子育てに正解はない
とは言いながら・・・
世の中には、いろんな子育て法があります。
日本だけではなく、
世界中には様々な価値観がありますから・・・
迷って普通です。
まあ、多くの方は
自分が育てられたやり方を参考にされたり
それが嫌だったという方は、
そこから立て直しをされたりします。
本屋には、●●式子育て法、△△メソッド
なんて本もズラリです。
一応、私の「子育て心理学」は
一番、基本的な子育て法です。
子どもの発達を考慮しています。
本を出版するにあたっても、
そのあたりの学問的裏付けがないと
自信をもって、その本を世に出せませんでした。
それに、公立学校勤務時や
小学校PTAで講演をするのに
あんまり、希なものでは、まずいでしょ。
でもね、
子育てに迷った時は、
お子さんが答えだと思うのです。
わが子が不安定になるとしたら、
それは、やめた方がいいです。
まだ見ぬ将来のために・・・
とガマンしてやったとしても
今の子どもが落ち着かないとしたら
それは、まずいと思うのです。
子育ては、方向性だけ間違っていなければ
必ず、子どもの状態が安定します。
何回やってもうまくいかないとしたら、
それがいい・悪いは別にして
あっさりと、やり方を変えた方が
いい結果は、早く出るのです。
親戚や幼稚園・保育園の先生からこんなことを
言われることはないでしょうか?
「小学校に行ったら困るよ」
「小学校に行ったら困りますよ」
この言葉は、年長児ママを苦しめます。
こんな言葉を言われたママは、反発できなくなるんです。
特に第一子の場合は、小学校がどんなところで、何があるかわかりません。
ましてや、わが子が小学校で困るかどうかはもっとわかりませんよね。
だから、そんなママにこの言葉は酷なんです。
じつは、今までに電話相談を受けたママが、
先生や親せきにこの言葉を言われて
傷ついた人が本当に多いのです。
そんな時、私はこうします。
まずは、「自分の心を傷つけないこと」を最優先します。
そして、こう考えます。
「この人は、こんなことしか言えない人なんだ・・・」
もしも、本当に子どものことを心配してくれるとしたら、
ママにとって一番欲しいのは
適切なアドバイスではないでしょうか?
「何をすると子どもが変わるのか」を知りたいですよね。
でも、「小学校で困るよ発言」は、
母親に恐怖や不安を植え付けるだけの言葉。
恐怖や不安を煽られても、子育てにプラスになるわけありません。
むしろママを苦しめます。
でね、
わが子が小学生になる時、何が必須かというと・・・
1つだけ教えてと言われたら・・・
「自己肯定感」だけと言います。
他は、なんとかなります。
文字もいつかは書けるようになります。
大人になっても文字が書けない人はいませんからね。
お受験もしてもいいんです。
でもね、自己肯定感が低いままでは、学力も伸び悩みします。
子育ては、急がば回れです。
■子育てちょいコツ■
ママの心を傷つけないことが最優先
親の離婚を経験する未成年のこどもは、年間およそ23万人。
50年前の約3倍に上るとか。
私の感覚では、3倍以上の気がします。
以前、私は、繁華街を校区にもつ中学校に勤務しました。
その中学校では、6人班のうち、2~3人程度シングル家庭でした。
そのシングル家庭の子どもに交じって給食を食べる時、意識的に
たくさんおしゃべりしていました。
そこを押さえておくと、不思議と子どもが急転直下しないのです。
安定した大人が、子どもの話を肯定的に聴く。
これが子どものメンタルを安定させます。
で、「離婚は子どもに影響するのか!?」ですが、、、、
影響が全くないわけではありません。
親が離婚をすると、ほとんどのママは仕事をします。
収入のことを考えて、長時間勤務の人が多いです。
子ども達だけで、長時間留守番をすることも多いです。
親の立場で言うと、ママも一日中仕事で疲れて家に帰りますから、、、、
笑顔は消えて、家に帰るなり、
「さっさとしなさい!」「なんでまだ宿題をしていないの?」
と言うことも多いでしょう。
ただね、、、
お分かりかとは思いますが、
このセリフは、親が離婚をしていなくても、よく言います。
フルタイムママでもよく言います。
専業ママもよく言います。
つまり!
離婚が悪いわけではありません。
ママの生活がハードになるために、
「子どもに冷たく接してしまいがち」
ということが問題なのね。
私が以前担任になった小3男子君のママは離婚していました。
でもね、小3男子君は、とってもうまく育っていました。
人当たりがよくて、友達が多い子でした。
このママは、離婚後に実家に戻り、子どもの世話は祖父母がしていました。
ママも落ち着いて仕事ができるためか、
お目にかかっても精神的な余裕がある気がしました。
さばけている印象。
NHKあさイチでも言っていましたが、
たとえ離婚していなくても、あまりにもケンカが多い夫婦関係では、
子どもの居場所がなくなります。
家庭に居場所がない子どもは、家の外に関心が向いていきます。
つまり、離婚は子どもに少なからず影響はあります。
その影響というのは、子どもが転校するとか、ママが家にいない時間が
あるってことくらい。
それよりも、もっと大事なことは、ママに時間と体力と精神力の余裕が
なくなることで、子どもにツラく当たることですね。
まあ、ママはね。
最低限、夜には家に戻る。
ココだけは必須ね。
「突然いなくなって、長期間家に戻ってこない」
いわゆる蒸発。
ここだけは回避させてくださいね。
これだけは、子どものココロに影を落とします。
それ以外は、いくらでも修正させる自信ありですが。
母のアタマを悩ませることのひとつが・・・・・
片づけが終わらない
片づけても、すぐに散らかり、一日中イライラモード
ではないでしょうか。
私のクライアントママさんからも
「ホントにウチの子、片づけができないんです~~~」
というお声をよく聞きます。
まず、片づけほど、個人によって価値観が違うものはありません。
昔から、お嫁さんが片づけたいと思っても
お姑さんは、出しっぱなしが好きだったり・・・
子ども、大人に関係なく、個人差・温度差があるのです。
だから、いくらあなたがきれい好きだと言っても
そのあなたから生まれたお子さんが必ずしもきれい好きとは限らず
その辺のいい加減さを むしろ子どもから学びなさい
と言わんばかりに、
チョー整理下手なお子様と日々バトルを繰り返しながら、
適当に折り合いをつける
ココロのワザを身につけていく
のもコソダテかも・・・
あれ?
これじゃ、あきらめろと言っているような記事なのでしきりなおします(汗)
片づけには、温度差があるということだけアタマに入れておいて
あとは「かたづけなさ~~~い!!」と叫ぶのではなく
何を、どう片づけるのかを子どもに説明しちゃいます。
そして、この方法で、ちゃっかり、やる気にさせていきます。
「きっとダメだよね、と挑発する作戦」です。
もしも、お子さんにヒットしたら、ラッキーですが。
「6時には、ご飯できるから」
(時間の目安を言う)
「そろそろ、一回かたづけようか!!」
(強制しないで誘いをかける)
「捨てる物は、ここに入れて!!」
(できるだけ具体的に言う)
(ゴミ箱やゴミ袋に気づかせる)←子どもって、結構捨て場所に気がついていない(汗)
「30分は、かかると思うよ~~~」
(ワザと多めの時間を言う)
「そんな早くは、無理だよね・・・・」
(あきらかに挑発)
とワザとできないだろうと言ってみる。
ここで、お子さんが
「1分あったら、できるわ~」
「ちょろいわ~」
「母さん、見てて!!」と
うまくのってくれれば、成功です。
そして、それなりに片づいたら
「え~、もっと時間がかかると思ってたわ~、スゴイなあ~、
ホント驚いたわ~」
とホントに驚いちゃう!
(注1) 子どもが小さい時期に お使いください。
(注2) 中学生でやったら、間違いなくケンカになります。