不登校を味方につけ…

 

不登校はチャンス

 

子どもが登校を渋る時は、理由は1つだけではなく、いろいろな要素がからんでいることが多いです。

私としたら、学校復帰をして欲しいところですが・・・・

 

子どもが登校を渋るのであれば、「今、子どもが学校に適応していない大元」をみつめるチャンスと思うのです。

そんなことでもないと、親は「まあ、いいや」と思います。

子どもが登校を渋る時、こんなことが予想されます。

① 自己肯定感の低さ
② 発達の偏りがある
③ 感覚過敏
④ 母子分離不安
⑤ 教室が荒れている
⑥ 先生が高圧的な態度
⑦ その他

 

学校の先生も正直言って「わからない」

 


親にとって、子どもが学校に行かないほど困ることはありません。

なぜならば、私たち親世代は子どもが熱もないのに学校を休むってあり得ない世代です。

だから、わが子が学校に行かない時には、子どもが怠けているような気分になります。
 
じつは、学校の先生は「教室に入る子」についてはプロ中のプロです。

ですが、教室に行き渋る子については正直言って「わからない」のです。
 
とはいえ、過去に不登校の子どもの担任になった経験があることは多く、その時の経験を元に子どもを指導することはあり得ます。
 
ただ、子どもが違います。
 
過去に担任になった子どもと、今不登校の子どもは同じではありませんから、同じことをやったからといって、教室復帰をするとはいえません。
 
さて、子どもが学校を行き渋る時は、なんらかの不適応であったり、負担感が大きかったりします。
 
子どもが行き渋る時の原因は様々です。

 

 

押したり引いたりします

 


子どもが学校に行かないと言うとき、親は「まさか!うちの子が!?」と驚きます。

そして、一体どうしたらいいのかがわからないことがほとんどなので、最初は無理矢理子どもに強く言うことになります。

「いい加減にしなさい」と強く怒鳴ったり

「自分が困るのよ」と不安感をあおったり
「お母さんは悲しい」と泣き落としてみたり
「勝手にしなさい」と見放したり

多くの場合は、力技で子どもを高圧的に脅してみたり、あえて無視してほっからかしにしてみたり、押したり引いたりします。

 

 

発達の偏りが原因の場合

 


この「発達の偏り」というのは、いわゆる発達障害という名前で言われるお子さんのことです。

障害というと重いイメージがありますので、私はよく「発達の偏り」とお伝えしています。

 

この「発達の偏り」は、「ヘビーな偏り」と「ライトでソフトな偏り」があります。

 

 

私たちは全員「得意なこと」と「苦手なこと」があります。

もちろん私もあります^^

で、この「得意なこと」と「苦手なこと」の差が大きい方のことを「発達の偏り」と言います。

これは、発達検査をすると一目瞭然になります。

この発達の偏りというのは、親の育て方がいいとか悪いとかではありません。

生まれ持っての気質によるところが多いです。

たとえば、すぐにカーーっとなって怒り出す子どもは「衝動性が高い」と言えます。

これはね、親がいくら口酸っぱくお説教しても、その割には変りません。

が、あることを親が心がけると子どもの「衝動性」が低くなります。

じつは、衝動性が高いお子さんは●●欲求が高いのです。

そこを満たしていかないと、堂々巡りで同じことを繰り返します。

この「衝動性」というのは、少々やっかいでして、これが元で人間関係を壊すこともあります。

カーッとなったから相手を殴った・・・では済まされませんね。

じつは、私の子育て電話相談を受けられるママのお子さんにはこの「衝動性」が高いお子さんが多いです。

この「衝動性」は、自分ひとりの問題ではありません。

たとえば、「不注意」なお子さんの「忘れ物」は、忘れた本人が困ること。

でも「衝動性」は、周りを巻き込んでしまいます。

とはいえ、私の子育て電話相談では、そんなお子さんの衝動性が低くなります。

ここが落ち着くと子ども本人の楽ですし、親もガミガミ言わずにすみます。


「衝動性が高い」お子さんがいるとします。

そんなお子さんは、ちょっと気にいらないことがあると泣き叫んだり、すぐに手や足が出たりしてしまいます。

でもね、このお子さんの情緒が安定しているか、不安定かによってその出方は大きく違います。

情緒が安定している時には、そもそもカッっとなる回数が激減します。

また、たまにカッとしたとしても早めに切り上がるのです。

一方、情緒が安定していない場合はちょっとしたことですぐにカッとなり相手を傷つけてしまうわけです。

 

 

親は何をする!?

 


では、親は子どもに何をすればいいのでしょうか・・・

じつは、私がいつもお伝えしているココロ貯金が非常に有効なのです。

ココロ貯金というのは、「あなたが大好き」ということを具体的に行動で子どもに伝えることです。

お子さんの年齢によりますが幼稚園までは「ママはあなたがだーーい好きよ」と言葉で伝えます。

小学生であれば、真剣に子どもの話を聴きます。

「ふんふん、へーそうなんだ、それで?」

と親の意見をはさむことなく、真剣に子どもの話を聴きます。

(ただ耳に入れるだけではいけません)

中学生・高校生以降であれば「承認」です。

ここからは大人対応と同じです。

もうほめる時期は終わりましたので、「承認」がおすすめです。

こんなことを子育てに取り入れていくと、自分は愛されている、愛される価値がある人間なんだと刷り込まれます。

そうすることによって、自己肯定感といって自分のことを価値ある人間だと感じます。

これが子どもの心の軸がぶれずに安定した情緒に繋がります。

 

承認欲求

 


ちなみに、「衝動性が高い」「すぐにカッとなる」お子さんは、承認欲求が高いです。

つまり、「私を見て!」「僕を構って!」という“かまってちゃん”です。

で、“かまってちゃん”は、自分をかまってもらえないと、すぐに怒ったり、すねたりしてしまいます。

それが親にしてみたら「子どもが荒れている」と感じてしまうわけです。

 

北風と太陽

 


そんな時にはイソップ童話の「北風と太陽」なんです。

 

旅人のコートを脱がしたい時に、北風を吹かせると旅人はコートを脱ぎません。
一方、旅人に太陽の光を当てると勝手にコートを脱ぎ出します。

これは、子どもも同じです。
 
子どもの心は暖めた方が、情緒が安定します。

情緒が安定したら、発達の偏りがあったとしても、本当に目立たなくなるのです。

つまり、たとえお子さんに発達の偏りがあったとしても、親の関わり方次第で、それは目立たなくさせることができます。
 
発達の偏りは生まれつきのものです。

でも、親の関わり方次第で子どもは雲泥の差が出ます。

親がデキルことはいくらでもあります。

 

 

発達障害

 


発達障害について書きますね。

私たちは、大なり小なり得意分野と不得手分野があります。

その差が大きい方を発達障害と言います。

よく「グレーゾーン」という言い方をしますが、これは「ホワイト」ではなく「薄いグレー」ということです。

「濃いグレー」であれば、早めに親も先生も気がつきます。

気がつくと、そのお子さんに合わせた進路が見えてきて、適正な対応が取れていくんですね。

で、「グレー」って、色の中でもっとも明暗の差が多い色ですね。

「黒に近いグレー」も「白に近いグレー」も色としたら「グレー」といいます。

 

白に近いグレー

 


私の子育て電話相談では、親御さんが子育てに悩む場合、この「白に近いグレー」のお子さんが多いです。

つまり、医師からは発達障害と診断はされていない、けれど、「子育てがやりにく・・・」「何回言ってもわからない」ということがあります。

たとえば・・・

・すぐに怒り出す

・落ち着きがない

・忘れ物が多い

・部屋や引き出しを片付けられない

・相手の気持ちを考えない発言をする

・大人びた生意気な言い方をする

・過集中

・文字が汚い

・計算が極端に苦手

・本読みが苦手

・運動が苦手

 

これらは、「発達障害と関係がある場合」と「単に苦手」ということの両方があります。

その見極めは難しいところです。

 

でも・・・

診断名があるかどうか?というよりは・・・もっと大事なことがあるのです。

 

 

Slide

メルマガでは、不登校・登校渋り子育てに役立つお得な情報をホームページよりも優先的にお伝えしています。これだけでも「子育ての支え」になると好評です。

まだ、ご登録されていない方はこの機会にぜひご登録くださいね。

ココロ貯金で不登校・登校しぶり好転! 東ちひろ
メールアドレス
Slide

こどもにイライラ・…

 
子育ては、イライラ・ガミガミと向き合うレッスンです

 

 

子育ては自分の中のイライラ感情と向きあい、それを軽減させるレッスンなんです。

今まで生きてきた中で最も腹が立つ時期が子育て期です。

一方、こどもは、ママのイライラ・ガミガミがなくなると、ぐぐっと伸びていきます。

では、一体どうしたらいいのでしょうか?

 

子育てはこのイライラ・ガミガミをいかにして軽減させるのかが最大の課題なんですね。

これは、こどもへのイライラ感情を我慢するわけではありません。

こどもが素直になり、安定しているからこそ、ママの心も安定します。

 

環境を整えて、イライラ撃減!

 

 

 

子育てはイライラすることが多いもの。

イライラしてしまう時は「何を変えたら、イライラしないのだろうか」と考えます。

こどもを変えるのではなく、ママができることをマイナーチェンジさせた方が早い!

 

「片付けをしない」としたら、

 →こどもと一緒に片付けをしてみる

 

「嫌いなおかずを食べない」としたら、

 →こどもが食べられる量に調節する

 

「何歳だからできるはず・・・」

「今のうちにできてほしい・・・」

 

そんな気持ちがママのイライラガミガミの火元かもしれません。

 
こどもへのイライラが多い時は

 

 

子育てママは、朝から晩までお休みがない子育てで疲労困憊してしまいます。

すると、ちょっとしたこどものワガママを許せなくなってしまいます。

ということは、こどもを変えることに全力投球するよりも、

自分のメンタルヘルスを整えることに時間を使う方がいいです。

 

・あなたは、何をすると心が落ち着きますか?

・家の中でできることは何ですか?

・こどもが寝たあとに何をしますか?

 

子育ては、忙しい中でいかにして自分のメンタルヘルスを整えるかのレッスンです♪

 

 

 

 

朝のイライラ脱出法

 

 

 

 

 

幼稚園に通うまでは、ママとこどものペースでやってこれたけど

幼稚園に入ってから毎朝、ガミガミでスタートしている・・・

そんなことはないですか?

 

「朝は、怒らない方がいい」

とは、頭ではわかっています。

 

でもね・・・

「こども起きないんです・・・」(>_<)

「いつまでも、ダラダラとしているんです・・・」(iДi)

だから

雷を落として動かしています。

 

「でも、本当にこれでいいのか?」

「いや、まずいのではないか?」

こんなお気持ちから、東の子育て相談をスタートされるママは実は多いのです。

もしも、あなたに思い当たるふしがあれば、きっと役に立ちます。

 

朝から兄弟ゲンカが絶えない

いつまでもテレビの前から離れない

幼稚園バスの時間とは関係なくダラダラと支度をする

 

その状態って、やっぱりキツイですよね(>_<)

なんとかしたいと思うもの。

 

どうして、起きるのかというと・・・・

 

1.こどもが自分から幼稚園に行こう!と思うエネルギーが少ない
2.こどもには、時間の概念がない

 

1.こどもが自分から幼稚園に行こう!と思うエネルギーが少ない

についての対策です。

これは、朝の機嫌が悪い状態を少しでもマイルドにする方法で

要は、自分から動く子にするためには、

エネルギーがしっかりとある子にしておくことが前提になります。

いくら、コーチングを駆使しても、こどものエネルギーが減退していては

エンストの車を後ろから押すようなもの。

つまり!

はじめにガソリンを入れておかないといけないのです。

 

ではでは、

基本の3つのパターンをご紹介しますね。

 

1,早く寝かしつける

朝、こどもが気持ちよく起きるためには、当然夜の過ごし方が影響します。

「こどもの寝起きが悪いな」と感じたら、まずママが出来ることは

早めに寝かしつけること。

当たり前のことのようですが、基本中の基本です。

私の子育てでも、まず最初にこれを試みます。

 

2,こどものそばに行って起こす

朝の忙しい時間は、遠く離れた台所からから、声がけをしがちです。

まずは、こどものそばに行ってから声をかけます。

この時間にぐずるのは、単に眠いからです。

怒鳴るとかえって、

ママに否定された気持ちになってしまい、

さらに寝起きが悪くなります。

 

3,ふれあいで起こす

厳しくしないとクセになるという心配はありません。

眠い時は、誰だって機嫌が悪いものです。

ママのぬくもりを感じられると、こどもが安心します。

せっかく声かけのためにそばに行ったのであれば

そっとこどもに触れてみてください。

肩をゆすったり、

眠そうな子を抱っこしていいのです。

そのままリビングまで抱っこしたら

その後、ご機嫌だった東のクライアントさんもいたくらいです。

時間はかかりますが、ママに甘えることで、気持ちよく目を覚まします。

急がばまわれです。

 

どうでしょうか?

朝の雷状態がなくなれば、ママの気分もよくなりこどももご機嫌なことでしょう。

 

こどもはみんな違うので

これさえすれば、絶対に大丈夫というのはありません。

 

だぶん・・・

 

だからこそ、

今まで効果がなかったのであれば

わが家流の方法をあみだしてみませんか?

 

こどもの様子が変わるとうれしいですよ!

その試行錯誤が、子育てかもしれません。

応援しています!

 

2. こどもには、時間の概念がない 

についてです。

 

大人は、出かける時には

その時間から逆算して、準備をしますよね。

でも、ウチの子は

 

いつまでもだらだらご飯を食べている

テレビの前から離れようとしない

突然、おもちゃで遊び始めた!!

 

こんなことはないでしょうか。

なんとかしたいですよね。

 

こどもは、おなかがへった、眠い、遊びたいと極めて単純な構造のもとに動いています。

 

結構動物的です。

 

とはいえ、

幼稚園に入るとバスの時間

学校に入ると登校時間を

守らないといけなくなりますよね。

 

昨日の方法で、ココロが安定してきたら

次にすることは

 

①朝の時間をこどもと決める

②年長組以降でしたら、こどもが大きい紙に書いて貼る

③「そろそろ時間だよ~」と早めに声をかける

④着替えなどは、数を数えてみる

⑤ママと競争する

 

ちょっと平凡でしたね

でも、昨日のココロの安定があればかなり

こどもの動きが変わる ・・・・はず

 

着替えなどは、数を数える についてのご提案です。

 

こどもは、放っておかれると結構ぼ~~~とします

時間の概念がありませんから正直、困っていないのです。

困っているのは・・・いつもママです。

だから、短いスパンで声をかけます。

 

たとえば

 

ママ:「何秒くらいで着替えられるかな?」

   「100秒はかかると思うよ」 (多めの時間を言う

 

こども:「もっと早くできるわ!!10秒!」

    (ここで子どもはかなり無理な数字をいいがち)

 

 

ママ:「え~!!10秒???」 (ここで驚く・・・ふり)(・・。)ゞ

   「じゃあ、見ておくわね」 (ママが見ておくことで行動が加速します)

   「10、9、8、7、・・・・・・・」  (目標ができます)

    (最後はゆ~っくり数えて、本人が言った数の中で完了するようにする)

 

 

こども:着替え完了★

 

 

ママ:「え~!?もっとかかると思ったわ~、早っ!」

 

この手は、元気で行動的なお子さんほどウマくいく可能性大です。

お試しください。

わたしは、コレで育てました(・・。)ゞ

 

 

 

夕方のイライラ撃退法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方は、子どもが機嫌が悪くなったり

ママは夕食の準備や習い事の送り迎えがあったりして、

子育てママにはツライ時間帯です。

 

朝の2時間に加えて夕方の2時間は、

どこの家庭でもバタバタすることでしょう。

 

こどもの機嫌が悪いのは、

「空腹」

「疲れ」

「眠い」

「甘えたい」

のどれかが多いと思います。

 

こどもがふたり以上の場合には、

さらにそれぞれのこどもがそれぞれの理由で機嫌が悪くなりがちです。

 

私も幼い2人の子育てをしている時に、

上のこどもは疲れて眠い、

下のこどもは外遊びをしたいなど

ママの努力ではコントロールできないこと

があることを知りました。

 

では、ママがコントロールできることは何でしょうか。

それは

「夕方に家事が集中しないようにする。」

ということです。

 

私の周囲で、夕方ラクそうに見えるママは、

それぞれ時間の使い方に工夫がみられました。

 

・洗濯物は時間に関係なく、乾いたらすぐに取り込む。

 

「夕食づくり」+「洗濯物の片づけ」+「機嫌の悪い子どもの世話」では、誰だってイライラします。

 

洗濯物だけでも早めに片づけてしまいましょう。

 

・昼食の片づけの後に、合わせて夕飯の下準備をする。

 

炊飯器のスイッチをセットするだけでも心が軽くなります。

 

要は「どこの時間帯」で作業をするかです。

 

夕方の「心の余裕」のためには、こどもが満腹の時にこそ、

時間限定で先どりで準備をしてはどうでしょうか。

 

Slide

メルマガでは、不登校・登校渋り子育てに役立つお得な情報をホームページよりも優先的にお伝えしています。これだけでも「子育ての支え」になると好評です。

まだ、ご登録されていない方はこの機会にぜひご登録くださいね。

ココロ貯金で不登校・登校しぶり好転! 東ちひろ
メールアドレス
Slide

新学期、親の対応次…

 

 

小学校1年生の実情

 


新学期が開始して1ヶ月がたちました。

今日は小学校1年生の実情についてです。

【幼稚園・保育園】➡【小学校】この階段はとっても高いです。

でね、この時期の小学校1年生は疲れます。

毎日自分の脚で、ランドセルを背負って登校すること自体が疲れます。

多くの幼稚園・保育園は自転車やバスで送り迎えしていますから、子どもが自分で歩くだけでも疲れるんですね。

夕方に眠むたくなる子も多いです。傘のさし方も下手です。

この頃に大事なことは、「学校は楽しいところ」と思えることなんです。

 

ママが言いがちなこんな言葉

 


でもね、ママは子どもを心配するあまりよくこんなことを言いがちです。

・「忘れ物を絶対にしてはいけません!」
・「失敗したら恥ずかしいわよ」

じつは、これちょっと酷なんです(;^_^A

私たち大人も忘れ物しますよね。

この言葉をあまりにもママが言いすぎると・・・

子どもが忘れ物をした時に頭が真っ白になります。

「忘れ物をやっちまったー!」

「失敗した」

「先生に怒られる」

「ママに怒られる」

と思うと、忘れ物を人生の一大汚点と感じます。

 

 

忘れ物をした時の対処法

 

 

いつかはやってしまう忘れ物で恐怖を植え付けてはいけません。
 
恐怖を感じたからといっても、子どもの忘れ物は減りませんよ。
 
そんな時は、子どもに忘れ物をした時の対処法を教えていくといいです。
 
忘れ物をした時には、先生に「忘れ物しました」と言う。
 
言うタイミングは、休み時間がベストです。
 
ただ、これは休み時間に次の勉強の用意をしている子どもは気づきますが、それも忘れている子は、、、、
 
「授業中に先生に言うといいんだよ~」
 
と対処法を伝えましょう。
 
じつは、「休み時間に次の授業の用意をする」ってことは、先生が指導しないと子どもはやりません。
 
ひとりでにやるってないんです。
 
先生が、授業の一環として指導していれば出来ます。
 
していないと出来ません。極めてシンプルです。
 
だから、わが子が出来ていないくても怒らないでくださいね。
 

 

<忘れ物対処法>
『●●を忘れました』と先生に言う「言い方」を教える。

 

 

 

これだけは外せないこととは?

 


子どもがダラダラしていると「こんなことで1年生になれるの?」と思わず言葉が出そうになります。

たとえば初めての子どもが小学校に上がるとしたら、親も「初めて小学生ママ」になれてしまいます。

 

親も慣れない環境のことを考えると、不安になります。

不安になると、それを子どもに言いたくなるんですね。

では、小学校1年生になる子は何を気をつけるといいのでしょうか?

・ひらがなが書けることでしょうか?

・計算ができることでしょうか?

・挨拶ができることでしょうか?

答えはどれも違いますよ^^

これは、「はじめて中学生ママ」も同じです。

新しい環境に適応するためにはココが左右しますよ。

 

 

「大丈夫」は「大丈夫」ではない

 


これは新1年生でも、それ以外の進級のお子さんも同じなのですが・・・

新しい学年にうまく適応できるかどうか心配なママもお子さんも多いです。

ママの心配は・・・

ちゃんとみんなと学校に行くことができるか?

喜んで教室に入ることができるか?

って感じです。

子どもの心配は・・・

友達ができるか?

仲良しの子と同じクラスになるか?

先生は怖くないか?

給食を残しても大丈夫か?

ってところです。

そんな時、いくらママが「だいじょうぶ」「ダイジョウブ」「大丈夫」と何回言ったとしても、子どもは安心できません。

子どもは

根拠にママが「大丈夫」と言っているかと思います。

単に子どもを励ますだけでは、子どもはちっとも大丈夫と思えません。

では、いったいどうしたら子どもが安心して登校できると思えるのでしょうか?

子育ては「具体的な行動」が大事です。

ただ、「大丈夫」て何回も言うよりも、ママが「具体的に」「何をするか」が大事です。

しかも!「今」何をするかが大事なんです。

 

小1の家庭学習は親次第!

 


何事も最初が一番モチベージョンが高く、やる気満々なんです。

でもね、それが今後も続くというのは・・・甘いです。

GWが始まる4月後半から、気温はうなぎ上りになり、行事の準備でヘロヘロにもなりやすいです。

最初は緊張しているので、何事もしっかり目にできますが、気持ちが緩んでくるGW頃が心配です。

 

 

新学期は疲れますよ

 


新学期は、子どもも疲れます。

特に新1年生は、疲れます。

幼稚園・保育園時代は親の送り迎えやバス通園ですが、小学校は自分の足で歩きますよね。

ランドセルは、1年生も6年生も重さは同じですから、1年生には重く感じます。

親が思っているよりも、最初は子どもも緊張状態です。

おうちで、ダラダラしても、それでうまく調節していますよ。

 

強くてたくましい子どもを育てる方法

 


新学期を迎えるにあたり、どんな環境に入っても素早く柔軟に適応できて、さらに強くてたくましい子どもになって欲しいと思いませんか?

じつは、どんな環境に入ってもその子どもの能力を最大限に発揮させて、やる気と自信をもった子どもに育つための大事な方法があります。

最近、不登校を避けるための方法を書いていましたが、今朝「今は、この記事だ!」と思いましたので、内容変更です。

まあ、どんな環境に入っても、すぐに適応できる子は、子どもも楽なんですよね。

親もクラス替えのたびにハラハラしなくてすみます。

残念ながら・・・

どんな集団に入っても、一定人数は意地悪な子がいるものです。

でも、わが子がやる気がある子、自信がある子になっていると、その意地悪な子に振り回されにくいのです。

ちなみにこれはNGです。

「もっと強くなりなさい」

「もっとたくましくなりなさい」

「情けない子だね」

「頼りない子だね」

 

ママのおしゃべりは子どもをつぶします

 


さて、新学期最初の1週間は子どもにとっては結構ハードなんです。

理由は、、、

先生方が子どもをしつけようとガンバルからなんですね。

そんな時、ママは子どもにこんなことを言いがちです。

ママ「今日は、何をしたの?」

ママ「今日は、誰と遊んだの?」

ママ「今日は、学校(幼稚園)楽しかった?」

はい、そのお気持ちわかります。

ただね、ママがたくさんおしゃべりすると子どもがママに話をする時間を奪います。

しかも、こんな言葉をたくさん言う時は、ママが「不安な時」なんですね。

とりあえず、「学校(幼稚園)のことを知っておきたい」と思うので子どもに詰問しちゃいます。

そして、ママが子どもから情報を得ることで安心するわけです。

でもね、、、、

ママが一番望むことは、子どもからの情報収集ではなく、

子どもがやる気がある子、自信がある子に育つことではないでしょうか?

であれば、、、

ママがたくさんおしゃべりしすぎると子どもの自己肯定感が高まる時期を遅らせます。

理由は、子どもの話を肯定して聴くことで、自己肯定感が高まるからです。

自己肯定感というのは、「自分はこれでよし!」「よくやっている!」と自分で自分を肯定する感覚なんですね。

ここを高めておかないと、他の子にいじめられたり、いじめる方にあんりやすいんです。

だからね、子どもが家に帰ってきたら

ママ「うん、うん」

ママ「へー、そうなんだ」

ママ「ほんと~」

ママ「それで?」

と相槌を打ちながら、話を肯定して聴いてあげてくださいね。

それで、自分の存在そのものを認められたと感じますよ。

 

新学期、親の対応次第で子どもが伸びる!

 


新学期は幼稚園も学校も怒涛の1週間です。

今までの慣れたパターンから、新しい先生の方法にシフトする必要があるからです。

私たちも、新しい職場に異動になったとしましょう。

それだけで、結構疲れます。

『コピー機はどこにあるの?』

『このコピー機のインク交換方法は?』

『この電話の主は誰なの?』

 と慣れていないことはそれだけで戸惑います。

じつは、ストレスというのは、困ったことがあった時に感じるだけではなく、環境の変化そのものがストレスになります。

だから、一見幸せな、ご栄転、結婚、出産も幸せながら環境が変わるのでストレスになります。

 

そんな環境変化の4月を上手に乗り切る子どもに育てるためには・・・

子どもが家に帰って来たら、たくさんお話を聴いてあげてくださいね。

そして、子どもの体に触れてあげてくださいね。

「親が聴きたいこと」を質問するのではなく、「子どもの話」を聴きます。

「うんうん」「へ~」「ほ~」「はるほどね」「それで?」と声を出して聴くといいですね。

子どもは、自分の話を肯定的に聴いてもらうと、自信とやる気が出てきます。

ココがホント大事です。

お母さんは、とかく子どもを変えようと思います。

・さっさと宿題をしてほしい

・さっさと歯磨きをしてほしい

・さっさと片付けをしてほしい

でもね、子どもを変えようとするよりも、お母さんがまだ出来ていないココロ貯金に取り組んだ方が早いです。

理由はね、子どものメンタルが安定するからです。

ココロ貯金が貯まるからです。

そうなると子ども本来の能力を発揮するようになるので、こちらが想定していないことまでやり出しますよ。

子どもはね、あとさき考えませんからね。

やる気になると大人以上にどこまでも頑張ります!

さっさと宿題しなさいと言わなくても、自分から進んで宿題をしたり、

下の子に優しくしなさいと言わなくても、下の子のお世話をしたり、

子どもが本来もっている能力をおもいっきり発揮するようになります。

 

Slide

メルマガでは、不登校・登校渋り子育てに役立つお得な情報をホームページよりも優先的にお伝えしています。これだけでも「子育ての支え」になると好評です。

まだ、ご登録されていない方はこの機会にぜひご登録くださいね。

ココロ貯金で不登校・登校しぶり好転! 東ちひろ
メールアドレス
Slide

子育て電話相談2回…

子育て電話相談2回分を受けたい方の決済ページです。

 料金 19,600円(税別)

▼ 日程は、ご相談して決定いたします。

 

インナーチャイルド…

インナーチャルドセラピーを受けたい方の決済ページです。

 料金 18,000円(税別)

▼ 日程は、ご相談して決定いたします。

 

 子どもが小さい頃…

何でも聞くこと

 

 

トモちゃんは、何でも聞きたがります。
「これは、なに?」
「じゃあ、これは?」
「それから、これは?」
「じゃあ、あれは、なに?」
一緒に、お出かけしたときは、うるさくってしかたがないほど、聞くんです。
 絵本で覚えたとこであったり、ママから聞いて覚えたことだったりしたことを、話し出すのです。
これまで聞いたことを知ったことを、いっぱい引っ張り出しながら、どんどん勝手にはなし続けていくのです。
相手が聞いているかどうかは関係ないのです。
 そうなんです。
まわりが聞いているかどうかも関係なしにはなし続けます。
「ねえ、聞いて」
から、始まることがあっても、あとは、自分の頭に浮かんだことをどんどん話し続けます。
この前も、ママと公園に出かけるときのことでした。
公園までは、モトちゃんとママで歩くと15分かかります。
トモちゃんのおしゃべりは、家を出た時から始まります。

 

トモちゃんはしつこい

 

 

自分で、「トモちゃん」って言いながら、しつこく話します。
「トモちゃん、きょうはたのしみ」
「トモちゃん、さんぽ、しゅき」
「トモちゃん、ママといっしょ」
「トモちゃん、げんき」
「そうだね。トモちゃん元気だね」
「トモちゃん、げんき」
「きのうね、トモちゃん、ジャンプしたの」
「そしたらね。ポケットから、ボールが落ちたの」
「そしたらね、ボールがころがったの」
「ころがったボールを、近くにいたねこが、おっかけてったの」
「ねこが、ミケで、かわいいの」
「ミケねこだから、ミケってよんだの」
「そしたら、ミケが、わたしの顔を見たの」
「すごく、ミケかわいかったの」
「そうそう、このこうしゃてんは、くるまがとばしてくるから、気を付けて」
「手をあげて、横断歩道をわたりましょう」
「いちに、いちに」
横断歩道のゼブラ部分の白色のところを跳んでいきます。
「ぴよん、ぴよん、ぴよん」
「公園、公園、こうえーん」
「じゃんけんぽーい」
「バスが来た」
「ママ、バスどこ行くの」
「おばあちゃんのほうだ」
「しんごう、あお」
 最近は、トモちゃんは、ひらがなやカタカナが読めるようになったので、さらに、おしゃべりと質問が多くなっています。
「せぶんいれ、ぶん」
「こんびにだよね」
「からあげ」
「なか」
「なんてよむの」
「う」
「なかう」
「いったねー」
「おうどんおいしかったね」
「パパは、ろーすとびーふべんと、だったね」
「また、いこうね」
「まぶち、何」
「動物病院」
「なにするところ?」
「動物のお病気を治すところだよ」
「うちのピーちゃんが病気になったら、直せるの?」
「そうだよ」
「ぴーちゃん、かわいい、ぴーちゃん、かわいい」
「あっ、信号があかだ」
「赤信号止まれ」
「青になったら、出発進行」

 

トモちゃんママはエラい

 

 

トモちゃんママが偉いのは、ずっと嫌がらず、イライラせずに、トモちゃんの独り言に付き合っているのです。
否定したり、遮ったりしないのです。
いつでも、トモちゃんのおしゃべりに付き合っているのです。
「そうだねー」
「へぇー」
「そうなんだ」
って付き合うのです。
かなが読めた時には、
「トモちゃんすごーい」
ってほめるのです。
「なんて読むの」
と聞かれたら、
「漢字であっても、教えるのです」
家で、絵本を読んでいるときにも、トモちゃんの質問は、大爆発します。
ママは答えます。答えることができな時には、こういいます。
「ママはわかんないなあ」
「トモちゃんがわかったら教えてね」
って、言います。
 興味いっぱいのトモちゃんは、どんどん吸収します。

 

トモちゃんはそうやって知っていく

 

 
 トモちゃんの知的好奇心は、この時期に最高に高まっているのです。

 それも、ママという強力な味方によって、増大しているのです。
 トモちゃんの知識欲、そして学びの楽しさは、こうやって養われているのでしょう。
 これを、ママが、
「うるさい」
「ちょっと静かにしてよ」
「何べんでも聞かないで」
「昨日も、同じこと聞いたよね」
「静かに歩けないの」
「はずかしいから、じっとしていて」
などと、言えば、そのようになるでしょう。
 でも、それと引き換えに、トモちゃんの大事な部分を、トモちゃんの個性の一つをなくているのかもしれません。
 

しつけの基準

 

 
 トモちゃんの場合、ママが持っているしつけの基準が違うのですね。

 トモちゃんママは「なんでもあり」のしつけではありません。
 危険なことが起こりそうなときや犯罪につながるときには、声をかけています。
 「トモちゃん、あの信号が青になるまで、静かにできる?」
 トモちゃんは、必ず聞きます。
「どうして?」
 そこで、話してあげましょう。
「今ね、赤信号だよね。この線から前に出ると自動車が来たら、どうなる?」
「ぶつかる」
「ぶつかったら、トモちゃんはどうなると思う?」
「痛い」
「そうだね。痛くって、いっぱい血が出るね」
「トモちゃんがそうなったら、ママとっても悲しいし、泣いちゃうよ」
「トモちゃんに、そうなってもらいたくないから」
「信号が赤の時は、静かにしてようね」
 こう話せば、トモちゃんは、わかります。
でも、わかるのとできるのは違います。
 次の時も、信号でジャンプしているかもしれません。
 そんなときでも、叱らないことです。
 繰り返し繰り返し、お話しするのです。
 そして、「ママは、トモちゃんが大事な子だ」と言い続けましょう。
 いつでも、ママが、トモちゃんの気分に合わせるのは大変です。
 合わせるのではなく、付き合う程度でいいのです。
 「へー」
 「そうなんだ」 
「すごいね」
の繰り返しでもいいのです。
質問を聞き逃したら、
「もう一回行ってくれる?」
と聞き直したり、
わからないときには、
知ったかぶりしないで、素直に
「ママ、わかんないなあ」
と言えばいいのです。
全部知っている必要もないですし、かっこよく過ごす必要がないのです。
ママから、不思議に思ったことを、聞いてみるのもいいでしょう。
「ママには、わかんないんだけど、いつかトモちゃんがわかったら、ママに教えてね」
「虹ってきれいだね。虹って、触れるのかなあ」
いっぱい、疑問を投げかけていくと、トモちゃんは、その疑問のいくつかを心に残していくに違いありません。

 

しつけ基準が残念なのは

 

 

「比べること」
「世間から恥ずかしい」
といった基準で、叱ることです。
「トモちゃん、恥ずかしいからじっとしといて」
「トモちゃん、そんなことしてると、笑われるよ」
といったことです。
何か、トモちゃんの大事な部分をなくしていると思うのです。

 

この時期に育てたい知的好奇心とは

 

 

知的好奇心は、子どもの中から発するものです。トモちゃんのママは、トモちゃんの心の内側からくる内発的動機付けをうまく育てている例と言えます。
それが、トモちゃんのやる気を増大させて、さらに、知りたい、聞きたい、学びたいという気持ちにさせているのです。
これを、ママが、
「宿題できたら、お菓子あげるね」
「テストの点数が90点以上だったら、おこづかいあげるね」
といった、外発的な動機付けであったら、その中で、やっている意味や喜びが感じられなかったら、意欲はかえって減退します。
トモちゃんの知りたい、聞きたいという時期に、ママの対応は、まさに、トモちゃんがいっぱいある自分のまわりの興味で、自分に一番関心が持てるものの選択肢を増やしているのだと考えるといいでしょう。
今、見ているものの中で、将来出会うものに関連付けながら、自分の生きがいにつながるものを見つけていくでしょう。
楽しみですよね。

 
Slide

メルマガでは、不登校・登校渋り子育てに役立つお得な情報をホームページよりも優先的にお伝えしています。これだけでも「子育ての支え」になると好評です。

まだ、ご登録されていない方はこの機会にぜひご登録くださいね。

ココロ貯金で不登校・登校しぶり好転! 東ちひろ
メールアドレス
Slide

小さい子どもに癖に…

リコちゃんの暴言

 

 

「てめえ、うざいんだよ」

「えいきゅうにきえてくれる?」
「ざけんなよ!」
「知らんし」
 リコちゃんは、まわりがびっくりする言葉を言います。

 りこちゃんのまわりのおともだちも、まわりの大人も、びっくりします。

他のママが、びっくりして、リコちゃんばかりか、リコちゃんと一緒にいるリコママに対して、引き避けるような態度を示すのです。
この前も、こんなことがありました。
リコちゃんとママが公園の砂場で遊んでいたときのことです。
同じ公園でよく見かける女の子が砂場に来ました。
その女の子は、砂場で山を作ろうと、家からかわいいスコップを持ってきました。
スコップは、柄が緑で、砂をすくうところがピンクで、女の子のお気に入りです。
さっそく、女の子は、砂をすくって、山を作り始めました。
それを見ていたリコちゃんは、いきなりそのスコップを、女の子の手からもぎ取りました。
女の子はびっくりして、言葉が出ません。
そんなびっくりの様子をお構いなく、まるで、自分のスコップであるかのように、山を作り始めます。
女の子は、自分のスコップが持っていかれたことで、リコちゃんのスコップを取り返そうとします。
リコちゃんは、つかんだスコップを話そうとしません。
そればかりか、こんなことを言い出しました。
「リコちゃんの」
「スコップ、リコちゃんの」
「ダメ、持っていちゃあダメ」
そういって、女の子の手をはねつけ、女の子を、砂の上に投げ倒したのでした。
もともと、女の子のスコップなのです。
顔中、砂だらけになりなりながら、口には砂が入ってしまっています。
女の子はなすすべなく、近くのベンチにいたママのところへ、泣きながら行きます。
「ママ、わたしのスコップ」
「スコップ、とられちゃった」
 女の子のママは、砂場の方を見ました。
 砂場には、リコちゃんとそのママが楽しそうにうちの娘のスコップを使って遊んでいるではないですか。
いそいで、そのスコップが自分の娘のものであることを、伝えようと砂場に行きます。
けんかせずに、今後も付き合うことがあるかもしれないので大事にならないように話します。
「すいません。うちの子どものスコップを、こちらの娘さんが使っているので、返してもらいに来たんです」
「返していただけますか」
すると、リコちゃんはどうでしょう」
 「これ、りこちゃんのもの」
「リコのもの」
スコップを離そうとしません。
もう一度、話してみました。
「うちの娘の大事なスコップだから、返してね」
しかし、リコちゃんは、こんな返しようです。
 「いやだ、りこちゃんのものだから」
 「うざい」
 「あっちへ行け」
 「しね」
 リコママは、リコちゃんの言葉を聞きながら、こう言います。
 「おたくの娘さんのスコップっていう証拠があるんですか」
 「このスコップ、名前が書いてなくて」
 「ここに来た時に、スコップが落ちていたから、もったいないから、リコちゃんに使わせているんです」
 「あなたの娘さんも、使いたいのなら、うちのリコちゃんが、砂遊びに飽きちゃったら、貸してあげるけど、どうします」
 「いい加減、うざいこと言うのやめてもらえんかなあ」
 「うちのリコちゃんに因縁つけて、めんどくさいこと言うのなら、警察呼びますよ」
 リコちゃんは、リコママが話しているのを聞きながら、言います。
 「りこちゃんは、おちてたのをつかっている」
 「うざいから、あっちへ行け」
 「けーさつ、よぶぞ」
 「・・・・」
 スコップの持ち主の女の子も、そのママもとりつくシマがありません。
 しぶしぶ、あきらめて、ママは女の子に言います。
 「もっと、いいスコップを、買ってあげるから、ごめんね」
 ベンチに戻ると、騒ぎを遠巻きで見ていたママ友が集まってきました。
 「大変だったね」
 「ウチも前に、バケツ持ってかれちゃったことがあるよ」
 「ウチは、滑り台で並んでいたら、横入りするだけでなく、並んでいたうちの子を跳ね飛ばして、手を擦りむいたんだ」
 「そのときも、苦情を言ったんだけど」
 そのときのリコちゃんは、なんも悪びれていなかったんです。
 リコママも、うちの子が悪いって一つも思っていない言い草で、
 「リコちゃんの進んでいるそこに、あなたの娘さんがいたから、怪我したんでしょ」
 「あなたの娘さんがいなければ、うちのリコちゃんがぶつかることもなかったでしょうし、怪我をすることもなかったでしょう」
 全然、悪いと思っていないんです。
 リコちゃんがいると、こういうことが、四六時中起こるんです。
 まわりからは、リコちゃんもリコママも、残念なことだと思われています。
 でも、りこちゃんもリコママも、そんなことお構いなしですし、気にすることもありません。
 「親の後ろ姿を見て、子は育つ」と言いますが、リコちゃんの場合は、親の姿をまじかに見てそのものから体感してそのまま育っているのでしょう。

自分の子どもの育ち

 

 
 どうですか?

 どうですか?リコちゃん、素直に育っているでしょう。
 リコママは、どう思っているでしょうか。
 何も問題ない育ちだと、思っているでしょうね。
 ママも、こういったトラブル付きで、育ってきていて困ったことは怒っていないのではないでしょうか。
 まわりは大変困っているのですが、気づかない。気づけないのでしょうね。
 社会的には、警察とかのお世話になったり養護施設や鑑別所などにも関係したりしていることもあるのでしょうが、それも、人生の一つの調味料と考えていることもあるのでしょう。
 いや、何とも考えていないのかもしれません。
 社会で、自分の個性を伸ばしながら、より充実させて生きていくには、小さいころに、次の魔法の言葉を身に付ける必要があります。

 

魔法の言葉

 

 
「ありがとう」

「ごめんね」
「いいよ」
 この3つの魔法の言葉を、小さいころから、どのタイミングでどのように言うのかを、親と一緒に学んでいくことが大事なことです。
 リコちゃんが、スコップを使いたくなった時に、
 「かして」
 「いいよ」
 「ありがとう」
で、いけると、スコップの所有関係もはっきりしますよね。
 間違って、スコップを使っていた時には、
「これ、わたしのだよ」
「ごめんね」
「すこしかして」
「いいよ」
でいけると、いいでしょう。
どこまでいっても、小さいときに身に付けるべき魔法の言葉。
「ありがとう」 
「ごめんね」
「いいよ」
です。

 

癖にしたくない悪魔の言葉

 

 

「死ね」
「しね」
「シネ」
「死んでくれる」
「ウザイ」
他にも、ありますね。
これらは、学齢期では、どれも「いじめ」となっていく言葉です。
いじめている気持ちがなくても、「いじめ」と言われた方が感じれば、「いじめ」と認定されます。
 何気ないく使っている言葉であるとしたら、どこで覚えたのでしょうか。
 多くはまわりにいる大人や兄弟などの家族が話しているのでしょう。
 残念なことですね。

我が子が話していたら

 

 

 もし、我が子が話していたら、ママ自身の言葉遣いを、振り返りましょう。
 ひょっとしたら、ママが同じことを誰かに言っているかも知れません。
 そういう場合は、もう言わないことです。
夫婦関係でそんな言葉を言っていませんか。
お子さんが聞いていなところだからと思っていても、お子さんはいつのまにか同じように話すのです。
そうでない場合は、「アイメッセージ」で、
「ママは、そんな言い方いやだなあ」とママの気持ちを表明するのです。
 そうすることで、周りが、特に一番大好きなママの気持ちが代表して、お子さんに伝わるでしょう。
 決してしある必要はないのです。
「ママは、その言い方、嫌だな」
って、言えばいのです

リコちゃんは、利己ではなく、利口な子ですので、まわりの気持ちを自分で感じていけるはずです。
楽しみですね。 

Slide

メルマガでは、不登校・登校渋り子育てに役立つお得な情報をホームページよりも優先的にお伝えしています。これだけでも「子育ての支え」になると好評です。

まだ、ご登録されていない方はこの機会にぜひご登録くださいね。

ココロ貯金で不登校・登校しぶり好転! 東ちひろ
メールアドレス
Slide

【感覚過敏】子ども…

子どもが登校を渋る時、親がやること③

こんにちは、東ちひろです。

 

今日は、子どもが登校を渋る時、親がやることの③感覚過敏です。

 

この感覚過敏の感覚とは、視覚、味覚、聴覚、臭覚、触覚のことで、その五感が敏感&鈍感なお子さんのことです。

 

感覚過敏、感覚鈍磨は、まわりからわかりにくく、努力や我慢が足りないと誤解されやすいです。

 

子ども自身も小さい時から感覚過敏のため、自分としてはそれが当たり前と感じたり、何が原因で不快を感じるのかよくわからないことがあります。

 

感覚過敏の真逆を感覚鈍磨(どんま)といいます。

ひとりの子どもの中で感覚過敏と感覚鈍磨の両方を合わせもっている場合があります。

たとえば、皮膚感覚は敏感でタートルネックが着られない(感覚過敏)、一方夏暑くでも長袖を着ている感じです。身体の部位によって感覚過敏と感覚鈍磨が共存しています。

 

 

◆この感覚過敏は、育て方が悪いからなるものではありません。

しかし、子どもの情緒が安定してくると感覚過敏が目立たなくなることが多いです。

 

たとえば、白いご飯、白いうどんしか食べられないお子さんが、ココロ貯金がたまるとご飯やうどん以外のおかずが食べられるようになるケースが多々あります。

 

つまり、親ができることがいくらでもあるということです。

 

<聴覚>

・大きな音に聞こえる、カラオケボックスで音量を最大にしている時みたい。

・エアコンの音、時計の秒針、換気扇の音などの生活音がとても気になる

 

<聴覚過敏の工夫>

・苦手な音から離れる

・耳栓、イヤーマフを使う

・(行事など)大きな音(かけっこスタート時のピストル音)がある場合は、あらかじめ説明する、もしくは離れた場所で過ごす

 

<視覚>

・光がまぶしい

・小さいものが群れている絵が苦手

・テレビやパソコンから目をそらす

<視覚過敏の工夫>

・蛍光灯を明るすぎないようにする

・極力人混みを避ける

 

<触覚>

・気にいった服ばかり着る(緩い服が多い)

・粘土、ボディーペイントができない

・靴下、帽子、タートルネックを嫌がる

・髪をとく、歯磨き、爪切りなど「人にされること」を嫌がる

・握手が苦手

・注射が苦手

・けがをしても気がつかない

・季節にあわない服を着る

<触覚過敏の工夫>

・タグを縫い目から取る

・靴下は裏返してはく

・着心地がいい服はまとめ買いする

・シャワーが刺さるように感じる

・注射の目的を説明する

・転んだ時はけがをしていないか確かめる

 

<嗅覚>

・苦手はにおいがある

・人が気がつかないようなにおいに気がつく

・何でもにおいをかぐ

<臭覚過敏の工夫>

・マスクをする

・苦手なにおいに近づかない

・好きな香りを持っていく

 

<味覚>

・食べられるものが少ない(ご飯、うどんなど味がしないものが多い)

・特定のものしか食べられない

・化粧品売り場、動物園など苦手なにおいの場所には入らない

・同じ味を好む

<味覚過敏の工夫>

・食べられる食材を食べる

・給食の代わりにお弁当を持っていく

・無理に食べさせない

 

 

◆感覚過敏は、本人も親も気がつかないことは多いです。

その分、感覚過敏がきっかけで不登校になることもあり得ます。

もしも、お子さんが感覚過敏かもしれないと思われたら、わがままではないこと、そして、極力苦手な刺激を避けることを子どもと一緒に考えたいです。

 

また、学校で配慮をしてもらうためには、一度小児神経専門医の門を叩くとよいです。

 

そして、「●●病院の▲▲ドクターに言われました」と言うことで学校側の理解と配慮をお願いします。

 

 

この感覚過敏は、生まれもったものです。

ですが、子育て心理学講座を受けている間にどんどん感覚過敏が緩和するケースは多いです。

 

たとえば、小さい頃から白いご飯と白いうどんしか食べられない子どもが、ママが講座を受けることで、おかずを食べられるようになっています。

 

このお子さんは給食が食べられずに、毎日お弁当を持って行っていました。

 

外食がまったくできないので、外出するときはいつもおにぎりを持参していたそうです。

 

でも、今では「ご飯+おかず」を食べられるようになりました。

 

そうなると子どもも楽ですし、親も助かります。

 

 

そのほか、東の子育て電話相談では、靴下が履けないお子さんがいました。

 

親御さんもそれはわかっているのですが、学校の先生から「靴下を履かせてください」と連絡があり困られました。

 

そんな時のママに東がお伝えした方法は・・・

① 靴下を裏返して履く

② 女の子は、柄物の靴下は避ける(裏返すと模様のための毛束が出る)

③ 気にいった靴下があった時はまとめ買いをする。

④ 履くことができない靴下は下の子にまわす

⑤ ココロ貯金を貯めて情緒を安定させる

 

このママは、子どもをきちんと育てたいという気持ちから、何事も厳しいところがありました。

そこで、このママは子どもへの厳しさを緩和させました。

 

たとえば、子どもの話をよく聴く、一緒に遊ぶ、子どもが欲しいというものを買う

 

「子どもがほしがるものを買う」と言うとそれでいいのか?と思われるかもしれませんが、子どもの情緒が安定していれば、びっくりするくらいの量の物をほしがることはありません。

 

子どもは情緒が不安定になり、心の中に不足感が多い時ほど、その不足感を埋めようと物をほしがることがあります。

つまり、子どもの情緒が安定していれば驚くほどの量の物を欲しがることはおきません。

 

感覚過敏のお子さんも親御さんの対応次第でいくらでも快方に向かいます。

 
Slide

メルマガでは、不登校・登校渋り子育てに役立つお得な情報をホームページよりも優先的にお伝えしています。これだけでも「子育ての支え」になると好評です。

まだ、ご登録されていない方はこの機会にぜひご登録くださいね。

ココロ貯金で不登校・登校しぶり好転! 東ちひろ
メールアドレス
Slide

<インストラクター…

お客様を引き寄せて次々と講座開催がデキル!4回講座

▼対象 子育て心理学インストラクター資格をおもちで、説明会参加された方

▼講座受講料 12,000円(税別) 

▼開催時期 2019年4月~7月

 

<再受講>ココロ貯…

【再受講】ココロ貯金アドバンス講座

 2019年4月17日(水)
     4月18日(木)
     4月19日(金)

  21時30分~23時30分  受講料5,000円(税別)