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ハッピーママになる法 | 一般社団法人子育て心理学協会 - Part 11

素直で優しい子を育…

9才までは包んで育てる

 

 

子どもの年齢は、ひとつ、ふたつ、みっつ・・・七つ、八つ、九つ
と最後に「つ」がつきます。

10才からは、11才、12才、13才と「つ」はつきません。

この「つ」は、包むの「つ」です。

『九つまでは、包んで育てなさい』ということです。

●「包む」というのは、もう大きくなったからといって手放しにしないということ。

●「言葉」や「行動」で愛情を伝えるということです。

 

九つまでに、下の子どもが生まれたり体が大きくなったりするでしょう。

でも、子どもが必要としたときは気持ちよく抱っこおんぶをしていきます。

添い寝頭をなでることも心が安心する行動です。

九つまでしっかりと包んで大きくする方が
後でしっかりとした子どもになります。

コツは、子どもが欲しがる間は
愛情の伝わる言葉やスキンシップを与え続けることです。

 
子育てバージョンアップ作戦

 

 

 

子育て電話相談で東がお伝えすることは、

 

いかに子どもにママの愛情を伝えていくのかということです。

 

親御さんの言うことは、ほとんどの場合、正しいのです

しかし、

「あなたは、いつも・・・」

「いい加減にしなさい・・・」

 

ガミガミ・クドクド・ネチネチと言われると子どものココロ貯金は目減りします。

 

・・・というと、次にママから出てくる言葉は

「では、放っておくといいのですか?」

とたいてい言われます。

 

 でもね、

 そのまま放っておくとかなり確実に状況は悪化します。

 

 放っておくのではなく、

 子どもがおやんちゃを言っていない【普通】の時に

 「目に見えたこと」を言葉に伝えていきます

 

・「今日は冷えたね」

・「ご飯終わったね」

・「よく寝たみたいだね」

・「宿題たくさんあるね」

・「難しい漢字習うのね」

・「たくさん食べたね」

・「たくさん遊んだね」

・「手、洗ったのね」

 

 簡単な言葉ですが、実は子どもをよく見ていないと言えません。

だから、この言葉は

 あなたに関心を寄せています、

大事だと思っていますと伝わります。

コーチングでいう【存在承認】というものです。

 

もちろん、小さいお子さんは抱っこ・添い寝。頭をなでる

「大好き」「味方よ」「応援しているよ」

魔法の言葉を言うといいです。

 

子育てに以心伝心はありません

 

 

あなたは、自分のお子さんに愛情が伝わっていると感じているでしょうか。

「愛情」って、実は実態がはっきりとしないのです。

よく「愛情不足」なんていいますが、

どの状態が愛情不足なのかは、とてもわかりにくいものです。

 

実は、多くのママは、わが子を本当に大切にしたいと考えています。

でもね、ママからガミガミと言われると

子どもには、うまくその愛情が伝わっていきません。

 

心の中では、愛情をもっていたとしても

口から出る言葉が

 

「バカじゃないの~アンタ!」(罵倒)

「何回言ったらわかるの・・・」(クドクド)

「いい加減にしなさ~い!!」(ガミガミ)

 

では、やっぱり愛情は伝わりにくいのです。

 

子どもにしたら、「ママは自分のことを嫌いなのかも?」

と勘違いすることさえあります。

 

ここは、「言葉」と「行動」できちんと愛情を伝えましょう。

子どもがやんちゃを言っていない時がねらい目です。

 

【言葉】

「だ~い好きよ」

「ママは、味方よ」

「応援しているよ」

 

【行動】

抱っこ、おんぶ、

添い寝、じゃれあい遊び

頭をなでる、肩にそっと触れる

話をじっくりと聞く

 

どれでもOKですよ。

苦手と感じるものを取り組まず

「これならできそう」にトライしてください。

 
 

 

愛情は動詞で伝わります

 

 

いくらあなたが心の中でわが子が大切と思っていても

それを言葉や行動で表現しないと子どもにはうまく伝わりません。

子どもは、あなたのことをあなたの行動で判断するのです。

抱っこもおんぶもできない年齢だったら

 

一緒にお茶を飲む

美味しいご飯を作る

「かぜ、大丈夫?」と声をかける

 

どれもOKです。

子育てに以心伝心はありません。

 

 

 

子どもは、自分を守るために、ウソをつく

 


子どもがウソをつくときは、自分を守ろうとしています。

悪事をはたらこうとは、通常思っていません。

だから、「ウソをついてはいけない」って、怒りすぎなくてもいいですよ。

 

 私の電話相談を受けられたケースでは、ママが子どもの話をたくさん聞いて、

小さなことも認めるようになったら・・・・・不思議とウソが減少しています。

 

 ちょこっと、タイムラグがありますが、「大好き」を伝えることが先決です。

 

そんなことしたら置いていくよ!

 

 

ママ「さっさと来なさい。置いていくよ」
子ども(ママの言うことを聞いてついていく)

これ、子育てでよくある場面ですよね。

「置いていくよ」という言葉を言いたくはないけれど「つい言ってしまうママ」と

「言うのが普通と思うママ」がいます。

後者の場合は、結構マズイですよ。

子どもは、親から威圧的、高圧的に言うと、ちゃんと行動する子が多いです。
だから、親にとったら「置いていくよ」という言い方はある意味便利なんですね。
時間がない時にも、短時間に子どもが動いてくれますからね。

ただ、、、もしも自分が子どもの立場だったら、そう言われたらどんな気分になるでしょうか?

たまにはね、立場を変えて見ると、相手の気持ちがよーーくわかります。

さらにね、「親の言うことを聞かない子どもは、置いていくよ」と言われて育った子どもは、

「見捨てられ不安」を感じることもあるんです。

けなげなことに、そんな子どもは親から嫌われないように必死に頑張ります。
そうなると、親が気に入ることかどうかが物事の判断基準にもなりかねません。

結果として、いつも親の顔色と見る子どもにもなるかもです。

これ、他人軸と言って、自分がやりたいことをやるのではなく(自分軸)、

人からの評価を生き方の基準に行動するってことなんですね。

他人軸で生きると、判断基準が自分の手のうちにないので、心がぶれやすいです。

ママのひと言が子どもの生き方も左右しちゃうんです。

子どもの立場に立ってみると全部わかってきますよ。

 

こどもの気持ちをわかってみよう

 

 

お子様の様子、いかがですか?

この時期、ホント子どもたちは疲れています。(;´▽`A“

「子どもが疲れているなんておかしい!」と思われるかもしれません。

 

でも、新しい先生のやり方に慣れるまでは、さじ加減がわからず

子どもだって、結構疲れるのです。ヽ(;´Д`)ノ

だから家に帰った時は

「おつかれさん!」

「カバン重くない?」(小学校・中学校)

「今日は、寒かったんじゃない?」

なんてちょっと大げさに声をかけてみましょう。

人は、自分の状況をわかってもらえると強くなります。

 

「いや~、カバン重くはないよ」

とかえって言うかもしれません。

 

家に帰ったら、携帯の充電をするようにしっかりと愛情を感じる言葉がけをしていきましょう。

足をさすってあげるのもOKです。

イチローのお父さんも、毎日イチローの足をさすってあげたそうです。

 

 

 

「あなたが大好き!!」を伝える術

 

 

どうやったら、

素直で、優しくて、頑張りやさんの子どもに育つのか?

って知りたくありませんか?

 

「もっと素直になりなさい」

「もっと優しくしなさい」

「もっとガンバリなさい」

 

と言っても子どもはそのようにはなりません。

それで変わるのであれば、簡単です。

 

結論からいうと

いかにして「あなたが大好きよ」を伝えていくかに尽きるのです。

 

たとえば、上の子が下の子をいじめて困る時は、

 

「下の子には優しくしなさい」

「大切にしてあげてね」

 

と言っても、そうはならないのです。

 

そんな時は、上の子に

「だ~い好き!」

「見方だよ」

 

って言葉で伝えた方がいいのです。

 

それでも変化が少ない時は、

言葉のアプローチよりも

体へのアプローチを優先します。

 

小さい子だったら

 

抱っこ・おんぶ・添い寝・手をつなぐ

じゃれあう・膝に座らせる・笑顔で話を聞く

などなど。

 

大きい子だったら、

マッサージとか美味しいご飯を作るとか

 

愛情を行動で表します。

ほんと、これだけでたくさんのママの子育てが激変しています!!

 

幼稚園児のママだったら1~2回で

「え~、そうなんですか~」

「すごいですよね~」

って感じになりますよ。

 

大切なことは、シンプルです。

 

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子どもがかんしゃく…

 

子どものかんしゃくは改善できます
 

かんしゃくって、親の行動を止めてしまう勢いがあるので、ホント疲れるんですよね。

でもね、かんしゃくは親の関わり次第てずいぶん改善しますよ。

 
 

 

かんしゃくは気持ちをうまく伝えられないのが原因

 

 

 

かんしゃくを起こしてしまうのは、自分の気持ちを言葉でうまく伝えられなくて、

感情が爆発してしまうから。

さらに、イライラした気持ちを我慢したり抑えたりといった感情をコントロールする力も、

まだ成長過程にあるからなんです。

表現方法を覚えたり、感情をコントロールする力がついてきたりと成長していけば、

基本的にはかんしゃくも落ち着いてくるとは思います。

普段からよく泣いたり、抱っこをしても反り返って泣き続けるといった、

いわゆる「主張の強い」子どもは、イライラしやすい気質を持っていることが多く、

かんしゃくを起こす頻度が多いように感じます。

 

「お母さんのせいだ」とダダをこねる子

 

 

3歳くらいの極めて自己中心的な時期になると、やりたいことを立派に主張するようになります。

これが結構、こどもなりの理屈をこねるので、親はこどもと対等の立場になって

腹が立ってしまいます。頼まれたからやってあげたのに、今度は文句を言う。

こどもにとったら自分なりの言い分があるのですが、

大人にはどう考えても単なるへりくつにしか思えません。

 

またこの頃の子は、活動の幅が広がる割には使える言葉が少なく、

感情をうまく表現することができません

そのため自分が気に入らないことがあると、

「ママのせい」「ママが悪い」「ママは嫌い」と

知っている言葉を駆使して必死に不満を訴えます。

親としては、やりにくさを感じます。

こどもの言い分をすべて聞き入れ、意見をなんでも聞くと、

こどもの言いなりになっている気がしていまいます。

 

ママがこどもの要求にたいして、面倒くさそうにすると、

それはこどもに伝わってしまいます。

こうなるとこどももつい大げさなことを言ってしまいます。

売り言葉に買い言葉で対等になってケンカしてしまう…ということになりかねません。

そこでこどもがダダをこねそうなことについては、

事前に「どうしてほしいか」を聴いておきましょう。

それでも「ママが悪い」という場合は、時間的に対応できそうであれば対応し、

難しい場合は「明日ね!」とやり直さない方法もあります。

「時間がないんだから!」などと怒るのではなく、淡々とこちらのできることを伝えましょう

きょうだいがいる場合、上の子が下の子に焼きもちをやくことがあります。

焼きもち、つまり甘えは「へりくつばかり言う」という行為で現れることもよくあります。

上の子の「ココロ貯金」が目減りしているので、意識的に触れ合う時間を作っていくといいでしょう。

 

 

 

 

ママの「大好き!」が伝わるようなスキンシップや
コミュニケーションを心がける

 

 

かんしゃくは、メンタルが安定すると年齢にかかわらず減ります

日頃のスキンシップやコミュニケーションを増やして、子どもの気持ちを安定させてあげれば、

ちょっとしたことで泣くことも減るし、かんしゃくも起こしにくくなります。

ポイントは、ママの「大好き!」が伝わるようなスキンシップやコミュニケーションを心がけること

例えば、

子どもの話を「なるほど」「そうなんだ」と興味を持って聞いてあげる

頭を撫でる・抱っこをする・手をつなぐ・くすぐりあいっこをする

髪の毛をとかしたり結んであげたりするなど、

体が触れ合うスキンシップを心がけましょう

お母さんの時間と手間を思いっきりかけてもらえる、かげがえのない時間。

大好きなお母さんを独占できる時間。

こうしたコミュニケーションの積み重ねが子どもの自己肯定感を高め、

メンタルを自然と安定させるんですよ。

コミュニケーションやスキンシップを積極的に増やすと、

早い子なら2週間程度でかんしゃくが減ることもあります!

さらに、1回ごとのかんしゃくの時間も短くなります。

一見、遠回りに感じますが、親子の関わりという根本的なところから

かんしゃくを改善できる方法です。

日頃から子どもに愛情を伝えるコミュニケーションを取ることで、

かんしゃくの回数や時間はずいぶん改善されます。

 

「叱る」「放っておく」は、さらに泣き出すきっかけに

 


かんしゃくを起こしている最中は、どう対応すれば良いのでしょう

かんしゃくを起こしている最中は、あまりママの話が耳に入ってこないんです。

だから『言って聞かせる』のは難しい

ただ、『これが欲しいんだよね』『もっと遊びたいんだよね』と

気持ちを受け止めてあげていれば、『ママは気持ちをわかってくれている』と、

少しずつ気持ちがおさまってくると思います。

ここで「ダメって言ってるでしょ!」などと大きな声で叱ると、

もともとの「もっと遊びたい」などの主張に、「ママに叱られたことが嫌」が加わり、

さらに激しく泣き叫ぶ事態に発展しかねません。

 

また、逆に「放っておく」という対応も、「わかってもらえていない!」という

気持ちを膨らませ、かんしゃくの時間を長引かせます。

無視してしまうと、『もっと大声で泣かないとわかってもらえないのかな』と

さらに大きく泣き出すこともあります。

 

ママはどうしても、強く出るか、放っておくかの両極端になりがちですが、

押さえつけるのも無視するのも、子どもにとっては『わかってもらえていない』につながるので、

できるだけ共感してあげることを心がけましょうね。

子どもがかんしゃくを起こしたときは、叱ったり、放っておくのではなく、

子どもの気持ちに寄り添い共感することが大切なんですよ。

 

子どもが落ち着いている時こそ親子のコミュニケーションを

 


子どもがかんしゃくを起こしている最中、ママは『その場をなんとかしないと』と思うもの。

つい叱ってしまうのは、ある程度仕方のないことです。

何より、ママも人間ですから、イライラするときだってありますよね。

理屈でわかっていても、いざかんしゃくを起こしている子どもを前にすると、

冷静に対処するのが難しい。

だからこそ、子どもがかんしゃくを起こさず比較的落ち着いているときに、

コミュニケーションを取ることが大切です。

 

それも思いつめないで、できることを、できるときに、できる範囲でおこないましょう。

「今日は3回は抱っこしよう」とか、「3回は頭を撫でよう」、とかでもいいんです。

あれもこれもと難しく考えると、ママのストレスにもつながります。

まずは行動することが大切なので、小さなことからでも、

子どもの気持ちが安定するように働きかけてみてください。

 

子どもを変えるよりも、自分の行動を変える方が簡単です!

ママの行動が変われば、子どもの気持ちも徐々に変わってくるんです。

 

かんしゃくが続く場合は専門機関に相談するのも一つの方法

 


こうした対策をしても、子どものかんしゃくがおさまらないときはどうすればいいのでしょう?

子どもの成長に関する専門家である小児科の先生や、児童心理の専門家に相談してみるのも

一つの方法です。

各市町村には、必ず発達の相談窓口があるはずなので、

そうしたところを利用してみてはいかがでしょうか。

専門家に相談すれば、医学的な観点から、適切なアドバイスがもらえます。

かんしゃくがあまりにひどくてママが疲れてしまうときは、一人で思いつめないで、

こうした機関を利用してみるのもいいかもしれません。

 

かんしゃくは、年齢と共に落ち着いてくるケースが多いものです。

日頃のコミュニケーションやスキンシップを楽しみながら過ごしていると、

『気づけばなくなっていた』ということも少なくないんですよ。

コミュニケーションやスキンシップには、かんしゃくを減らすだけではなく、

子どもの笑顔を増やすという嬉しい効果も! ありますね。

かんしゃく対応法は、子育てを楽しくさせる処方箋にもなりますよ。

 

 

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  21時30分~23時30分  受講料5,000円(税別)

 

不登校の子を持つ子…

学校に乗り込む

「うちのゆうが行けなくなったのは、学校のせいだ」
「だいたい、うちのゆうが休んでいても、何の心配もしていない」
「学校が嫌だとゆうは言っているから、学校にいけない原因があるんだ」
「きっと、学校でいじめられているのに違いない」
 1ヵ月も学校に行けていないゆうくんが、ママとして考えることをいろいろしてみましたが、何の効果もなくて、もうどうしていいかわからずにいます。
 ゆうくんママは、自分でやれるだけのことはしたと思っています。
 もう、ゆうくんママが思いつくことはなくなっていまいました。
 そこで、ママはゆう君に聞いたのです。
 「なんで、学校行かないの?」
 「・・・」
 「学校で嫌なことあるんでしょ」
 「・・・」
 「何が嫌なの?」
 「・・・」
 「勉強?」
 「・・・」
 「先生?」
 「・・・」
 「友達?」
 「・・・」
 「学校でいじめられているの?」
 「うるさい」
 そう言って、ゆう君は、泣き出してしまいました。
 <やっぱり、私の思った通りだったわ。>
<ゆうは、学校でいじめられていて、それが原因で学校に行けなくなったんだ>
<学校でのいじめが原因だから、いじめの話をしたときに、「うるさい」と言って急に泣き出したんだわ>

ゆうが不登校になった原因は

 「ゆうをいじめている子に謝ってもらうからね」
 「そして、いじめがあっても知らないふりをしている担任の先生にも文句を言ってくるからね」
 そう言って、ゆう君ママは学校に向かうのでした。
 ゆう君は、ママに何か言いたげに握りこぶしを固く作り、じっと目を開いたままうつむいています。
 「ピンポーン」
 「5年生のゆうの母親ですが、担任の先生に言いたいことがあるので会わせてください」
 その時間にいた事務官が玄関まで出てきました。
 「担任の先生に話があるっていったじゃない。担任の先生はどうしてここに来ないの」
 「今、授業をしていまして教室にいるんです」
 「うちのゆうのこと、少しも、心配してないんでしょ」
 「私が、わざわざ学校に来ているというのに、それだけゆうのこと軽く考えているんでしょ」
 「ゆうは、学校でいじめられているんですよ」
「いじめがあることも学校は隠すのですか」
 「まずは、教頭がお話をお聞きしますので、お入り願います」
 「もういい、そんなつもりなら、教育委員会に訴えるから」
 そう怒りを露わにして、ゆう君ママは家に戻りました。

 

相談できる人がまわりにいない

 ゆう君ママは、まわりに相談できる人が、いないのです。
パパは、
「ゆうのことは、おまえに任せているから」と言って、全部任せきり。
たまに、
「パパからも、ゆうに何とか言ってやってよ。私、ゆうが学校に行かないのを見ていると、一日中イライラして、泣きたくなるし、死にたくなる」
それを聞くと、パパも何とかしないと思います。そして、
「ゆう!おまえ、なぜ学校に行かんのか。ママも困っているぞ。ママはお前を見るたびに、死にたくなるほど苦しいと言ってるんだ」
「なぜ、お前が学校行かない理由で、パパが、ママに叱られんといかんのか」
「ゆう、全部お前のせいだ」
全然です。
実家の母に相談すると、
「あなたが、甘く育ててきたツケだ」
と、これまでの子育てを責められます。
同じマンションに住むママ友には、相談しにくい部分があります。
同じ学年の子を持つママ友が気をつかって、うちの家まで、何度も迎えに来てくれていました。
最初は、何度か一緒に登校したことがありました。
ところが、途中から、「行きたくない」が続き、ママ友の同級生に待ってもらっている間に、遅刻しそうになることが何度もあり、遠慮して、「もう迎えに来なくていいから。遅刻すると先生に叱られるでしょ」って、ママ友の善意を断ってしまったのです。
その後も、ママ友が心配して声をかけると、ゆう君の現在の様子に責任を感じて、「大丈夫」って、心にもないことを言ってしまう。
次第に、ママ友がチラッと見えたら、それを避けて遠回りをするようになってしまったのです。
結局、誰にも相談することができない自分となってしまっています。

 

いろいろな解決できる問題点

一つ一つのゆうママの言葉や態度に、問題を感じられることでしょう。
今回は、ゆう君のために、「学校とどのように付き合うか」について書きます。学校との付き合い方
肝心なことは、学校を敵にしないことです。
味方になるようにすることです。
その中で、学校にしてほしいことを要望として主張するのです。
これはクレーマーではありません。
学校と協力して、ゆう君が登校に向かうように、公的にアシストする義務があると考え、ママの負担を学校に「おすそ分け」すると思えばいいのです。
ママが自分だけで負担すると思わないことです。
ママとしては、ゆう君が他の子と同じように、学校に行ってほしいという願いはあるでしょう。
しかし、ママがあがけばあがくほど、深い闇にはまっていくのは、前述のストーリーのとおりです。
ゆうママが、学校に話に行くという「クレーム」の態度が、ゆう君の先にマイナスになります。
じゃあ、どのように学校と付き合っていくのがよいのでしょうか。
 その一般的な方法を、順に説明していきます。
 まず、自分の子どもの情報収集をします。不登校の場合には、情報収集が困難な場合が多いです。
 ママとの関係がよい場合には、ママから誘導質問をせずに、じっくり話すことを聞くことで、情報取集ができるでしょう。
 決して、ママの想像で誘導しないでくださいね。
 「学校で嫌なことがあるの」
とか
 「学校でいじめられているの」
とか聞けば、
自分で学校にいけない理由を説明できないゆう君はママの選択肢で近そうな理由で「うん」といったり、ママの理解してくれない不満で泣き出してしまうこともあるでしょう。
誘導しないことです。
ゆう君の気持ちを、ゆう君に応じて待ってきいてあげることです。
話せるときに話せるだけでいいのです。
催促しないことです。
ママがココロ貯金を貯めると、ゆう君のココロ貯金もたまって、話せるようになります。
 不登校のゆう君が、ママに気持ちが話せるような関係になっていないことなどで情報が集まらない時でも、学校で相談することができます。
 つまり、「学校に話に行く」のではなく、「学校に相談に行く」では、解決の方向も変わってくるのです。
 「話に行く」というスタンスでは、学校からは、ママクレーマーがやってきたということで、その場しのぎの対応になることが多いです。
「相談に行く」であれば、学校が気にかけながら、継続的に卒業まで責任をもって、お付き合いしていくことができます。
情報収集できていなくてもいいのです。
学校に相談するというスタンスであれば情報がなくても大丈夫なのです。

学校への相談の仕方

ゆう君の情報がなくてもいいのです。
まず、学校に電話します。
時間は、授業時間を気にせずに、自分の気分よく話が出きる時間がいいでしょう。
つまり、学校の先生の勤務時間帯の8時15分ごろから、16時40分ごろまでの時間であれば、ママの都合でいつでもいいのです。
次に、誰に相談するといいのか、ということです
小学校でも、中学校でも、相談できるのは、教頭先生でしょう。中学校では、学年主任の先生が教頭先生の前に面談のアポを取るとよいでしょう
「〇年〇組の松本裕の母ですが、教頭先生にうちの子どもの不登校について、ご相談があるのですが、代わっていただけますか」
いらっしゃらいときには、後程おかけすると話して、電話を切ります。
たいていの場合は、この電話で、次の電話までの間に、教頭先生は、学級担任などからゆう君の情報収集をしています。
もし、情報収集していなくても、「教頭先生に、お会いして相談がしたい」と言えば、
さらに学校での情報収集をしておいてくれます。
さらに、教頭先生から、どの担当者が一番的確にアドバイスできるのか調べておいてくれるはずです。
教頭先生に電話連絡が取れたら、
「学校に伺って、子どもについて相談したいのですが、お忙しいと思いますが、いつなら時間をとっていただけますか」
と相談の日程を決めてしまいましょう。
そして、面談日をむかえます。

 

面談日では

教頭先生だけでなく、学級担任も同席してくれることもあります。
ここでは、教頭先生の質問に従って話せましょう。
毎日のゆう君の様子や大変さを話すとよいでしょう。
ママの大変さや苦しさを話しましょう。
何か解決方法に向かうことを考えずに、思っていることは
「・・・と思いう」
とか
想像であれば、
「私が想像するのに、・・・」
と言いながら、話すと、
ママの考え方や子どもとの関係も察してもらえます。
普段から思っている気持ちを話せばいいのです。
学校への要望や不満についても、教頭先生の誘導に従って、話せばいいです。
誘導に従えば、言わされたわけですので。クレーマーとはなりません。
うちの子どもを一緒に考えてくださいという気持ちを根底に持っていれば、
「次にも相談に来ていいですか」
という言葉もいいやすでしょう。
きっと次回は、教頭先生だけでなく、スクールカウンセラーや公的な施設のカウンセラーを紹介してもらえるでしょう。

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こうちゃん!朝だよ

「こうちゃん、起きてる?」

「・・・・」

「こうちゃん、朝だよ」

そういって、こうちゃんママは部屋に入り、ベッドまで近づきます。

「まだ、ふとんかぶってるの」

と言って、いつものように、ふとんを強引にはがそうとします。

 こうちゃんは、ふとんをはがされないように必死にふとんにしがみついてもぐっています。すごい力です。

こうちゃんは、からだが弱いというより、自分の好きな時に食事をとり、コーラやお菓子などの間食も多いため、大きなからだに成長しています。

ただ、運動をする機会がないので、筋肉質ではありません。それでもママの力と比べても引けは取りません。
ましてや、負けるわけはいかないのです。
学校に行かなくちゃいけないというより、ママの言うことを聞けないというより、目の前の自分の気持ちに反することに精一杯の抵抗でしょう。

 

ウザイ!あっち行け!

  ママは、あきらめます。

抵抗するかけ布団を離します。

そして、言葉で説得しようとします。

「いつになったら、学校に行くの」

「・・・」

「ゆうべ、明日は学校に行くって言ってたじゃない」

「うるさい」

「はやく着替えて学校に行く用意しなさい」

「ウザイ!」

「ママは知らないからね」

「出てけ!」

「自分で学校に電話しとくんだよ」

 

大好きだったこうちゃんをこんなにしたのは

こうして、ママはこうちゃんを気にかけながら、家事を続けます。

もちろん、こうちゃんが学校に自分で電話をかけるわけはありません。そんなことはわかっています。

 ママは、考えます。

(いつになったら、こうちゃんは学校に行くようになるのだろう)

(私の育て方が悪かったのだろうか)

(何が原因で、学校にいかないんだろう)

(学校でのトラブルがあってそれが原因に違いない。)

そう思いたい。だって、学校が休みの日は、ふつうに朝起きるし、一緒に買い物行くって誘うと、一緒に来て外出するのは嫌がっていないから。そして、小さいころあんなにやさしくてママ思いだったので、今、私が話しかけても、出てけとかうざいとかいうんだもの。

 学校で嫌なことがあるのに違いない。

 原因は、友達かなあ。学校でいじめられているんじゃあないのかなあ。

 そのあたりの真偽を学校の先生にきいてやろう。

決して、学校だけのが原因ではありません。

いろいろなことが重なってこうなっているのです。

一つ原因を探ってそれが解決の方向に向かっても、すぐには好転できるとは限りません。

休んでいるうちに行けない理由が増え複雑化しているのですから。

行けない理由を本人に聞いてみると、聞いた内容に少しは関わっているんで、「そう」と理由を答えてしまうことも多いです。

だから、肝心なのは、本人の心の状態とともに、それにかかわっているママの心の状態を穏やかにすることから始めましょう。

 

不登校傾向の子どもを何か働きかける前にママがすること

 

 はっきり言います。

 目の前にいる不登校傾向の子どもにかかわりすぎると子どもの変化が逆効果となります。

 気にはするけど、子どもの成長を信じてそれに任せることです。

 不登校傾向の子どもに、あれこれ言ったりやったり、強引に動かそうとすると、強硬に反発し、力を発揮した人に対して、心の傷を負うことが多いです。

 決して、その人が心配してくれているとは、すぐには思わないのです。

 子どもは、感覚的に、その人を嫌な人とか、自分の敵だとさえ思うのです。

 子育て心理学協会では、ママ自身のココロを変えることをお勧めしています。

 

働きかけることはいっぱいあるけど

 

 アプローチの仕方は一つではありません。

 いくつもありますし、子ども一人一人の個性や特性によっても、対応の仕方や反応も違ってきます。

 だからこそ、試行錯誤で、あれこれ試す方法も考えられるわけですが、子どもは実験道具でもありません。

 しかも、その実験の一つが子どもの心に致命的な打撃を与えてしまったとしたら、取返しようがないわけです。

 他人は、子どもであっても、考え方や行動を変えにくいものです。

 ただし、子どもは、小さいころからのママとの信頼関係により、大きく影響を受けてはいます。

 だからこそ、かわいい我が子に、とやかく言いたいし、こうなってほしいという願いに向かって、苦労も惜しまず、自分のできることを思いっきりぶつけてしまうのでしょう。

不登校傾向の子どもをもつママにありがちなのは、ママと子どもの関係が、いったん、こじれるとどこまでもこじれていくのです。

ママの子どもに対するイライラは、当初の我が子へのほかの子と同じように学校に行ってほしいという願いから、

「なぜ私の言うことが聞けないの、聞いてくれないの」

 というママ自身を責めることがもとになっています。

 

ママ自身の気持ちをコントロールすることから

 

 そんなとき、ママはどうすればいいのでしょうか。

子育て心理学では、ママ自身の気持ちをコントールする方法をお教えしています。

それは、ママ自身がもっているママのココロ貯金を貯めることです。

ママのココロ貯金がたまることで、我が子へに余裕をもって接することができます。

あたたかい言葉をかけることができます。

そして、ママのココロ貯金がたまり始めると、我が子のココロ貯金もたまっていくようになります。

その中で、お子さんの様子も変化して、登校意欲もうまれることもあります。

どちらにしても、ママができることは、自分自身のココロ貯金をためることです。

ココロ貯金をもらさないことです。

子どもの布団を強硬にひっぱがしたり、子どもが一番触れられたくない約束を持ち出してそれをたてに脅迫したり(子どもはそうとらえる)することは、

子どもの心の反発を生み出し、そのことで、ママのココロ貯金もお子さんのココロ貯金も一気にダダもれということになります。

 

北風と太陽

イソップ童話に「北風と太陽」というお話があります。

北風と太陽のどちらが強いか力比べに、目の前にいた旅人のコートを脱がせた方が勝ちというものでした。

北風は強い風を吹かせます。すると、旅人は冷たく強い風に、寒さに耐えようと、余計にコートを強く着込んでしまいます。次の太陽は、ポカポカ暖かく優しい日差しを旅人に照らします。

すると、旅人は、身も心も気持ちよく温かくなって、コートを脱いだのです。

ちょうど、子どもは、このお話の旅人で、ママは北風でなく太陽になってもらいたいのです。

北風ママが太陽ママになるには、ママ自身がココロ貯金をためることです。

自分からまわりの見え方をコントロールすることで、まわりへの働き方が変わてくるのです。

 行動を変えるには、心の持ち方を変えることなのです。

 

好転した笑顔ママの体験談

 あるママの経験談です。

子育て心理学のココロ貯金を知って、子どもより、まず自分のココロ貯金を貯めることに心がけました。

すると、みるみる子どもの行動が好転してきたのです。

私がココロ貯金を貯めていった結果、

今まで気になりすぎていた子どものことが強く気にならずに過ごせるようになりました。

「いつになったら、学校に行くの!」

「学校に行けるような気持になったら行ってね。門まででも一緒に行くからね」

と言えるようになりました。

朝なかなか起きなかった我が子が、自分で朝起きてきて(もちろん学校の始業時間は過ぎてはいますが)、「おはよう」というようになりました。

こんなときは、

「こうちゃん、おはよう。ゆっくり眠れた?今朝は何食べる?」

と聞ける余裕が出てきました。

強硬策で子どもにガミガミ対決していた自分が、おだやかに我が子に接するようになっている自分の変化にびっくりします。

子ども「ママ、最近優しくなったね。」と言います。

 

登校刺激を与えないとは?

登校刺激を与えないという親や学校の立場があります。

登校刺激を与えないとは、何もせずに、自分を何も変えずに、手出しをしないことではありません。

登校刺激を与えるとか与えないという以前に、

大事なのは、その子どもに接するまわりの大人が、子どもの個性や特性をふまえ、自らの成長を信じてあげることが必要です。

その中で、登校することがその子にとって必要であれば促す方法をスモールステップで接していくとよいでしょう。

決して我が子のことが気にならなかったわけではありません。

いつも気にはしていました。

その気のかけ方が変わったのです。

はたからは、子どもに関わりすぎないママになったように見えています。

ママのココロ貯金のため方とたまったうえでの子どもへの接し方のノウハウについては後の項でお伝えしていきます。

 

学校の先生にうまく相談する方法

学校の先生に相談する方法

学校の先生にうまく相談する方法にも、コツがあります。これは、自分の思っていることを話すというクレームに近くなると、学校の協力も得にくいものです。

お子さんもクレームを言うママを辟易として、ママから気持ちが離れていくことも多いようです。

逆効果ですね。

そのためにも、「学校に話す」ではなく「学校と相談し協力を乞う」という立場で進めるとよいでしょう。

いつ

だれに

どのように

何を

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