ココロ貯金®︎【思春期☆チャレンジング子育て講座】オンライン:南河ゆき 上級カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【思…

南河ゆき 上級カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎思春期☆チャレンジング子育て講座
講師名:南河ゆき

講座の

主な
内容

思春期版】

○子どものやる気を引き出す!認め方 
○心が安定した子どもを育てるふれあい方 
○子育ての迷い解消!子育ての本質とは? 
○発達障がいのお子さんをぐんぐん伸ばす方法 
○行き渋り・不登校のお子さんをぐんぐん伸ばす方法

場 所 オンライン(ZOOM)
開催日

①  6月1日(月)10時00分~12時00分

  6月8日(月)10時00分~12時00分

受講料 31,900円(税込
定員  3名(1名様より開講)
お申込み お申し込みはこちらから
ブログ 不登校/反抗期/ママのイライラ・不安でお困りのママ~愛情を伝える関わりで親子ともに成長♪ママサロン~みなみかわ ゆき
 
 
 
  
ココロ貯金®︎【思春期やる気と自信育て講座】宮治ゆみ上級カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【思…

宮治ゆみ上級カウンセラーの講座

講座名:ココロ貯金®︎【思春期やる気と自信育て講座】

講座の主な内容

【思春期☆やる気と自信育て講座】

  • 思春期のココロ貯金
  • 子どものタイプ別 ココロ貯金の効果的な貯め方術
  • ママのタイプ別、ココロ貯金の効果的な貯め方術
  • 実践的!子どもの話が十分聴けない時の対応法
場 所 オンライン
開催日

① 7月10日(金)21:30~23:30

② 7月17日(金)21:30~23:30

受講料 24,200円(税込)
定 員 3名(1名様より開講)
お申込み こちらから
ココロ貯金®︎【思春期☆チャレンジング子育て講座】オンライン:南河ゆき 上級カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【思…

南河ゆき 上級カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎思春期☆チャレンジング子育て講座
講師名:南河ゆき

 

講座の

主な
内容

思春期版】

○子どものやる気を引き出す!認め方 
○心が安定した子どもを育てるふれあい方 
○子育ての迷い解消!子育ての本質とは? 
○発達障がいのお子さんをぐんぐん伸ばす方法 
○行き渋り・不登校のお子さんをぐんぐん伸ばす方法

場 所 オンライン(ZOOM)
開催日

① 7月21日(火)13:00~15:00

② 個別に相談させていただきます

受講料 31,900円(税込
定員  3名(1名様より開講)
 申し込み  こちらから
 
 
 
  
体験談

vol.23 大学…

◆大学中退とうつ病

「もう生きていく意味がない」

 

20歳の秋、娘は大学を中退し、暗い言葉ばかりを口にするようになりました。

 

せっかく希望して入った大学を辞めてしまったことで自己肯定感が急落。

夜は眠れず、昼間もずっと自分を責め続けているようなのです。

 

病院に行くと「うつ病」と診断されました。

 

 

【お母さんのプロフィール】

2人のお子さんのお母さん。上のお嬢さんは大学の中退をきっかけに、うつ病になってしまう。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは、お嬢さんが21歳になった頃。

◆一人暮らしへの執着

ところが、驚いたことに娘は「一人暮らしを続けたい」というのです。

 

「それは……」

メンタルの状態を考えると、さすがに抵抗がありました。

事故につながってしまうのではないか、そのまま引きこもりになってしまわないか……。

 

普通に考えれば、止めるべきだと思いました。

けれども、母親の直感が「娘の意思を尊重した方がよい」と訴えてくるのです。

厳しくものを言うタイプの夫との暮らしは、かえって娘を追い詰めてしまうのではないか——。

 

そう感じたわたしは、悩んだ末に専門学校への転向を提案しました。

 

 

◆短かった専門学校生活

「アパレルの専門学校に行ってみたら?」

娘は洋服が大好きで、アパレル業界に興味がありました。

本人も「やってみたい」とうなずき、テストや面談を受けることに。

 

そして迎えた4月、無事に入学が決まりました。

 

——これを機に、前向きな娘にもどってくれますように。

新しい学生生活を謳歌している様子を見て、胸をなでおろしていました。

 

ところが、楽しそうに過ごしていたのに、突如、学校に通えなくなってしまったのです。

夜遅くまで遊ぶこともあったせいか、起立性調節障害の症状が悪化。

 

入学してまだ間もない6月のことでした。

 

 

◆どん底のメンタル

娘のメンタルは急降下していきました。

 

「大学だけでなく専門学校も行けなくなっちゃって。迷惑ばかりかけて……もう死にたい」

 

毎晩かかってくる電話では、「消えてしまいたい」という言葉がひんぱんに出てきます。

そのたびに恐ろしい想像が頭をよぎり、心が押しつぶされそうでした。

 

客観的にみれば、家に呼び戻した方がいいのはわかっています。

それでも、娘には同居が合わないのではないかと肌で感じていて、どうしても踏ん切りがつきませんでした。

 

蘇ったのは、中学時代の記憶です。

不登校だった娘は、厳しい言葉で叱る夫に猛反発。

いつもバチバチにぶつかり合っていました。

 

メンタルがどん底に落ちている今、同じ調子で夫に強く叱られたら——。

娘の心の糸がぷつんと切れてしまわないか心配でした。

 

とはいえ、ともすれば命にもかかわるような、自分ひとりで背負うにはあまりに重すぎる判断です。

そこで、その頃受講しはじめた「子育て心理学カウンセラー養成講座」で、思いきって相談してみることにしました。

 

 

◆ちひろ先生の励まし

「無理やり連れ戻しても、出てっちゃうしね」

そう言って、ちひろ先生がわたしの考えを肯定してくださったときは、心の底からホッとしました。

 

実際、娘が一時的に里帰りしていたときに、夜中に突然家を出ていってしまったことがありました。

ためらう様子もなく玄関を飛び出し、真っ暗な道をすたすたと歩いていくのです。

女の子ですし怖くて、あわてて後を追いました。

 

かなり離れた公園でボーッとしている娘を見つけ、ようやく一緒に帰ってきたこともあります。

 

こうした話に耳を傾け、常識にとらわれずに背中を押してくださった、ちひろ先生の温かさが身に沁みました。

 

「一般的な正解」と、 この子にあったやり方は違うよね。

娘の希望どおりに一人暮らしは継続させて、遠距離でココロ貯金をためていこう。

 

やっと覚悟が決まりました。

 

幸いなことに、娘の住まいの近所には仲のよい友達も住んでいて、それが小さな安心材料になりました。

 

 

◆不安と闘いながら

こうして、遠隔ココロ貯金の挑戦がはじまりました。

 

お友達とは連絡をとり合っている気配があるものの、毎晩かかってくる電話は、相変わらず気の滅入るような内容ばかり。

自分を責める言葉、眠れない夜の苦しさ、そして「生きている意味がない」というつぶやき……。

 

電話を切ったあとは、胸の奥に重たい石がずしんと残ります。

「私がやっていることは、本当に合っているのかな」

不安ばかりが募って、心が押しつぶされそうになることもありました。

 

——でも毎日電話がくることは、いいことだよね。

できるだけポジティブに捉えて、自分を励まします。

 

「話すことで、荷物を降ろしているんですよ」

そう教えていただいてからは、「少しでも荷物を預けてもらえたら」という思いで娘の話に耳を傾けました。

 

「え?」と思うような言葉もたくさんありましたが、口をはさまずに

「そうなんだね」

「しんどかったね」

と、ただ気持ちを受けとめようと心がけます。

 

すると不思議なことに、娘の様子にわずかな変化が見えるようになったのです。

 

——子どもは親の変化をちゃんと感じ取り、少しずつ変わってくれるのだ。

 

ひと筋の光が射して、暗闇の中にも歩いていける道があるように感じました。

 

 

◆もっとココロ貯金

毎日の電話に加えて続けていたのは、毎朝の挨拶LINEでした。

まず名前を呼びかけ、そのあと「おはよう」と送るだけ。

たったそれだけのことでしたが、確かな手ごたえがあった気がします。

 

「会えなくても会いに行くことが大事ですよ」

ちひろ先生がそうおっしゃっていたので、しばしば娘のアパートを訪ねていきました。

 

昼も夜も静まりかえっていて、いるんだか、いないんだか。

「今は会いたくない」と言われて追い返されたこともありますし、虚ろな表情を目の当たりにして心配ばかりを募らせながら帰ってきたこともありました。

 

——それでも、会いに行ったことに意味があるはず。

必死で自分に言い聞かせました。

 

もっと気持ちを伝える方法がないかと考え、わたしとお揃いの小物入れを作って送ったこともあります。毎日使うものを通して「いつも見守っているよ」「あなたの味方だよ」というメッセージが伝わるような気がしたのです。

 

数日後、ピコンとLINEが届きました。

「ありがとう」という言葉に添えられていたのは、化粧ポーチとして使ってくれている写真。

心がほわっと温かくなりました。

 

こうして迷い悩みながらも小さな前進を重ね、ささやかなココロ貯金をコツコツと積み重ねていきました。

 

 

◆アルバイト生活

最終的に、娘は専門学校も辞めることになりました。

 

それでも、夫に届いたメールには前向きな想いが滲んでいました。

「資格は取らなくても、自分でやっていける仕事にちゃんとつくから」

 

「一人暮らしをさせてもらっているし、働かないと」

娘はそう思っていたようです。

 

ただ、朝起きられないと仕事には支障が出ます。

知り合いに紹介してもらいアパレルの仕事をはじめましたが、仕事ぶりを批判されてクビになってしまいました。

起立性調節障害の症状はなかなか治らず、苦しい日々は続きます。

 

落ち込んでいた娘でしたが、ありがたいことにまた知り合いが紹介してくれて、今度は飲食店で働きはじめました。

はじめのうちは週に1~2回、体調と相談しながら働いて、徐々にフロアに4時間ほど立てるようになりました。

 

一度ランチタイムの様子をのぞいてみたところ、一番忙しい時間帯にもかかわらず、意外なほどちゃきちゃきと仕事をさばいていました。

 

——わあ、ちゃんと仕事している!

胸が熱くなったのを覚えています。

 

 

◆22歳、娘の今

娘は今、週に4日、朝から晩まで働いています。

派遣ですがお給料がよいらしく、家賃だけでなく光熱費まで送ってくれるようになりました。

「お友達はまだ学生なんだから、そこまでしなくてもいいよ」

と言うと、

「ちゃんと5万円貯金していて、お小遣いも5万円あるんだよ。でも、食費だけはお願いします」

なんて言って笑っています。

 

派遣先は、表参道の高級ショップ。

自分の好きなファッションを取り扱っているお店です。

 

洋服には強いこだわりがあるので、自分で見つけてきて、応募して、採用を勝ち取りました。

面接から帰ってきた日は

「あたし、たぶん勝った」

と、自信たっぷりでした。

 

娘の情熱が伝わったのか、採用前から「よかったら社員にしようと思っているんだよ」と言っていただいたそうです。

 

仕事を覚えることにも積極的で、

「もっと先のことも教えてほしいんですけど」

などと伝えて、重宝されているとのこと。

 

そんなに熱い気持ちで働いているのにもかかわらず、

「将来はもっと違うことやるかも。今はお金をためて、スキルを磨いてる」

なんて言っています。

 

すごいなあ、目覚ましいなあ、と。

かつて「死」という言葉ばかりを口にしていた娘が、未来の話をしている——そのたくましさ、変貌ぶりに胸が熱くなりました。

 

 

◆毎日の電話も変わった

相変わらず、電話は毎日かかってきます。

けれども、悲痛な言葉をきくたびに暗い気持ちになっていたあの時間はどこかに消えて、明るいおしゃべりの時間になりました。

 

「『わたしのお母さん、わたしのために心理学まで学んでくれたんだよ』って言ったら『すごいね』ってほめられちゃった」

「お父さんがやるって言って買った水槽のそうじ、結局やってあげてて、お母さんって本当にえらいね」

小さなことをいちいちピックアップして、ほめてくれる娘。 

 

なんだかココロ貯金を返してもらっているようで……。

くすぐったさを感じながら、幸せな毎日をかみしめています。

 

 

お母さんが実践したココロ貯金

・ネガティブな言葉も受けとめて“聴く”
・名前呼び+挨拶のLINE
・会えなくても、一人暮らしのアパートを訪問
・手づくりのプレゼント

体験談

vol.22 登校…

◆登校しぶりのはじまり

「いってらっしゃい」

夏休みが明けて、9月も半ばを過ぎたある朝のこと。

いつものように、小学2年生の娘を送り出しました。

 

いつもなら登校班のお友だちと一緒に学校へ向かうはずなのですが……しばらくして娘がひとりで戻ってきました。

忘れものでもしたのかなと様子を見にいったその瞬間、ぽろぽろと涙をこぼしながら、

「やっぱり、行きたくない」

とつぶやいたのです。

 

「どうした?」

動揺を隠しながら問いかけても理由は述べず、ただ「行きたくない」と繰り返すばかり。

その日は定時の登校をあきらめ、途中から学校へ行かせることにしました。

 

まさか、これが長く続く登校しぶりのはじまりになろうとは――

このときのわたしには、想像もつきませんでした。

 

それから娘の登校しぶりは、日ごとに悪化していったのです。

 

【お母さんのプロフィール】

小学3年生の女の子のお母さん。小学2年生の夏休み明けに、お嬢さんの登校しぶりがはじまる。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは、お嬢さんが小学2年生の冬。

◆強まっていく母への依存

「お母さん、どこっ?」

切羽詰まった娘の声が、家の中に響きます。

登校しぶりが深刻になるにつれ、娘のわたしへの依存は強まっていきました。

 

トイレや洗濯などで、ほんの少しわたしの姿が見えなくなるだけで、激しく動揺して探しはじめるのです。

まるで、必死で母親を追いかける幼い子どものようでした。

 

「ちょっと2階に行ってくるね」

声をかけると、不安そうに2階までついてきます。

四六時中、わたしにぴったりくっついている状態でした。

 

10月の終わり頃、学校に行けない子を受け入れている「教育支援センター」に通うようになりましたが、

ここでもわたしと離れることを強く嫌がり、泣き叫んで抵抗しました。

 

それでも、「家の中に閉じこもってほしくない」という思いから、胸が締めつけられるような気持ちで、娘を引きはがすようにしてセンターへ送り出していたのです。

 

◆2つの拠点の“送迎”係

今日はどうするんだろう。

すんなりと行けるかな? それともまたしぶるかな?

何時になったら行くんだろう。

 

支援センターには、行けたり行けなかったり。

10時の始業に間に合う日もあれば、午前中2時間のうち1時間だけ行くこともあり、結局「今日はお休みしようか」となることもありました。

 

下手に「どうする?」などと聞けば娘を追いつめてしまう気がして、いつも彼女の表情を探りながら過ごしていました。

毎朝心が落ち着かず、空気を読むことに神経をすり減らす日々でした。

 

不思議なことに、娘は「給食だけは学校で食べたい」と言いました。

そのため午前は支援センター、午後は学校、と2つの拠点を“はしご”する生活。

学校とのつながりが完全に途切れないのはありがたい反面、送迎の負担はかなりのものでした。

 

「給食が終わったら戻ってきてね」と言われるので、教室まで送り届けたら急いで車に戻り、慌ただしく自分のごはんをかきこみます。

 

——何がいけんかったんだろうな。

 

ひとり必死にごはんを詰めこむ自分がみじめで、涙が出そうになることもありました。

よそのお母さんたちはきっと、子どもを送り出したあとの時間を、少しリラックスして過ごしていることでしょう。

 

娘のコンディションに振りまわされる生活は不規則で、今までのように勤めに出るのがしんどくなっていきました。

悩んだ末に、会社の制度を使って、しばらく仕事を休ませてもらうことにしました。

 

 

◆ココロ貯金との出会い

娘中心の生活に心も体も疲れきっていた頃、偶然出会ったのがココロ貯金でした。

 

子育て心理学カウンセラー養成講座を受講して、最初に取り入れたのは、“名前呼び”だったと思います。

朝「おはよう」と声をかけるときには、必ず名前を添える。

娘がなかなか起きられないときは、やさしく肩に触れたり髪をなでたりしながら、目覚めるのを待ちました。

 

そんなある日、ちひろ先生がおっしゃった言葉が、わたしの心にすっと入ってきたのです。

 

「離れない子どもは、カンガルーみたいにくっつけておいたらいいんですよ」

「“離れよう”ではなく、“離すものか”くらいの気持ちでいいんです」

 

——あ! それかもしれない。

 

聞いた瞬間、一筋の光が射しこんだ気がしました。

ちひろ先生の言葉はまるで何かの啓示のように、まっすぐにわたしの心を照らしたのです。

 

 

◆カンガルーの親子

それまでは、「娘の望むままに、ずっと一緒に行動するのはよくないのではないか」「ときには心を鬼にして突きはなすべきなのではないか」と心のどこかで思っていたのです。

 

でも、迷いが消えました。

 

支援センターに行くのも一緒。

家の中でも一緒。

ちょっとした私用にもついてくるので、もちろん一緒。

 

まるでカンガルーの親子のように、ごはんも、お風呂も、寝るときも、ぴったりくっついて過ごしました。

 

心がけたココロ貯金は、とにかく“触れる”ことでした。

支援センターへ向かうときやお友達と遊びにいくときには、挨拶がわりにハイタッチ。

ソファに並んで座っているときには、マッサージをしたり、おんぶしたり。

 

すると、少しずつ変化が見えはじめました。

「お母さん、どこ?」と娘に探されることはしだいに減っていき、外食ができるようになり、娘が外に出られる機会は着実に増えていったのです。

 

 

◆つきそい登校

2年生の3学期が残りわずかになってきた頃。

娘は少しずつ、給食だけでなく授業にも顔を出せるようになっていました。

 

お勉強のカリキュラムがひと通り終わり、リラックスした雰囲気の“体験型”の授業がふえていたのも、背中を押してくれたのかもしれません。

 

終日学校で過ごすのはまだむずかしかったのですが、わたしがつきそいながら、2~3時間授業を受けて給食の前に帰る。

そんな日々をひと月ほど続けました。

 

保育園から一緒の子が多いので、わたしが教室にいると屈託なく聞いてきます。

「おばちゃんどうしたの?」

「ちょっと一緒におらしてな」

 

はじめは不思議がっていた子どもたちも、しだいに慣れていきました。

 

町探検や防災訓練。

子どもに混ざって、さまざまな行事に参加させてもらったのは、今となってはかけがえのない経験です。

けれど当時は、先の見えない不安の方がふくらんでいました。

 

つきそいは、いつまで続くんかな。

これからどうなるんかな。

 

会社の規定で定められた休暇の期限が迫り、4月からは復帰しなければなりません。

 

——娘が普通の生活に戻れなかったら、わたしは仕事をやめるんかな。

 

得体のしれない未来がぱっくりと口をあけているようで、今にも飲みこまれそうな恐ろしさを感じていました。

 

 

◆不安を越えてその先へ

「始業式が終わった次の日から、お母さんは仕事に復帰するからね」

「お迎えは、今までみたいに早くいけんからね」

「お母さんもがんばるから、一緒にがんばろう」

 

春休みのあいだ、くり返し娘と話しあいました。

少しずつ教室にいられるようになっていたとはいえ、 春休みで2週間のブランクがあります。

「どうかな、どうかな」と胸がざわつき、不安と期待が入り混じった気持ちで過ごしていました。

 

——そして迎えた4月。

 

なんと娘は、毎日、朝から学校に通えるようになったのです。

 

登校班ではなくわたしが送っていきますが、児童玄関で「いってらっしゃい」と手を振ると、そこからは娘ひとりで教室へ。最後まで授業を受けて、そのまま学童へ行き、夕方わたしが迎えにいきます。

 

ありふれた日常が戻ってきた幸せを、今じんわりとかみしめています。

 

娘は明るい表情で、学校の話をたくさんしてくれるようになりました。

「先生がこんなこと言ったよ」

「友達とこんなふうに遊んだよ」

「理科の実験が面白かった!」

「リコーダーを習った」「ローマ字を習った」……

愚痴も笑い話もひっくるめて、なんでも話してくれる。

学校生活を楽しんでいる様子が伝わってきて、わたしも安心して過ごせるようになりました。

 

 

◆わたしの変化

以前のわたしは、話を聞かなかったわけではないのですが、

「え、そんなん言ったの?」

「それは、こういうことじゃないのかな」

と、つい途中で口をはさんでしまいがちでした。

 

けれども、まずは否定せずに娘の話を受けとめるようにしてみたら、娘との関係が変わったように思います。

 

ココロ貯金はわたしにとって、子育ての“拠りどころ” であり“軸”でもありました。

娘にしてあげられることがわからずに、やみくもに心配して自分を責めてばかりだった過去のわたし。

 

今は、「子どもを優先してあげられない日」があっても「そのあとにどう寄りそってあげるか」が大事だと思えるようになり、穏やかな気持ちで過ごせるようになりました。

 

 

◆東京往きの飛行機で

6月。

子育て心理学協会の10周年パーティが、東京で開かれることになりました。

絶対に参加しようとは決めてはいたものの、丸1日娘と離れて過ごすのは本当にひさしぶりです。

 

やっと学校に行けるようになったのに、また不安定になってしまったらどうしよう。

本当にわたし、何ごともなく行けるんかな。

 

前日まで、心配で胸がいっぱいでした。

 

だからこそ、無事に飛行機に乗れたときは感無量。

 

——こんな日が来るなんて、あの頃は考えられなかったな。

 

肩の力がふっとぬけて、しばし放心してしまいました。

 

娘の気がすむまでずっと、つきそってあげてよかった。

本当によかった。

 

つらかった日々も、みじめで泣きたい夜も、ただ目の前の一日を必死に過ごしたあの頃も——。

すべてが、この瞬間へとつながっていたのだと思えました。

 

気づくと涙が頬をつたっていました。

あたたかな涙はとめどなく流れ、ひとり静かに祝杯をあげたのです。

 

 

お母さんが実践したココロ貯金

・あいさつ+名前呼び

・カンガルーの親子のような触れあい

・子どもに求められるままのつきそい

体験談

vol.21 薬を…

◆泣きながら迎える朝

——今日は行けるだろうか?

 

高校2年の夏が終わった頃から、娘は登校できない日が増えていきました。

もともと真面目な性格で、「学校に行かなきゃ」という気持ちは人一倍あるタイプ。ところが朝になると……体が動かなくなってしまうのです。

 

まず起き上がれない。
それでもなんとか布団からぬけ出し、ゆっくり着替えはじめます。

顔色がわるいまま、やっとの思いで制服に着がえたのにそれ以上動けず、泣きながら部屋にもどってしまうこともありました。

 

不思議なのは夕方。

わたしが仕事から帰ってくると、娘はまるで別人のように元気になっているのです。

「明日は行ける気がする!」

前向きな言葉に、こちらも「よかった。明日こそは」と希望を抱きます。

 

けれども朝になると、また同じことのくり返し。

何とか登校しようと泣きながら支度をするのに、大抵は途中で力尽きてしまうのです。

暴言を吐くことはありませんでしたが、娘の発する空気は鋭くて、「近寄らないで」「察して」というサインがビリビリ伝わってきました。

 

それでも、親としては放っておけず、声をかけます。

「大丈夫?」

するとスイッチが入って、不機嫌さが増幅してしまうのです。

全身をトゲで覆われているようで、手を伸ばしたくても届かない。そんな感じでした。

 

——どうして、こんなことになってしまうのだろう。

いろいろと調べましたが原因はわからず、時間だけが過ぎていきました。

 

 

【お母さん(真由美さん)のプロフィール】

大学1年生のお嬢さんのお母さん。お嬢さんは、高校2年生のときに学校に行けたり行けなかったりの生活になり、後に起立性調節障害が判明。子育て心理学カウンセラー養成講座を受講したのは、お嬢さんが高校3年生の秋。

◆不調の原因

ギリギリの出席日数でどうにか進級し、高校3年生の夏を迎えた頃。

ある偶然から、娘の不調の正体が見えてきました。

 

「友だちが“起立性調節障害”と診断されたんだけど、症状がわたしと似ているの」

娘のそんなひと言をきっかけに、小児科を受診。

同じ病気だと診断され、薬を処方してもらえることになりました。

 

——これでやっと……何かが変わるかもしれない!

胸の奥に、小さな光が灯った気がしました。

 

けれども、現実は甘くありませんでした。

 

まず、お医者さまの指示どおりに薬を飲ませるだけでもひと苦労だったのです。

指示された服用のタイミングは、起床の「1時間半前」。「5時半には起きたい」という娘の希望をかなえるためには、朝4時に、眠っている彼女の口元に薬を運ばなければなりません。

 

寝過ごしてはいけない。

飲ませ忘れなんて、もってのほか。

 

毎朝3時45分に目覚まし時計をセットしてがんばりましたが、想像以上のプレッシャーから眠りも浅くなり、「次はわたしの自律神経がやられるかも……」と本気で思うほど、心も体も張りつめていました。

 

何よりつらかったのは、そこまで大変な思いをして薬を飲ませても、はっきりした効果が見られなかったことでした。9月になっても状況は変わらず、じわじわと焦りが広がっていきました。

 

——このまま変わらなかったらどうしよう。

——出席日数が足らずに卒業できなかったら、娘の将来はどうなってしまうんだろう。

 

暗い想像ばかりが頭をよぎり、何か手がかりはないかと必死でもがいていたときに出会ったのが、「ココロ貯金」でした。

 

 

◆娘とわたしの変化

子育て心理学カウンセラー養成講座を受けて、まずありがたかったのは、ちひろ先生や受講仲間のみなさんに話を聴いていただけたこと。ずっと孤独にがんばってきたので、同じような悩みを抱えた方たちと気持ちを分かち合え、救われた気がしました。

 

心の中のざわつきが静まって自分の気持ちが穏やかになるにつれ、娘との関係も変化していきました。

 

「一緒に寝よ」

いつの頃からか、娘が誘ってくれるようになったのです。

「いいね、寝よう寝よう」

狭いシングルベッドでぴったりと寄り添って眠る時間は、娘のぬくもりがたまらなく愛おしく、どこか安心できるものでした。娘もきっと、同じように感じてくれていたと思います。

 

“腹貯金”もよくしました。

娘が好きなお菓子を見つけてきては、「あなたのために買ったのよ」と笑って渡すと、はにかんだ笑顔を返してくれます。小さなやりとりの積み重ねが、わたしたち親子の距離を少しずつ縮めてくれました。

 

また、「聴く」貯金も心がけました。

以前のわたしは娘の話を途中で区切って、ついアドバイスをしてしまいがちでした。でも、ココロ貯金を学んだことで「最後までしっかり聴こう」と意識するようになり、“否定せずに聴く”ことを大切にするようになりました。

 

すると——

娘のほうから話してくれる機会が、増えていったのです。

 

以前はわたしが忙しそうなときは遠慮していました。「今なら聴いてもらえそう」とタイミングを見て話してくる感じでしたが、自分が話したいときに自然に話してくれるようになった気がします。

 

そして、不思議な変化が訪れました。

薬を飲んでも改善しなかった起立性調節障害の症状が、少しずつ和らいでいったのです。

朝、「しんどそう」な日が少しずつ減り、登校できる日が徐々に増えていきました。

 

 

◆そして、大学生に

この春、娘は大学生になりました。

 

真面目な彼女にとって、大学受験も大きなプレッシャーだったのでしょう。

受験が終わったこと。

時間をかけてココロ貯金がたまってきたこと。

2つのタイミングが重なった高校3年生の終わり頃、見違えるほど元気になりました。

 

今の娘をひと言で表すなら「自由にやってる」感じです。

メンタルもだいぶ回復し、大学の講義にはすべて出席。

前向きな気持ちで学校生活を送っています。

 

サークルは2つかけもち。

驚いたのは、高校でプレッシャーの一因になっていたカルタのサークルに入ったことです。はたから見ると、“触れたくない過去”になっているイメージだったので、入部したときには本当に驚きました。

「あまり根詰めず、気楽にやる」のだと笑っています。

 

 

◆今、思うこと

あともう少しで、娘は巣立っていきます。

子育ての最後の最後にココロ貯金を学び、親子の関係を見直す機会をいただけたことには、感謝しかありません。

 

今思えば、娘が思春期になったときに関わり方を変える必要があったのに、わたしはそれに気づけなかった。娘の不調をきっかけにココロ貯金に出会い、小さな関わりを重ねていくことで自分を変えられたというか、何かをつかめた気がしています。

 

学校に行きたいのに体が動かず、泣いていた娘はもういません。

ひとまわりたくましくなった笑顔を見ていると、胸がいっぱいになるのです。

お母さんが実践したココロ貯金

・「一緒に寝よ」と言われたときの添い寝

・好きなお菓子で腹貯金

・話を遮らずに「聴く」貯金

ココロ貯金®︎【チャレンジング子育て講座】オンライン:南河ゆき上級カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【チ…

南河ゆき 上級カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎チャレンジング子育て講座
講師名:南河ゆき

 

講座の

主な
内容

○子どものやる気を引き出す!認め方 
○心が安定した子どもを育てるふれあい方 
○子育ての迷い解消!子育ての本質とは? 
○発達障がいのお子さんをぐんぐん伸ばす方法 
○行き渋り・不登校のお子さんをぐんぐん伸ばす方法
場 所 オンライン(ZOOM)
開催日

①10月23日(木)10時00分~12時00分

②個別に対応させいただきますす

受講料 31,900円(税込
定員  3名(1名様より開講)
お申込み こちらから
 
 
 
  
ココロ貯金®︎【スピード入門講座】対面:松幸均実 上級カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【ス…

松幸均実上級カウンセラーの講座
講座名:ココロ貯金®︎【スピード入門講座】対面
講師名:松幸均実

  

講座の主な内容 ・ココロ貯金とは?
・話の聴き方とは?
・イライラ感情・不安感情との上手なつき合い方とは?
場 所  対面(神奈川県横浜市
開催日
 10月11日(土)13時30分~16時30分
受講料  13,200円(税込)
定 員  14名(2名から開催)
お申込み こちらから
ココロ貯金®︎【やる気と自信育て講座】沢木志帆カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【や…

沢木志帆カウンセラーの講座

講座名:ココロ貯金®︎【やる気と自信育て講座】

 

講座の主な内容

【やる気と自信育て講座】

    • ココロ貯金とは
    • 子どものタイプ別、ココロ貯金の効果的な貯め方術
    • ママのタイプ別、ココロ貯金の効果的な貯め方術
    • 実践的!子どもの話が十分聴けない時の対応法
場 所 オンライン
開催日

① 9月16日(火) 9:30~11:30

② 9月30日(火) 9:30~11:30

受講料  24,200円(税込)
定 員  3名(1名様より開催)
お申込み こちらから
ブログ
 
ココロ貯金®︎【やる気と自信育て講座】南河ゆき上級カウンセラー開催 募集中の講座一覧

ココロ貯金®︎【や…

南河ゆき上級カウンセラーの講座

講座名:ココロ貯金®︎【やる気と自信育て講座】

講座の主な内容

【やる気と自信育て講座】

    • ココロ貯金とは
    • 子どものタイプ別、ココロ貯金の効果的な貯め方術
    • ママのタイプ別、ココロ貯金の効果的な貯め方術
    • 実践的!子どもの話が十分聴けない時の対応法
場 所 オンライン
開催日

① 3月13日(金) 21:30~23:30

② 個別に相談させていただきます

受講料 24,200円(税込)
定 員 3名(1名様より開催)
お申込み こちらから
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