子どもがちっとも勉…
小学生であれば宿題をやらないこと、
中学生であれば試験勉強をまったくしないことについて、親の悩みが深くなりがちです。
本来であれば、子どもは何かができても、できなくても
存在そのものを見つめることが大切です。
幼い子どもであれば「お母さんはあなたがだ~いすき」と言葉で
伝えたり、抱っこやおんぶをすることも、心の安定に必要です。
そんなことが子どもの自己肯定感につながり、
意欲的に挑戦する子どもになっていきます。
では、子どもがなかなか勉強をしないときは、
お母さんはどうしたらいいのでしょうか?
ここは、あえて勉強をさせることに全力をあげず、
ココロ貯金を貯めていきましょう!
勉強には、親が思っている以上にエネルギーが必要です。
そのうえ、不安感、怒りで頭の中がいっぱいの状態では、思考力も記憶力も鈍くなります。
お母さんができることは、車にガソリンを満タンに入れてあげることだけです。
給油後すぐに走りださなくても、しだいに心が安定して前向きなきもちになれば
自然と勉強にも意欲的になりますよ。
とりわけ、プラスのふれあいのなかで効果がある三つの方法は
「子どもの話を聞くこと」
「正しさを振りかざさないこと」
「ガミガミ口調をやめること」
です。
この三つに集中して取り組んだ結果、お母さんがガミガミ言わなくても、
子どもが自分から勉強を始めた例がたくさんあります。
お母さんに
「最近の僕、落ち着いているでしょう」と言ったお子さんもいました。
心の安定と勉強への意欲は関係しているわけです。
OK会話例
お母さん「おかえり!」(先に親からあいさつをする)
子ども「ただいま」
お母さん「今日は暑かったね」(感じたことを言葉にする)
子ども「うん、もうヤバイ」
お母さん「ジュース冷えているよ」(好きな食べ物、飲み物は心を潤わせる)
子ども「やった~」
お母さん「日に焼けたみたいね(目に見えたことを、そのまま言葉にする)」
子ども「そうかもしれない。体育の授業が外だったから」
お母さん「そうか。いまは体育で何をやっているの?」
(「何」をいれて質問をすると、子どもは話しやすい)
子ども「陸上で、短距離をやった」
お母さん「へ~、力を出し切ったんだね」
(なぜ疲れたのかを言葉にして伝える)
子ども「そうだよ~。あ~疲れた!」
お母さん「そうか。まあ、休みなよ」
(子どもが弱音を言えるようにする)
子ども (だらだらと過ごす)
お母さん「そういえば、今日は塾だったよね。六時には夕飯を作るからね!」
(勉強の話題をさりげなく出す)
子ども「は~い」
NG会話例
子ども(帰宅後に、だらだらとゲームをしている)
お母さん「今日は塾でしょ!早く用意をしなさい!遅れるわよ」
(お母さんの言いたいことだけを言う)
子ども「だって、行きたくないし・・・」
(塾が合っていないのか、ココロ貯金の不足でエネルギーが切れている)
お母さん「塾代も高いのよ。あなたが塾に行きたいと言ったから入ったんでしょ」
(子どもは、時間がたつと気持ちが変わる)
子ども「うるさいな~」
(適当な言葉が見つからないときには「うるさい」「うざい」でごまかす)
日頃の会話を大切にして自己肯定感を高めることが最大のポイントです^^
いまの世の中は、私たちが子どもの頃になかったものがたくさんありますよね。
携帯電話、スマートフォン、ゲーム、パソコンなどがそれに辺ります。
実は、親自身もそれらにどう関わったらいいのか、よくわかっていません。
そのため、頭ごなしに使用禁止や没収をすることを考えます。
親にとっても頭が痛い問題です・・・
基本的に、それらは今後の世の中からなくなりません。
そのため、禁止だけでなくその使い方を知る必要があります。
じゃあ、一日のゲームの時間を決めるときに、どう決めていますか?
約束を考えるときに、お子さんといっしょに考えていますか。
それとも、お母さんが決めた約束でしょうか。
使う場所と時間については、子どもといっしょに考えましょう。
親が一方的に「一日三十分だけよ!」と決めてしまうと、
購入前に子どもは「約束した」という実感を得られないため、平気で約束を破ります。
子どもといっしょに「何分くらいがいいと思う?」と決めていきましょう!
とはいえ、ゲーム、スマートフォン、パソコンは、子どもが夢中になるように
作りこんでありますから、子どもはすぐにおもしろさにはまってしまいます。
だからといって最初から禁止したち、強制的に途中で取り上げたりすると
ゲームセンターに通い始めるなど、さらに楽しいことを求めて別の行動をとるようになるんです。
たとえ子どもが決めた約束だとしても、親の顔色をうかがって
「これならお母さんが許すだろう」と考えて決めた約束かもしれません。
いずれにしても、子どもと決めた約束というのは、
子どもにとって「そのとき限定の約束」なのです。
子どもにしてみたら、約束をしたときはそれが一番いいと思っていたけれど
実際に遊んでみたら、おもしろくて時間が足りないと感じているでしょう。
子どもには「見通しがつかない」という性質がありますから
約束をしていても、つい約束を破っているということが起きます。
でもね、「お母さんと約束をした」ということを嫌味なく気づかせてあげましょう。
禁止するだけでなく、いかに自己肯定感を高めて
自分をじぶんでコントロールする力を育てるかが大切です。
OK会話例
子ども(時間になってもゲームをやり続けている)
お母さん「いま何時?どれくらいゲームをやった?」
子ども「う~ん」(ゲームに夢中)
お母さん「あとどれくらいでやめることができる?」
子ども「あと十分」
お母さん「ふ~ん。あと十分ね。区切りがついたらやめようね」
子ども「は~い」(納得する)
「なんで、こんなこともわからないの?」
「なんで、こんなこともできないの?」
と子どもに思うことはないでしょうか?
たとえば、小学校2年生の宿題があるとしましょう。
お母さんにとったら、超簡単な内容ですよね。
でも、子どもは「学年相当」の内容を勉強しています。
お母さんが思うように、子どもが『この宿題は超カンタン』
なんて思ったら、学校に行く必要はないですよね。
つまり、小2の子供にとったら、小2の勉強は、自分の実力相当の内容です。
だから、そこそこ骨がある勉強なんです。
それをわからずに
「なんで、こんなこともわからないの?」
「なんで、こんなこともできないの?」
と言うと、子どもには酷なことなんです。・°・(ノД`)・°・
もしも、
「わが子の勉強はちっとも進まない!」
「こんなこともわからないの?」
と思ったら、解決策は1つだけ。
「子どもと一緒に宿題をする」です。
つまり、子どもの勉強が進んでいないところは、ママがわかりやすく教えてあげるわけです。
「いつかはやる気になる?」「自分が困ったらやるようになる」
なんて考えない方がいいです。
もちろん自分から勉強をする子もいます。
でも、その出現率は極めて低いです。およそ、10分の1の確率です。
大事なわが子をそんな低い確率で勝負しない方が得策です。
ただし、ママがガミガミ口調で怒って勉強を教えると、
子供は一気に勉強熱が下がるんです。
親子は心理的距離が近いです。
そのため、お互いに言いたい放題になりがちです。
だから、「子どもといっしょに勉強すること」は「修行」なんですね。
子どもから暴言を吐かれても、怒らないママになる修行です。
※うちの講座を継続受講していると、怒らないママも継続しますよ。
ママの意識が変わってきますからね。人は低きに流れます。
それをセーブするには、講座を継続するといいんです^^