●「子どもがかわいそう」は、ママ自身の課題。
こんにちは、東ちひろです。
子育てをしているとこんな気持ちになることはありませんか?
・子どもがいじめられたらかわいそう
・子どもが受験に失敗したらかわいそう
・子どもが勉強についていけなくなったらかわいそう
この「かわいそう」は、ママの心模様が大きく影響したものです。
じつは、ママと子どもは見えない糸でつながっています。
だから、ママは、子どもがつらい経験をしているのを見ていられなくなります。
特に自分が小さい頃にいじめられたり、受験で失敗したり、勉強が分からない経験がある場合は、それと同じ感情を子どもに味あわせたくないと思います。
そして、子どもの「かわいそう」の感情に敏感になります。
実際にはまだ何も起きていないのに、予期不安として早めに「こうなったらどうしよう・・・」と思ってしまうのです。
ママが子供に「かわいそう」と思う時は、その気持ちは「ママの課題」とも言えます。
じつは、この「かわいそう感情」、パパの感じ方とママの感じ方は違うのです。
それは、パパとママが今までに傷ついた経験が違うから。
人は、過去に自分が傷ついた経験については、超敏感なんです。
無意識に、これ以上心が傷つきたくないので、早めに予防線を張りたくなります。
例えば、ママは「子どもがいじめられるとかわいそう」と思っても、
パパは「自分で乗り越えないといけない」というように考え方が違います。
ということは、
あまりにも子どもに関することで「かわいそう」と思う状況は、
ママ自身が未消化で終わっていない ということなんです。
未消化で終わっていない感情があると、いつまでも子どもがかわいそうと感じます。
その場合は、大事なわが子に「かわいそう」と思う出来事が続くことがあります。
だから、私は定期的に自分の心メンテナンスとしてセラピーを受けるようにしています。
「今日は、このテーマで・・・と決めずに受けると、あら、知らぬ間に傷ついていました私」となります。
じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?
2つの方法があります!
1つは、子どもをかわいそうと感じる自分を味わいます。
「あ~、私はいじめられるでき子どもをかわいそうと思っているんだ~」と味わいます。味わい尽くします。
それが十分できると、少し自分を客観視できます。
客観視できるようになると、その「かわいそう感情」に飲み込まれなくなります。
もう1つの方法は、過去に傷ついたママの心を修復することです。
ママがその心の傷を癒しておかないと、さらに子どもをかわいそうと思う出来事が増えてしまいます。
子どもは体を張って、ママのトラウマを解消しようとしています。
子どもってじつはスゴイのです。
過去のトラウマ解消は、私の子育て相談でも大きなテーマなんです。
そこをしっかりとやっていかないと、「子どもの話を聴きましょう」とお伝えしても、「でもね、怒鳴っちゃうんです」となります。
だから、いつまでたっても根本的に子どもが変わっていきません。
(セラピーは魔法ではないので、何で傷ついているかをみつめそれを癒すことをします)
そんな私も何度も何度も自分の心メンテナンスとしてインナーチャイルドセラピーをお金を払って受けたり、自分自身で行ったりしてきました。
私のような対人援助職は、自分のメンタルが不安定で心配事が多いと、お母さんの話を十分聴くことができません。
子育て心理学マスター講座1日目では、「心の仕組み」「インナーチャイルドセラピー」と丸1日かけて行います。
講座を開くインストラクターは、自分で自分のメンタルヘルスをいい状態にできないといけませんからね。
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