中部:カウンセラー&インストラクター
活動地域 愛知県、岐阜県、オンライン(全国)
所在地 愛知県
〇自己紹介〇
■ブログ
不登校と心の不調を抱えた娘と、ココロ貯金で毎日が変わり始めた話
活動地域:愛知県・岐阜県・オンライン全国対応
対応領域:不登校・行き渋り・強迫性障害・場面緘黙
子育て心理学協会インストラクター/上級カウンセラー/セラピスト
愛知県在住の森永麻里衣(もりなが まりい)です。
現在(2025年)、通信制高校2年生の娘を育てています。
フルタイム看護師として働きながら、
子育てカウンセラーとして、また心が不安定なお子さん向けの
栄養・腸活サポートを行っています。
娘は小学2年生のとき、担任の先生との関わりをきっかけに、
強いストレスを抱えるようになりました。
忘れ物の確認を何度も繰り返す確認強迫、
文字の書き直しの強迫から始まり、
強迫性障害、場面緘黙、チック、夜驚症、感覚過敏など、
さまざまな症状と向き合う日々が始まりました。
しかし当時の私は
「学校は行くもの」「行かせなければいけない」
という思い込みが強く、
泣き叫ぶ娘を無理やり登校させ続けていました。
仕事と子育てに追われ、心も体も限界の毎日でした。
小学5年生になり、登校時のパニックが少し落ち着いてきた頃、
学校の委員会活動で、担任以外の教師から
娘が皆の前で突然立たされ、注意される出来事がありました。
給食も途中にして、お昼休みに一生懸命委員会の
仕事をしていたにも関わらず、
仕事ができていないからという理由のようでした。
そして場面緘黙のある娘に対して、
皆の前で反省の言葉を言うようにと言われました。
その出来事をきっかけに、
娘の教師への不信感は一気に強まり、
朝のパニックが再燃しました。
学校へ説明を求めた際、
「モンスターペアレンツと言われるけどいいのか」
と学校側から言われたことも、今でも忘れられません。
娘を守りたい一心で行動しただけなのに、
とても悲しく、苦しい気持ちになりました。
そして5年生の3学期初日。
娘は
「もう学校には行かない」
と気持ちを爆発させました。
このとき私は、
「これ以上無理をさせたら、娘は本当に壊れてしまう」
と感じ、登校させない選択をしました。
校長先生のご配慮で、
宿題を毎日提出することで登校扱いにしていただいた時期もありましたが、
6年生で校長先生が変わり、その対応も認められなくなり、
私と娘が学校とつながっていた糸は、完全に切れてしまいました。
それまで私は児童精神科、スクールカウンセラー、本、不登校講座など、
考えうる限りのことを学び、試してきました。
それでも、娘の状態は良くなりませんでした。
そのようなときに出会ったのが、
子育て心理学協会の「ココロ貯金®」でした。
「今、娘に必要なのは“頑張らせること”ではなく、
ココロ貯金を少しずつ貯めていくことなんだ」
この気づきが、私の子育ての軸を大きく変えました。
中学は不登校に理解のある私立校を選び、環境を整えましたが、
娘の中に残っていた“学校・教師へのトラウマ”は深く、
半年で再び通えなくなり、
強迫性障害や場面緘黙はさらに悪化してしまいました。
そこで私は、
「再登校させる」という目標を完全に手放し、
ココロ貯金を貯める関わりに、すべてを注ぐことにしました。
登校刺激は一切与えず、
勉強もさせず、教科書もすべて隠しました。
娘の「好き」だけを大切にし、
娘が安心して過ごせる毎日を整えることに集中しました。
すると、私としか会話ができなかった娘が、
ある出来事をきっかけに、自然と他の人とも話せるようになり、
長く続いた場面緘黙は完全に消えていきました。
4時間かかっていたシャワーも、
治療と関わりの積み重ねで30分以内で終わるようになりました。
表情がやわらぎ、
少しずつ自分の興味を楽しめるようにもなっていきました。
現在は、登校できる日もあれば、自宅で過ごす日もありますが、
新しい環境と新しい教師との出会いの中で、
以前よりもずっと明るく、自分らしさを取り戻しつつあります。
この長い経験を通して、私は確信しました。
どんな状況にあっても、
子どもは必ず「その子のペース」で回復していく、ということ。
今、
お子さんの行き渋りや不登校、
心の不調で悩んでおられるお母さん、お父さんへ。
「一歩ずつで大丈夫です。」
焦らず、その子のペースを尊重した関わりは、
必ず前に進む力になります。
あなたとお子さんにとっての
“今、必要な一手”を一緒に探しながら、
心を込めてサポートさせていただきます。
【保有資格】
・正看護師(経験36年)
・認定臨床栄養医学指導士
・介護支援専門員
・腸活セラピスト
森永 麻里衣(もりなが まりい)