東のブログでは、しばしば「ココロ貯金」ネタが出てきます。
ココロに「言葉」と「行動」でプラスエネルギーを入れていくと
子どもがどんどんやる気と自信をもつようになる! という理論です。
子どもが小さいときには 「ママ、あなたがだ~いスキ!」と言葉で伝えると
みるみる子どもが元気になっちゃいます。
でもね、中学生・高校生にむかって 大好きもないでしょ! ってことになります。
抱っこやおんぶもできません。じゃあ、どうします???
わが家の「プラスのふれあい」はご飯です。
疲れて帰った時に、おいしいと感じるご飯があれば
子どもは、きっと元気になるはず・・・
言葉で「おいしい~」「おいしい~」と言ったとしたら、
それだけでも脳内は活性化して、α波が出てきそうです!
人間が、いいアイデアを浮かぶときは、必ず脳波は、α波です。
ちなみに、私のお子様ふたりは、ご飯で元気に回復しました~
結構、ふつうの行動ですよね。
でもね、今の世の中、 当たり前のことを、当たり前にやったり、
言う家庭が 一番伸びる子を育てる家庭かも? と感じています。
それほど 当たり前のことが結構、むずかしい。。。
子どもがママに話したことは、すべて本当に思っていることとは限りません。
幼い子であれば、「ママ、キライ!」、
中学生になれば、「うるせー、ババア」ですかね。。。
少なくとも、何か不満があったこととは思いますが、
子どもは語彙が少ないので、不適切に言葉を使います。
ここで、子どものケンカを買ってはいけません。
とはいえ、なんでも受け入れることもできませんよね。
ママが家庭のサンドバック状態になってしまいます。
そんな時は、「キライはないよねー、ママ悲しいわ」とか、
「ババアは、ないよねー」と悲しんでいる、嫌がっているとだけは、伝えておきます。
別段、お説教をする必要はありません。
「いやいや、親にキライ、ババアって言うこと自体が、許せないわー」って方は、
「人に、キライって言うことがダメなの」
「ババアって言うことがダメなの」と【行為を叱ります】。
何がダメな行為なのかを知らせるわけです。
ちなみに、私が中学校勤務の時だったら、
「まあ、ジジイじゃないけどさー、ババアもないでしょー」と返します。
要するに大人に相手にしてほしいけれど、
適切な方法がわからない末のことなので、無視するとさらに嫌がります。
子どもは、心を温めると自然に変わります。
子どもは、いくら「強くなれ」「しっかりしなさい」と言って
も強くも、しっかりもしないのです。
むしろ、「ちょっとした変化」「目に見えたこと」
を言葉にして伝えた方が、子どもは1日でも早く変化をします。
言葉で子どもを認めたことになるからです。
子どもが出かける前、帰ってきた時に、
「名前」+「あいさつ」+「肩や頭に手を触れる」
こんなココロ貯金はいかがでしょうか。
さらに、朝は「気を付けて行ってくるんだよ」
夕方は「お疲れさん!今日も暑かったね」と声をかけてくださいね。
他の兄弟にヤキモチをやかれないココロ貯金です。
出来たことを承認するには、「言葉」と「動作」のセットがわかりやすいです。
ママの表情がニコってするだけでは子どもはわかりにくいです。
ついつい、子どもに言い過ぎてしまうとき、ありますよね。
そういうときは、「言い過ぎてごめん」と一言謝っておきましょう。
大人への対応と同じです。これは、子どもに媚びへつらうことではありません。
いけないことをしたら、相手に謝るという基本的な人間関係のルールです。
また、お母さんが子どもに謝るという方法で、間接的ではありますが
間違ったことをしたときには、謝るという方法で、
悪化した人間関係を改善できることもある、ということを子どもに伝えられます。
いけないことをしたときに「謝りなさい」と何回も言われて
しぶしぶ謝るよりも、自分が人から謝られた体験があるほうが、
とっさのときに「ごめんなさい」の一言が出てくるようになります。
反抗期真っ盛りの子どもは、お母さんが謝ると
「ホント!お母さんは言い過ぎよ!」と反発するかもしれません。
そんなときには、さらりと「そうね~」とだけ言っておきましょう。
「親に向かって何よ!その言い方!」と言わない忍耐力が必要です。
こちらが黙っていれば、子どもはだんだんと落ち着いていくでしょう。
ココロ貯金を貯めるコツは、「これならばできそう」というものを
お母さんのペースで取り入れていくことです!
いまは子どもに経済力が備わっていないために
同じ家でいっしょに暮らしていますが、やがて子どもが大学生、社会人になったとき
自然と親元から離れていくときがきます。
そのときに、完全に音信不通の状態になってしまい、子どもがまったく便りも
よこさなくなってしまったら、どんな気持ちになるでしょうか?
母親としては、子育てで大きなやり残しをしてしまったと感じることでしょう・・・
将来いっしょに住まなくても、結婚して子どもが生まれたときには
孫の顔を見せに来てくれたり、孫を預けてくれたりするくらいの関係になりたいものですよね。
指示・命令パターンだけで子育てを続けていると、ココロ貯金が焦げ付いてしまい
子どもとの関係が最悪なものになってしまう可能性があります。
そうならないためにも、これまで紹介したような子育てのスキルを
お母さんが取り組みやすいものから、チャレンジしてみてくださいね。