子育て相談の中でとってもうれしいママがいらっしゃいました。
冒頭から
「子どもが落ち着いていまして、心配が薄らいできました・・・」
そして、最後に
「こんなに、子どもが変わるのですね」
とのこと。
こちらも嬉しくなりました♪
私の子育て相談は、
いかにして子どもの自己肯定感を上げていくのか
という1点にこだわっています。
この自己肯定感さんが上がると不思議なくらいに
あれもこれも子どもの状態がよくなります。
やる気と自信がある姿になる
兄弟・友達と仲良くできる
嫌なことがあっても、引きずらない
自分から行動できる
ダダこねが少なくなる
しつけがしやすくなる
そうなんです!
この自己肯定感が上がるということは、
ひとりの子どもの中で起きていることなので
やる気は出たけど、兄弟をいじめる
ってことはないのです。
家でダダこねをしなくなったけれど、
幼稚園で友達にいじめられることも
ないのです。
全てが連動しております。
子育ての悩みが解消されたら
母親としてどれほど荷が下りることでしょう。
「これって子どもをしかるべき?」
と思うことはありませんか?
たとえば、
なかなかお風呂に入らない
たくさんアイスを食べてしまう
病院で走り回る
などなど。
しかるかどうか迷ったら・・・・
これは、大人になれば自然に改善される
と思うことは少々片目をつむってOKです。
大人になって、病院で走る人はいませんから、
実際には、見過ごすのではなく
事前にこちらの伝えたいことをわかりやすく
言う方法がよいでしょう。
なんでもいいわけではありません。
しかし、大人になっても
ジブンへの自信はなかなか感じられないものです。
だから、ココロ貯金は必須です。
そこだけは、外せないことなんです。
子どもは、「家の中の姿」と「家の外の姿」が違います。
親が見ているのは、「家の中の姿」です。
多くの子どもは、家の中でダラダラしていますから、
親にとったら「うちの子これでよくなっているのか!?」と疑問に思うことがあります。
でね、私が子育て相談をする時には、ママが気づいていないくらいの、
「小さいお子さんのよい変化」に敏感になります。
そして、その変化をママに言葉で伝えることにしています。
そうでないと、ママは子どもの変化がわかりません。
親子は心理的にも物理的にも距離が近いからわかりにくいんですね。
だから、ママから「へ~、これってスゴイことなんですね」と言われることがよくあります。
これが有料相談の価値です。
子どもがよくなってくるとこんな変化を見せだします。
・親子の会話が増えてくる
・お手伝いをするようになる
・愚痴・不満を言うようになる
・素直になる
・親がサポートすると勉強するようになる
最初は、本当に小さいことですが、この積み重ねで子どもの大きな変化につながります。
残念ながら・・・
子どもはよくもなりますが、悪くもなります。
こちらのやり方が悪ければ、子どもはどんどん悪くなります。
子どもは、大きくなれば自然によくなるなんて大きな間違いです。
それは、無責任すぎます。
だから、私はママに子どもの成長サインをわかりやすくお伝えしています。
子どもを育てていると、「世の中は、白と黒しかないわ」と思っていると行き詰まりを感じます。
ビジネスの世界は、「いい」か「悪い」かの2つしかないですよね。
「成功」だった、「失敗」だった。しかありません。
たとえて言うならば、こちら。
パンダ状態がビジネス脳です。
もちろんビジネスは、「いいような~、悪いような~」なんてハッキリしないことでは前に進みません。
でもね、どうも子育てはビジネス脳ではうまくいきません。
白でも黒でもない、グレーもOKになります。
グレーにもいろんなグラデーションがありますからね、
白っぽいグレーも黒っぽいグレーも、オールOKになります。
白黒ハッキリが大好きな人は、これがモヤモヤするんです。
たとえば、家事。
朝から決められた順番にこなすと全部終わるとしましょう。
ビジネスでは、優先順位を決めて、急ぎのことから取り組むってとても大事なことです。
でも、子育ては、前からではなく、一番最後からやってもOK。
さらに、やらない選択をするのもOKなんです。
「きまり」は何もありません。
そもそも子育ては、結果がわからないけれど、ただひたすら頑張ってやるもの。
だから、急な結果を求めてはいけません。
私は、この微妙な感覚がわかりませんでした。
きちんと何かをやると、きちんと達成してほしかったです。
どうも子どもは、親の「こうあるべき」の「べき論」を覆すために生まれてきたようです。
私は、それがなかなかわかりませんでした。
産休復帰して、「さあ、仕事するぞー」と思っていたら、子どもが風邪ばかりひくんですね。
すると頭を下げて仕事をたくさん休みました。
次にしたのは、子どもが元気な時に、先々の仕事を前倒しでやっておきました。
そうやって、子育てで忙しいママが仕事をする方法を知りました。
さらに、今まで「頑張ると何とかなる!」と思っていたけれど、
自分の努力ではなんともならないものがあると知りました。
子育ては、親育てなんですね。
子どもを育てているつもりなのに、無理矢理に自分を「育て直し」させられるもので、、、
キツイんです。
も~、知らんかったわ~。
以前ライブドアニュースにて、こんな記事がありました。
「一匹狼で孤立・・・甘やかされた子どもに共通して現れる特徴4つ」
その甘やかされて育った子どもはこんな特徴だそうです。
■特徴1:無気力で怒りっぽい
■特徴2:反抗的で当たり散らす
■特徴3:自分の不幸を人のせいにする
■特徴4:一匹狼で孤立している
さて、あなたはこの記事でどんなことを思いますか?
「ひょっとしてコレうちの子かも?」って思うでしょうか。ソレ、マズイですよ。
ここで大事なことは、「甘やかす」と「甘えさせる」は大きく違うということ。
「甘やかす」とは、自分で本来できることを、
子どもが「やって~」と言っていないにも関わらず、
親が待つことが出来ずに先回りしてやってしまうこと。
これは、子どもが自分でやるチャンスを奪うのでダメなんですね。
一方、「甘えさせる」とは、子どもにママの愛情を使えることなんです。
抱っこも、おんぶも、ハグもOK!
いっぱい話を聴いたり、承認したり、
コレぜーんぶ子どもの心にママの愛情貯金がチャリンチャリンと貯まります。
そうるとね、『ボクは、ママに愛されている』と伝わるのね。
ここがうまく伝わっていると、心が安定した意欲的な子どもになります。
また、少々嫌ななことがあってもそれを人のせいにすることはありません。
する必要がないのです。
まあ、そもそもそんなにイライラしません。
ではね、先ほどのココ
■特徴1:無気力で怒りっぽい
コレどうして、無気力で怒るっぽくなるのでしょうか?
■特徴1:無気力で怒りっぽい
この状態から逆算するとですね、、、
ママからの愛情が上手に伝わっていないのね。この場合のお子さんは。
それでね、人間そんなに器用じゃない
のでね、「甘やかす」をいっぱいやりながら、
かたや「甘えさせる」も十分やるって、そんなにデキルものじゃないのね。
だから、「甘やかす」をいっぱいしている人は、
子どもに自分の愛情が十分伝わっていない可能性が極めて高い。
その他の3つ
■特徴2:反抗的で当たり散らす
■特徴3:自分の不幸を人のせいにする
■特徴4:一匹狼で孤立している
これもね、心が安定していれば、さほど問題ではなくなります。
■特徴4の「一匹狼」って、ネガティブな感じがしますけど、
ママの愛情がうまく伝わっている子どもは、
おなじ「ひとり」でも、「孤立」ではなく、
「自分の世界」「自分の時間」を大事にする子どもになります。
ねっ、全然雰囲気が違ってくるでしょ。
ただ単に「ひとりが好きって」いうだけなので、
友達とも必要があれば一緒に活動することが出来ます。
つまりね、子どもも大人もみんな生まれもっての性質、気質があります。
ひとりのママがふたりの子どもを育てても、そのふたりの子どもの性格は全く違うわけです。
子どもはひとりひとりみんな違っていて、顔も声も体格も全部違うわけ。
寸分違わない全く同じ顔の人間はいないですからね。
だから、性格も全員違うんです。
でね、そこは、親が変えられないところ。
えええ~、変えられないの!?と諦めることなかれ。
、、、ここからが超大事♪
ママの愛情が上手に伝わっていると、子どもの悪い部分が目立たなくなります。
それでね、いい部分はどんどん目立ってくるんです。
たとえば、よくおしゃべりをする子がいるとしましょう。
心が安定して、ママの愛情が十分伝わっていると、
その子はその言葉の能力を世のため人のために使います。
そうして「弁護士タイプ」の子どもになります。
一方、心が不安定だけれど、よくおしゃべりする子どもはどうなるか・・・というと、
その言葉の能力を駆使して「ペテン師タイプ」になるわけね。
つまり、元々持っている気質を世のため人のために使う子どもと、
迷惑な子どもになる違いはね、子どもの自己肯定感の違いなんですね。
では、どうやって自己肯定感を高めるといいのかって?
それわね、子どもの話をよく聴いて、たくさん体に触れて、
承認しているとママのもっている子どもへの愛情が伝わります。
その愛情貯金のことを、わたしはココロ貯金と呼んでいます。
ココロ貯金が貯まると、子どものよい面をググッと引き出すことが出来て、
自己肯定感がうなぎ上りに高くなります。