自分が親に言われて…
たまに会うおばあちゃんの前であれば、多くのママは子どものカッコイイ
ところを見てほしいもの。
「上手に育てているわね~」なんて言葉を期待してしまうかもしれません。
でもね、、、、そんな時に限っておばあちゃんの前で悪態をつくことがあります。(;^_^A
「ママのバカ!」
「ママなんかキライ!」
「こんな所、来たくなかった・・・」
はい、ママがイラつく言葉を言ってくれます><
子どもは自分の家の中よりも親戚の家など、人が見ている場面で
悪態をつくことがあるんですね。
なんでだと思いますか?
ママは、子どもの一番かっこいい姿を見て欲しいのにね。
じつはね、、、子どもは、親戚の前で自分が悪態をつくと、
親がとっても困ることを知っています。
それでね、親がすごーーく困ると、自分へのココロ貯金不足に
早く気が付いてくれると無意識レベルで感じています。
だから、子どもにとったら、親戚の前で悪態をつくことは、
非常に効率的なんですね。
とはいえ、子どもに「ママは嫌い」「ママは、バカ」と言われたことを、
全て受け入れる必要はありません。
「いくらなんでも、嫌い(バカ)はないよねーー」と言葉だけ
返しておいてくださいね。
正座させて、お説教までしなくていいです。
どうも、子どもは、よりよく成長するためにいろんな手段をつかって
親の不足分を教えてくれるんですね。
それでね、そもそも子どもがどうして親戚の前で悪態を
つくのだったでしょうか?
「ココロ貯金®」不足に早く気が付いてほしいのでしたよね。
ということは、「ココロ貯金®」が貯まらない限り、この悪態は続きます。
お子さんの年齢に応じた「ココロ貯金®」をセッセ、セッセと
貯めていってくださいね。
いっぱい子どもの体にふれるのも、立派な「ココロ貯金®」になりますよ。
イチャ、イチャ、ラブラブで子どものメンタルが安定します。
子どものダラダラは…
どのお母さんも、子どもを産んだからと言って、子育て上手にはなりません。
試行錯誤の末、だんだんと
「子どもは怒っても変わらない。ほめて認めないと変わらない」
と心から実感するのです。
最初からうまく出来るのかというと・・・・出来ません。
実は、子どもは、お母さんが子育て上手になるのを待ってくれていると思うのです。
「怒らずに子どもを育てる方法」「意欲的な子どもを育てる方法」を早く身につけてねーってね。
早々と、「まだわからないのか!」と怒り出す子どももいるし、
10年くらいは大目に見てくれる子どももいます。
でも、いい加減に出来ていかないと、
思春期になった時に「もう待っていられません」と逆ギレをするようになります。
もしくは、無気力で何もやらない子どものなってしまいます。
子どものグズグズ・ダラダラ・メソメソは、
「お母さん、今のやり方は、NGですよ」というサインです。
私は、子育て電話相談をしている時、そのお子さんの特徴を読み取ります。
ママの「子どもは、こんな時に、こんな言い方をします・・・」という所から、
言語のチカラは、何歳か読み取ります。
おおむね、言語能力が高い子供は、不満があると口でネチネチ責めてきます。
一方、行動派のお子さんは、不満があるとモノを投げたり、下の子を叩いたり蹴ったりしやすいです。
子供は、不満を伝えたり、ケンカをする時は、自分の得意分野で責めてきます。
子どもは、約束を守りません。
誤解をおそれず言うと、子どもは、
「守れる」と思ったから約束をしています。
でも
たいていは、ちゃんとやった時に、ほめていないと、どんどん
約束は、何度でも、子どもと話して仕切りなおしてくださいね。
私
約束を守りた
できない目標設定をしていると続きませんし、
認められないと継続できません。
その都度、何度でも、柔軟に。
時期によって、個人懇談や行事の関係で休み時間がけずられることがあります。
短縮日課だったり、休み時間も劇の練習だったりです。
実は、子どもは幼稚園・学校の休み時間に友達と遊ぶことで心が安定します。
短縮日課で早く下校して、家で遊べば同じと考えがちですが、これが違うのです。
どれほど、心の安定した子どもでも、3日目あたりから荒れてきます。
子どもには、遊びが必要です。
心の栄養素みないなものですね。
私たち人間は、動物の一種です。
だから、自分が攻撃されそうと思ったら
とっさの判断で次のような行動をとります。
●ウソをつく
●言い訳をする
●親を言葉で攻撃する
●逃げる
●隠れる
こんな感じです。
これは、自分を守ろうとしての行動です。
「ウチの子、ウソが多いのよね」
と感じたら、
ガミガミ・クドクド・ネチネチ度合いをチェックしてみてください。
それが変わらなかったら、何も変わりません。
多くの子育てママの悩みは、
子どもが親の言うことを聞かないときには
どうしたらいいか??
ということです。
なんでも親の思うようにさせたいとは思わないけれど
最低限、●●はやってほしい・・・
と思います。普通は。
私のブログでは、毎回同じことをお伝えしていますが・・・
ほめる・見る・触れるなどの「プラスのふれあい」を
することで、「ココロ貯金」を貯めていきます。
この貯金が赤字状態では、子どもは親の言うことを
素直に聞こうとはしません。
怒らないようにするのではなく
怒らないで済む工夫をします。
先手必勝で、するべきことを伝える
肯定語・短いコトバで伝える
「わたしメッセージ」で、こちらの気持ちを伝える
などなど。
まずは、このふたつでかなり変わってきます。
子どもを責めたり、
恫喝(どうかつ)しても、
その場だけで終わります。
そのため、何度も同じことを繰り返してしまいます。
これを「モグラたたき」と言います。
根本的な解決になっていないので、
何度も繰り返してしまいます。
コドモって、親を鍛える生き物です。
「怒らないでおこう!」
と思っても・・・
朝から寝坊してくれたり
「笑顔になろう!」
と思っても・・・
いきなり宿題忘れてた・・・
提出物が残っていた・・・・
と爆弾発言勃発。
そんな時
怒った方がいいのか?
それでも怒らない方がいいのか?
ママ軸が大ブレしてしまいます。
結論は、
怒らなくていいのです。
でもね、
全て見逃すことでも
諦めることでもありません。
怒らなくても済む方法を考えます。
朝、気持ちよく起きやすい方法
忘れ物が減る方法
を考えます。
そこが親力でしょう。
二重人格とは、ちょっとおおげさですが
要するに
家の顔と外の顔が違うということです。
これは
学校の先生は、みんな知っていることですが
そうでないと案外わからないことかもです。
ってところでしょうか。
ママは子どもの家での様子しかみていないので
その姿がすべてと思いがち。
でも、
子どもは家でママにしっかりと甘える経験 をしておくと
外で強い子、がんばる子になっているのです。
そして、外でエネルギーを消耗して
また、家でおやんちゃを言うのです。
ママにとったら大変ですが
ママに甘えることで、充電をしていきます。
まあ、母にしてみたら
兄弟全員が家でおやんちゃされたら・・・
もう!!やっていられませんが
でも
確実に子どもは元気に育っていっているはず。
逆のパターンの方がキケン!
え???
「家でも学校でもおりこうさんでいてほしい!」って??
これは残念ながら無理なのです。
というか両方でおりこうさんをしてしまうと・・・・
どうなると思いますか?
人間は
ココロかカラダが壊れてしまうようになっています。
たとえば、病気です。
人は
どこかで息を抜くからこそ、またがんばれるのです。
これは
【輪ゴム理論】 といいます
↑
わたしがつけました(・・。)ゞ
輪ゴムって、伸びたり縮んだりするから
いつまでも使うことができるのです。
どこかで長期間使って、伸ばしっぱなしにしていたら・・・
はずした時に、ビィヨビィヨになるでしょ。
あれと同じ。
緩むから、また伸ばせる。
低くしゃがむから、ジャンプができる。
わが家のコドモは、ず~~と家庭で緩んでいます(汗)
たとえ、口で文句を言おうと
「うるさいな~」
「大嫌い!」
と言っても、大好きなのです。
まあ、こんな言葉が出る時は、少なからず
不満モードではあるでしょうが。
子どもはね、心の中にアルバムがあるんですよ。
そのアルバムに大好きな人の写真からペタペタ貼っています。
その一番真ん中のいいお席が、
あなた!お母さんなんです。
まあ、あまりにも親子バトルが勃発した時には
若干、アルバムの隅っこに追いやられることにはなります。
が、はがれて落ちてしまうことはありません。
たとえ、ペラペラとはがれそうになっても
落ちてしまわないのです。
子どもはあなたのことが大好きです。
だから、お母さんはもっと自信をもっていいのです♪
甘えさせるとダメに…
一見似ている言葉ですが、「甘えさせる」と「甘やかす」は、まったく違うはたらきかけです。
「甘えさせる」とは
・体に触れる
・話を聞く
・子どもが自分でできることを、あえてやってあげる
という三つ。子どもが求めるならば、どこまでやってもかまいません。
いっぽう、「甘やかす」とは、
・親が先回りしてやってしまう
・なんでも買い与える
などといったことが挙げられます。甘やかす行為に共通しているのは、
「一見子どものためを思っているように見えて、実は親の都合を優先している」
ことです。
「甘えさせてばかりでいいのか」
「そんなに子ども中心になっていてもいいのだろうか」
と心配しているかたがいるかもしれませんが、
それは「甘えさせる」と「甘やかす」をこんどうしているからだと考えられます。
子どものためを思っていれば、それはすべて「甘えさせる」につながります。
「子ども中心にやっていいのか」という不安についてですが、
実際には、生活が子ども中心になることはありません。
100%子ども中心に生活していては、家事や仕事など、
大人の生活が成り立たないからです。
そして子供が二、三人いれば、自然に誰かを待たせることになります。
あくまで「できる範囲で甘えさせる」ということになります。
ともかく、「子どもを甘えさせすぎることは、案外少ない」と
思っておきましょう。
ついやってしまいがちは「甘やかす」行為は、大きく分けて二つあります。
服を着るのに時間がかかる、なかなか靴のひもを結べない…。
「もう見ていられない!」とママが先回りしてやってしまうと、
それは「甘やかす」ことになります。
「ママ、やってー」とせがまれているのだとしたら、別です。
しかし、子どもが頼んでもいないのに「見ていられない」「親がやったほうが早い」
などと大人の都合を優先して、先回りしてしまってはいけません。
これらは、子どもが自立する機会を奪うことになります。
子どもの作業時間は、幼い頃であれば、大人の2~3倍はかかります。
だから、あらかじめその時間を見込んでスケジュールを立てるのです。
幼稚園では、そのあたりの時間にうまく余裕をもたせています。
ただ、技術的に靴下がうまく履けないということであれば、
たとえば靴下をじゃばらのように小さくしてから指先にもっていく、
といったやりかたそのものをわかりやすく教えてあげる必要はあります。
子どもが泣き叫ぶから、ひとまず黙らせるために欲しがるものを買う、
祖父母が孫に気に入られようと思ってなんでも買い与える…。
これも、「甘やかす」ことです。これでは、何も我慢ができない子どもに
なっていきます。
これも、大人の都合を優先しているということです。
金額が高いおもちゃであれば、
「お誕生日に買おうね」「クリスマスプレゼントにね」と言って、我慢させます。
待つ経験をすることが、子どもには必要です。
そして、もしこのように約束したのなら、必ず買ってあげることが大事です。
子どもだからといって、約束を反故にしてはいけません。
そうやって、親自身が約束を守る姿を見せることで子供も
約束の大切さを知っていきます。
どうしても守れないときは、なぜ守れないかていねいに説明しましょう。
「今忙しくて、ゆっくり買いに行けないから待っててね」というように、
正直に説明します。
では、そう高価でない、子供用のお菓子などはどう考えたらいいでしょうか。
一切買ってはいけないのでしょうか?このあたりがママの悩みどころですよね。
おそらく、家庭によって対応が分かれるところだとは思います。
「一切お菓子を買いません」という家庭では、
お店に入る前に「お菓子はかわないよ、それでいいね」と伝えておくのが
効果的です。そして、それが守れたら、子どもを大いにほめてあげて
やってください。
ただ私は、子どもを買い物に連れて行き、お菓子を見せるだけ見せておいて
一切買わないというのも、酷なように感じます。
大人だって、あれこれを見れば欲しくなります。
そこで、金額を決めてひとり一個だけお菓子を買う方法もあります。
すべて禁止ではなく、「この範囲であれば買っていいよ」と一部分
許容するのです。
これは心の面だけでなく、経済観念を育てるうえでもよい経験になります。
たとえば小学校に入り、遠足でおやつを買う機会がやってきたとき、
自分で一切買い物をした経験がない子どもは、何をかったらいいのか
わからないことがあります。
「予算は300円まで」と言われたとき、300円でどれくらいのお菓子が
買えるのかが、わかりません。
いっぽう買い物に慣れた子どもは、同じ金額でも数が多くてたくさん
入っているお菓子を選び、さらに、それをいくつまで買うことができるのか、
パパっと計算できるわけです。
だから、ひとり80円までとか、100円までというように子どもに
予算を話しておいて、さらに予算内でお菓子を選べるような経験を
させるといいと思います。
さらに、お金の価値が分かると良いので、一日10円、20円の
お小遣い制にしたり、お手伝いを一つしたら10円のお駄賃をもらえる、
という経験もいいでしょう。その際、お駄賃の金額は上限を決めておくことを
おすすめします。
そんな経験をしながら、子どもにお金の大切さや、自分で買い物をする
経験を教えていくといいでしょう。それでも、買い物のたびにお菓子代が
多くなって嫌だというママは、宅配や通販などを利用することを
おすすめします。手数料がかかりますが、子どもを買い物に連れて行くと、
費用も時間ももっとかさんでしまいます。
どちらもうまく利用していくといいでしょう。
買い物に行って、「買って、買って」と泣き叫ぶ。
誕生日プレゼントを買ったばかりなのに、一週間後には、
もう次のおもちゃを買って欲しいとねだって暴れる。
あまりにも物を欲しがるときには、もともともっているガマンする力が
少ない場合も予想されますが、まずは、今貯められそうな「ココロ貯金」を
貯めてみましょう。
あまりにも物欲が強い場合は、本当に欲しいのは物ではなく、親の愛情
かもしれません。
「甘やかす」だけの育て方をされた子どもは、いくらお金を使って
物をかってもらっても、心は満たされません。
安心感も満足感ももつことができず、不満感情だけがずっと続きます。
だから、次々と親の手を焼かせることをするのです。
私は毎日子育て電話相談をしています、ココロ貯金が十分に貯まっている
子供は、たくさん物を買ってくれとは言いません。心が安定しているからです。
欲しがるからとりあえず物を買い与える、というのはやめて、
「プラスのかかわり」を増やしていきましょう。
心が安定すると、「買って」と泣き叫ぶことは減っていきます。
おばあちゃん世代がよく言う「甘えさせる」というのは、
「甘やかす」とか「甘い顔をする」という意味合いが強いように思います。
なんでも子どもの言うとおりにする、欲しい物を買い与える、
または「甘えさせ」の抱っこやおんぶをいつまでもするのがいけない、
ということでしょう。
「甘えさせる」と「甘やかす」の違いは前述したとおり。
しかし、おばあちゃん世代はどうしても勘違いしてしまいがちです。
どう対応したらよいのでしょうか。
まず、おばあちゃんが「甘えさせるとダメになる」と言うのは、
子どものよくない姿が目につくからです。
「ママのやりかたが悪いからこうなった」と思っているのでしょう。
つまり子どもの様子がよければ、言われることは少ないということです。
「甘えさせるとダメになる」と言われたら、
子どもが荒れていないかどうか、確認する機会をもらったと思いましょう。
また、そういわれたときは、
「そうかもしれません、気をつけます」
とだけ言っておくといいでしょう。もしくは、
「園(学校)の先生から、『子どもが甘えてくるときは、
いくつになっても抱っこもおんぶもしてあげてください』と言われています」
と、「先生の教え」として伝える方法もあります。
嫁や娘が言う意見は聞き入れないおばあちゃんも、
先生が言うことであれば、少しは聞く耳をもってくれるかもしれません。
おばあちゃんには、子育てを無事にやり遂げたという自負がありますから、
おばあちゃんの考えを否定することは得策ではありません。
「でも…」と否定するのではなく、ただ「そうかもしれません」とだけ
言ってすませるのが、賢いやり方です。
おばあちゃんは、そのまたママ(あなたのおばあちゃんですね)に
どのように育てられていたかを、孫育ての判断基準にしています。
その世代になると、おそらく子どもの数は、今の子育て世代よりも
ずっと多いはずです。五人、六人、七人というきょうだいも珍しくはありません。
電化製品もない時代で、お店ももちろん今ほどはなかったでしょう。
そんな不便ななか農作業などに追われながら同時に子育てを
していますから、今よりもよほど怒って子育てをしていた
可能性があります。
反面、子どもの人数が多ければ、一人当たりの「怒られ率」も
少なかったと思われます。たまには見逃されることもあったでしょうし、
子どもが「他のきょうだいが怒られているから、自分は同じことを
しないようにしよう」と知恵を働かせることもあったでしょう。
今の子供は、三人いれば多いほうですから、そんな状態で子どもの数が
多い世代と同じ勢いで怒っていては、その怒りは一極集中していまいます。
そんな意味でも、日ごろから子どもを甘えさせて、ココロ貯金を貯め、
自己肯定感が高い子どもに育てていくといいのです。
「時代が違う」と言ってしまえばそれまでですが、
おばあちゃん世代と現代の違いを理解してもらえれば、一番いいのです。
もちろん、なんでも子どもの言うとおりにすることは、望ましくはありません。
第一、現実的に不可能です。
こどもからの理不尽な要求については、ただ単に子どもを怒るのではなく、
理由を言ってきかせましょう。
十分にココロ貯金が貯まってくれば、子どもは理不尽な要求をしなくなり、
言って聞かせればわかるようになっていきます。
ココロ貯金は、遠回りのようで、子どものココロがいちばん安定する方法です。
おばあちゃんにもその大切さを教えてあげて、
一緒にココロ貯金に励むことができれば、それが理想の姿です。
【自信のある子を育…
幼稚園で自分のおもちゃをクラスの子に取られても、
言い返すことができない4歳の男の子。
「自分が嫌なことをされたときには『やめて』と言いなさい」と
いつも言っていますが、いくら言ってもダメなのです。
男の子なので、もっとたくましく育ってほしいと思っているママ。
「イヤだ」「やめて」と自分の気持ちが言えない子に、
ママは情けなさを感じているのですね。
もっと「イヤなことはイヤ」と言ってもしいのでしょう。
しかし、「NO」という言葉は、とても言いにくい言葉なのです。
ママもそうではなりませんか?
先生から「PTAの役員をお願いできませんか?」なんて言われたりしたら、
「NO」とは言いにくいのではないでしょうか。
大人もそうなのですから、やさしい気持ちの子どもであればあるほど、
「NO」は言いにくいわけです。
実は、たっぷり甘えさせているほど(つまりココロ貯金が貯まっているほど)、
上手に「NO」と自己主張ができるようになります。
家庭と幼稚園とでは、幼稚園のほうがずっと「NO」を言うハードルが高いです。
そのため、まずは比較的ハードルが低い家の中で、
たくさん「イヤ」と言う練習をしておきます。
それができると、家庭の外でも「イヤ」と言いやすくなります。
ただ、わざわざ「イヤ」と言う練習をするわけではありません。
まずは子どもの話を「うんうん」「へーそうなんだ」「それで?」と
相づちを打ちながら聞いていきます。
さらに、寝る前などに、くすぐりごっこやお馬さんごっこなどの
じゃれあい遊びをしてみましょう。
子どもの体に触れて遊ぶと、心のカタさが取れていきます。
そんな遊びをしながら、たっぷり甘えさせ、自分の気持ちを
表現できる子に育てていきましょう。
冷たいことを言うようですが、幼稚園に行ったわが子が誰と何をしているかは、
家にいるお母さんには何も手出しができないことです。
でも、家でできることがあります。
子どもの自信とやる気を引き出すココロ貯金を、家で貯めておきましょう。
下のお子さんがいる場合には、特に意識的に「プラスのかかわり」をしていけるとよいですね。
「子どもをダメにす…
いつもやらないいいことを子どもがした時
あなたは何といいますか?
「やればできるじゃない!」は▲です。
今までのことを評価していないという
裏メッセージが込められています。
「いいね~」
「さすがだね~」
「お~、スゴイね~」
とママが思っている、その気持ち をそのまま
言葉で伝えませんか?
その方が子どもにママの気持ちが伝わります。
愛情は、コトバで伝えてみよう!
子どもは、親が「やめなさい!」ということをやります。
たとえば、調子に乗って部屋の中を走り回っているとしましょう。
ソファーの上を走ったり、ジャンプしたり、そのうちコケるのが目に見えている・・・
はい、大人は先の見通しがつきますから、この場面の時、
この先何が起きるのかだいたい予想が出来ますよね。(^_^)v
ママ「やめなさい」
子ども「・・・・・・・・」(無視してソファの上をジャンプする)
ママ「やめなさい、いつも言っているでしょう」
子ども「・・・・・・・・・・」(ママの声を右から左に聞き流す)
ママ「やめなさいと言っているでしょ!!」
子ども「・・・・・・・・・・・」(さらにソファの上をジャンプし続ける)
ママ「やめなさいといっているでしょーーーー!!!!」
そんな時、子どもが案の定ソファーから落ちて転ぶ!
そして、泣く!
さて、そんな時あなたはどんな声を子どもにかけますか?
【普通ママ】
「そーれ、見たことか!だからママはさっきからやめなさいと言っているでしょ!」
こんな感じになりやすいですね。
普通ママは、「さっきから言っているでしょ」と正論を言いたくなります。
ただね、子どもは正論を言っても、次からそれをやめようとはしません。
特に男の子は、どれだけ言っても部屋の中で走り回ります。
じゃあ、そんな時、ママはいったい、どうするといいのでしょうか?
じつは、こんな時は、ママの心の器をひと回り大きくするチャンスです。
なぜなら「普通のママ」がイライラする場面ですからね。
もしも、こんな時にこう言えると子どもの次からの動きが変わります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【穏やかママ】
【1】ママ「痛かったね」と子どもの痛みに共感する(共感するココロ貯金)
【2】ママ:痛いところを触ってあげる。(触れるココロ貯金)
【3】ママ「ソファは座るもの、ジャンプすることがダメなんだよ」(行為を叱る)
【4】ママ「危ないからね」(理由を言う)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子育ては、「普通ママ」の心の器を広げて「穏やかママ」になるチャンスです。
そして、「穏やかママ」になれると、子どもも自然に落ち着いてきます。
中にはとてもじゃないけれど「穏やかママ」になんてなれませんという方もあるでしょう。
じつは、子どもは、最初からお利口さんでいるから穏やかママになれるわけではなく、ママが「心の器」を広げることで、その「心の器」に子どもがすっぽりと入ります。
その「心の器」を広げる作業が子育てってこと。
でもね、「心の器」を広げるって、言葉はキレイですが、それには「心の痛み」を伴います。
だから、通常「心の器」を広げるプロセスは悩みまくり、そして怒りまくります。
それをじわじわとサポートしてくれるのが、じつは目の前の自分のコドモ。
毎日、トレーニングさせてくれます。
ふう~、子育てって奥深い。
ここは押さえておき…
「登校する時に仲間外れにされる・・・」
「いっしょに帰ろうと言いながら先に帰られる・・・」
「帰り道に悪口を言われる・・・」
そんなことはないでしょうか?
こんなことをわが子が言うとしたらママの心の中がざわつきますよね。
じゃあそんな時はどうしたらいいのでしょうか?
【1】相手の子に文句を言う?
【2】子どもの登下校に親がついていく
【3】相手の子の親に文句を言う
【4】わが子に「強くなりなさい」と言う
【5】いつかは何とかなるとほったらかしにする
子育ては、いつも新たな難問を親につきつけられます。
じつは、登下校時は「学校の管理下」でも「家庭の管理下」でもありませんから、もめやすいです。
しかも、防犯上、ご近所の子が集まることが多いですよね。
これ、いいことなのですが、本当に相手の子と気が合うかどうかは別なんです。
相手の子と気が合わないけれども、大人の目が届かないところで、複数の子どもがいっしょにいるのが登下校時なんですね。
そりゃあ、モメますよね。
しかも!
小学校であれば6年間です。
長いですよね。
先生に言って相手の子を叱ってもらうのとも違いますよ。
小学校になると登下校でのトラブルが多くなってきます。
いつも、特定の子にいじめられているようだ
どうも○○くんは、暴力をふるうらしい
子どもからの話なので、いささかわかりにくいことですが
あまりにも子どもが困っているとき、あなたは
どうしますか?
実は、学校で起きたことのほとんどは先生が処理します。
家庭で起きたことは、親が処理しますよね。
ちょうど、登下校というのは、そのどちらでもない時間帯です。
大人が関与していない時間
しかも、同じ子と
ずっと毎日関わっている
子どものケンカに親が口出ししてもいいものか?
親に直接言ったほうがいいのか?
子どもにガマンさせた方がいいのか?
・・・・・・・・・・・
このあたりのさじ加減に結構親は戸惑います。
でもね、
あまりにも困った状態が長期間続く時には
担任の先生に、
ママが知っている事実
たとえば、
5月以来、家に帰ってよく泣いている
とか
○○くんにこんなことを言われたと子どもが言っている
そんなはっきりとわかる事実だけを先生に伝えておきましょう。
憶測で
昔から○○くんは、よく手を出していた
とか
どうもその子は、学校でも落ち着かない子どものようだ
というような
憶測は言いません。
はっきりとわかっている事実
だけを伝えましょう。
そして、
「ウチの子も悪いことがあるのかもしれませんが・・・」
「学校でもまた様子をみておいてください」
と【お願い口調】でお伝えしておきましょう。
先生が登下校についていくことはなくても
そんな時には、その子は学校でも
なんらかの困った状況がある可能性は高いです。
また、そんな子は、学校ではおりこうさんを装っていて
先生も全く気がついていない場合もあります。
そして、
今、困っていることを先生に伝えておくと
なにかにつけて、意識的に子ども達の様子を観察
してくれる可能性も高いです。
もっと、状況が悪くなったときにも
言いやすいし。
小学校6年間は、長いです。
わが子にガマンだけさせるのでは、
解決を送らせることもあります。
そうそう、お子さんが
「先生には言わないで!」
って言った時には、少し様子をみておきましょう。
それでも改善されない時には
お子さんには内緒で、先生に伝えておきましょう。
当然、先生には
「子どもは、先生には言わないでといっています」
「でも、あまりにも子どもがいつも泣いているので、
私が気になりました。」
「私が先生にお伝えしたことは、子どもには、言わないでください」
こんな感じですかね。
勘がいい先生であれば、あとはうまくやってくださるでしょう。
ちなみに連絡帳には、書かないでくださいね。
当然わが子も、他の子もよく読みますから。
直接先生も顔を見てお話するのが一番いいです。
もしくは、電話でしょう。
この時期は、参観日、学級懇談会、家庭訪問と、先生とお話する機会が多いです。
そんな時は、わざわざ先生にわが子の欠点をお話しなくていいですよ。
「うちの子、忘れ物が多くて困ります!」と愚痴を言うと、
先生は、「そんなことを言われても困ります」と思います。
さらに、まだ自分が気がついていない子どもの欠点をよーく知る機会になってしまいます。
まあ、わざわざ言わなくても、、、2週間もいっしょに過ごせば、普通の先生ならば、わかります。
新学期になると
「今年の担任はだれなの?」
と一番に聞きたくなりますよね。
そのお気持ちわかります。
しかし、期待に反した先生だったとしても・・・
子どもには「ふ~ん」とだけ言いましょう。
間違ってもハ○レなんて言わないように!
だって、子どもが聞くのは、酷な話ですよね。
先生変えられないですから。
もしも、ど~~~しても不安だったら、
「もしも、困ったことがあったら
(先生のこととも子ども同士のことと言わず)
お母さんに教えてね。
応援しているね!見方だよ!」
と伝えておいてください。
本当に困った時に、母に本音を話す可能性が高いです。
子どもに謝ることを…
宿題をするときに、「こんな宿題はやりたくない」
「なんでこんなことしなきゃいけないの」と文句ばかり言う8歳の男の子。
宿題のやり初めも遅いし、やりだしてもダラダラと時間をかけています。
宿題くらいは自分でやってほしいと思っているママ。
宿題は、学校の勉強より少しハードルが高いように私は思っています。
内容が難しいのではなく、家庭という環境で取り組むのが難しいと思うのです。
学校の勉強であれば、他の子も一緒に勉強をしていますし、
「算数が嫌いだから運動場で遊んでくる」という発想にはなりません。
しかし家庭では、急いで宿題をやる必要はなく、おしゃべりをしていても許されるわけです。
だから文句も出ますし、ダラダラもします。
宿題は「当然するべきもの」というよりは「がんばってやっているもの」と思うくらいがいいでしょう。
それを「宿題したらおもちゃを買ってあげる」と物で釣るのは甘やかしです。
一時的には頑張りますが、この先もずっと物で釣ることになり、
やがては物で釣っても宿題をしないときがやってきます。
そのときに「宿題をしないから、おもちゃは買わない」と言おうものなら、子どもは反発します。
そして子どもには、学校の宿題、塾の宿題、習い事の練習など、することが山のようにあります。
「何を」「どの時間までに」やるといいのか、子どもが段取りをつけるのは困難。
そこでママが「夕飯までにすること」と「夕飯後にすること」に分けて、
「夕飯までに〇〇はできそうかな?」などと声をかけるようにしましょう。
また、途中でも「1ページ終わったね」と認めたり、子どもの頭に触れたりします。
全部終わった後にようやくほめるのでは、途中でやらなくなってしまいます。
ひとりですべてできる段階に子どもが到達していないのだとしたら、
ちょっとしたサポートが必要です。
前述のように段取りなどの手助けをすることで、
「どうすればすべてを終わらせることができるのか」を子どもに経験させます。
一度、その経験ができれば、お母さんがそばであれこれと言わなくても、
だんだんと自分でできるようになります。
そして、短時間で宿題を終わらせられるようになるのです。
【知っていると子育…
抱っこやおんぶ、添い寝、一緒に遊ぶなどは
プラスのふれあいと言います。
そして、
プラスのふれあいの中には
言葉でのアプローチと
体へのアプローチがあります。
抱っこやおんぶは、体へのアプローチなんです。
人は、体に触れられることで
脳は快状態を感じることができます。
快状態になると
脳は快適モードになり、どんどんココロも安定します。
ココロが安定したら、
自然と新しいことにもトライできます。
ココロに余裕ができると、下の子や友達にも
やさしくすることができるわけです。
子育ては、
よく見て、よく触れて、プラスの言葉を伝えます。
それだけで、ぐっと子どもの様子がよくなりますよ。
急がば回れです。
子どもって、昨日までの経験をもとに生きています。
だから、「昨日が暖かければ、今日も同じだろう」と思っています^^
ところで、子どもを病院に連れていき、医者の診察を受けさせることもココロ貯金なんですよ。
「もう、大変!」
「兄弟が順番に風邪をひく」
ということがあります。
私は、これも子どもの自信のおおもとになっていると知ってから、ずいぶん気持ちが変わりました。
子どもの添い寝は、「プラスのふれあい」のひとつです。
だから、子どもがいくつになったから
やめるというものではありません。
抱っこやおんぶと同じで
子どもがほしがるだけ、ほしがる年齢まで
してあげてください。
子育て法によっては、
それはいけないと書いてあるものもありますが、
心理学の交流分析の立場で言うと
男女関係なく
抱っこもおんぶも添い寝もOKです。
子どもが「もう!いらない」というまでOKです。
特に9つまでは「つ」がつく年頃なので
子どもを「包んで」育ててあげてください。
9つの「つ」は、「包む」の「つ」です。
5つ、6つ、7つ、8つ、9つ
までは、子どもを包んで育てます。
見放したり、放っておいてはいけません。
「甘え」の経験をたくさんした子どもは
他の人にやさしくなります。
愛情のおすそ分けです。
わたしもね、
早く子どもだけで寝てくれないかな・・・
とず~と考えていました。
だって、夜勉強時間が取れないからです。
子どもといっしょに寝たことは、100万回(笑)あります。
一度に子ども一人で寝始めるわけではなく、
だんだん、その日が増えていき、
時には「お母さんはいつ寝るの?」と声をかけてきていました。
そんな時は、添い寝をしましたよ。
子育ては、
こちらから手放しにしない方がよいのです。
お産と同じで、無理に早めることはできません。
しっかりとママに甘える経験をした子どもは
外で強く、優しい子どものなりますよ。
10才過ぎてから、安心できる状態になります。
ご安心ください。
知っていると子育て…
子どもは、自分は親からほったらかしにされている、
見てもらえていないと感じると、
わざと親に怒られることをやり始めます。
本当は「大好きだよ」「大事な子だよ」と言われたいけれど、
もっと抱っこをしてほしいけれど、今までもされてこなかったし、
今後もどうもその見込みがなさそうだ。
そう判断した場合は、無視されるよりはましだと思い、
わざと怒られる行動に出るのです。
子どもも大人も、いちばん嫌なのは、怒られることではありません。
無視をされることです。ママを困らせたいのではなく、
「無視しないで、こっちを向いて!」というサインなのだと考えて、
早めにココロ貯金を貯めましょう。