子どものダラダラは…
どのお母さんも、子どもを産んだからと言って、子育て上手にはなりません。
試行錯誤の末、だんだんと
「子どもは怒っても変わらない。ほめて認めないと変わらない」
と心から実感するのです。
最初からうまく出来るのかというと・・・・出来ません。
実は、子どもは、お母さんが子育て上手になるのを待ってくれていると思うのです。
「怒らずに子どもを育てる方法」「意欲的な子どもを育てる方法」を早く身につけてねーってね。
早々と、「まだわからないのか!」と怒り出す子どももいるし、
10年くらいは大目に見てくれる子どももいます。
でも、いい加減に出来ていかないと、
思春期になった時に「もう待っていられません」と逆ギレをするようになります。
もしくは、無気力で何もやらない子どものなってしまいます。
子どものグズグズ・ダラダラ・メソメソは、
「お母さん、今のやり方は、NGですよ」というサインです。
私は、子育て電話相談をしている時、そのお子さんの特徴を読み取ります。
ママの「子どもは、こんな時に、こんな言い方をします・・・」という所から、
言語のチカラは、何歳か読み取ります。
おおむね、言語能力が高い子供は、不満があると口でネチネチ責めてきます。
一方、行動派のお子さんは、不満があるとモノを投げたり、下の子を叩いたり蹴ったりしやすいです。
子供は、不満を伝えたり、ケンカをする時は、自分の得意分野で責めてきます。
子どもは、約束を守りません。
誤解をおそれず言うと、子どもは、
「守れる」と思ったから約束をしています。
でも
たいていは、ちゃんとやった時に、ほめていないと、どんどん
約束は、何度でも、子どもと話して仕切りなおしてくださいね。
私
約束を守りた
できない目標設定をしていると続きませんし、
認められないと継続できません。
その都度、何度でも、柔軟に。
時期によって、個人懇談や行事の関係で休み時間がけずられることがあります。
短縮日課だったり、休み時間も劇の練習だったりです。
実は、子どもは幼稚園・学校の休み時間に友達と遊ぶことで心が安定します。
短縮日課で早く下校して、家で遊べば同じと考えがちですが、これが違うのです。
どれほど、心の安定した子どもでも、3日目あたりから荒れてきます。
子どもには、遊びが必要です。
心の栄養素みないなものですね。
私たち人間は、動物の一種です。
だから、自分が攻撃されそうと思ったら
とっさの判断で次のような行動をとります。
●ウソをつく
●言い訳をする
●親を言葉で攻撃する
●逃げる
●隠れる
こんな感じです。
これは、自分を守ろうとしての行動です。
「ウチの子、ウソが多いのよね」
と感じたら、
ガミガミ・クドクド・ネチネチ度合いをチェックしてみてください。
それが変わらなかったら、何も変わりません。
多くの子育てママの悩みは、
子どもが親の言うことを聞かないときには
どうしたらいいか??
ということです。
なんでも親の思うようにさせたいとは思わないけれど
最低限、●●はやってほしい・・・
と思います。普通は。
私のブログでは、毎回同じことをお伝えしていますが・・・
ほめる・見る・触れるなどの「プラスのふれあい」を
することで、「ココロ貯金」を貯めていきます。
この貯金が赤字状態では、子どもは親の言うことを
素直に聞こうとはしません。
怒らないようにするのではなく
怒らないで済む工夫をします。
先手必勝で、するべきことを伝える
肯定語・短いコトバで伝える
「わたしメッセージ」で、こちらの気持ちを伝える
などなど。
まずは、このふたつでかなり変わってきます。
子どもを責めたり、
恫喝(どうかつ)しても、
その場だけで終わります。
そのため、何度も同じことを繰り返してしまいます。
これを「モグラたたき」と言います。
根本的な解決になっていないので、
何度も繰り返してしまいます。
コドモって、親を鍛える生き物です。
「怒らないでおこう!」
と思っても・・・
朝から寝坊してくれたり
「笑顔になろう!」
と思っても・・・
いきなり宿題忘れてた・・・
提出物が残っていた・・・・
と爆弾発言勃発。
そんな時
怒った方がいいのか?
それでも怒らない方がいいのか?
ママ軸が大ブレしてしまいます。
結論は、
怒らなくていいのです。
でもね、
全て見逃すことでも
諦めることでもありません。
怒らなくても済む方法を考えます。
朝、気持ちよく起きやすい方法
忘れ物が減る方法
を考えます。
そこが親力でしょう。
二重人格とは、ちょっとおおげさですが
要するに
家の顔と外の顔が違うということです。
これは
学校の先生は、みんな知っていることですが
そうでないと案外わからないことかもです。
ってところでしょうか。
ママは子どもの家での様子しかみていないので
その姿がすべてと思いがち。
でも、
子どもは家でママにしっかりと甘える経験 をしておくと
外で強い子、がんばる子になっているのです。
そして、外でエネルギーを消耗して
また、家でおやんちゃを言うのです。
ママにとったら大変ですが
ママに甘えることで、充電をしていきます。
まあ、母にしてみたら
兄弟全員が家でおやんちゃされたら・・・
もう!!やっていられませんが
でも
確実に子どもは元気に育っていっているはず。
逆のパターンの方がキケン!
え???
「家でも学校でもおりこうさんでいてほしい!」って??
これは残念ながら無理なのです。
というか両方でおりこうさんをしてしまうと・・・・
どうなると思いますか?
人間は
ココロかカラダが壊れてしまうようになっています。
たとえば、病気です。
人は
どこかで息を抜くからこそ、またがんばれるのです。
これは
【輪ゴム理論】 といいます
↑
わたしがつけました(・・。)ゞ
輪ゴムって、伸びたり縮んだりするから
いつまでも使うことができるのです。
どこかで長期間使って、伸ばしっぱなしにしていたら・・・
はずした時に、ビィヨビィヨになるでしょ。
あれと同じ。
緩むから、また伸ばせる。
低くしゃがむから、ジャンプができる。
わが家のコドモは、ず~~と家庭で緩んでいます(汗)
たとえ、口で文句を言おうと
「うるさいな~」
「大嫌い!」
と言っても、大好きなのです。
まあ、こんな言葉が出る時は、少なからず
不満モードではあるでしょうが。
子どもはね、心の中にアルバムがあるんですよ。
そのアルバムに大好きな人の写真からペタペタ貼っています。
その一番真ん中のいいお席が、
あなた!お母さんなんです。
まあ、あまりにも親子バトルが勃発した時には
若干、アルバムの隅っこに追いやられることにはなります。
が、はがれて落ちてしまうことはありません。
たとえ、ペラペラとはがれそうになっても
落ちてしまわないのです。
子どもはあなたのことが大好きです。
だから、お母さんはもっと自信をもっていいのです♪
思春期はなんである…
思春期の子どもは、自分は何者かをしりたくて
反抗するらしい・・・
それはアイデンティティを探っているとのこと。
もちろん、ココロとカラダのバランスが悪いことも理由です。
私は、お母さんも、
子育てしながらアイデンティティを探っているのではないかと思う。
子どもをもつまでの自分と
子どもをもってからの自分は大きく生活が変わります。
だから、子育てだけが自分に向いているか
シゴトをしていた方がいいのか
パートが向いているのか
フルタイムがいいのか
同居がいいのか
別居がいいのか
「子育て」と「ジブン」をすりあわせている気がする。
思春期の子どもは、そのアイデンティティが定まらないので
ココロがぶれやすい。
お母さんは、子育てしながら、
どんなお母さん像がしっくりくるのかを探っているとしたら・・・
やっぱりココロは揺れるでしょう。
反抗期の子どもと似ているかもしれません。
ひょっとして、
わが子も反抗期だったら・・・
反抗期が二人なので、
そりゃ、もめるでしょう。
自分に自信が持てる…
よく、あの親は「子どもを甘やかしている」と言います。
実は、「甘えさせる」と「甘やかす」は別です。
【甘やかす】とは、
子どもが自分でできるまで待つことができず、
親が先回りしてやってしまうこと。
または、
子どもが泣いたり、反抗したりして手を焼く時
機嫌をとるために、
すぐに金銭やお菓子を与えてしまうこと。
【甘えさせる】は、
「プラスのふれあい」をたくさんすること。
プラスのふれあいとは
小さい子どもだったら
抱っこ、添い寝、手をつなぐ、頭をなでる、一緒に遊ぶなど。
少し大きくなったら
笑顔で子どもの話をよく聴く、興味関心をもつ、
応援する、目に見えたことをコトバにする
「甘えさせる」ことは、子どもがほしがるだけどれほど与えても大丈夫です。
しかし、「甘やかし」は、自立を損なうのでNGです。
ちなみに甘えさせても、弱々しい子どもにはなりません。
かえって、たくましく、力つよい子どもになります。
なぜって、確実にココロ貯金が貯まるから。
子育てに愛情は当然必要です。
しかし、その伝わり方がまずいと
子どもには、効果的に伝わっていきません。
愛情だけではなく、伝えるスキルも必要なのです。
【すべての子育てマ…
私は、子育て相談をお申込みくださったママにはこんなメールを出します。
「ここだけは、知りたいということをご用意くださいね」
お時間に限りがあるので、できるだけ悩みを焦点化していただくようにしています。
こうは書いてお伺いしていますけどね、ママの話がまとまらなくても大丈夫!
いっぱい悩みがありますからね。
どこからでも話していただいて、こっちがどんどんまとめます。
「ここだけは、知りたいということをご用意くださいね」
この質問を投げかけると・・・
多くのママは、一生懸命に何が一番の悩みかを考えられます。
兄弟げんか!
文句が多い!
自分勝手!
宿題をしない!
幼稚園を行き渋る!
でもね、ここでも多くのママがおっしゃることに
一番困っていることは、ジブンのこと、と言われます。
頭では、子どもにするべきことがわかっているけれど、それができないジブンがいる。
「わかる」と「できる」は違う。
そんな自分に嫌気がさす。
無力感でいっぱいになる。
自信がもてない。
つまり、子育ての悩みは、母自身の悩みとも言えるのですね。
子どもをもつと、時間の余裕がなくなります。
体力の余裕もなくなります。
頑張る気力もなくなります。
リフレッシュも時間もなくなります。
はっきり言って!
「ない、ない」づくめです。
となると、ひとりの人間としてかなり素がでるわけです。
かなり、悪い状態が露出します。
今まであまり怒らなかったひとが、怒ってばかりになるわけです。
そのあたりが、母にとって、もっともつらいことなのです。
コレ!「お母さん」をやっていない人には、わかりにくいところなんですね。
だから、「お母さんが、そんなことだからダメ」って簡単に言うのです。
先日、子育て相談を受けられたママさんもそのようなことをおしゃっていました。
母親の悩みは、コーチングだけでは解決できない。と。
ママの自信を回復させ、心の余裕を取り戻さなくては、
「聞き方」「話し方」のレッスンだけでは追いつきません。
ちなみに、私は
「子育て電話相談」の中で、ママ自身の自信回復を心がけています。
あの手、この手、奥の手。
すぐ使える!自信の…
これは、あるクライアント様の話です。
A課長は、会社で自分の部署の部下との関係作りがなかなかうまくいかずに困っていました。
そこでまずは、
部下を変えるのではなく、
A課長の【言葉かけ】を変化させてみました。
【名前】+【おはよう!】を毎朝実行していったのです。
A課長は、部下にあいさつするときに、必ず名前を呼んでからあいさつをすることにしました。
それまでPCの画面を見ながらあいさつをしていた人も顔を上げて「おはようございます」と
言葉を返すということに気が付きました。
ほめることがないという前に、今出来る「承認」をしていきませんか。
人間関係は
こちらの対応が変われば必然的に、相手の行動が変わります。
「人間関係のハンドル」を自分でもつと相手に振り回されずに、今よりもラクになります。
【すぐできる!】伸…
お母さんは、子どもと一緒の時間がとても長いので、その分子どもの欠点もよくわかります。
例えば、いつも小さい声で話をする子どもがいるとしましょう。
そんな時、お母さんは子どもに
「もっと大きな声で話しなさい」
「あなたは、いつも声が小さい」
「小さい声だと誰もわからないよ」
「自分が損をするのよ」
って正論を言いたくなります。
はい、全部ごもっともです。
でもね、、、子どもは本当のことを言われたからと言って、大きな声になるわけではありません。
多くの場合は、「もっと大きな声を出しなさい」と言われると、かえって声が小さくなります。
そして、「私は声が小さい子」と植え付けることになります。
心の中に「私は声が小さい子」と入力して、最後に「ENTER」を押すようなものです。
つまり、お母さんの言葉で、子どもの認識を「確定」させてしまいます。
もしも、そんな時には、本当のことは言わなくてOKです。
それよりも、もっと根本的にすることがあります。
こんな場合は、お母さんが子どもよりもたくさん話しすぎていないでしょうか?
じつは、お母さんの方がたくさん話してしまうと、子どもは、自信を感じられません。
子どもの話の聴き方が変わると、子どもは人格まで変わりますよ。
子育てほどやりがいのあるものはありません。
「子どもがかわいそ…
子どもを怒り過ぎると・・・
「ママは、自分のことを嫌っている」と勘違いをしたり
「どうせ、ダメな子」と自信をなくしたり
しがちです。
とはいえ、お怒りをゼロにするのは、ちょっと待ってください。
一気になくそうとしても、なかなかゼロにならないために
結果的に爆発しやすいです。
まずは、
1日 10回雷を落としているとしたら・・・・
それを7回にしませんか?
そして、
3回も減らせた自分に、大きなマルをあげます!!
↑
これがコツです。自分をほめます。
まだ、「できていない部分」は、そのままにしておきます。
そこをあえて、意識しないんです。
そうすると、「できない部分」にエサをやらないことになるので
いつかは枯れて、弱っていきます。
意識すると
エサをやることになるので、そこが太ります、大きくなります。
ますます、変わりません。
7回に減れば、いつかは5回になります。
5回になれば、そのうち3回になります。
3回になれば、気がつくと・・・・
1日 1回だったりします。
【スモールステップ】が怒らないママへの一番の近道です。
発達障害は親の関わ…
発達障害のなかでも、元々はごく普通の発達障害さんだったのですが、
小さい時からあまりにも怒られ過ぎることで情緒が不安定になったお子さんを二次障害と言います。
二次障害は、およそ小学校高学年以降のお子さんに言われる言葉で、小さいお子さんには言いません。
つまり、発達障害のお子さんの養育が不適切な場合に二次障害になります。
・窓ガラスを割る
・放火をする
・人を傷つける
これらは発達障害のお子さんが起こすことではありません。
二次障害のお子さんが起こすことです。
どんなお子さんでも、自分を否定され続けきたり、ダメな子扱いをされつづけると、自分に自信をもてません。
そのため情緒が不安定になってしまい、トラブルを起こすことがあるわけです。