お母さんの自己肯定…
子どもがお手伝いが出来た時に、ほめる
頑張って宿題をやったから、ほめる
これは、正解です!
でもね、
「何かが出来たとき」だけ、それをほめていくと
出来なくなった時に、ほめることができません。
逆に言うと
できない状態が続くと、
子どもはいつまでたっても認められないのです。
極端な例で言うと
「お手伝いをしてくれたから、エライ!」
「宿題ができたから、エライ!」
とだけ言っていくと
子どもは、親に認められるためだけに
お手伝いも宿題もするようになります。
でもね、
それができていない時には、
親に認めてもらえないとしたら・・・
子どもは、やってもいないのに「やった!」と言ってみたり
まじめな子ほど、ただひたすら、
けなげに親がよかれと思うことをやっていきます。
それを心理学(交流分析)では、「条件つきのふれあい」
といいます。
この「条件つきのふれあい」をする前に
ぜひやっておく必要があることが
「無条件のふれあい」です。
==================
「ママは、あなたが大好きよ!」
「ママは、あなたの見方よ」
「あなたがそこにいるだけでうれしいわ」
=================
です。
これは、子どもの評価に関係なく
子どもを認めるコトバです。
ココをしっかりしておかないと
子どもは親の顔色ばかりをみたり
ウソをつくことが出てきます。
このコトバは、
あなたの「存在そのものに」価値があるということです。
凶悪な犯罪を犯した人の中には
子どもの時から母親に
「条件つき」でしか、自分が認められなかった・・・
という話をよく聞きます。
私は、ある本に出会ってから
どんどん図々しい善人になりました。
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子どもって、親の考えられなくくらいの
悪さをしてくれます。
子どもを怒らないようにしたいと思っていても、
いくらなんでも、こりゃ怒らないとダメでしょ。
ということをやってくれます。
だから、お母さんになると独身の時よりも
自己評価が下がると思うのです。
自分の努力では何ともならないこと(子ども)を
24時間相手にしていたら・・・
どんどん無力感に襲われてきます。
私がダメだから、子どもが●●なんだ・・・
と考えてしまいます。
でもね、そこを
「当たり前じゃん!腹も立つわよ。私だって」
とその負の感情も認めることにしたのです。
自分に丸をあげることにしました。
今日も夕飯を簡単にしましたが
「夕方、病院に子どもを連れていったから、仕方がないよ」
と自分を認めることにしました。
大人になると自分のことを誰も認めてくれません。
つまり、
自分で自分のことを認めないで誰が認める!
「どうせ、自分は・・・」
という発想は、
【自分いじめ】
と言います。
「心の中身」を変えるのではなく
「心の使い方」を変えていきましょう。
だんだん、ラクになります。
話をよく聞いて、たくさん触れて、
認めて・・・がプラスのかかわりです。
これは、子どもが欲しがるだけ与えていいのですよ。
これが欠乏すると、心が順調に育ちません。
でも、昔の親はもっと厳しかった・・・
昔は○○でよく叩かれた・・・
納屋に入れられた・・・
って聞いたことがありませんか?
むかしのお母さんは、現代よりも忙しかったはずです。
家電製品もない、スーパーマーケットも
コンビニもない。交通は不便。
さらに農家であれば、一日中朝から晩まで
田畑の仕事がありました。
朝も夜も仕事があります。
子どもの数も、いまよりずっと多いので
さぞかし忙しい子育てだったことでしょう。
お母さんは時間がなかったり
疲れたりしていると、それだけで
子どもを怒って動かそうとしますから、
むかしのお母さんは、もっと厳しく
子育てをしたことでしょう。
しかし、子どもの人数が多い時代では
いまほどお母さんの目が一人ひとりの
子どもに向かうことはなかったのでは
ないでしょうか?
あなたの親御さんの兄弟は何人ですか?
私のまわりでは、4人が多く、父方は7人です。
それだけ子どもが多ければ、親が厳しく子育てしても、
ひとり当たりの「怒られ率」が少ないはず。
他の兄弟が先に怒られて、見逃されることもあったはず。
それを祖父母世代は、あまり気づいておりません。
10人くらい子どもがいた時代だったら
子どもが何かやんちゃをしていても
見逃されることもあったでしょう。
お母さんに叱られても、ほかのきょうだいが
声をかけてくれて、気分転換も
考えられたかもしれません。
よほどひどく人格を否定するような
子育てをしていなければ「ココロ貯金」
のもれも少なかったと思います。
子どもが1人か2人だけしかいない
いまのお母さんのほうが
むかしよりもずっと子どもの欠点や短所が
目につくのではないでしょうか。
そのパワフル子育てをひとりかふたりの子どもにやってしまうと・・・
かなりの確率で、子どもが怒られすぎになってしまいます。
そのため、言葉と行動でお母さんの愛情を
伝えていかないと、「ココロ貯金」が目減りしていくばかりです。
でも、その裏には愛情を感じる場面がきっとあります。
厳しいだけで、豊かな心がある子どもに
なっているのを私は未だかつて見たことがありませんよ。
「しつけ」が「おしつけ」になるとマズイです
でもね、私はしつけが行き届いた子どもよりも
自己肯定感が高い子どものほうがよいと思うのです。
しつけができていても、
自分に自信がない子ではね、、、、
それは、ちょっと残念です。
まあ、両方できれば一番いいですが・・・。
じつは、私はふたりの子どもに
しつけらしいしつけをしていません。
確かに苦手なことはありますが、
自信がある子に育てていれば、
大きな問題はありませんでした。
親ばかですが、上手に世の中を渡っていると思います。
しつけは、ともすると「おしつけ」になるんですね。
ガミガミ言ってしつけるよりは、
子どもの話を聞いて、
自己肯定感を高めたほうが子供は結果的に伸びます。
思春期であっても、幼い子どものように
自分をほめて認めてほしい気持ちに
なんら変わりはありません。
抱っこやおんぶはできませんが
まだまだできることはたくさんあります。
思春期は、少々生意気な時期ですが
心を話さずにプラスのふれあいを
たくさんしていきましょう。
いまからでも遅すぎることはありません。
むしろ、気が付いた今からでも
「ココロ貯金」を貯める子育てに
取り組んでほしいと思います。
子育ては、やるべきことが
まちがっていなければ、
必ずよい方向に向かいますよ。