人はみんな、プラスのふれあいを求めています。
しかし、それが得られないと、マイナスのふれあいでもいいのでほしくなります。
そのため、わざと怒られることをするんです。
子どもにとって一番嫌なことは、無関心・無視をされることなのです。
「プラスのふれあい」を増えると、自信とやる気がある子どもに育ちます。
ですが、子どもを叱るなとの「マイナスのふれあい」は必要なときもありますよね。
しかし、「プラスのふれあい」よりも「マイナスのふれあい」が増えると、
子どもの心は不安定になります。
「人格のディスカウント」とは、してはいけない行為です。
子どもの自信を喪失させるばかりか、子どもの心を傷つけてしまいます。
それは、ガミガミ・クドクド・ネチネチと言うことです。
【心へのプラス行動】
名前+あいさつ
目に見えたことを伝える
話をよく聞く、よい返事をする、声をかける
変化を伝える、目をみる
うなずく、ほめる、認める
励ます、ほほえみをかける
手紙を書く、応援する、味方になる、プレゼントをする
【心へのマイナス行動】
叱る、厳しい顔で見る、注意する、説教する
【心への人格のディスカウント】
ガミガミ・クドクド・ネチネチと言う
皮肉、嫌みを言う、けなす、無視する
無関心を装う、仲間外れにする
【体へのプラス行動】
さする、肩にふれる
一緒に遊ぶ、握手をする
体調が悪いときに、額に手をおく
痛いところに手をふれる
マッサージをする
医者の診察を受ける
【体へのマイナス行動】
たたく、引っ張る
【体への人格のディスカウント】
なぐる、蹴る、暴力をふるう、突き飛ばす
心へのプラス行動のうち、「名前+あいさつ」があります。
これは、帰宅後に「〇〇ちゃん・くん、おかえり!」
と言い、「今日は汗びっしょりね」と、「目に見えたこと」を伝えます。
さらに、そのあと、「子どもの話をよく聞く」ことで、
ココロ貯金がさらに貯まることになります。
逆に「なんであなたはスマホばかり見るの?」
「どうせあなたは勉強しない子だから、注意してもどうしようもないわね。
いくら言っても無駄だわ」と、ガミガミ・クドクド・ネチネチと
「人格のディスカウント」をすると、せっかく貯まっていた貯金が一気に外へもれてしまいます。
ぜひ、お子さんのココロ貯金をしっかり貯めてくださいね。
これが貯まっていくと、その後のしつけもぐっとやりやすくなってきます!
子どもを他の子とくらべてはいけないといいますよね。
もちろん、そのとおりです。 私たちだって、夫や子ども達に
「お隣のお母さんの方がやさしいよね・・・」
「お隣の奥さんは、いつもキレイに家の前を掃除しているね」
「Aくんのママって、お料理が上手なんだって!」
な~んて言われたらどうでしょうか。 むっとしますよね。
でもね、こんなくらべ方は大丈夫です。
子どもの、いい変化について、前の状態とくらべることです。
たとえば、
「入園した時とくらべたら、たくさん歩けるようになったね。」
「1年生の時とくらべたら、たくさんご飯を食べるようになったね」
「小学生のときとくらべたら、運動量が格段に多いよね」 などなどです。
こんなくらべ方をされたときには、 自分でも気がついていない
「よさ」「成長の足跡」を気がついてもらえたと感じます。
これは、子どものことをよく見ていないと
言えない言葉でもありますから、すごくいいのです。
2学期のはじめとくらべたら・・・ 今年の初めとくらべたら・・・
今がくらべ時です。
母のアタマを悩ませることのひとつが・・・・・
片づけが終わらない
片づけても、すぐに散らかり、一日中イライラモード
ではないでしょうか。
私のクライアントママさんからも
「ホントにウチの子、片づけができないんです~~~」
というお声をよく聞きます。
まず、片づけほど、個人によって価値観が違うものはありません。
昔から、お嫁さんが片づけたいと思っても
お姑さんは、出しっぱなしが好きだったり・・・
子ども、大人に関係なく、個人差・温度差があるのです。
だから、いくらあなたがきれい好きだと言っても
そのあなたから生まれたお子さんが必ずしもきれい好きとは限らず
その辺のいい加減さを むしろ子どもから学びなさい
と言わんばかりに、
チョー整理下手なお子様と日々バトルを繰り返しながら、
適当に折り合いをつける
ココロのワザを身につけていく
のもコソダテかも・・・
あれ?
これじゃ、あきらめろと言っているような記事なのでしきりなおします(汗)
片づけには、温度差があるということだけアタマに入れておいて
あとは「かたづけなさ~~~い!!」と叫ぶのではなく
何を、どう片づけるのかを子どもに説明しちゃいます。
そして、この方法で、ちゃっかり、やる気にさせていきます。
「きっとダメだよね、と挑発する作戦」です。
もしも、お子さんにヒットしたら、ラッキーですが。
「6時には、ご飯できるから」
(時間の目安を言う)
「そろそろ、一回かたづけようか!!」
(強制しないで誘いをかける)
「捨てる物は、ここに入れて!!」
(できるだけ具体的に言う)
(ゴミ箱やゴミ袋に気づかせる)←子どもって、結構捨て場所に気がついていない(汗)
「30分は、かかると思うよ~~~」
(ワザと多めの時間を言う)
「そんな早くは、無理だよね・・・・」
(あきらかに挑発)
とワザとできないだろうと言ってみる。
ここで、お子さんが
「1分あったら、できるわ~」
「ちょろいわ~」
「母さん、見てて!!」と
うまくのってくれれば、成功です。
そして、それなりに片づいたら
「え~、もっと時間がかかると思ってたわ~、スゴイなあ~、
ホント驚いたわ~」
とホントに驚いちゃう!
(注1) 子どもが小さい時期に お使いください。
(注2) 中学生でやったら、間違いなくケンカになります。