小川けいこ(おがわ…

■所在地
栃木県栃木市

■活動地域
栃木県、福島県

■ブログタイトル
ココロを大切に~しゃべりば学び場space960

■ブログURL
https://ameblo.jp/space-960/


■自己紹介
 私は長男小6、次男小3の男の子二人兄弟の母親です。
 特別支援学校に22年間勤務し、
現在は放課後等デイサービスで個別学習指導を担当しています。
 我が子には健康で、学校に通って、おいしい給食を食べてきてくれればいい。
子ども達が元気で集団の中で成長していく傍らで、
自分も大好きな仕事を続けていけたらと思っていました。

 長男は、小3の1学期の5月の連休明け
「学校に行きたくない」と言って、頭痛や腹痛を訴えてきたときには、
すぐには受け入れることができませんでした。
 学校に行ってくれないと仕事に影響が出てしまう・・・
 頼れる身内も近くにいなかったため、
私は焦ってしまい、
長男の気持ちを十分に聴く余裕を持てずに、自分の都合を優先させていました。
あんなに好奇心旺盛で、積極的な長男が
こんなにもメンタルダウンしてしまうなんて。
こうなる前から子育て心理学を学んでいましたが、
やはり私も一緒に落ち込んでしまいました。
 ですが、そこからの切り替えが早かったのは、
ココロ貯金を学んでいたからだと思います。
長男の意思を尊重しながらの短時間登校、
放課後登校、教育支援センター、
フリースクールなどなど居場所探し。
 答えの見えない手探りの毎日でしたが、
運よく長男は自分に合った居場所に出会いました。

 翌年、もともと繊細だった小1次男も
「学校にいかない」と言って、
好きな食べ物でさえ飲み込めなくなったり、
夜中に突然起きて(無意識に)叫んだりするように。
 恐れていたことが・・・私は大パニックでした。
職場の理解もあり、私は有給休暇や介護休暇を使って、
我が子のサポート体制を模索し続けました。 

そんな時に、思い切ってカウンセラー講座を受講しました。

 受講して一番納得したことは、
私は自分で自分を責めるくせが常にあったということでした。
それは無意識に気づかないうちに自分を蝕んでいました。
 まずは母である自分を大切にすること。
 自分で自分の気持ちを認めてあげること、
自分の気持ちを整えてから、
それからじゃないと子ども達のココロも安定しないことが、
ここでようやく府に落ちました。
 息子たちにも「できるときにできるだけできることを」という言葉を胸に、
毎日ココロ貯金を心掛けました。

 少しずつエネルギーが貯まってきた息子たちは
*長男、フリースクールに週4日「お母さん早く行くよ!」と楽しみに通っています。
家では猫を溺愛し「お母さん、猫かわいいよ。見て~」と話しかけてくれます。
そんな長男を心から可愛いと思います。
*次男、小学校の通級指導教室や、放課後等デイサービス、フリースクールなどなど、
自分の行きたい場所を自分で決めて通っています。
それができるようになってからは、体調も落ち着いています。
 次男は食欲も戻り、
今ではチャーハンなど好きな食べ物を自分で作って
「生活力をつける!」と張り切っています。頼もしい限りです。

人に話を聴いてもらうことで、私自身が頭の中を整理できたということ。
また話を聴いて認めてもらえたという安心感が持てたこと。
そのお陰で、勝手に背負っていたカチカチな荷物を、
ずいぶん下ろすことができました。

 我が子のサポートを継続するため、
長年続けてきた教員の仕事は退職する決断をしましたが、
今はご縁があってまた子ども達と共に学べる仕事をしています。

 ココロ貯金のお陰で、家族での会話も多く、
大好きな猫と一緒に、心身ともに健康で楽しい毎日を送ることができています。

 今は子育てがずいぶん楽になりました。
苦しくしていたのは私自身だと気づけたのです。

過去の私と同じように悩まれている方にも、
話して、学んで、背負った荷物を手放して、
ココロに素敵な余白をもっていただけたらなと思っております。
そのお手伝いができたら幸いです。

小川けいこ