勉強しない」となってしまいます。
子どもは、こんな時に勉強をしません。
1、勉強自体がわからない
2、ほめてもらえない
3、勉強のことで怒られる
でね、この先のことを考えるとですね・・・
まず中学生になると、親は子どもが
今日どんな宿題があるのかもわからなくなります。
小学生の間は、連絡帳に宿題を書いて帰りますよね。
それが中学生になったら、授業でやったところを、家庭に帰ってワーク
(副教材)をやるようになります。
となると、学習スタイルが自主性を重んじるようになりますし、
親はどんな宿題があるのかもわからなくなります。
しかも、その頃になると自分の部屋で勉強することが多いので、親は
子どもが何をしているかわからなくなります。
さらに、親が「勉強したの?」と聞くと「知らん・・・」と言ったり、
やっていないのに「やった」と言ったり。
つまり、勉強について親のフォローもサポートもできなくなります。
だ・か・ら
小学校の間にできるだけ子どもの勉強をフォローしておくことが大事です。
できれば低学年の間が親のサポート黄金期です。
いやいや、うちの子は6年生というママも大丈夫。
今の間に、子どもがやっていること、そのものを承認します。
「おっ、がんばっているね」
「だんだん難しくなるね」
「わ~、もうお母さんわからないな」
って感じです。
すると、「勉強すること」=「うれしいこと」と紐づけされます。
これは、親にほめられることだけを目的にしているわけではありません。
子どもが、「勉強がわかるとうれしい」「勉強ができると楽しい」
と実感するんです。
人は、「うれしいこと」「楽しいこと」は優先しますからね。
あとは、勉強の苦手分野については、手厚くサポートするしかありません。
苦手分野は、2学年下げてサポートするとちょうどいいですよ。
親の離婚を経験する未成年のこどもは、年間およそ23万人。
50年前の約3倍に上るとか。
私の感覚では、3倍以上の気がします。
以前、私は、繁華街を校区にもつ中学校に勤務しました。
その中学校では、6人班のうち、2~3人程度シングル家庭でした。
そのシングル家庭の子どもに交じって給食を食べる時、意識的に
たくさんおしゃべりしていました。
そこを押さえておくと、不思議と子どもが急転直下しないのです。
安定した大人が、子どもの話を肯定的に聴く。
これが子どものメンタルを安定させます。
で、「離婚は子どもに影響するのか!?」ですが、、、、
影響が全くないわけではありません。
親が離婚をすると、ほとんどのママは仕事をします。
収入のことを考えて、長時間勤務の人が多いです。
子ども達だけで、長時間留守番をすることも多いです。
親の立場で言うと、ママも一日中仕事で疲れて家に帰りますから、、、、
笑顔は消えて、家に帰るなり、
「さっさとしなさい!」「なんでまだ宿題をしていないの?」
と言うことも多いでしょう。
ただね、、、
お分かりかとは思いますが、
このセリフは、親が離婚をしていなくても、よく言います。
フルタイムママでもよく言います。
専業ママもよく言います。
つまり!
離婚が悪いわけではありません。
ママの生活がハードになるために、
「子どもに冷たく接してしまいがち」
ということが問題なのね。
私が以前担任になった小3男子君のママは離婚していました。
でもね、小3男子君は、とってもうまく育っていました。
人当たりがよくて、友達が多い子でした。
このママは、離婚後に実家に戻り、子どもの世話は祖父母がしていました。
ママも落ち着いて仕事ができるためか、
お目にかかっても精神的な余裕がある気がしました。
さばけている印象。
NHKあさイチでも言っていましたが、
たとえ離婚していなくても、あまりにもケンカが多い夫婦関係では、
子どもの居場所がなくなります。
家庭に居場所がない子どもは、家の外に関心が向いていきます。
つまり、離婚は子どもに少なからず影響はあります。
その影響というのは、子どもが転校するとか、ママが家にいない時間が
あるってことくらい。
それよりも、もっと大事なことは、ママに時間と体力と精神力の余裕が
なくなることで、子どもにツラく当たることですね。
まあ、ママはね。
最低限、夜には家に戻る。
ココだけは必須ね。
「突然いなくなって、長期間家に戻ってこない」
いわゆる蒸発。
ここだけは回避させてくださいね。
これだけは、子どものココロに影を落とします。
それ以外は、いくらでも修正させる自信ありですが。
母のアタマを悩ませることのひとつが・・・・・
片づけが終わらない
片づけても、すぐに散らかり、一日中イライラモード
ではないでしょうか。
私のクライアントママさんからも
「ホントにウチの子、片づけができないんです~~~」
というお声をよく聞きます。
まず、片づけほど、個人によって価値観が違うものはありません。
昔から、お嫁さんが片づけたいと思っても
お姑さんは、出しっぱなしが好きだったり・・・
子ども、大人に関係なく、個人差・温度差があるのです。
だから、いくらあなたがきれい好きだと言っても
そのあなたから生まれたお子さんが必ずしもきれい好きとは限らず
その辺のいい加減さを むしろ子どもから学びなさい
と言わんばかりに、
チョー整理下手なお子様と日々バトルを繰り返しながら、
適当に折り合いをつける
ココロのワザを身につけていく
のもコソダテかも・・・
あれ?
これじゃ、あきらめろと言っているような記事なのでしきりなおします(汗)
片づけには、温度差があるということだけアタマに入れておいて
あとは「かたづけなさ~~~い!!」と叫ぶのではなく
何を、どう片づけるのかを子どもに説明しちゃいます。
そして、この方法で、ちゃっかり、やる気にさせていきます。
「きっとダメだよね、と挑発する作戦」です。
もしも、お子さんにヒットしたら、ラッキーですが。
「6時には、ご飯できるから」
(時間の目安を言う)
「そろそろ、一回かたづけようか!!」
(強制しないで誘いをかける)
「捨てる物は、ここに入れて!!」
(できるだけ具体的に言う)
(ゴミ箱やゴミ袋に気づかせる)←子どもって、結構捨て場所に気がついていない(汗)
「30分は、かかると思うよ~~~」
(ワザと多めの時間を言う)
「そんな早くは、無理だよね・・・・」
(あきらかに挑発)
とワザとできないだろうと言ってみる。
ここで、お子さんが
「1分あったら、できるわ~」
「ちょろいわ~」
「母さん、見てて!!」と
うまくのってくれれば、成功です。
そして、それなりに片づいたら
「え~、もっと時間がかかると思ってたわ~、スゴイなあ~、
ホント驚いたわ~」
とホントに驚いちゃう!
(注1) 子どもが小さい時期に お使いください。
(注2) 中学生でやったら、間違いなくケンカになります。