親戚や幼稚園・保育園の先生からこんなことを
言われることはないでしょうか?
「小学校に行ったら困るよ」
「小学校に行ったら困りますよ」
この言葉は、年長児ママを苦しめます。
こんな言葉を言われたママは、反発できなくなるんです。
特に第一子の場合は、小学校がどんなところで、何があるかわかりません。
ましてや、わが子が小学校で困るかどうかはもっとわかりませんよね。
だから、そんなママにこの言葉は酷なんです。
じつは、今までに電話相談を受けたママが、
先生や親せきにこの言葉を言われて
傷ついた人が本当に多いのです。
そんな時、私はこうします。
まずは、「自分の心を傷つけないこと」を最優先します。
そして、こう考えます。
「この人は、こんなことしか言えない人なんだ・・・」
もしも、本当に子どものことを心配してくれるとしたら、
ママにとって一番欲しいのは
適切なアドバイスではないでしょうか?
「何をすると子どもが変わるのか」を知りたいですよね。
でも、「小学校で困るよ発言」は、
母親に恐怖や不安を植え付けるだけの言葉。
恐怖や不安を煽られても、子育てにプラスになるわけありません。
むしろママを苦しめます。
でね、
わが子が小学生になる時、何が必須かというと・・・
1つだけ教えてと言われたら・・・
「自己肯定感」だけと言います。
他は、なんとかなります。
文字もいつかは書けるようになります。
大人になっても文字が書けない人はいませんからね。
お受験もしてもいいんです。
でもね、自己肯定感が低いままでは、学力も伸び悩みします。
子育ては、急がば回れです。
■子育てちょいコツ■
ママの心を傷つけないことが最優先
私の子育て相談では、
「うちの子は、宿題の取りかかりが遅いです」
「遅くからやっているのに、
わからないところがあるとキレます」
「だから~、早くやればいの
にって言うのですが・・・・・・・」
というお声が多いです。
まあね、取り掛かりをスムーズにする
言葉かけは確かにあります。
「今日の宿題は、何があるの?」
「何からだったら、出来そう?」
「一番最初に何の宿題をやる?」
って感じで「何」を入れ込んで
質問をしてみます。
「何」と言われると、脳みそは答えを探し出します。
「なんで~!!」はNGなのね。
さて、それでも子どもが
どうしても宿題をやらないとしたらどうしますか?
そんな時にはね、、、、
そのまま黙っておきましょう。
後から子どもが
「お母さんが言わなかったから出来なかった」
って言うかもしれませんね。
そのため、2回くらいまでは
上の質問を淡々と言っておきます。
でね、、、あとは子どもにお任せです。
親が子どものためと思ってたくさん言うと
「お母さん、うるさい!」と思います。
黙って、そのままにしておくと・・・
多くの子どもはブツブツ言いながらやります。
ひとりで悩まないで、お気軽に相談してください。
私たちは、み~んな
自分のことをわかってほしいと思っています。
だから、子どもが話しかけてきたら
よほど法律にふれるような内容でなければ
「ふ~ん」
「へ~」
「ほ~」
「なるほどね」
とあいづちをうちながら
話を聴いてあげましょう。
たとえ、それが武勇伝でもいいのです。
家でたくさん自分の話を聴いてもらえた子どもは
学校で自慢話をしなくても済みます。
聴いたからといって
図に乗ることもありません。
大丈夫です!
私は、以前大人の電話相談機関にいました。
詳細は言えないのですが、
全面的に傾聴するだけで、人の命も救えました。
本当です。
聴くって本当にスゴイ効果があるんです。
自分の話を肯定的に聴いてもらうということは、
「自分の存在そのもの」を肯定的に見て
もらえていると感じます。
だから、
ママに聴いてもらえた子どもは強くなります。
イライラしてしまう時は
「何を変えたら、イライラしないのだろうか」
と考えます。
子どもを変えるのではなく、
ママができることをマイナーチェンジさせた方が早い!
「片付けをしない」としたら、
→子どもと一緒に片付けをしてみる。
「嫌いなおかずを食べない」としたら、
→子どもが食べられる量に調節する。
「何歳だからできるはず・・・」
「今のうちにできてほしい・・・」
そんな気持ちがママのガミガミの火元かもしれません。
ママは夕食の準備や習い事の送り迎えがあったりして、
子育てママにはツライ時間帯です。
朝の2時間に加えて夕方の2時間は、
どこの家庭でもバタバタすることでしょう。
子どもの機嫌が悪いのは、
「空腹」
「疲れ」
「眠い」
「甘えたい」
のどれかが多いと思います。
子どもがふたり以上の場合には、
さらにそれぞれの子どもが
それぞれの理由で機嫌が悪くなりがちです。
私も幼い2人の子育てをしている時に、
上の子どもは疲れて眠り、下の子どもは外遊びをしたいなど
ママの努力ではコントロールできないことがあることを知りました。
では、ママがコントロールできることは何でしょうか。
それは
「夕方に家事が集中しないようにする」
ということです。
私の周囲で、夕方ラクそうに見えるママは、
それぞれ時間の使い方に工夫がみられました。
・洗濯物は時間に関係なく、乾いたらすぐに取り込む。
「夕食づくり」+「洗濯物の片づけ」+「機嫌の悪い子どもの世話」
では、誰だってイライラします。
洗濯物だけでも早めに片づけてしまいましょう。
・昼食の片づけの後に、合わせて夕飯の下準備をする。
炊飯器のスイッチをセットするだけでも心が軽くなります。
要は「どこの時間帯」で作業をするかです。
夕方の「心の余裕」のためには、子どもが満腹の時にこそ、
時間限定で先どりで準備をしてはどうでしょうか。