募集中の講座一覧
ココロ貯金®︎入門…
ロブソン佐起子インストラクターの講座
講座名:ココロ貯金®︎入門講座
| 講座の主な内容 |
・ココロ貯金とは? ・話の聴き方とは? ・イライラ感情・不安感情との上手なつき合い方とは? |
| 場 所 | オンライン |
|
開催日時(日本時間) それぞれ1回 |
・11月 6日(木)6:00am~ 7:30am(日本時間)
|
| 受講料 | 3,300円(税込) |
| 定 員 | 1名様より開講 |
| お申込み | こちらから |
募集中の講座一覧
ロブソン佐起子インストラクターの講座
講座名:ココロ貯金®︎入門講座
| 講座の主な内容 |
・ココロ貯金とは? ・話の聴き方とは? ・イライラ感情・不安感情との上手なつき合い方とは? |
| 場 所 | オンライン |
|
開催日時(日本時間) それぞれ1回 |
・11月 6日(木)6:00am~ 7:30am(日本時間)
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| 受講料 | 3,300円(税込) |
| 定 員 | 1名様より開講 |
| お申込み | こちらから |
オンライン講座を開講している講師
募集中の講座一覧
杉崎ふみ奈カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎【スピード入門講座】
| 講座の主な内容 |
・ココロ貯金とは? ・話の聴き方とは? ・イライラ感情・不安感情との上手なつき合い方とは? |
| 場 所 | オンライン |
|
開催日 それぞれ1回 |
・ 3月 5日(水)21:00~23:00 ・ 3月12日(水)21:00~23:00 ・ 3月19日(水)21:00~23:00 ・ 3月26日(水)21:00~23:00 |
| 受講料 | 3,300円(税込) |
| 定 員 | 2名(1名様より開催) |
| お申込み | こちらから |
体験談
「娘は今日も荒れるのだろうか」
ため息が自然にもれ、憂鬱な気分になります。
仕事が終わってもまっすぐ帰る気になれず、コンビニに寄ってコーヒーを一杯飲むのが日課でした。
——第2ラウンド開始だな。
気合いを入れなおすのも日課。
娘の機嫌はどうだろう。
仕事が終わっても気持ちはゆるまず、びくびくしながら帰路につく日々でした。

【橘奈穂さんのプロフィール】
中1で不登校を経験されたお嬢さんのお母さん。親子二人暮らしのワーキングマザー。お嬢さんの暴言や暴力の矛先が自分だけという状況に苦しみ、相談会に駆け込み参加。
中学に入学して間もなく、娘は嫌がらせの標的になりました。
集団でいじめられたわけではなく1人の子による嫌がらせだったのですが、思春期の心の荒ぶりに加えもともとの気質が繊細な娘にはきつかったようです。
夏休みを控えた解放的な空気が混じりはじめる7月、不登校で家にこもるようになりました。
学校に行きたくても行けない、焦りと葛藤。
いつもイライラしていて、わたしがかける言葉のちょっとしたニュアンスが気に障ると感情を爆発させました。親子二人暮らしなので、苛立ちをぶつける相手はわたしの他はいません。
暴言と暴力の両刀使い。
蹴る、叩く、物を投げる。
壁には穴があき、ふすまもボロボロ。
閉めだされて家に入れてもらえなかったときは、みじめで情けなくてすべてを投げ出したくなりました。
反抗の矛先が集中し、逃げ場がないことがつらくてしかたありません。
「家で感情を出せるのは、いいことなんですよ」という助言をいただきましたが、毎日暴言や暴力を受けている身からすると、たまったものではありませんでした。
フリースクールに参加するなど思いつく限りの手を打ってみたものの、夏が終わり秋になっても娘の情緒は落ち着きません。それならば、と思いきって転校させることにしました。
新しい学校に入るとお友達もでき、順調に行くかに見えました。
ところが、仲良しになった子の独占欲が強く、娘が他の子と親しくなるのを邪魔するために「○○(娘)が誰々ちゃんの悪口を言ってたよ」などと、身に覚えのないことを吹聴されてしまったのです。
またしても人間関係のトラブルから、紆余曲折の日々がはじまりました。
不運だったのは、担任の先生にも恵まれなかったこと。
ネガティブな面ばかりにフォーカスして、自己肯定感をしぼませるタイプの先生でした。
百人一首大会で娘が優勝したときもほめてはもらえず、
「前の学校と当校では取り方が違うんです。手の置き場所が悪い」
と、けちょんけちょんに怒られたそうです。
親のわたしにまで、鬼の首でもとったように「手の置き場所が悪いんですよ!」を連発。
娘以上にわたしが不信感でいっぱいになりました。
お友達とのトラブルの仲裁をさりげなくお願いしたときも、
「わたしからはアクションしません。子どもの方から相談してきたら対応しますけど」
と、まったく取り合ってもらえませんでした。
微妙な友人関係と先生への不信感のダブルパンチで、学校を変えても行けたり行けなかったり。
娘の情緒は不安定なままでした。
同じ頃、ふと思い出したのが東ちひろ先生の本でした。
娘が小学生のときにたまたまコープで見つけて購入していた『“言うことを聞かなくなってきた子”の育て方』。改めて読み返すと、娘の行動も親であるわたしの心理もこわいほど言い当てています。
——この本を書いた先生に相談したい!
インターネットでちひろ先生を探しあて、相談会を開催されていることを知りました。
オフラインの相談会で、対象は小学生のみ。
しかし「この機会を逃したら絶対ダメ!」という心の声が聞こえ、
「中1ですが、なんとか相談させてください」
と頼みこみ、ココロ貯金を学ぶ機会を得たのです。
長いトンネルでした。
唯一の心の支え、ココロ貯金だけが暗い道を照らしてくれました。
どんなに娘が荒れても淡々と、できる範囲でプラスの関わりをつづける。
娘の反抗がひどすぎて、正直「子どものため」と思えないときもありました。
サンドバッグのように叩かれながら「あなたのため」なんて思えない。
「出て行け」と言われれば「あなたが出て行って」と思ってしまう。
終わりが見えないバトルに疲れてボロボロだったわたしに、ご自身のココロ貯金も大切にしましょうと温かな言葉をくださったちひろ先生にどんなに救われたことか。つらいときは「わたしのために娘のココロ貯金をためるんだ」と自分を励まし、演技でもいいのだとココロ貯金をつづけました。
この春、娘は大学を卒業し社会人になりました。
学生時代はバイトもして、就職先も自分で決めて。
今でも「つらい、死にたい」「行きたくない」という言葉をはくのでドキッとしてしまうのですが、翌日には普通に家を出ていきます。
慣れない環境で大変なはずなのに色々と手伝ってくれるようになり、親の介護のことも相談できるようになりました。おかげさまで成長しました。
「お母さん、大変だったね」
ある日、娘が言いました。
何が? とたずねると、いたずらっぽい笑みを浮かべます。
「こんな娘、よくがんばって育てたね。わたしだったらイヤだわ」
思わぬ労いに熱いものがこみあげました。
あの頃は永遠につづく気がした闘いの日々。
戦場だったリビングには、やわらかな光がさしています。
穏やかに微笑む娘から「子育ての卒業証書」を手渡されたひとときでした。
橘奈穂さんが実践したココロ貯金
・どんな暴言も「聴く」
・「子ども思いの親」でいられないときは「自分のため」にココロ貯金!
体験談
——ああ、生きている。
仕事から帰ってまず行う日課は、長女の生存確認でした。自室にこもり布団をかぶったまま、決して顔を見せてくれない長女。
「ただいま」と言っても返事はありません。部屋のドアをそうっと開き、全神経を集中させて布団のふくらみを注視します。
かすかな揺れや呼吸音。命の気配を感じると、安堵で緊張がゆるみました。
「犬を飼ってくれたら学校に行く」という彼女の言葉を受けて飼った室内犬がいつも枕もとに横たわっていて、わたしが近づくと怒ってキャンキャン吠えてきます。
鳴き声に追われて退散する無力な自分。この先どうなるのか、母として何をしたらよいのか、もうわからなくなっていました。
——これは何とかしなければ。
危機感をおぼえ、ずっとメルマガを拝読していた東ちひろ先生に助けを求め、子育て心理学カウンセラー養成講座を受講することにしました。

【寺倉じゅんさんのプロフィール】
3人のお子さんをもつワーキングマザー。小学校3年から登校をしぶるようになった長女さんは、中学で不登校に。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは、長女さんが高校2年生の頃。
長女が登校をしぶるようになったのは、小学3年生の頃でした。当時は文字通り「引きずって」学校に連れて行っていました。途中まで迎えに来てくれた先生の車に無理やり押し込み、どうにか登校。
ところが中学生になると体が成長し、「引きずり登校」はできなくなります。鬱々とした、引きこもりの生活がはじまりました。
仕事があるので、長女を残して家を出なければなりません。ただいまと帰ってきても、反応はゼロ。自室にこもり常に布団をかぶっている状態で、顔を見せてくれない、声を聞けない、お風呂に入っている様子もない。勉強なんて言わずもがなです。
学校の先生が週に数回訪問してくれて、枕もとで「顔見せてくれるか~」と声をかけても、絶対に出てこようとしませんでした。
それでも当初は、どうにか復帰させようと必死で試みました。「いつまで寝てるの」「なんでそんなことするの」と声を荒らげて詰め寄ったこともあります。
結果は、事態を悪化させただけ。こちらが強く出ると、長女も強く反発します。
あるときは部屋の鍵を閉め、さらにドアが開かないようにテレビを移動して、徹底抗戦の構えをとられました。息子と一緒にドアを壊して中に入りましたが、ドアが壊れたときでさえ布団から出てきませんでした。
もっとひどくなるとカッターで家族写真を切り刻んだり、壁に「〇ね」という文字を綴ったり。
カッターを持ち出したわが子を見て「刺激を与えてはいけない」と強く感じました。脳をよぎったのは、まるでTVドラマにあるような最悪のシナリオ……。
何か葛藤があったとき、口にできずに激しい行為で発散させてしまうタイプなのだ。
そう気づいてからはますます手詰まりとなり、放っておく以外にできることがなくなっていました。
鉛のように重い気持ちを抱えながら、時だけが過ぎていきます。
今日はごはんを食べただろうか。
不安のもとは学校に行けないことではなく、命の心配へと変容していきました。
言いながらさすってみたところ、嫌がりません。これはいいかも! と手応えを感じて続けていくと、何となくそこから長女が変わっていった気がします。
ほとんど登校せずに中学を卒業した長女は、勧められるままに通信制の高校に入学しました。
通えなくても、卒業さえしてくれればいい。
その頃にはもう多くを諦めていて、叱ることもなく、過分な望みは抱かなくなっていました。
少しでも外の空気に触れてほしくて、ときどき声をかけました。
「〇〇に行くけどついてくる?」
「ハンバーグ食べに行こか」
偏食な長女の大好物はハンバーグ。気分しだいでついてくるようになっていました。
ココロ貯金と出会ったのはちょうどその頃です。長女は高校2年生。不登校になってから4年が経過していました。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講して、迷い葛藤し娘を放置するしかなかった自分を、丸ごと承認してもらえた気がしました。
。
そんなある日、初めて長女の笑い声を聞きました。オンラインゲームをしながら誰かと話しています。ケラケラと明るい笑い声。
「お姉ちゃんが誰かとしゃべってる!」
妹も驚きの声をあげます。
笑うんや。しゃべるんや。こんなして笑う子なんや。
熱いものがこみあげました。
長女が高3になったとき、転機は突然訪れました。家でパソコン仕事をしていたところ隣にやってきて、堰を切ったように泣き出したのです。
「将来が不安なんや」
ひっくひっくとしゃくりあげながら、精神科に連れて行ってほしいと懇願されました。
それまでまったく話さなかった子が初めて見せた、激しい感情。
「よう話してくれたね」
“精神科”という言葉にどきっとしながらも、むせび泣くわが子を抱きしめました。
「お母さん、ずっと心配してたんやで」
「ずーっと何を考えているのか、どうしていいのかわからへんかってな、ごめんな」
よしよしと頭をなで背中をたたきながら、精一杯の言葉をかけ続けました。
突然の告白に落ち着いて対処できたのは、ココロ貯金を学んでいたからだと思います。しっかりした受け皿がわたしの中にあってよかった! 心からそう思いました。
長女が高校を卒業して専門学校に入ると「ばんばんココロ貯金ができる!」とはりきっているわたしがいました。
まずはお弁当。高校に通学しなかった彼女には「母の弁当」を食べた期間がありません。お弁当づくりは苦手なのですが、がんばって毎日作りました。また、たった15分の道のりですが駅まで送り迎えすることに。必然的にラインのやりとりも増えます。「今から来て」「これから出るよ」「おかえり」「おつかれさん」。
接触の回数を増やして名前を呼びかけ、「あなたを見ているよ」というメッセージを伝えます。無理に会話しようとはせず、彼女が話してかけてきたときは全身で聴きました。
入学したのはいいけれど、ちゃんと行くんかな。
正直心の底には疑いがありました。しかしなんと! 無遅刻、無欠席で学校に通いはじめたのです。
テスト前にはちゃんと試験勉強して、成績は全教科に「優」の文字。これには驚きました。
毎日お風呂に入るようになったので髪をドライヤーで乾かしてあげたり、おしゃれっ気が出てきて一緒に洋服や化粧品を買いに行ったり。年頃の女の子と母親らしい交流ができるようになりました。
2年生に進級する際には特待生の誘いを受け、自分の意思で手続きをしてきました。申請理由は「お母さんに負担をかけたくないから」。想像もしなかったうれしい言葉でした。
気をつけていたのは、少々イラッとすることがあっても怒らないこと、声を荒らげないこと。
敏感で溜め込みがちな子。せっかく開いてきた心を再び閉じられたらたまったものではないからです。いきなり「これで安心、万々歳」となるわけではなく、少しずつ少しずつ、手探りで前進していきました。
卒業の日。
ステージ上には、学年で一人だけ選ばれる「学園長賞」を授与された長女の笑顔がありました。
春の光に照らされた彼女の顔は明るさに満ち、いつまでも見つめていたいと思うほどキラキラと輝いていました。
寺倉じゅんさんが実践したココロ貯金
・感情にまかせて怒らない、声を荒らげない
・「ハンバーグ食べに行く?」など好物を使った声がけ
・「よう話してくれたね」と受け入れる
・心をこめたお弁当
・駅までの送迎、ラインのやりとりなど、接触の機会を増やす
・無理に会話しようとはせず、話してかけてきたときは全身で聴く
募集中の講座一覧
福原早悠里カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎【やる気と自信育て講座】
| 講座の主な内容 |
【やる気と自信育て講座】
|
| 場 所 | オンライン |
| 開催日 |
① 7月26日(土)10:00~12:00 ②個別に相談させていただきます |
| 受講料 | 24,200円(税込) |
| 定 員 | 2名(1名様より開講させていただきます) |
| お申込み | こちらから |
| ブログから | 不登校から子育て楽しい♪毎日に~ママを応援~福原早悠里 |
募集中の講座一覧
森永麻里衣カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎【スピード入門講座】
| 講座の主な内容 |
・ココロ貯金とは? ・話の聴き方とは? ・イライラ感情・不安感情との上手なつき合い方とは? |
| 場 所 | オンライン |
|
開催日 それぞれ1回 |
・2月10日(月) 22:00~23:30 ・2月11日(火) 10:00~11:30 |
| 受講料 | 3,300円(税込) |
| 定 員 | 1名 |
| お申込み | こちらから |
募集中の講座一覧
南河ゆき上級カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎【思春期やる気と自信育て講座】
| 講座の主な内容 |
【思春期☆やる気と自信育て講座】
|
| 場 所 | オンライン |
| 開催日 |
① 5月15日(金)21:30~23:30 ② 5月29日(金)21:30~23:30 |
| 受講料 | 24,200円(税込) |
| 定 員 | 3名(1名様より開催) |
| お申込み | こちらから |
体験談
「クリニックに行きたい」
次男の言葉にドキッとしたのは、高校に入って間もない6月のこと。中学3年生の大事な時期に「学校には行かない」と宣言し、不登校になってしまった次男。通信制の高校に入学してからは週3回登校してがんばっていたのですが、まるで電池が切れたように通えなくなってしまいました。
じとーっとした目つきに暗い表情。言葉はトゲトゲ。自ら精神科の受診を希望するほど、メンタルが弱ってしまったのです。
——これは何とかしなければ。
危機感をおぼえ、ずっとメルマガを拝読していた東ちひろ先生に助けを求め、子育て心理学カウンセラー養成講座を受講することにしました。

【おかあさんのプロフィール】
3人兄弟のお母さん。次男さんは中学3年生の秋から不登校に。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは高1の頃。
高校生の次男は「ベタベタ触れてほしくない」年頃。できるココロ貯金は限られていました。
「〇〇、おはよう」と名前を呼んで挨拶したり、「起きたんだね」と実況中継したり。
ほんの小さな働きかけしかできませんでしたが、ちひろ先生や同じ境遇のママさん達と悩みを分かち合えていることで、落ち着いてコツコツと励むことができました。
あるとき「マッサージもいいですよ」というアドバイスを受け、リビングに座っていた次男に声をかけてみました。
「ゲームで肩が凝っているんじゃない?」
言いながらさすってみたところ、嫌がりません。これはいいかも! と手応えを感じて続けていくと、何となくそこから次男が変わっていった気がします。
ずっと肝に銘じてきたのは、とにかく次男を「否定しない」こと。それは違うなと感じる発言があっても「そうなんだね」と受けとめてきました。
というのは、わたし自身が否定されずに話を聴いてもらって、安堵した経験があったからです。
子育て心理学カウンセラーの先輩ママさん達と交流したとき、どの方も決して否定的なことを言わないのが印象的でした。その場に満ちる温かさ、安心感といったら!「何があっても大丈夫」と気持ちが軽くなり、わたしのココロ貯金がたまっていくのを感じました。だから、次男にも同じようにしてあげたいと思ったのです。
高2のゴールデンウィークが明けたくらいからグングン積極性がでてきて、こんなにも変わるのだと驚いています。まとう空気もとげとげしさが消え、まるく柔らかいものになりました。目にも力が宿っています。
学校には週1回行けるようになりました。ピコンとLINEが入ったと思ったら、「友達ができたからラーメンを食べて帰る」「遅くなるかも」とうれしいメッセージ。家族と外食することすら嫌がっていた次男が、です。
大学のオープンキャンパスにも関心をもち、一緒に見学に行きました。帰りには、自分で調べたレストランにわたしを連れて行ってくれました。
「まず、下へ下へと根っこがのびます。根が行きわたりしっかりと土台ができると、突然パッと花がひらきます」
ちひろ先生の言葉を、今実感しています。
お母さんが実践したココロ貯金
・名前呼び+挨拶で「承認」
・実況中継で「承認」
・マッサージで「ふれる」
・否定しないで「認める」
体験談
「お家に入院させているつもりで療養させてください」
スクールカウンセラーの先生に言われたとき、息子は中学1年生でした。
学校に行けなくなり、ほとんど寝たきりの状態。幾重にも重ねた毛布の中に横たわったまま、長い
時間を過ごすようになりました。食事はほとんど取れず、“うつ”のような症状もありました。
困ったのは病院に連れて行こうとするといやがって暴れること。
しかし、山積みの毛布が尋常ではない精神状態を物語っています。
「無理に連れて行こうとすると親子関係に支障が出るので、お家で療養させてください」
とスクールカウンセラーの先生に言われても、不安でたまりません。
一人で精神科を訪ねましたが、当然お薬はいただけず「そういうお子さんの診察は無理です」と突き放されてしまいました。

【おかあさんのプロフィール】
24歳・22歳の姉弟のお母さん。現在22歳の息子さんは、中学1年生で不登校に。寝たきりの状態から回復し、独学して公立高校へ進学。しかし、高校3年の2学期から再び学校に行けなくなり、大学受験を見送ることに。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは長男さんが20歳の頃。
なぜ、そこまで悪い状態になってしまったのか。
恐らく息子が発していたSOSに気づかずに、無理をさせたのが原因だったと思います。
思えば息子は小さい頃からとても敏感でした。肌ざわりのよいものしか身につけられず、海に遊びに行っても足の裏についた砂をずっと払い続けるような繊細な子どもだったのです。
敏感で気になることを見逃せない特性ゆえに、集団生活によるストレスは想像以上に大きかったのかもしれません。
私立中学に入学してから、夏休み前には少しずつ不調が出ていました。登校中にお腹が痛くなったり、吐き気がしたり。途中駅で降りた息子から電話がかかってくると「がんばって行ってみたら?」と励まし、ときには車で送っていくこともありました。
このように無理して学校に行かせることをくり返すうちに、身体症状が悪化してしまったのです。
最後は「人が迫ってくる」「自分に向かってくる」と言い出し、人ごみに入れなくなりました。電車にも乗れなくなり、ついには寝たきりで起き上がれないところまで悪化してしまったのです。
「消えてなくなりたい」
泣きながら息子に言われたときは、わたしも一緒に泣きました。
息子のSOSに耳を傾けるべきだったと反省したにもかかわらず、わたしはまた同じ失敗を繰り返してしまいます。
当時、担任の先生から「勉強が遅れてしまうので、とにかく学校に連れてきてください」と口酸っぱく言われていました。そのせいか、少し元気になった息子がゲームやYouTubeばかりしているのが気になり、思わず「15分でいいから勉強してみたら?」と言ってしまったのです。
その瞬間、息子の表情がきゅっと硬くなり、自分の部屋に引きこもってしまいました。サッカーボールをガンガン蹴って部屋中にぶつけている音が響きます。子ども部屋の戸口は大きなバリケードでガードされ、扉は開かなくなりました。
二人で泣いた涙が乾かないうちに「勉強したら?」なんて、「全然わかってくれていない」「僕の味方じゃなかった」と裏切られたような気持ちになったのかもしれません。
さまざまな窓口で助言を求め、子どもの心理を学んでいくうちに、ふわふわした毛布に囲まれていないと落ち着けない息子の気持ちがわかるようになりました。そこであるとき、
「肌ざわりのよいお布団、もう一枚買ってあげようか?」
と言ってみたのです。
不思議なことに、その一言をきっかけに息子は布団から起きあがれるようになり、少しずつ回復していきました。家で勉強するようになり、体調が上向くと近所の個別指導塾に通いたいと言い、途中で通えなくなることもありましたが、自分のペースで勉強をつづけて公立高校を受験、ついに合格したのです!
息子が受験勉強をがんばった理由は、中学ではできなかった部活動をしてみたかったからだそうです。バレーボール部に入りたいという息子に家族は大反対。高校に通う体力すらギリギリなのに、と心配でした。けれども息子は思いをつらぬきバレーボール部に入部。家族の心配をよそに平穏な日々が過ぎていきました。
ところが、高校3年生の2学期。
バレー部を引退した途端、プツッと電池が切れてしまったのです。
責任感が強いうえにおとなしい息子は役割をどんどん割り振られ、「休みたいな」と思っても休むとみなに迷惑がかかると、がんばりすぎていたようです。反動でまたしても学校に行けなくなってしまい、一日中横になっている生活に戻ってしまいました。
高校側は休学という形で籍を置かせてくれましたが、1年経っても戻れず、最終的には通信制の高校に半年通って高卒認定をとりました。
息子は成績がよい方で、大学にも強いこだわりをもっていました。
休息をとった後、春には予備校に行きはじめましたが予備校のスピード感になじめず、2カ月ほどでまたしても通えなくなってしまいました。
高校は途中でリタイアし、大学受験も2度見送り。
自分は何をやってもダメだと落ちこんで、この頃から「どうせ」というフレーズを頻繁に口にするようになりました。
生真面目でこだわりの強い性格に、息子自身が追いつめられていたように思います。
予備校は宿題が多く、しんどそうだったので「できるところだけでいいんじゃない?」と声をかけると、「何言っちゃってるの?」と憤然とした顔をします。
中学生の頃に「手を抜いていいときもあるから、臨機応変に授業を受けたら?」と言ったときも、ものすごく怒っていました。
「であるべき」という理想が高く、理想を形にできない自分に苛立ってしまうのです。
余談ですが、休学中はトイレに行くたびにシャワーを浴びて、毎回服を着がえていました。洗濯かごはいつもいっぱい。息子にしか見えない菌があり、ウォッシュレットでは流せないのだと言っていました。
予備校をリタイアし、ほとんど家にいる状態で息子が20歳を迎えた年、ココロ貯金に出会いました。
実は、まず変わったのは母であるわたしでした。
「息子をこんな状態にしてしまった」という罪悪感にさいなまれ、彼の機嫌にメンタルを左右されていたのが過去のわたし。けれども「自分は貯金さえしておけば大丈夫」というココロ貯金の仕組みを知って、とても安心したのです。
「ちゃんとココロ貯金をしている」
「今はうまくいっていないけれど、これでいいんだよね」
と捉えられると心が穏やかになり、軸もブレなくなりました。
また「わたし、すごくがんばってきたんだな」と、今までの自分を認められるようになったのです。
理想が高く、ほめられても「そんなことでほめないで」と怒ってしまう息子には、「実況中継」のココロ貯金がぴたっとハマりました。
「今日はご飯をいっぱい食べられたね」
「シャワーを浴びてすっきりしたね」
「お風呂に入って気持ちよかったね」
息子の行動を中継するだけのココロ貯金を粛々と続けていると、小さな変化が起こりました。
“雑談”が増えたのです。
「おかあさん、今日はどんな予定?」
「料理手伝おうか」
「このゲーム面白いよ」
自分が感じたちょっとしたことを、自然に口にするようになりました。
それまでわたしは、雑談に重きを置いてはいませんでした。それよりも、自分の気持ちを伝えてほしいと思っていたのです。
ところが日常会話を重ねていくと、みるみるうちに息子の行動範囲が広がっていったのです。
「免許をとってみたいんだ」
と言い出して免許をとりに行ったと思ったら、
「大学に通学するのは無理だけれど、通信制だったらいけるかも」
と言って通信制の大学を探しだし、学ぶようになりました。
さらにアルバイトもはじめ、少し負担に感じたときは回数を減らすなど、自分でバランスをとれるようになったのです。
できないことばかりに目がいって「どうせダメだ」とあきらめていた息子。
今はできることにフォーカスするようになり、できないことも認められるようになりました。
ああ、こんなに変わるのだと、驚くばかりです。
ココロ貯金はイメージしやすいのも魅力のひとつ。
貯金箱にチャリンとハートがたまった様子を想像すると自分を許せ、目の前の現象に一喜一憂しなくなりました。ココロ貯金に出会ってから、すべてがうまく回りはじめたのが不思議です。
「実況中継」をしていたら日常会話ができるようになり、話してくれるので「聴く」ココロ貯金もあげられるようになりました。息子に寄り添う手段が増えたのは、本当にうれしいことです。
「今日は大変だった」など弱音も口に出してくれるので、サポートもしやすくなります。自分の気持ちをまったく言いたがらなかった以前を思うと、過去のわたしはがんばってきたなあと思います。
10年近くの時を経てようやく、息子もわたしも「重荷をおろす」ことができたのです。
お母さんが実践したココロ貯金
・「肌ざわりのよいお布団、もう一枚買ってあげようか?」という声がけ(認める)
・「わたし、すごくがんばってきたんだな」とご自身のココロ貯金
・「今日はご飯をいっぱい食べられたね」などの実況中継
※実はこのお母さまは、子育て心理学カウンセラー養成講座を受講される前から、自覚はされないままに息子さんのココロ貯金をためていらっしゃいました。ただ講座に来られてご自身のココロ貯金の存在に気づかれたことで、好転のスピードが加速したように思います。