ガミガミ言うよりも…
ウチの子、全然わたしの言うことをきかない!
あまりにも宿題をしない!
いつまでたっても、片づけをしない!
そんな時、あなたはどんな言葉をかけますか?
コーチング的に言うと
「あなたは、どうしたらいいと思う?」
「何時から宿題できそう?」
「ママは、片づけてほしいんだけどな・・・」
[なぜ]ではなく、[何]で質問したり
[わたしメッセージ]を伝えたり・・・・
それでも、どうしても
お子様が行動してくれない時には・・・
「いい加減にしなさ~~い!」
「何回言ったらわかるの!!」
「ホントにいつもダメなんだから!」
と言いたくなるかもしれません。
わたしだったら・・・
「やる時は、やる子だからね・・・」
と少々苦しまぎれに言っておきます。(汗)
この言葉を言うときは、今すぐ打つ手はない!
罵声を浴びせたい気持ち
そんな時によく使います。
この言葉
今まで何回中学校勤務で使ったことか・・・・
この言葉を言うとおやんちゃくんもまんざら悪い顔はしません。
そして「うん、そうだよ!」という表情をします。
(わたしからのメッセージが伝わっている気がします!)
今すぐどうにもならない時には、
罵声よりも
「やる時は、やる子だからね」
と言っておきます。
これは、即効性はありませんが
実は、かなり後から効いてきます!
何度も何度も繰り返し言われていると
「自分は、きっと やる時はやる子なんだ・・・」
と刷り込まれていくのです。
本人がやる気になったとき、
根拠のない自信がわき起こってきます!!
どうせ、行動しないのであれば先への投資もおすすめです。
子どもはムダなことをしません。
親が忙しかったり、他のきょうだいのことで
手を取られているとしたら・・・
そこに「自分をかまって!」というサインを出しても、
親に見逃される可能性が高い。
だから
親に何もリクエストを言わなかったりします。
もしも、「いえいえウチの子はリクエストをします」という方は、
『おめでとうございます』
親としては大変ですが、リクエストを言う
お子さんは後回しにしにくいため、
結果として親のココロ貯金をためてもらえます。
たとえば、こんな時には、
子どもは親へのリクエストを言っても
叶えてもらう確立が低いので言わないことがあります。
・きょうだいの誰かが登校渋りをする時
・仕事が多忙で家庭との両立ができていない時
・家族の誰かに重病人が出た時
・家庭の中で介護する人が出た時
・夫婦げんかが多発して離婚を考えている時
お母さんのエネルギーは有限です。
だから、「今、お母さんは自分のことどころではない」と思うと
子どもは親にあれこれとやってくれと言わなくなります。
理由は、自分のお願いを聞いてもらえる確立が低いからです。
じゃあ、この先ずーっとあきらめるのか
というとそうではありません。
まあ、我慢しています。
そして
親のお手すき状態になった時に、「待っていました」とばかりに、
あれこれとやってくれと要求します。
こんな時にリクエストが入ります。
こんな時には、「もういいですか~」と自分の手を取ってくれと言い始めます。
今の世の中は何事もアウトソーシングできるようになっています。
でもね、子育てだけはアウトソーシングできません。
手抜きをすると、ツケが回ってきます。
もしも、「コレ私のこと!」と思われた方は、今からココからココロ貯金ですよ。
ココだけはやらずにすみません。
第一次反抗期は、2歳のイヤイヤ期です。
お子さんによってその期間の長さは様々ですが、まあ1年前後と言えます。
それが、第二次反抗期は、第一次反抗期よりははるか~に長い期間です。
本格的には、中学校は反抗期前期(3年間)、そして、
高校生は反抗期後期(3年間)と言えます。
で、小学校高学年(早い子だと小4)から、
第二次反抗期の片鱗を見せるようになります。(3年間)
小学生ですが、片足を反抗期に突っ込むお年頃になります。
小学校は、まだまだ「片足」です^^;
これで「3」+「3」+「3」の9年間!!!!
なが~いです。
でね、この反抗期は、それまでの子育ての結果が出る時なのです。
だから、そこまでにココロ貯金を存分にためてもらっているお子さんは、
たとえ中学校になっても、さほど暴れずに済みます。
別段、怖がる必要はありません。
でもね、それまでにココロ貯金をためていないと・・・
「もう待てません!」と反抗をし始めます。
さらに、お母さんの言動が適切であれば、これもさほど荒れずに済みます。
子どもが親に反抗・反発するということは、それだけ親の言動が不適切と言えるわけです。
①頭ごなしに言ったり
②「よその子」と比較したり
③感情的に怒鳴ったり
④正論を振りかざしたり
⑤下の子だけ甘い声を出したり
そんな親の対応が、第二次反抗期のお子さんは大好物なんです。
「はい!それいただきます!」と親に猛反発することになります。
たとえば、よその子の物を取る、家のお金を取る、下の子に暴言を言う、ゲーム三昧、、、
そんな時に、親が①~⑤をやると、子どもにとったらうざったい親と思われます。
まあ、子どもが小さい時であれば、まだ親のチカラ技で言いくるめることもできますがね。
(↑適切な養育ではありません)
それが反抗期に差し掛かると「そもそも、その言い方は適切なの??????」
と反発を食らうわけです。
でもね、親はそうとは思いません。
勉強しない
成績が下がる一方
ゲーム三昧
ダラシがない
下の子に暴言を言う
そこをやめて欲しいと思います。
こんな時はね、反抗期のお子さんなりにココロ貯金をためることを試みます。
そこをやらずして、子どもだけ変えようとするからダメなのです。