男の子の子育てが大…
「男の子は泣いてはダメ」
こんなことを言うことはないでしょうか?
これは、「男の子は強くあるべき」⇒「男の子は泣いてはダメ」
と昔から、固定概念があるんですね。
親としたら、「強い男の子」「たくましい男の子」になって欲しい、
そんな気持ちが見え隠れします。
だから、「男は泣いてはダメ」ってよく言うんですよね。
おじいちゃん、おばあちゃんの方がよく言うかもしれません。
昔の人の方が、「男は強くあるべき」、という気持ちが強いのですね。
でもね、これを言いするとどうなるでしょうか?
心を入れ替えて男の子がたくましくなるでしょうか?
答えは、、、、、
自分の性を損だと思います。
自分の性を損だと思うということは、「自分は損」だと思うこと。
「自分は損」だと思うってことは、「自分に自信が持てない」ってこと。
自分に自信が持てないってことは、自己否定感が高くなり、
やる気も自信も生まれてきません。
つまり!親が期待している子どもの姿にはならないのですね。
さらに!
「男は泣いてはダメ」と言われると、弱音を吐けない子どもになります。
そんな男の子は、ダメな自分を大人に見せると損をすると思います。
だから、嫌なことも、困ったことも人に言えない子どもになります。
すると、ストレスを自分ひとりで抱えることになってしまい、
ますます意欲的に行動しないんですね。
だからね、男の子が泣いた時には、
「つらかったね」
「泣きたくなったんだね」
と子どもの気持ちをわかるが勝ちなんです。
じつは!
自分の気持ちを親にわかってもらえた男の子は・・・・
結果的に強く、たくましくなるんです。
一見、ダメな自分をママに認めてもらった子どもは、自分の後ろだてが
あると感じます。
その方が、強い子、たくましい子になりますよ。
子育ては、【急がば回れ】なんです。
息子を大事に思うのは当然のこと。
でも、「この子に彼女が出来たらショック」「私がOKだという
彼女しかダメ」「結婚は許せない」とまでいくといかがなものでしょうか?
さらに、その息子を育てる時に「甘やかし」や「溺愛」ということでは、
この先心配です。
「甘やかしママ」は、子どもの要求はなんでも聞き入れます
「甘やかしママ」は子どもから、「要求されていないこと」も先回りして、
どんどん親がやってしまいます。
それでは、子どもが自立するチャンスを奪うんです。
一方、「甘えさせる」のはOK
子どもにたくさん触れて、たくさん話を聞くことは、子どもを
「甘えさせ」ています。
これは、子どものメンタルが安定します。
たとえば、きょうだいが3人(男の子がひとり、女の子がふたり)
いるとしましょう。
そんな時、女の子ふたりは問題なく安定して育つけれど、
なぜだか男の子は不安定だったりすることがあるんです。
するとね、多くのママは「男の子は乱暴だから仕方がない」とか言います。
つまり!
ママは女性ですから、男の子そのものの生態がわからないし、
「世の中の、男の子はみんなこんなものか!?」と思います。
さらに、誰かさんから「男の子はみんな暴ん坊よ」と言われると、
それを100%鵜呑みしちゃいます。
じつは、その誰かさんの少ないサンプル(自分の子ども)が
暴れん坊だったということを、「世の中のすべての男の子が暴れん坊」と
拡大解釈していることもあるんです。
強くて活発な男の子を育てる方法があります
まず、「暴れん坊」と「強くて活発な子」は違います。
その違いは、子どものメンタル安定度なんですね。
「暴れん坊」な子は、心の根っこが不安定。
だから、ちょっと誰かに何かを言われただけで、
すぐにカッとなり怒りだす。
小さいわんこがよく吠えるのは、怖いからなんですね。
ということは、不安定な子どもほどよく怒ります。
一方、「強くて活発な子」は、メンタル安定路線。
心の軸が安定している子どもなんですね。
「強い子」と「やさしい子」って、真逆なような気がするかもしれませんが、
じつは、メンタルが安定した男の子は「強くて、やさしい子」なんですね。
自分が安定しているから、人にも優しくできるんです。
「もっているもの」は、人におすそ分けができるわけ。
ということで、
強くて活発な男の子を育てる方法は
子どもに「もっと強くなりなさい!」ということとは違う。
また、子どものお尻を叩くことでもないんです。
そんな時にはね、しっかりと子どもの味方になって話を聴くといいんです。
まるで繁盛している飲み屋のママのように。
自分の話をしっかりと聴いてもらった子どもは、間違いなく自分に
自信をもちます。
自信があると、心のブレが少ないので、強くて活発な子どもに育ちます。
ついつい、子どもにあれこれ言いたくはなるでしょうが、
ママがたくさんおしゃべりすると、子どもが暴走したり、
無気力になりますよ。
「え~、そんなになんでも子どもの話を聞いていたら、図に乗りませんか?」
と言われそうですが、
大丈夫!
メンタルが安定した子どもは、図にも乗らないし、強くて、たくましい子、
そしてやさしい子になりますよ。
私は、わが子が2歳児の時、公園にテントを張ろうかと思うほど、
公園で子どもを遊ばせていました。
・・・というか、子どもが公園から帰らなかったのです。
「外遊びがたりないのか?」と思い、朝早くから外に出ましたが、
やっぱり夕方も遊ぶのです。
その頃は、下手なパートをしているくらいに、家にいない毎日でした。
まだ、携帯電話をもっていなかったので、我が家にいつ電話をかけても
不在状態。
ちなみに、男の子は、おとなしい女の子を3人育てるくらいのエネルギーが
必要です。
きょうだい二人男の子だったら、おとなしい女の子を6人以上育てている
ようなものです。
いくらおとなしい女の子だとしても、6人は多いですよね(汗)
でも、そのおかげで私は本を書くことができました。
実感ありすぎの内容です。
あああ、でも今では親バカですが、立派な息子になりました。。。。
男の子の中にもおとなしいお子さんと
女の子の中にも活発なお子さんがいます。
「女の子の一番活発な子」VS「男の子のおとなしい子」
を比べたら・・・
「女の子の一番活発な子」の方が少し手がかかるかなというくらいです。
何が言いたいのかというとそれほど、男の子は手がかかります。
親のエネルギー量を計算すると、おおむね
「女の子」×3=男の子
ですかね。
私は男の子と女の子を育てて・・・
男の子にとって
傘・メガネ・自転車は消耗品だと知りました(汗
どれほど新しいモノを購入してあっという間に壊します。
だから、傘は家にストックを用意していました。
メガネは形状記憶にしました。
そのうち、本人が事故にあって壊れなければいいと
思うようになりましたとさ。
ちなみに、私は怒りません。
心が広いのではなく、あきらめが早くなったのでしょう。
アメリカでは、添い寝をせず、親子別室で寝ることが多いです。
また、『ヨコミネ式』の本では、子どもを抱きしめるのは2才まで。
甘やかさずに突き放しましょうと書いてあります。
男の子は、突き放した方がよいのでしょうか。
◆「甘えさせる」と「甘やかす」は違います。
「甘えさせる」は、「大好き」と言葉で言う、抱っこ・おんぶ・添い寝をするなどの
スキンシップを十分にすることです。
「甘やかす」は、本来自分で出来ることを時間がかかるという理由で、
親が待つことが出来ず、先に手を出してしまうことです。
これは、自立を損ないます。
抱きしめるのは、2才までだとしたら・・・それまでに十分に出来ていればよいとは思います。
「あなたのことが大好き」とうまく伝わっていれば問題はないでしょう。
しかし、うまく伝わっていないとしたら、思春期に、愛情の「取り戻し行動」を始めます。
「もっとボクのことを見て!」と気になる行動を始めたりおもいっきり反発をします。
私は、「突き放す」と言うと、少々誤解を生じる気もします。
突き放して大丈夫にするためには、子どもとのかなりの信頼関係が必要だと感じます。
テレビでは、先生方の厳しい保育場面だけが映りましたがそれは、保育生活の一場面でしかありません。
先生方のきめ細やかな配慮、やる気を引き出す言葉かけ、
テレビには映らない愛情深い保育があることと思います。
◆答えはお子さんの様子です。
どんな対応をした時、お子さんの様子は安定しているでしょうか。
たくさん甘えを経験すると、子どもは自分の存在に自信を感じます。
児童精神科医の佐々木正美先生は、どの本にもそのようなことを書かれています。
私は、事例や説明が、自分にしっくりくるのでとても参考にしています。