さて、子どもが外から帰ってきた時に、
泣きごと、愚痴を言う時がありますよね。
「仲間に入れてもらえなかった・・・」
「あっち行ってと言われた・・・」
「もう幼稚園に行きたくない・・・」
そんな時、どんな声掛けをするといいのでしょうか?
ママの声かけ次第で、翌日の登園渋りが大きく変わってきます。
「あなたも悪い」は禁句ですよ。
子どもが心のシャッターを下ろしてしまいます。
これを続けていると、子どもはだんだん親に大事な話をしなくなるんです。
すると、どんどん外で子どもがどんなことをしているか、
わからなくなっちゃいます。
じつは、お母さんは子どもの愚痴を聴きにくい仕組みになっているんですね。
だから!つい「あなたも強くなりなさい」と言いたくなります。
じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?
子どもは子育ての方向性が間違っていなければ、
時間の差はあっても、いい方向に向かいます!
私の仕事はアウトプットばかりですから、
インプットがなくなると枯れてしまいます。
たくさんココロの充電をしてきました。
さて、子どもが思春期に差しかかると、
親に生意気なことを言うようになります。
ただね、反抗も少々練習中ってところで、親にしたら
「ツッコミどころ満載」です。
よく聞いていると、どう考えても子どもがおかしいってことの
オンパレードです。
そんな時期ですが、親に認めてほしい気持ちは人一倍ですから
ややこしい、、、
だから、「目に見えたこと」「ちょっとした変化」「ねぎらい」
を言葉にして伝えてあげてくださいね。
「ごはん、終わったね」
「お風呂出た?」
「今日は寒かったね」
「荷物重そうだね」
「なんだかお疲れモードね」
「ゆうべは、よく寝た?」
こんな一見当たり前のような言葉ですが、子どもを見ていないと言えません。
おもいっきりほめなくても大丈夫です。
ひょっとしたら、反抗期女子も男子も、
平気で「見るな」「来るな」と言うかもしれません。
でも、その言葉の背後にある感情は「自分の存在を認めて欲しい」です。
だから、親は「目に見えたこと」「ちょっとした変化」「ねぎらい」を
言葉にして投げておきましょう。
反応が返ってこなくても、ちゃんと子どもは聞いています。
反応がないからと言って、無視をするとかえって関係が悪化しますよ。
このあたり、「お年頃」の子どもは難しいです。
子育て問題集も上級編ですね。
「あなたが心配よ」って言う言葉の裏には、私は、「いいこと」や
「親切」や「気がきく」ことをしていますというメッセージが
含まれている気がします。
それは、『心配することは、よいこと』
って刷り込まれているからかもしれません。
この岐阜地方では、お中元などの、何かをもらった時には
「ご心配いただいてありがとうございます」っていうのよね。
この地方では、「心配」って、
いいことしてもらったという意味でつかっています。
でも、「心配」って、じつは、相手は「できない人」
って前提があるから、心配しているわけです。
つまり、「相手に失礼」なことなのですね。
そして、子育てで言うと、「子どもがいじめられないか心配です」
というのは、子どもにマイナスのストロークを与えていることになります。
ココロ貯金の観点でいうと、貯金が漏れて、
さらにいじめられやすい子どもにしています。
ママは、わが子が自分の手の延長線上にある感覚がありますから、
その気持ちはわかります。
でも、そのエネルギーを子どもを抱っこしたり、
「大好き」って言うことに使いませんか?
その方が、建設的です。
「大好き」がたくさん伝わると、
子どもは、確実に、図々しく、たくましい子に育ちます。
子どもが困難にどう対処するのか
を書きますね。
よ~くあるんですよ~~
「この体育大会の試練に打ち勝ってほしい」
「この厳しい練習を乗り越えて、自分に自信をもってほしい」
お母様も学校の先生もよくよく使うフレーズです。
でも、
人間は試練を乗り越えたからといって強くなるとは限りません。
「ただただ、大変だったよな~」
「もう2度と御免だ」
これでは、いくら試練を乗り越えても
あまり自己肯定感が高くなったと言えません。
人は、強くなれ!強くなれ!
といくら言っても
強くはなりません!!!!!
欠点・短所も含めて
自分を認めてもらえると
そこから自分に対する自信が生まれるのです。
何かが出来たことで生まれた自信は、
また次のトラブルが出てきた時に
再度、自信喪失の可能性もあります。
何が出来ても、出来なくても、
そのままの自分で100点だと感じられると
外のトラブルにも強くなります。
動かしがたい一生の自信につながります。
本当に必要なチカラは、このチカラです。
これは、万能選手です。
勉強にも友人関係にも全部共通したチカラを発揮しますよ。
もしもあなたが
お子さんのことを
「ママ、あなたが大好きよ」と言ったとき
「え~、今日のママなんか変!」
と言われたらどうしますか?
せっかくコトバで、愛情を伝えようと思ったのに・・・
そんな時は、戸惑うことはありません。
「だって、ママはそう思ったんだもん!」
と返せばよいのです。
怒ったり、言い返したりしなくてよいのです。
子どもだって、慣れていなかっただけでしょう。
照れたのかもしれません。
どんな反応をしたらいいのか、わからなかったのでしょう。
それだけです。
要は、【ママがどんな気持ち】でいるのかが
子どもに伝わればいいのです。
口では、「え~~~」と言ったとしても
きっちりとあなたの気持ちは伝わっていますよ。
それで、いいのです。大丈夫!
「ココロ貯金」は、たまっています。