私に子育ての電話相談をするお母さんは、
子どもが学校や家庭で起こすトラブルやわがまま放題の状態など、
悪い態度を改めてほしいと願っています。
そのため、「どうしたらいいですか?」
と私のところに駆け込んできます。
まず私は、お母さんが困っている状況・悲しんでいる気持ちをひたすら聞きます。
そして、子どもがなぜそんな態度をとるのかをお伝えするようにしています。
お子さんの多くが、ココロ貯金が焦げ付いた状態にあります。
だから、どうやったら子どもが変わるのかではなく、
その問題行動とはまったく別次元の手立てをとります。
つまり、いまからでもいいので、子どものココロ貯金を貯めてもらいます。
そして、目に余る問題行動については、
できるだけ怒らずにすむ方法をお伝えしています。
ただ、それだけのことなのですよ。
一般的には、思春期の子どもは変わりにくいと言われています。
しかし興味深いことに、以上のことを進めていくと
子どもの言動や表情がよい方向に向かっていきます。
今までだったら、反抗しかしない子どもが、
「下の子にやさしくなった」「いき渋りが改善された」
「親子のコミュニケーションがとれるようになった」「勉強をするようになった」
となることは、本当によくあるんですよ。
「子どもが宿題をちっともやらない!」ということはないでしょうか?
親としては、宿題は早く終わらせてほしいと願います。
が、子どもはそうとは思っていないのです。
大人は、今までの経験からおおよその予想をして、
「いま宿題をしないと、あとで困るよ」
と言いますが、親にいくら言われたからといっても、
子どもは経験が少ないために、親の言っていることが
実感できず、よくわからないのです。
子どもは、「今がよければそれでいい。自分は困っていない」
と感じることが多いので、親子で温度差が生じるところです。
では、一体どんな時に、子どもの宿題忘れが多いと思われるでしょうか?
①時間がないとき
②疲れているとき
③時間がたくさんあるとき
ここを知っているお母さんと知っていないお母さんの違いは大きいです。
でないと、「うちの子だけ宿題をやらない!」と思いますからね。
案外子どもはこんな時に宿題忘れをするのです。
人は、一日の中で何度も何度も
心の中でたくさんつぶやいています。
その時にね、もっとも心を痛めるのが・・・
自分で自分をいじめること。
日本人は謙虚で、控えめなところがあります。
だから、人を責めるよりも、
自分で自分を責めてしまうことが多いんです。
じつは!
これがとーーっても自分の心を痛めつけることになるんです。
「やっぱり私はダメ」
「どうせこんなものよ」
と「やっぱり」と「どうせ」のオンパレード!
つい心の中で独り言をいっちゃいます。
心の中。
心の中。
心の中は、誰にも見ることができないですよね。
だから、たとえ、心の中が図々しくても、
自分勝手でも、自分に甘くてもよく考えたら誰にもわからないわけ。
ということは、「自分に都合よく」心の中でおしゃべりした方が
自分というご主人様は機嫌がいいはず。
自分の心の中は安全だよね。
だれも責めたりしないんです。
自分の一番の味方は、自分。
自分いじめは、メンタルを疲労困憊させちゃいます。
私はね、悪人はまずいと思うのだけれど、
繊細で弱い善人もまずいと思うのです。
だから、図々しい善人くらいでちょうどいいと思うのです。
心のつぶやきは自由なんだよね。
子どもは本来自分勝手でわがままです。
食べたいときに「食べ」、寝たいときに「寝る」
極めて本能で生きています。
そんな子どもと一緒にいると、自分が子どもに振り回される気がします。
まるで召使いになったがごとく
「こんなことで子育て大丈夫?」と不安にもなります。
親も子どもも気分転換がしにくい時期には、
ママは心の中でこう叫びます。
「子育て、もーーーーう!嫌!」
はい、そんな気分になってもいいんです^^
ただ、その「子育てもう嫌」が、どうして起こるのか、
どうしたら防げるのかがわかっていればね。
そんな子育てが、
「もーーー嫌!!」
「子どもにイライラする」
「夫にムカつく」
と感じるママに、少しでも心の平和が訪れるメルマガを送ります。